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器用なおっさんは異世界に行っても器用なおっさんです 第8楼 おっさん、外で仕込みをする
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夕食の支度を行う、鴎と拄魏は事務所のソファでラジオを聞いている、仕事はなんでも屋だが基本依頼は少ないので迷宮で狩りをしている様だ、気ままな自営か幾眞も1度は憧れた物だ、そして今自営業をしている、異世界で。
さっき買った完熟トマトを適当に切って鍋に放り込む、皮を取った方が良いかもしれないがまあ良いかなと思いつつ煮込みソースと塩や辛めの調味料を入れて味を調える、野菜を切って肉も用意しておく、肉は塩でもみ込み流水で流しておく、昨日の肉よりも鮮度が良いだろうと流水で流す。
パンを出して切って見ればやはり固いのでトマト煮込みに入れてしまおう、パンは多めにあるから量は充分だと思い、リンゴで酵母を作る事にした。
蟆摧の店の裏にあった寂びた道具の中に五徳があったので、皿に火術の妖石を置いて火を出し小さめ鍋を置いて水を沸騰させて瓶を消毒し乾かす。
明日の米の準備もしておく、買ったボールが便利だ。
深めの皿にトマトソースモドキのパングラタンと野菜炒めとお茶を出し、夕食が始まった。
「いただきます」
「パン、やわらかー」
「うまいな」
「食事が終わったら明日の仕込みをしたいんですが…甘い匂いが充満するので外で仕込みをしようと思います、灯りとかありますか?」
「ああ、妖石があるから使えよ、暗い場所でも明るくなるやつあるから。匂いねー気にしなくても良いけど」
「沢山用意しようと思うので、庭に作業小屋とかって作ってもいいんでしょうか」
「あの庭に何か置きたければ1階のばーさんに聞いてみろ、庭はあのばーさんの持ち物だ」
「そうなんですね、聞いてみます」
熱々のパングラタンを食べ冷えたお茶を飲む、鴎が黄色い妖石を出して渡してくれ食事が綺麗に無くなった。
「おっさん、この料理なんて名前?」
「グラタンですよ」
「へえ、かいとこ。また食いたくなったら言う」
「はい、それ手帳ですね、良いですね」
「ああ、迷宮で出たらおっさんにやるよ」
「ありがとうございます」
食器を片付け鴎が懐から出した手帳と蓋付きの筆で書いていく、美味い物を食べて機嫌が良いのか鴎も拄魏も満足げに笑っている。
「下に行って来ますね」
そう言って幾眞魔必要な物を、拄魏の式紙が運んくれるので頼み1階に降りると老婆が丁度ゴミを捨てようとしていたので事情を話す。
「いいよ、あんたは丁寧だからね、今夜も外使っていいよ」
「ありがとうございます」
庭に作業小屋を作って良いのと外での許可を貰い、早速庭でジャム作りと餡作りを始めた。
屋台の利用し鍋を2つ置けるようにし砂糖と、傷む手前の果物と酸味のある果物を用意する、ジャムは明日の屋台に使うので果肉を多めに残す事にする、黄色の妖石を照らせば明るい。
皮は残してジャムを2種類にし、小豆とインゲン豆を水洗いしていく。
鍋を焦がさない様に混ぜつつ、暇だなと折り紙で動物を折っていく、意外に大人が気になって貰っていきすぐになくなってしまったので、動物や花、花のくす玉など折りつつジャムを作っていく。
「こうやってじっと出来ないのは貧乏性なんだよね」
若いころの仕事の先輩を思い出す、なんか待つ事が時間の消費に感じてしまいこうして手元を動かしてしまう、砂糖を加えていた果物の灰汁を取り程よい所で酸味のある果汁を加え煮て行く、程よくなった所で火を止め冷まして瓶に詰め蓋をして水を張った容器に瓶を置いておく、明日使う物だからざっくりとした作り方で、次は粒あんと白あんを作っていった。
台所で下茹でしていた小豆とインゲン豆、後は砂糖を加えて混ぜて行くだけの状態、焦がさな様に混ぜていく甘さは控えめに、マーガリンがあるから風味は出るだろうと1枚400楼で売るつもりだ材料費を掛けられない、全て売れれば儲けもでる、今朝の感じで甘味は売れると確信したので少し値段を上げても良いだろう、もう少し慣れたら飲み物も売って行けば稼げる……稼いだら…この世界での目的の目標も見当たらない、この歳で異世界に来るとにかく稼いで生活を安定させる事が当面の目的かなと、ジャムの瓶は1つ老婆に渡す事にする、夜も深い時間に明日の仕込みが終わり式紙が運んでくれ3階に上がってシャワーを浴びて掃除した倉庫のベッドで眠った。
「おはようございます」
「ん、今日迷宮終わったら覗くし買い物付き合うから、屋台の物残しといてくれよ。で、これ紙の花?」
「わかりました、そうですよ。屋台で来てくれたお客様に上げようと思って」
「他にあんの?」
「この辺ですね」
「……おっさん、これ売ってくれ」
「あげますよ、好きなの取って下さい」
テーブルの上に折ったユリの花をマジマジと見つめ、他の鶴やカエルや小鳥、像や馬を鴎が貰い有無を言わさず1万楼の金の板を渡した。
「ありがとうございます」
