90 / 103
3の章
86.根回し完了してるぅ
しおりを挟む
そうして、サリー様との打ち合わせ後僅か3日で解決しましたよ。
縦ロールったら、姉の力を無効化出来たと思って余裕かまし過ぎてのんびりしていたらしい。
あの後速攻で、セナ様が捕縛しにいったのよ。
勿論、縦ロールは文字通り姉からの制裁と言う名目でボコボコにされたと聞いた。
そのほかの取り巻きやら、協力者確保に時間が掛かったくらい。
幸い、セナ様以外の他は一切被害が出る前だったので一安心だった。
今回の騒動で、縦ロールは親からも相当大目玉を食い反省させる為に、学校は退学し国で一番厳しい修道院へ送られると決まった。
そしてマラガ子爵家より、正式に謝罪文がナイーブ侯爵家と我が家に届いたみたい。
まぁ、両家とも対して気にしてないから謝罪文を受け取って直ぐに大丈夫だよって返事を返したみたいだけど。
貴族の体面上の事は、親たちが上手くやってくれているから安心。
子供の私たちは、子供らしくお互い仲良くしていればいいんだし。
んで、本日は私たちの部屋で慰労会を催す事になっているんだよね!
当然、功労者である下級精霊ちゃんたちも参加で!
もう直ぐ、サリー様と侍女のエリスタさん・セナ様も来る時間だ。
私とホリーさんは、ダイニングで簡単に準備しつつ下級精霊ちゃんたちと戯れて到着を待つ
お馴染みのスー姐さんは、小鳥の姿で私の肩に乗ってますよ。
そうして、セナ様とサリー様と侍女のエリスタさんが一緒に到着し慰労会がスタート。
終始和やかムードで、皆の要望を聞きデリバリーを頼んだりお菓子を食べたりして過ごした。
帰りは、下級精霊ちゃんたち含めて皆にお菓子のお土産付きで解散。
セナ様は、今まで食べたことの無い料理に感激し通しだったなぁ~。
****************
慰労会から1週間後、なぜかまたセナ様が部屋に来てます。
私は、いつも通り飲み物の準備をしているけど、セナ様は椅子に座らず立って居るので話してみよう。
「セナ様今日は、どうされましたか?」
セナ様は、意を結した様に私に向かい頭を下げてきた。
「ローレン様、私を侍女としてお側に置いて下さい!卒業後で良いので、何卒お願いします。」
えっ?(; ̄O ̄)
「子爵家の後継ではないのですか?」
「問題ありません!」
セナ様は、頭を上げて元気よく返答してきた
イヤイヤ、問題ありすぎる!
「問題ですよ?後を継がなきゃ子爵家存続が危ういじゃないですか!」
「あっ、説明不足でした。私には3つ下の弟が居ますから、後継は弟になります!」
まだ血縁者が居たのね。
どうしようかと悩んでいたところに、ホリーさんが登場
「突然すみません。ですが、ローレンさん私はマラガ子爵令嬢様の侍女採用に賛成です。」
なんと!ホリーさんが珍しく自己主張してる!
「私は、平民でまだまだ貴族のルールが身についていないのです。ですが、マラガ子爵令嬢様が一緒に居てくれたらとても心強いですし、何よりお強いので安心です。」
確かに、縦ロールからも『オーガ』とか書かれてたし。
実際、殴っている姿も覚えてる。
ホリーさんも、決して弱くは無いんだけど実践がまだまだなんだよね。
「因みに、セナ様のご実家はこの件について了承されてますか?」
「はい!慰労会終了後、すぐに実家に手紙を送り了承を得ました!」
おおっ、アグレッシブだなぁ~
「我が家より、コッポラ辺境伯爵家へも申し出を致しローレン様が良しとするならと返事も頂いております!」
うっわぁ~根回しまで完了してるぅ( ´Д`)
もう、コレって採用決定じゃん。
「分かりました。卒業後、私付きの侍女として宜しくお願いします。ホリーさんと協力して私を支えてくださいね。」
「ありがとうございます!」
セナ様にこやかスマイルで、良いお返事ですよ~。
縦ロールったら、姉の力を無効化出来たと思って余裕かまし過ぎてのんびりしていたらしい。
あの後速攻で、セナ様が捕縛しにいったのよ。
勿論、縦ロールは文字通り姉からの制裁と言う名目でボコボコにされたと聞いた。
そのほかの取り巻きやら、協力者確保に時間が掛かったくらい。
幸い、セナ様以外の他は一切被害が出る前だったので一安心だった。
今回の騒動で、縦ロールは親からも相当大目玉を食い反省させる為に、学校は退学し国で一番厳しい修道院へ送られると決まった。
そしてマラガ子爵家より、正式に謝罪文がナイーブ侯爵家と我が家に届いたみたい。
まぁ、両家とも対して気にしてないから謝罪文を受け取って直ぐに大丈夫だよって返事を返したみたいだけど。
貴族の体面上の事は、親たちが上手くやってくれているから安心。
子供の私たちは、子供らしくお互い仲良くしていればいいんだし。
んで、本日は私たちの部屋で慰労会を催す事になっているんだよね!
