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24話
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あー、元お母様段々と元気が無くなってきたなぁ
ぼへぇ~っとしていた私
ここで、またもや我が家へ向かって馬車が来た
家紋は、ツーフジ準男爵家
これはもしや、元お母様のお相手かな?
美魔女王様は、変わらず元お母様へのアイアンクロー継続しながら、同じくやって来た馬車を見ている
その間、元お母様は頭が潰れない様に魔法でギリギリガードしてるけど、アレ多分お祖母様はワザと加減してるね
お祖母様が本気なら、あんなガード一瞬で粉砕してるわ
なんて考えていたら、馬車の扉が開いて優雅に降りて来た方は妙齢の女性だった
遠くからだけど、外見は白髪の小柄で優しそうなご婦人みたいに見える
中身は、わからん
人は見た目だけで判断が出来ない
ツーフジ準男爵家のご婦人に違いなさそうだけど、私はあの家のことを周りから聞いたことがない
そんなことを考えていたら、ツーフジ夫人がお祖母様に挨拶をしているみたい
あの状況で話しかけられる胆力は、見事としか言えない
お祖母様も、和かにアイアンクローしながらご婦人と挨拶を交わしているわぁ
カオス
あっ、元お母様がご婦人に気がついたみたい
また、息を吹き返してめっちゃ騒いでるけど、ご婦人ガン無視
と、思ったら淑女の鑑の様なご婦人から、閃光のごとく元お母様の脇腹に打撃を与えた!
前世のイメージからすると、◯内◯歩がボディブローを打った風景が近いかもしれない
ただでさえ、アイアンクローで頭を固定されている状態でボディとは恐っ
しかし、元お母様のお腹には赤ちゃんが居るんじゃなかった?
あれ?もしかして、想像しちゃった系かな?
まぁ、確かに爆走したり暴れたりしてるもんね
この世界、誤診は仕方ないよね
私の時も、出来難いみたいだったし
確証はないけど、ちょっとホッとしてる私が居る
妹弟に憧れてはいたけど、揉めてる家族に無垢で可愛い赤ちゃんがやって来るのは何か違うよね
なんて思考に耽っていたら、執事から声をかけられた
「お嬢様、ずっとお話なされませんがいかが致しましたか?」
痛々しい顔で執事より気を遣われた私
「あ~、心配掛けてごめんなさい。だけど、元お母様の惨状とお父様の手紙に次いで、ツーフジ準男爵家の大奥様らしき方の登場に色々と考えさせられて、黙ってしまったのよ」
そう全て、現状把握でキャパ一杯です
「左様でございましたか、なんと御労しい」
あっ、執事の目に涙が!
「泣かないで、私もまだまだ人生経験不足の修行中だから。貴方に泣かれる方がツラいわ」
マジで知らない人が見たら、老人虐めてる嫌なお嬢様みたいだから泣かないでぇ
「グスッ、失礼いたしました。つい、健気なお嬢様に私め涙腺が緩んでしまいました。それでは、お嬢様は東屋にてティータイムでございます。侍女達が、お嬢様のお気に入りを用意して待っておりますので参りましょう」
おぉ、皆んな私に気を遣ってくれたのね、本当に心から有難いわぁ
「わかったわ、ありがとう。皆んなに、そう伝えてくれるかしら?」
「はい、お嬢様」
和かな執事と共に邸内に入る瞬間、元お母様から名前を呼ばれた気がしたけど、きっと聞き間違いだなってスルーした私でした。
ぼへぇ~っとしていた私
ここで、またもや我が家へ向かって馬車が来た
家紋は、ツーフジ準男爵家
これはもしや、元お母様のお相手かな?
美魔女王様は、変わらず元お母様へのアイアンクロー継続しながら、同じくやって来た馬車を見ている
その間、元お母様は頭が潰れない様に魔法でギリギリガードしてるけど、アレ多分お祖母様はワザと加減してるね
お祖母様が本気なら、あんなガード一瞬で粉砕してるわ
なんて考えていたら、馬車の扉が開いて優雅に降りて来た方は妙齢の女性だった
遠くからだけど、外見は白髪の小柄で優しそうなご婦人みたいに見える
中身は、わからん
人は見た目だけで判断が出来ない
ツーフジ準男爵家のご婦人に違いなさそうだけど、私はあの家のことを周りから聞いたことがない
そんなことを考えていたら、ツーフジ夫人がお祖母様に挨拶をしているみたい
あの状況で話しかけられる胆力は、見事としか言えない
お祖母様も、和かにアイアンクローしながらご婦人と挨拶を交わしているわぁ
カオス
あっ、元お母様がご婦人に気がついたみたい
また、息を吹き返してめっちゃ騒いでるけど、ご婦人ガン無視
と、思ったら淑女の鑑の様なご婦人から、閃光のごとく元お母様の脇腹に打撃を与えた!
前世のイメージからすると、◯内◯歩がボディブローを打った風景が近いかもしれない
ただでさえ、アイアンクローで頭を固定されている状態でボディとは恐っ
しかし、元お母様のお腹には赤ちゃんが居るんじゃなかった?
あれ?もしかして、想像しちゃった系かな?
まぁ、確かに爆走したり暴れたりしてるもんね
この世界、誤診は仕方ないよね
私の時も、出来難いみたいだったし
確証はないけど、ちょっとホッとしてる私が居る
妹弟に憧れてはいたけど、揉めてる家族に無垢で可愛い赤ちゃんがやって来るのは何か違うよね
なんて思考に耽っていたら、執事から声をかけられた
「お嬢様、ずっとお話なされませんがいかが致しましたか?」
痛々しい顔で執事より気を遣われた私
「あ~、心配掛けてごめんなさい。だけど、元お母様の惨状とお父様の手紙に次いで、ツーフジ準男爵家の大奥様らしき方の登場に色々と考えさせられて、黙ってしまったのよ」
そう全て、現状把握でキャパ一杯です
「左様でございましたか、なんと御労しい」
あっ、執事の目に涙が!
「泣かないで、私もまだまだ人生経験不足の修行中だから。貴方に泣かれる方がツラいわ」
マジで知らない人が見たら、老人虐めてる嫌なお嬢様みたいだから泣かないでぇ
「グスッ、失礼いたしました。つい、健気なお嬢様に私め涙腺が緩んでしまいました。それでは、お嬢様は東屋にてティータイムでございます。侍女達が、お嬢様のお気に入りを用意して待っておりますので参りましょう」
おぉ、皆んな私に気を遣ってくれたのね、本当に心から有難いわぁ
「わかったわ、ありがとう。皆んなに、そう伝えてくれるかしら?」
「はい、お嬢様」
和かな執事と共に邸内に入る瞬間、元お母様から名前を呼ばれた気がしたけど、きっと聞き間違いだなってスルーした私でした。
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