13 / 30
第13話 弱みを持っている人なんて沢山いるはずです
しおりを挟む
それから僕がモダロさんから引き合わされたのは、三十半ばくらいの女性だった。
きっちりと髪を整え、切れ長の瞳に眼鏡をかけている。
いかにも厳格そうな人だ。
「メイド長のエリザベスと申しますわ、勇者様」
「は、はい、リオンです」
「わたくしども王宮メイドが、これよりあなた様に最大級の御もてなしをさせていただきたく存じます」
「よ、よろしくお願いしますっ」
そのあまりに堅苦しい物言いに、僕の身体まで強張ってしまう。
さらにそのエリザベスさんが三人の女性を紹介してくれた。
「彼女たちは常に勇者様の傍に侍り、直接お世話をさせていただくメイドたちですわ。右からロザリナ、ミルシェ、アンジュリナです」
「「「よろしくお願いいたします、リオン様」」」
スカートの端を軽く摘まみ、優雅に頭を下げてくる三人の女性たち。
ふわりと巻き起こった小さな風とともに、甘い香りが漂ってきて、僕は自分の顔が急速に赤くなっていくのを自覚した。
ど、どうしようっ……三人ともすっごく美人なんだけど……っ!?
しかもまだ若くて、僕より二つ三つ年上といったくらい。
なのに随分と大人びているし、バッチリ化粧をしているし、それに発育もいいし……。
こんな人たちが常に僕の傍にっ?
どう考えてもゆっくり休めないってば!
そうして心臓を絶えずバクバクさせながら彼女たちに案内されたのは、びっくりするくらい広い部屋だった。
「こちらが勇者様にお過ごしいただくお部屋でございます」
最初にあったのはリビング。
高級そうな家具や美術品が置かれ、足元には毛足の長いふかふかの絨毯。
その奥には扉を隔て、五人くらい並んで寝れそうなベッドが置かれた寝室。
他にもバスタブ付きのシャワー室があったり、トイレがあったりと、至れり尽くせりだ。
「こっちの部屋は……?」
「何かございましたらたとえ夜中でもすぐに対応できるように、メイドたちの控室となっております」
「ふぇっ?」
変な声が漏れた。
一応ドアが付いているけど、ほとんど同じ部屋だ。
中には小さいけどベッドがあるので、ここで休めるようになっているのだろう。
僕は生まれてこの方、お母さん以外の人と同じ空間で生活したことは一度もない。
それどころか、女性と付き合ったことすら一度もなかった。
「夕食はこちらへとお運びさせていただきます」
「……は、はい」
エリザベスさんは他にも何か色々と説明してくれたようだったけれど、ほとんど頭に入ってこず。
ダンジョンを攻略するまでの辛抱だ……。
そう自分に言い聞かせて、どうにか僕は気持ちを落ち着かせようとするのだった。
◇ ◇ ◇
「なるほど、〝勇者の試練〟ですか」
こっそりと忍び込んだ王宮の庭で、勇者の母は一人呟いていた。
ちなみに王宮は厳重な警備で護られているはずなのだが……それを越えて城内に侵入することなど、彼女にとっては造作もないことだったようだ。
「それを攻略すまでの間、あの子はこの城に滞在することになる、と……」
そしてすでに息子が置かれている状況を完璧に把握しているらしかった。
「となれば、わたしも城の中の住人になった方がよさそうですね。さすがにその期間ずっとこそこそと隠れているのも大変ですし」
さらには、とんでもないことを平然と口にしている。
本来であればそんなことは不可能だ。
相応の出自と身分を有していなければ、王宮内で働くことすら許されない。
ケインのようなケースは例外中の例外である。
田舎の未亡人でしかない彼女では、間違いなく門前払いだろう。
「ふふふ、簡単ですよ。これだけ多くの人間が働いているお城なんですもの、誰にも知られてはいけない弱みを持っている人なんて沢山いるはずです♪」
勇者の母は満面の笑みで黒い台詞を吐くのだった。
