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第6章 新天地と冒険者
人族遭遇
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しばらく森の上空を飛んでいると道が見えてきた。
咲良は道から少し逸れた森の中に降り立ち黒竜化を解き、歩いて森を抜けて道に出る。
「なんか…感動だな。この世界に来てようやく人に会えるわけだ…クロノスは竜だしな」
この世界で会う初めての人間は一体どんな奴だろうか……普段人との関わりを避けていたはずだったが、今はワクワクしていた。これも異世界に来た影響だろうか…
そのまま道なりに1時間進んで歩いているが一向に街につかない。
パカラッパカラッパカラッ
ガタガタガタガタガタガタ
しばらく歩いていると後ろから馬の足音と車輪が走るような音が聞こえて来た。
後ろを振り返ると馬車が近づいてくる。
「おーい!兄ちゃん旅人か?」
手綱を握っているおっさんが咲良の隣に馬車を止めて声をかけて来た。
「えぇ…近くの街まで行こうかと」
「そうかい。街まではまだ遠いぞ。歩いたら2日はかかるな…乗ってくか?」
「ありがたい話ですが生憎無一文でして」
流石の咲良もまさか2日もかかるとは思っておらず少なからず動揺した。
「金なんていらねぇよ…これも何かの縁ってやつさ。代わりと言っちゃあ何だが…護衛を頼まれてくれないか?」
「護衛を?それは全然構いませんが、良いんですか?実力もわからないのに」
「俺は商人だからな…見る目だけはあるんだよ…兄ちゃん相当強いだろ」
「どうでしょう。まぁ弱くはないと思いますが」
自分で言うのもなんだがかなり強い部類に入るとは思っているが口には出さない。
「とりあえず乗りな!……色々聞かせてくれや」
咲良がおじさんの横に座ると馬車を走らせ始めた。
「自己紹介を忘れてたな。俺はカゼルってんだ。よろしくな!」
「咲良です」
「おいおい、固ぇな。敬語はなしでいこうや」
「え、あぁ…分かった」
「咲良と言ったな…てことは東の国の出身か…」
「まぁ…そんなとこだ」
「?……まぁ色々あるんだな。で、階級はなんだ?見立てではD級はありそうだが」
「いや…俺は旅人だがまだ冒険者じゃない」
「そうなのか…なんで登録してないんだ?」
「……森の奥底にずっと住んでたから…かな」
「まさか……捨て子か?……あ、いや、すまん…失礼なことを聞いた」
捨て子というワードに咲良は少し嫌悪感を抱いた。捨て子だと思われたからでは無く、あっさりと捨て子と言うワードが出ると言う事はアスガルドでは捨て子が多いと言うことだ。
「いや…捨て子じゃねえよ…言うなれば修行って感じだな」
「そうか…なら良かった。だが森に住んでいたにしては良いナリしてるじゃねぇか」
カゼルは漆黒の外套と装束を見ている。
ちなみに外套と装束は黒だと目立つと思い、茶色にしている。
「あぁ…これは俺が作ったんだ。俺は鍛治師だからな」
咲良は価値を見抜いたガゼルに少し感心した。
「まじか!鍛治師としての技術も中々だな!」
「まぁかなり訓練したからな」
「なら俺の専属の鍛治師になってくれないか?」
「おいおい…見ず知らずの奴にいきなりだな…」
「だめか?」
「俺はダメってわけじゃないが専属ってのはな…」
「専属だとダメなのか?」
「あぁ…俺は世界を見て回りたいんだ。専属だと行動が制限されるんじゃないか?」
クロノスの願いを聞くためにも、そして異世界人を探す為にも同じ場所に留まることはできない。
「確かに専属だと旅するのは無理だな……んんーだがその腕を手放すのは惜しいな。そうだ!たまに武器を納品ってのはだめか?」
「それなら良いぞ…俺も助かる」
「よーし決まりだ!ならこれからよろしく頼むぜ咲良!」
「こちらこそ頼む」
ガゼルは桜を気に入ったようで妥協案でも満足したように見える。
「街に着いたらまずは咲良に何か作って欲しいところだが…冒険者登録を先にした方がいいな」
「そうなのか?」
「当たり前だ…身分証にもなるし…依頼をこなせば金が貰えるし…なにより階級が上がれば信頼を得れるからな」
