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崩壊の訪れと次への兆し
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「そうか、ありがとう。」
「はっ!!いえいえ、そんな愚鈍で蒙昧なる駄犬たる僕にそんな…」
「いや、そんなことはない。いつも助かっている。」
「はうっ……////」
「とりあえず、そろそろ動くから噂の把握、打ち消し、生徒会への認識と親衛隊の動向の報告。後追加で転校生が接近してきたらチャットアプリで教えといてくれ。」
「わかりました。」
「あ、後今は副会長達は何をしている?」
「はっ、では、副会長です。彼は現在成香 律と共にいます。次に書記様ですが、彼はさっき言ったように例の場所で泣いています。最後に庶務ですが、こちらもまた副会長と同じく成香 律といます。」
「わかった、下がっていいぞ。」
「はっ」
そのまま彼は飛び上がり、天井裏へと消えていった。彼の身体能力も人間離れしてるなー。一部に人ならざる者の血でも入ってんじゃあねえのか?
とりあえず、ワンコを奪還しようか。
例の場所とは名前は無いが、人気のないワンコお気に入りの場所。花やらなんやらいろいろと植えてあり、学園の端っこに近いところにあるので人がいないのだ。なので、とても静かで落ち着く場所であり、うるさいのが嫌いな彼らしい場所ともいえるだろう。
歩いてそこに行くと、彼は木の根元で泣いていた。
俺はそこに向かう。ざくざくと音を鳴らしながら歩いていくが彼は俯いて嗚咽を漏らしているだけだった。
「わんわん」
「……うっ?……ヒッ、ク…………」
「だいじょーぶ~?」
「うっ、あ……椿……ごめ…ごめ、なさ……」
「う~んわんわんが何言ってるのかわかんないな~」
「……ッ」
「あは、わんわんもしかして責められるって、勘違いしてる~?」
「え…?ちが……う、の?」
「も~そんなわけないじゃ~ん!!むしろこっちが感謝を言いたいくらいなんだよ~?」
「なん、で……おれ、仕事…して、ない……」
「はい嘘つかな~い!やってるじゃん~知ってるんだよ~?」
ワンコの分だけ仕事少なかったしな。
「それに~仕事できなかったとしてもぉ、僕たちの邪魔をしないようにぃ転校生クンを~誘導してたでしょ~」
「き、づ……いてた、の?」
「あったりまえじゃ~ん、僕たちの洞察力で~気づかないとでも思った~?だったらそれは悲しいな~」
「あう……ごめ…」
「もー謝らないで~助かったのは事実なんだからさ~」
ほんっとに助かったよ。ワンコにはつらいことを押し付けちゃったけどやってくれなかったらここまでもたなかったよ。主に殴りそう的なことで。
「それはいいとして~…なんで泣いてたのか~おにーさんに言ってみな?」
「はっ!!いえいえ、そんな愚鈍で蒙昧なる駄犬たる僕にそんな…」
「いや、そんなことはない。いつも助かっている。」
「はうっ……////」
「とりあえず、そろそろ動くから噂の把握、打ち消し、生徒会への認識と親衛隊の動向の報告。後追加で転校生が接近してきたらチャットアプリで教えといてくれ。」
「わかりました。」
「あ、後今は副会長達は何をしている?」
「はっ、では、副会長です。彼は現在成香 律と共にいます。次に書記様ですが、彼はさっき言ったように例の場所で泣いています。最後に庶務ですが、こちらもまた副会長と同じく成香 律といます。」
「わかった、下がっていいぞ。」
「はっ」
そのまま彼は飛び上がり、天井裏へと消えていった。彼の身体能力も人間離れしてるなー。一部に人ならざる者の血でも入ってんじゃあねえのか?
とりあえず、ワンコを奪還しようか。
例の場所とは名前は無いが、人気のないワンコお気に入りの場所。花やらなんやらいろいろと植えてあり、学園の端っこに近いところにあるので人がいないのだ。なので、とても静かで落ち着く場所であり、うるさいのが嫌いな彼らしい場所ともいえるだろう。
歩いてそこに行くと、彼は木の根元で泣いていた。
俺はそこに向かう。ざくざくと音を鳴らしながら歩いていくが彼は俯いて嗚咽を漏らしているだけだった。
「わんわん」
「……うっ?……ヒッ、ク…………」
「だいじょーぶ~?」
「うっ、あ……椿……ごめ…ごめ、なさ……」
「う~んわんわんが何言ってるのかわかんないな~」
「……ッ」
「あは、わんわんもしかして責められるって、勘違いしてる~?」
「え…?ちが……う、の?」
「も~そんなわけないじゃ~ん!!むしろこっちが感謝を言いたいくらいなんだよ~?」
「なん、で……おれ、仕事…して、ない……」
「はい嘘つかな~い!やってるじゃん~知ってるんだよ~?」
ワンコの分だけ仕事少なかったしな。
「それに~仕事できなかったとしてもぉ、僕たちの邪魔をしないようにぃ転校生クンを~誘導してたでしょ~」
「き、づ……いてた、の?」
「あったりまえじゃ~ん、僕たちの洞察力で~気づかないとでも思った~?だったらそれは悲しいな~」
「あう……ごめ…」
「もー謝らないで~助かったのは事実なんだからさ~」
ほんっとに助かったよ。ワンコにはつらいことを押し付けちゃったけどやってくれなかったらここまでもたなかったよ。主に殴りそう的なことで。
「それはいいとして~…なんで泣いてたのか~おにーさんに言ってみな?」
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