当然、功労者である下級精霊ちゃんたちも参加で!
もう直ぐ、サリー様と侍女のエリスタさん・セナ様も来る時間だ。
私とホリーさんは、ダイニングで簡単に準備しつつ下級精霊ちゃんたちと戯れて到着を待つ
お馴染みのスー姐さんは、小鳥の姿で私の肩に乗ってますよ。
そうして、セナ様とサリー様と侍女のエリスタさんが一緒に到着し慰労会がスタート。
終始和やかムードで、皆の要望を聞きデリバリーを頼んだりお菓子を食べたりして過ごした。
帰りは、下級精霊ちゃんたち含めて皆にお菓子のお土産付きで解散。
セナ様は、今まで食べたことの無い料理に感激し通しだったなぁ~。
****************
慰労会から1週間後、なぜかまたセナ様が部屋に来てます。
私は、いつも通り飲み物の準備をしているけど、セナ様は椅子に座らず立って居るので話してみよう。
「セナ様今日は、どうされましたか?」
セナ様は、意を結した様に私に向かい頭を下げてきた。
「ローレン様、私を侍女としてお側に置いて下さい!卒業後で良いので、何卒お願いします。」
えっ?(; ̄O ̄)
「子爵家の後継ではないのですか?」
「問題ありません!」
セナ様は、頭を上げて元気よく返答してきた
イヤイヤ、問題ありすぎる!
「問題ですよ?後を継がなきゃ子爵家存続が危ういじゃないですか!」
「あっ、説明不足でした。私には3つ下の弟が居ますから、後継は弟になります!」
まだ血縁者が居たのね。
どうしようかと悩んでいたところに、ホリーさんが登場
「突然すみません。ですが、ローレンさん私はマラガ子爵令嬢様の侍女採用に賛成です。」
なんと!ホリーさんが珍しく自己主張してる!
「私は、平民でまだまだ貴族のルールが身についていないのです。ですが、マラガ子爵令嬢様が一緒に居てくれたらとても心強いですし、何よりお強いので安心です。」
確かに、縦ロールからも『オーガ』とか書かれてたし。
実際、殴っている姿も覚えてる。
ホリーさんも、決して弱くは無いんだけど実践がまだまだなんだよね。
「因みに、セナ様のご実家はこの件について了承されてますか?」
「はい!慰労会終了後、すぐに実家に手紙を送り了承を得ました!」
おおっ、アグレッシブだなぁ~
「我が家より、コッポラ辺境伯爵家へも申し出を致しローレン様が良しとするならと返事も頂いております!」
うっわぁ~根回しまで完了してるぅ( ´Д`)
もう、コレって採用決定じゃん。
「分かりました。卒業後、私付きの侍女として宜しくお願いします。ホリーさんと協力して私を支えてくださいね。」
「ありがとうございます!」
セナ様にこやかスマイルで、良いお返事ですよ~。
11
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
全部、支払っていただきますわ
あくの
恋愛
第三王子エルネストに婚約破棄を宣言された伯爵令嬢リタ。王家から衆人環視の中での婚約破棄宣言や一方的な断罪に対して相応の慰謝料が払われた。
一息ついたリタは第三王子と共に自分を断罪した男爵令嬢ロミーにも慰謝料を請求する…
※設定ゆるふわです。雰囲気です。
(完結)私の夫を奪う姉
青空一夏
恋愛
私(ポージ)は爵位はないが、王宮に勤める文官(セオドア)の妻だ。姉(メイヴ)は老男爵に嫁ぎ最近、未亡人になったばかりだ。暇な姉は度々、私を呼び出すが、私の夫を一人で寄越すように言ったことから不倫が始まる。私は・・・・・・
すっきり?ざまぁあり。短いゆるふわ設定なお話のつもりです。
(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。
「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」
私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる