ある平凡な女、転生する

14話

さらに月日が経ち、私は１５歳になりました。

あの途方もない無茶振りより、８年‥‥

勿論、今は学園に行きつつ仕事してますよ。

私の無駄チートのひとつ『転移』で授業の合間や終了後や休日には、直ぐに領地へ行き今は下水道整備を雇われた土魔法が出来る平民仲間たちと地図を片手に汗を流し、一定数出来たら学園寮にへ帰るの繰り返す日々～

セイシュン ナニソレ オイシイノ？

まぁ学園生活は、クラスメイトと世間話やちょっとしたことなら話す程度の付き合いはしてるつもり

女子寮について私は子爵位なんで、二人部屋。

なのに同居人ほぼ不在で、一人部屋みたいに使ってる。

なぜ居ないかというと、彼女は同じ学園に同い年の旦那さんが居いまして、男子寮そちらへほぼ毎日通われてる。

月のモノや体調が悪い時は、さすがに帰ってくる

あっ、体調が悪くなったときは、たまに治癒魔法を使いながらも私が面倒見てあげてる

子爵位の私たちは、侍女は連れて来れない規則なの。

伯爵位から、広い一人部屋で侍女・執事・小間使いを置けるんだ

まぁ、私自身自分のことは一通り出来るからいいんだけど、侍女のマーサは大層心配してたなぁ～

で、ルームメイトの彼女は子爵位でも大変大事に育てられたようで何ともお嬢様なのね。

自分の身の回りがあまり出来ない子なんで、私が一緒のときは結構マメに面倒みてあげてる。

旦那さんと彼女の父親とは、部屋割りの時に一度会ったことがあってそれはそれは深々と頭を下げてこられて、何卒娘を宜しくお願いしますと懇願されてしまった‥

そもそも早く結婚したのは、旦那さんの実家が没落しそうで奥さんになる彼女は、凄く旦那さんが好きで没落したら一緒になれないからと、裕福な実家の父親に援助して欲しいとお願いしたからなんだと

旦那さん、苦労して愛されてるねぇ

私の未来のパートナーは何処かしら、目から汗が出てきちゃうわぁ～

イメージ　ルームメイト

イメージ　ルームメイトの旦那さん

イメージ　成長した私