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血を啜る者たちと鳥獣と血狂いと
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まあ、どうでもいいか
「ジゃア、おレェはぁプラプラとォホッつき歩いてェクるぅわぁ」
「そうか、気をつけろよ。」
「連中はなにをしてくるかわかったものじゃない。気を抜くんじゃねぇぞ」
「ヒひゃぁ?誰ニ言っテンの?俺だヨぁ?コの天下の血狂い様ダゼェ?」
「…そうか、ならいい」
「じゃーナァ」
助走なしで飛び上がり、マンションの四階のベランダにのる。部屋の中の住人が俺を二度見して驚いていたが、すぐに違う部屋のベランダに移り、違う家の屋根に乗って走った。
俺は獲物を見つけ、飛び降りる。
「見ぃ~ツケェタァ~」
「ああっ?なんだよキモチわりぃ、ッぶへっ!!?」
「あ~そビィ~マシょォ?きぇははははははははは」
「な、なんだよ、くそっ!!」
アハハハハハハハハハっ!!!愉シモウ?遊ボウ?叩コウ?切ロウ?潰ソウ?アハハハッハハハハはハハハハハハ!!!!!
俺はこの気持ちを抑えきれずに、嗤いあげながら獲物に飛びかかった。
☆★☆★☆
「行ったか……よし!俺らもいくぞ!!!【cat】のやつらに追い越されんじゃねぇぞっ!!」
「「「うおおおおおおおっ!!!!!」」」
「俺らもいくとしよう!ヴァンパイア狩りの始まりだっ!!!猫の恐ろしさをわからせてやれっ!!!」
「「「いえぇぇぇぇぇぇい!!!!!」」」
俺らは仲間に発破をかける。気分が高揚して、準備も既に終わっているようだ。
「それで、何処に行くのー?」
「どこだっけ、」
「ハァ……この双子が…ついてこい」
「「はぁーーい」」
そうやって目的地の向かって走っていると、道の真ん中で待ちかまえているやつらがいた。
「おいおい、よそのやつらが何の用だよ」
「ぎひゃヒャヒャヒャ!!なあこいつら潰していいかぁ!!?」
「へっへっへ…新しいナイフ使ってみたいんだよなぁ…どんな切れ味してんのかなぁ」
服を着崩し、髪も残バラで目は血走っていた。
どこか焦点が結んでいないところから、薬でもやっているのだろう。
「そこをどけぇっ!!!」
「やぁーだね」
「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
「お前の血は本当に赤いのかなぁ???」
狂ってやがる、そう思いながら俺は目の前の男を殴った。男は何も反応せずにぶっ飛ぶ、と共に、左右から拳とナイフが突っ込んでくる。が、
「消えなさい」
「ぼす、を切ろうとしな、いで」
蒼鴉と狼鴉が間に入り、それぞれ崩していた。頼りになる仲間だ。俺はニヤリと笑い、追撃をかけて男の意識を落とした。
「ぐっ…ぇっ」
「…ふぅ、行くぞ」
「ええもちろん」
「ん!」
もう既に他のやつらも戦いに入っていた。薬に入っているやつも多く、痛覚も麻痺したり、恐怖心が鈍かったりして、普段の相手とは反応が違い、戸惑ったりするとこともあったりするが、無事対処することが出来た。
俺たちはこの先まだ見ぬ敵へと走る。
「ジゃア、おレェはぁプラプラとォホッつき歩いてェクるぅわぁ」
「そうか、気をつけろよ。」
「連中はなにをしてくるかわかったものじゃない。気を抜くんじゃねぇぞ」
「ヒひゃぁ?誰ニ言っテンの?俺だヨぁ?コの天下の血狂い様ダゼェ?」
「…そうか、ならいい」
「じゃーナァ」
助走なしで飛び上がり、マンションの四階のベランダにのる。部屋の中の住人が俺を二度見して驚いていたが、すぐに違う部屋のベランダに移り、違う家の屋根に乗って走った。
俺は獲物を見つけ、飛び降りる。
「見ぃ~ツケェタァ~」
「ああっ?なんだよキモチわりぃ、ッぶへっ!!?」
「あ~そビィ~マシょォ?きぇははははははははは」
「な、なんだよ、くそっ!!」
アハハハハハハハハハっ!!!愉シモウ?遊ボウ?叩コウ?切ロウ?潰ソウ?アハハハッハハハハはハハハハハハ!!!!!
俺はこの気持ちを抑えきれずに、嗤いあげながら獲物に飛びかかった。
☆★☆★☆
「行ったか……よし!俺らもいくぞ!!!【cat】のやつらに追い越されんじゃねぇぞっ!!」
「「「うおおおおおおおっ!!!!!」」」
「俺らもいくとしよう!ヴァンパイア狩りの始まりだっ!!!猫の恐ろしさをわからせてやれっ!!!」
「「「いえぇぇぇぇぇぇい!!!!!」」」
俺らは仲間に発破をかける。気分が高揚して、準備も既に終わっているようだ。
「それで、何処に行くのー?」
「どこだっけ、」
「ハァ……この双子が…ついてこい」
「「はぁーーい」」
そうやって目的地の向かって走っていると、道の真ん中で待ちかまえているやつらがいた。
「おいおい、よそのやつらが何の用だよ」
「ぎひゃヒャヒャヒャ!!なあこいつら潰していいかぁ!!?」
「へっへっへ…新しいナイフ使ってみたいんだよなぁ…どんな切れ味してんのかなぁ」
服を着崩し、髪も残バラで目は血走っていた。
どこか焦点が結んでいないところから、薬でもやっているのだろう。
「そこをどけぇっ!!!」
「やぁーだね」
「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
「お前の血は本当に赤いのかなぁ???」
狂ってやがる、そう思いながら俺は目の前の男を殴った。男は何も反応せずにぶっ飛ぶ、と共に、左右から拳とナイフが突っ込んでくる。が、
「消えなさい」
「ぼす、を切ろうとしな、いで」
蒼鴉と狼鴉が間に入り、それぞれ崩していた。頼りになる仲間だ。俺はニヤリと笑い、追撃をかけて男の意識を落とした。
「ぐっ…ぇっ」
「…ふぅ、行くぞ」
「ええもちろん」
「ん!」
もう既に他のやつらも戦いに入っていた。薬に入っているやつも多く、痛覚も麻痺したり、恐怖心が鈍かったりして、普段の相手とは反応が違い、戸惑ったりするとこともあったりするが、無事対処することが出来た。
俺たちはこの先まだ見ぬ敵へと走る。
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