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2の章
69.もう、笑うしかないよね。
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この2週間、3年生で必要な物や下準備をお祖父様直々に教わる予定。
しかし、私のレベルが高すぎてお祖父様では口は出せても、手が出せないと判明した。
仕方ないので、ヤマさんに剣術と格闘術の相手をしてもらうことにした。
ヤマさんには、私へ手加減するように充分注意した。
お祖父様は、口頭にて指導してもらう。だって、ヤマさんには人の指導なんて無理だから。
ターさんもそばで控えている。もしヤマさんが、手加減を忘れた様な動きをした場合、直ぐに間に入って止めてもらうために。
そして、短期間の修行が始まった。
前もって必要な物は、お祖父様が商会へ注文したので修行に集中出来る。
ちなみに、剣の素振りを日頃からやっていた。1年の終わりに、お祖父様に教えてもらっていたから。格闘術は、2年の中旬頃からボクササイズをDVDを観てやっていたくらい。
基礎から学ぶのは、初めてだから色々と気をつけなきゃ。
****************
そうして、2週間はあっという間に過ぎた。
結果的にいうと、人間?ってレベルだった。
私の本気全力パワーは、一般的に強いと呼ばれる人間へ向けて出してはいけない即死・厄災レベルだった。
まぁ、魔族・聖獣側からすると人間にしては強いねって感覚らしい。
それから、覇気・闘気・気功もマスターしたよ。
ビビりで戦闘とか無理って言っていた頃が懐かしい。
もう、笑うしかないよね。
修行途中、冒険者登録も保護者引率でした。
思いっきり魔力を込めたら、レベル測定器にひびが入ったみたいな音がして、壊れちゃうかとひやひやした。
測定器の結果を見た受付嬢さんが、慌ててギルド長へ報告に行く始末。
因みに、ランクF→E→D→C→B→A→S→S2→S3 となる。
ランクの多くはC良くてもB位。
ほんの一握りにAがいる。
その後は、ギルド長と面談した後に何故か手合わせすることに。
まあ、人を初めから舐めているギルド長を軽くボッコボコにして治癒してあげたら、ランク【S】を即発行してくれた。
パドバギルド長さん、ボッコボコ後は別人みたいに丁寧に受け答えしてくれるようになった。
パドバギルド長って、ランクはBだって言ってたけど実際には、測定器で測ってなかった。
そこで、もう一度測ることを勧めてみたら、案の定ランクはCでランクダウンしていた。
まだまだ怠けると、もっとランクダウンするから、適度に鍛錬して下さいねと言っておいた。
なぜ今回冒険者登録したかというと、魔王帝国へ将来嫁入りするのに必要な証明書(パスポート代わり)を取得するため行動したんだ。
魔王帝国は、基本鎖国状態で個人冒険者ランクAからしか入国出来ないから。(例外はあるけど、他国からの使節団などね)
しかも入国後に、再度魔族冒険者ギルドへ登録しなきゃいけないの。
人間のランクと魔族のランクをキチンと登録しないと弱い人間側が危険だから。
聖獣2体は、魔族冒険者ギルドに最初から登録しているから、人間側には登録しなくて大丈夫なの。
あちらにも、修行の一環としてキチンと再度登録してきたよ。
丁度良く、魔王様が来たから連れて行ってもらって、魔族冒険者ギルド長のマイゼン様直々にお相手して頂いた。
マイゼン様は、綺麗な女性ながら帝国中央ギルドを取り仕切る、眼鏡をかけたキャリアウーマン的な方だった。
物事をハッキリ言い、レベル・人種などに関わらず平等に接してくれるので、安心して接せられる方という印象をもったよ。
鍛錬場での手合わせも、全力本気で頑張って殺らせてもらった!
