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1の章

27.大混乱のYO・KA・N

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そして、次の休日やって来ましたコッポラ男爵家。すぐに、お祖父様の居る執務室へと通された。

「ローレン、久しいな。急に呼び出して悪かった。」

「いえ、それは大丈夫です。しかし、お祖父様はコーヒーを横取りされて何故怒らなかったのか不思議で不思議で。」

「あ~。彼奴らは、ワシの前には顔を出さんからだ。ワシが、怒りに行こうとすると雲隠れされて捕まえられんのだ。」

あら~、それは益々舐められてますね。

「1度、正式に呼び出してみたら如何です?まぁ、誘き出すって言った方が正しいかと思いますが。目上の人間を舐め腐ってると、痛い目に遭うとをされると良いと思います。」

私の発言に、お祖父様が悪い顔でニタリと笑ったが見ないフリをした。

「そうだなぁ~、1度もワシの顔を見に来ずにいる馬鹿者にはは確かに大事だな。」

「はい。しかも、2人いらっしゃるようですので。お祖父様を《ご当主様》と、認識出来るくらいには。」

「あはははっ!良いぞ良いぞ!ローレンは、ワシにとって自慢の孫娘だ。」

そして、すぐに呼び出しを決行した。内容は、今後の家督相続に関することで伯父様・孫2人・長男の嫁を執務室に来るようにと、勿論来なかったら相続に関して一切の権利を剥奪すると脅して。

私はというと、存在感を極力消してキチンとお祖父様の隣に居る。平民といえど従姉妹ですし、なんら問題無しってことで隣に立っています。

おっ、きたきた。ひぇ~、我が父にそっくりな奴が、2人もいるんだけど!DNAの神秘⁈いや、嫌がらせレベルだね!

どうして、お祖父様似が居ないの?こんなに濃そうな遺伝子が、奥様の遺伝子に負けるの?

なんだかコレって、詳細鑑定で本気の出力で見たほうがいい気がする。

私は、お祖父様に素早く耳打ちをして了承を得た。伯父一家は、存在感ない私をあまり気にしていないから。

◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●
名前:ガイド=コッポラ/男爵家長男
家族:妻・長男・次男・父※・母(別邸で余暇中)・(別邸地下牢監禁中:弟)
年 齢:49歳
職 業:王宮内下級官職(ヘマしてクビになりかけている)
レベル:10
体 力:50/150
魔 力:150
運  :10(ー5)
●スキル
▽書類作成(下級)▽人材育成(下級)
●魔法:水・生活
【現在、王宮内でギリギリ下級官職として勤務中。家族関係は、若干悪い。野心はあるが父が持ち直した為、今は何も出来ずにいる。】
※養父(実父は、子爵家庭師の故・バードン)
◎●◎●◎●◎●◎●◎●◎●

叫んで、目ん玉飛び出しちゃいそうなほど驚いた。

クビ⁈養父⁈マジ⁉︎えっじゃあ、私の父親も怪しいさMAXじゃん。

自分自身も、詳細鑑定本気出力しかないっしょ。

うっわぁ~、此処に来ての超展開でお祖父様が横でめちゃくちゃ怒髪天突きながら、孫2人ボコボコにしていても全く気にならないよ。

◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎
名 前:ローレン・コッポラ/コッポラ家次女
家 族:(男爵家別邸地下牢監禁中:元父※)・母・長男長女次男
年 齢:10歳
職 業:学生
レベル:50
体 力:2,490/2,500
魔 力:19,900/20,000
運  :300
●スキル
▽詳細鑑定(極上級)▽空間収納(無限)▽全言語通訳(古代語も通訳可能)▼異世界通販■
●魔法:火・水・土・風・白・黒・空間・生活
●創造神の愛し子・フェンリルの主・精霊王の加護
【私が寄越したフェンリルについて、なにかしら報告があれば、いつでも教会へきなさい。】
※養父(実父は、母親の従兄いとこで辺境伯爵家現当主リード=ワイヤー)
◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎*◎

はぁ~!!!!!

加護もだけど、養父って⁈

それにあのおんな、なにヤってんの⁉︎

もう~、何からお祖父様に話したら良いの?

折角、仲良くなれたのにぃ~泣きそうなんだけどぉ。
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