「そうか…ならそうするよ」
「咲良は鍛治師の階級はなんだ?その外套を作る技術があるなら中級はあるよな?」
「階級はそうだな…詳しくは言えないが中級はある」
流石に職業が技神である事を簡単に教えることはできない。悪目立ちする想像しか浮かばないからだ。
「まぁ腕さえ良ければ深くは聞かない。鍛治師の職業はかなり細かく分かれてるしな」
「俺は別に目立ちたいわけじゃないからな…ちなみに一番得意なのは刀だ」
「だと思ったよ。その腰の刀…かなり業物のようだからな…少し見せてくれないか?」
「これは易々と見せびらかせていい代物じゃないんだ」
「そうか…残念だ…」
カゼルは心の底から残念そうな表情を浮かべる。商人としてはやはり業物の武器は気になるのだろう。
「悪いな」
「気にするな…武器は自分の命を守るもんだからな。見せたがらない人は少なからずいるもんだ」
「へぇ…自分の命を守るもの…か。気が合うな…俺も武器は命と同じくらい大切だからな」
「ふっ…最近は武器を使い捨てにする冒険者が多いからな。…おっと、長話が過ぎたな。日も暮れそうだし今日はここで野営とするか」
馬車を路肩に止め、咲良が枝を集め、火を起こしてからカゼルが持っていたテントを立てていると、飯ができたぞ!とカゼルが声をかけた。
「質素で悪いな。俺は商人だが…贅沢はあまり好きではなくてな」
カゼルの前には簡単なスープと乾パンがある。
「いや…構わねぇよ…食えりゃ充分だ」
「そう言って貰えると助かるよ」
2人は焚き木を囲み食事をする。
「ところでカゼル…」
「なんだ?」
「これから向かう街ってどんなだ?」
「ん?知らずに向かっていたのか?」
「あぁ、色々と俺は疎いんだよな…自分で言うのもなんだが」
(異世界人って言ってもいいのか?クロノスは異世界人が来ることは珍しいことではないって言ってたが)
「……もしかして……咲良…異世界人か?」
(!!!!!!)
咲良は不覚にも反応してしまった。
「その反応を見ると間違いないようだな」
「……あぁ」
「そう警戒するな。異世界人は珍しいが他にもいることはいるからな…俺は前にも会ったことがある」
「そうか…異世界人とバラしてもいいのかわからなくてな」
「そうだな…あまり公表はするべきじゃないんだろうな。異世界人は珍しい職業を持っていることが多いから目を付けられるとややこしいことになりかねん」
「やっぱりか」
「だがこれで合点がいった。その技術に街を知らないとかな」
「こりゃ早めにこの世界の情報を知っとかねぇといけねえな」
今の咲良の情報の疎さでは、すぐに異世界人だとバレてしまう可能性がある。まぁそこまでして隠し通したいわけではないが。
「それなら荷台に積んである本を読むといいぞ!」
「いいのか?」
「あぁ…商品ではあるが本は読まれてなんぼだからな」
「そうか…助かる」
荷台に移り本を探すと木箱の中にかなりの数の本が入っていたが、どれを読めばいいのか迷っていると、カゼルがオススメの本を選んでくれた。
選んでくれた中の魔物図鑑と魔物解体書という本を持って戻るとカゼルに質問を投げかける。
「やっぱ異世界人って特殊なのか?」
「俺が知ってる限りではな…まぁ全員ってわけではないそうだが」
「俺もまだ異世界人にあったことがないからな。いつか会いたいもんだ」
「旅してりゃそのうち会えるだろ…。それと咲良が異世界人ってのは誰にも言わねぇから安心しな」
「ありがとう」
「いいってことよ。あぁ、これから向かう街だが、アズール大陸北の国の王都アムルだ。商業が盛んな街だな」
「そうか…楽しみだ」
その後は他愛ない会話を続けていたが気付くと辺りは真っ暗になっていた。
「おし、そろそろ寝るか」
「火の番と周囲の警戒は任せろ。護衛だからな。あぁ睡眠は取らなくても大丈夫だから気にするな」
「そうか、なら何かあったら起こしてくれ」
カゼルはそのままテントに入っていった。
咲良はふと夜空を見上げる。
「……綺麗な星だ」
夜空には地球ではほとんど見れないような星空が広がっている。
目線をカゼルが居るテントに向けると呟いた。
「…初めてあった人がカゼルで良かったな」