金を受け取り、朝食は果物の皮を漬けた冷えたお茶と、朝から重いかもしれないが焼いた肉でチャーハンと味噌汁を用意する、起き出した鴎が起きぬけに言い幾眞が頷いた、一緒に朝食を摂り先に幾眞が下へ降り、老婆がいたので挨拶と庭の許可を出してくれた礼にジャムを渡して蟆摧の店に屋台を引いて向かう、明日以降は小屋を作ってそこで作業しようと思いつつ今日の予定を立てた…。
さっき買った完熟トマトを適当に切って鍋に放り込む、皮を取った方が良いかもしれないがまあ良いかなと思いつつ煮込みソースと塩や辛めの調味料を入れて味を調える、野菜を切って肉も用意しておく、肉は塩でもみ込み流水で流しておく、昨日の肉よりも鮮度が良いだろうと流水で流す。
パンを出して切って見ればやはり固いのでトマト煮込みに入れてしまおう、パンは多めにあるから量は充分だと思い、リンゴで酵母を作る事にした。
蟆摧の店の裏にあった寂びた道具の中に五徳があったので、皿に火術の妖石を置いて火を出し小さめ鍋を置いて水を沸騰させて瓶を消毒し乾かす。
明日の米の準備もしておく、買ったボールが便利だ。
深めの皿にトマトソースモドキのパングラタンと野菜炒めとお茶を出し、夕食が始まった。
「いただきます」
「パン、やわらかー」
「うまいな」
「食事が終わったら明日の仕込みをしたいんですが…甘い匂いが充満するので外で仕込みをしようと思います、灯りとかありますか?」
「ああ、妖石があるから使えよ、暗い場所でも明るくなるやつあるから。匂いねー気にしなくても良いけど」
「沢山用意しようと思うので、庭に作業小屋とかって作ってもいいんでしょうか」
「あの庭に何か置きたければ1階のばーさんに聞いてみろ、庭はあのばーさんの持ち物だ」
「そうなんですね、聞いてみます」
熱々のパングラタンを食べ冷えたお茶を飲む、鴎が黄色い妖石を出して渡してくれ食事が綺麗に無くなった。
「おっさん、この料理なんて名前?」
「グラタンですよ」
「へえ、かいとこ。また食いたくなったら言う」
「はい、それ手帳ですね、良いですね」
「ああ、迷宮で出たらおっさんにやるよ」
「ありがとうございます」
食器を片付け鴎が懐から出した手帳と蓋付きの筆で書いていく、美味い物を食べて機嫌が良いのか鴎も拄魏も満足げに笑っている。
「下に行って来ますね」
そう言って幾眞魔必要な物を、拄魏の式紙が運んくれるので頼み1階に降りると老婆が丁度ゴミを捨てようとしていたので事情を話す。
「いいよ、あんたは丁寧だからね、今夜も外使っていいよ」
「ありがとうございます」
庭に作業小屋を作って良いのと外での許可を貰い、早速庭でジャム作りと餡作りを始めた。
屋台の利用し鍋を2つ置けるようにし砂糖と、傷む手前の果物と酸味のある果物を用意する、ジャムは明日の屋台に使うので果肉を多めに残す事にする、黄色の妖石を照らせば明るい。
皮は残してジャムを2種類にし、小豆とインゲン豆を水洗いしていく。
鍋を焦がさない様に混ぜつつ、暇だなと折り紙で動物を折っていく、意外に大人が気になって貰っていきすぐになくなってしまったので、動物や花、花のくす玉など折りつつジャムを作っていく。
「こうやってじっと出来ないのは貧乏性なんだよね」
若いころの仕事の先輩を思い出す、なんか待つ事が時間の消費に感じてしまいこうして手元を動かしてしまう、砂糖を加えていた果物の灰汁を取り程よい所で酸味のある果汁を加え煮て行く、程よくなった所で火を止め冷まして瓶に詰め蓋をして水を張った容器に瓶を置いておく、明日使う物だからざっくりとした作り方で、次は粒あんと白あんを作っていった。
台所で下茹でしていた小豆とインゲン豆、後は砂糖を加えて混ぜて行くだけの状態、焦がさな様に混ぜていく甘さは控えめに、マーガリンがあるから風味は出るだろうと1枚400楼で売るつもりだ材料費を掛けられない、全て売れれば儲けもでる、今朝の感じで甘味は売れると確信したので少し値段を上げても良いだろう、もう少し慣れたら飲み物も売って行けば稼げる……稼いだら…この世界での目的の目標も見当たらない、この歳で異世界に来るとにかく稼いで生活を安定させる事が当面の目的かなと、ジャムの瓶は1つ老婆に渡す事にする、夜も深い時間に明日の仕込みが終わり式紙が運んでくれ3階に上がってシャワーを浴びて掃除した倉庫のベッドで眠った。
「おはようございます」
「ん、今日迷宮終わったら覗くし買い物付き合うから、屋台の物残しといてくれよ。で、これ紙の花?」
「わかりました、そうですよ。屋台で来てくれたお客様に上げようと思って」
「他にあんの?」
「この辺ですね」
「……おっさん、これ売ってくれ」
「あげますよ、好きなの取って下さい」
テーブルの上に折ったユリの花をマジマジと見つめ、他の鶴やカエルや小鳥、像や馬を鴎が貰い有無を言わさず1万楼の金の板を渡した。
「ありがとうございます」
金を受け取り、朝食は果物の皮を漬けた冷えたお茶と、朝から重いかもしれないが焼いた肉でチャーハンと味噌汁を用意する、起き出した鴎が起きぬけに言い幾眞が頷いた、一緒に朝食を摂り先に幾眞が下へ降り、老婆がいたので挨拶と庭の許可を出してくれた礼にジャムを渡して蟆摧の店に屋台を引いて向かう、明日以降は小屋を作ってそこで作業しようと思いつつ今日の予定を立てた…。
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