魔王様は、隅でにこにこしながら見学してたよ。いつの間にか、魔正妃様までいたのは驚いたけど。
マイゼンギルド長には、勿論到底敵わないけど実力はキチンと見てもらえた。
魔族冒険者ギルドランクは、A。
大抵の人間は、Dなので素直に嬉しかった。
その後、マイゼンギルド長・魔王様・魔正妃様・契約獣2体とで、食事をとりまた王国へ帰ったのが昨日。
そして今日は、3年生最初の日になった。
しかし、私のレベルが高すぎてお祖父様では口は出せても、手が出せないと判明した。
仕方ないので、ヤマさんに剣術と格闘術の相手をしてもらうことにした。
ヤマさんには、私へ手加減するように充分注意した。
お祖父様は、口頭にて指導してもらう。だって、ヤマさんには人の指導なんて無理だから。
ターさんもそばで控えている。もしヤマさんが、手加減を忘れた様な動きをした場合、直ぐに間に入って止めてもらうために。
そして、短期間の修行が始まった。
前もって必要な物は、お祖父様が商会へ注文したので修行に集中出来る。
ちなみに、剣の素振りを日頃からやっていた。1年の終わりに、お祖父様に教えてもらっていたから。格闘術は、2年の中旬頃からボクササイズをDVDを観てやっていたくらい。
基礎から学ぶのは、初めてだから色々と気をつけなきゃ。
****************
そうして、2週間はあっという間に過ぎた。
結果的にいうと、人間?ってレベルだった。
私の本気全力パワーは、一般的に強いと呼ばれる人間へ向けて出してはいけない即死・厄災レベルだった。
まぁ、魔族・聖獣側からすると人間にしては強いねって感覚らしい。
それから、覇気・闘気・気功もマスターしたよ。
ビビりで戦闘とか無理って言っていた頃が懐かしい。
もう、笑うしかないよね。
修行途中、冒険者登録も保護者引率でした。
思いっきり魔力を込めたら、レベル測定器にひびが入ったみたいな音がして、壊れちゃうかとひやひやした。
測定器の結果を見た受付嬢さんが、慌ててギルド長へ報告に行く始末。
因みに、ランクF→E→D→C→B→A→S→S2→S3 となる。
ランクの多くはC良くてもB位。
ほんの一握りにAがいる。
その後は、ギルド長と面談した後に何故か手合わせすることに。
まあ、人を初めから舐めているギルド長を軽くボッコボコにして治癒してあげたら、ランク【S】を即発行してくれた。
パドバギルド長さん、ボッコボコ後は別人みたいに丁寧に受け答えしてくれるようになった。
パドバギルド長って、ランクはBだって言ってたけど実際には、測定器で測ってなかった。
そこで、もう一度測ることを勧めてみたら、案の定ランクはCでランクダウンしていた。
まだまだ怠けると、もっとランクダウンするから、適度に鍛錬して下さいねと言っておいた。
なぜ今回冒険者登録したかというと、魔王帝国へ将来嫁入りするのに必要な証明書(パスポート代わり)を取得するため行動したんだ。
魔王帝国は、基本鎖国状態で個人冒険者ランクAからしか入国出来ないから。(例外はあるけど、他国からの使節団などね)
しかも入国後に、再度魔族冒険者ギルドへ登録しなきゃいけないの。
人間のランクと魔族のランクをキチンと登録しないと弱い人間側が危険だから。
聖獣2体は、魔族冒険者ギルドに最初から登録しているから、人間側には登録しなくて大丈夫なの。
あちらにも、修行の一環としてキチンと再度登録してきたよ。
丁度良く、魔王様が来たから連れて行ってもらって、魔族冒険者ギルド長のマイゼン様直々にお相手して頂いた。
マイゼン様は、綺麗な女性ながら帝国中央ギルドを取り仕切る、眼鏡をかけたキャリアウーマン的な方だった。
物事をハッキリ言い、レベル・人種などに関わらず平等に接してくれるので、安心して接せられる方という印象をもったよ。
鍛錬場での手合わせも、全力本気で頑張って殺らせてもらった!
魔王様は、隅でにこにこしながら見学してたよ。いつの間にか、魔正妃様までいたのは驚いたけど。
マイゼンギルド長には、勿論到底敵わないけど実力はキチンと見てもらえた。
魔族冒険者ギルドランクは、A。
大抵の人間は、Dなので素直に嬉しかった。
その後、マイゼンギルド長・魔王様・魔正妃様・契約獣2体とで、食事をとりまた王国へ帰ったのが昨日。
そして今日は、3年生最初の日になった。
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