咲良はテントから離れると拡張袋から世界樹から作った木刀を取り出すと鍛錬を始めた。
周囲の警戒は忘れずに…
咲良は道から少し逸れた森の中に降り立ち黒竜化を解き、歩いて森を抜けて道に出る。
「なんか…感動だな。この世界に来てようやく人に会えるわけだ…クロノスは竜だしな」
この世界で会う初めての人間は一体どんな奴だろうか……普段人との関わりを避けていたはずだったが、今はワクワクしていた。これも異世界に来た影響だろうか…
そのまま道なりに1時間進んで歩いているが一向に街につかない。
パカラッパカラッパカラッ
ガタガタガタガタガタガタ
しばらく歩いていると後ろから馬の足音と車輪が走るような音が聞こえて来た。
後ろを振り返ると馬車が近づいてくる。
「おーい!兄ちゃん旅人か?」
手綱を握っているおっさんが咲良の隣に馬車を止めて声をかけて来た。
「えぇ…近くの街まで行こうかと」
「そうかい。街まではまだ遠いぞ。歩いたら2日はかかるな…乗ってくか?」
「ありがたい話ですが生憎無一文でして」
流石の咲良もまさか2日もかかるとは思っておらず少なからず動揺した。
「金なんていらねぇよ…これも何かの縁ってやつさ。代わりと言っちゃあ何だが…護衛を頼まれてくれないか?」
「護衛を?それは全然構いませんが、良いんですか?実力もわからないのに」
「俺は商人だからな…見る目だけはあるんだよ…兄ちゃん相当強いだろ」
「どうでしょう。まぁ弱くはないと思いますが」
自分で言うのもなんだがかなり強い部類に入るとは思っているが口には出さない。
「とりあえず乗りな!……色々聞かせてくれや」
咲良がおじさんの横に座ると馬車を走らせ始めた。
「自己紹介を忘れてたな。俺はカゼルってんだ。よろしくな!」
「咲良です」
「おいおい、固ぇな。敬語はなしでいこうや」
「え、あぁ…分かった」
「咲良と言ったな…てことは東の国の出身か…」
「まぁ…そんなとこだ」
「?……まぁ色々あるんだな。で、階級はなんだ?見立てではD級はありそうだが」
「いや…俺は旅人だがまだ冒険者じゃない」
「そうなのか…なんで登録してないんだ?」
「……森の奥底にずっと住んでたから…かな」
「まさか……捨て子か?……あ、いや、すまん…失礼なことを聞いた」
捨て子というワードに咲良は少し嫌悪感を抱いた。捨て子だと思われたからでは無く、あっさりと捨て子と言うワードが出ると言う事はアスガルドでは捨て子が多いと言うことだ。
「いや…捨て子じゃねえよ…言うなれば修行って感じだな」
「そうか…なら良かった。だが森に住んでいたにしては良いナリしてるじゃねぇか」
カゼルは漆黒の外套と装束を見ている。
ちなみに外套と装束は黒だと目立つと思い、茶色にしている。
「あぁ…これは俺が作ったんだ。俺は鍛治師だからな」
咲良は価値を見抜いたガゼルに少し感心した。
「まじか!鍛治師としての技術も中々だな!」
「まぁかなり訓練したからな」
「なら俺の専属の鍛治師になってくれないか?」
「おいおい…見ず知らずの奴にいきなりだな…」
「だめか?」
「俺はダメってわけじゃないが専属ってのはな…」
「専属だとダメなのか?」
「あぁ…俺は世界を見て回りたいんだ。専属だと行動が制限されるんじゃないか?」
クロノスの願いを聞くためにも、そして異世界人を探す為にも同じ場所に留まることはできない。
「確かに専属だと旅するのは無理だな……んんーだがその腕を手放すのは惜しいな。そうだ!たまに武器を納品ってのはだめか?」
「それなら良いぞ…俺も助かる」
「よーし決まりだ!ならこれからよろしく頼むぜ咲良!」
「こちらこそ頼む」
ガゼルは桜を気に入ったようで妥協案でも満足したように見える。
「街に着いたらまずは咲良に何か作って欲しいところだが…冒険者登録を先にした方がいいな」
「そうなのか?」
「当たり前だ…身分証にもなるし…依頼をこなせば金が貰えるし…なにより階級が上がれば信頼を得れるからな」
「そうか…ならそうするよ」
「咲良は鍛治師の階級はなんだ?その外套を作る技術があるなら中級はあるよな?」
「階級はそうだな…詳しくは言えないが中級はある」
流石に職業が技神である事を簡単に教えることはできない。悪目立ちする想像しか浮かばないからだ。
「まぁ腕さえ良ければ深くは聞かない。鍛治師の職業はかなり細かく分かれてるしな」
「俺は別に目立ちたいわけじゃないからな…ちなみに一番得意なのは刀だ」
「だと思ったよ。その腰の刀…かなり業物のようだからな…少し見せてくれないか?」
「これは易々と見せびらかせていい代物じゃないんだ」
「そうか…残念だ…」
カゼルは心の底から残念そうな表情を浮かべる。商人としてはやはり業物の武器は気になるのだろう。
「悪いな」
「気にするな…武器は自分の命を守るもんだからな。見せたがらない人は少なからずいるもんだ」
「へぇ…自分の命を守るもの…か。気が合うな…俺も武器は命と同じくらい大切だからな」
「ふっ…最近は武器を使い捨てにする冒険者が多いからな。…おっと、長話が過ぎたな。日も暮れそうだし今日はここで野営とするか」
馬車を路肩に止め、咲良が枝を集め、火を起こしてからカゼルが持っていたテントを立てていると、飯ができたぞ!とカゼルが声をかけた。
「質素で悪いな。俺は商人だが…贅沢はあまり好きではなくてな」
カゼルの前には簡単なスープと乾パンがある。
「いや…構わねぇよ…食えりゃ充分だ」
「そう言って貰えると助かるよ」
2人は焚き木を囲み食事をする。
「ところでカゼル…」
「なんだ?」
「これから向かう街ってどんなだ?」
「ん?知らずに向かっていたのか?」
「あぁ、色々と俺は疎いんだよな…自分で言うのもなんだが」
(異世界人って言ってもいいのか?クロノスは異世界人が来ることは珍しいことではないって言ってたが)
「……もしかして……咲良…異世界人か?」
(!!!!!!)
咲良は不覚にも反応してしまった。
「その反応を見ると間違いないようだな」
「……あぁ」
「そう警戒するな。異世界人は珍しいが他にもいることはいるからな…俺は前にも会ったことがある」
「そうか…異世界人とバラしてもいいのかわからなくてな」
「そうだな…あまり公表はするべきじゃないんだろうな。異世界人は珍しい職業を持っていることが多いから目を付けられるとややこしいことになりかねん」
「やっぱりか」
「だがこれで合点がいった。その技術に街を知らないとかな」
「こりゃ早めにこの世界の情報を知っとかねぇといけねえな」
今の咲良の情報の疎さでは、すぐに異世界人だとバレてしまう可能性がある。まぁそこまでして隠し通したいわけではないが。
「それなら荷台に積んである本を読むといいぞ!」
「いいのか?」
「あぁ…商品ではあるが本は読まれてなんぼだからな」
「そうか…助かる」
荷台に移り本を探すと木箱の中にかなりの数の本が入っていたが、どれを読めばいいのか迷っていると、カゼルがオススメの本を選んでくれた。
選んでくれた中の魔物図鑑と魔物解体書という本を持って戻るとカゼルに質問を投げかける。
「やっぱ異世界人って特殊なのか?」
「俺が知ってる限りではな…まぁ全員ってわけではないそうだが」
「俺もまだ異世界人にあったことがないからな。いつか会いたいもんだ」
「旅してりゃそのうち会えるだろ…。それと咲良が異世界人ってのは誰にも言わねぇから安心しな」
「ありがとう」
「いいってことよ。あぁ、これから向かう街だが、アズール大陸北の国の王都アムルだ。商業が盛んな街だな」
「そうか…楽しみだ」
その後は他愛ない会話を続けていたが気付くと辺りは真っ暗になっていた。
「おし、そろそろ寝るか」
「火の番と周囲の警戒は任せろ。護衛だからな。あぁ睡眠は取らなくても大丈夫だから気にするな」
「そうか、なら何かあったら起こしてくれ」
カゼルはそのままテントに入っていった。
咲良はふと夜空を見上げる。
「……綺麗な星だ」
夜空には地球ではほとんど見れないような星空が広がっている。
目線をカゼルが居るテントに向けると呟いた。
「…初めてあった人がカゼルで良かったな」
咲良はテントから離れると拡張袋から世界樹から作った木刀を取り出すと鍛錬を始めた。
周囲の警戒は忘れずに…
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