◇ ◇ ◇
「こらそこ! 仕事中の私語は慎みなさい!」
「は、はいっ、メイド長っ」
「そこのあなた! 服が乱れていますわ! すぐに直しなさい!」
「も、申し訳ありませんっ!」
「この部屋を掃除したのは誰ですのっ? まるで指導した通りにできていませんわね! すぐにやり直しなさい!」
「かかか、畏まりましたっ!」
王宮メイド長の重役を任されているエリザベスは、見ての通り非常に厳しい女性だった。
今日も配下のメイドたちのミスを指摘し、強い口調で叱責している。
とりわけ今は貴賓扱いの勇者を王宮に迎えていることもあり、メイドたちにいつも以上のレベルを要求しているようだ。
彼女を怖れる王宮メイドたちは、秘かにエリザベスのことをこう呼んでいる。
仕事の悪魔。
裏方の女帝。
王宮と結婚した女。
エリザベスは独身だ。
子爵家の次女として生まれた彼女は十四のときに王宮メイドとなり、多くが二十歳前後で結婚を機に王宮を離れていく中にあって、三十をとっくに過ぎた現在までずっと王宮に仕え続けている。
ゆえに、未だ一度も男性経験などないに違いない。
そう誰もが思っていたが……。
「……で、殿下、おやめください……もう、こんなことは……もし、ロゼッタ様に知られでもしたら……」
「大丈夫だよ、エリザ。君はただメイド長として、僕の部屋を掃除しに来ているだけだ」
「あっ……で、殿下……」
「それとも君は僕のことが嫌いになったのかい?」
「い、いえ……そのようなことは……」
――実は彼女は、三つ年下の王太子と不義の関係にあるのだった。
エリザベスが王宮にメイドとして仕えるようになって、ほんの数年後からこの関係は秘かに続いているのだが、エリザベスの普段の勤務態度もあってか、未だ二人以外に秘密を知る者はいなかった。
その間に王太子は隣国の姫を妻として迎え、すでに二人の子供を成している。
もしこの事実が知られでもしたら外交問題にも発展しかねない。
「エリザ」
「殿下……」
しばらく二人の時間を過ごした後、エリザベスは乱れた衣服を直しながら、いつもの粛々とした態度で王太子の部屋を後にした。
一日の仕事をすべて終えたエリザベスは、王宮内に設けられたメイド寮にある自室へと戻ってきた。
夜はとっくに更けている。
「……? 手紙?」
そこで彼女は机の上に一通の手紙が置かれていることに気づく。
訝しげに眉根を寄せながらそれに目を通して始めたが、次第にその瞳が大きく見開かれていった。
「そ、そんな……」
きっちりと髪を整え、切れ長の瞳に眼鏡をかけている。
いかにも厳格そうな人だ。
「メイド長のエリザベスと申しますわ、勇者様」
「は、はい、リオンです」
「わたくしども王宮メイドが、これよりあなた様に最大級の御もてなしをさせていただきたく存じます」
「よ、よろしくお願いしますっ」
そのあまりに堅苦しい物言いに、僕の身体まで強張ってしまう。
さらにそのエリザベスさんが三人の女性を紹介してくれた。
「彼女たちは常に勇者様の傍に侍り、直接お世話をさせていただくメイドたちですわ。右からロザリナ、ミルシェ、アンジュリナです」
「「「よろしくお願いいたします、リオン様」」」
スカートの端を軽く摘まみ、優雅に頭を下げてくる三人の女性たち。
ふわりと巻き起こった小さな風とともに、甘い香りが漂ってきて、僕は自分の顔が急速に赤くなっていくのを自覚した。
ど、どうしようっ……三人ともすっごく美人なんだけど……っ!?
しかもまだ若くて、僕より二つ三つ年上といったくらい。
なのに随分と大人びているし、バッチリ化粧をしているし、それに発育もいいし……。
こんな人たちが常に僕の傍にっ?
どう考えてもゆっくり休めないってば!
そうして心臓を絶えずバクバクさせながら彼女たちに案内されたのは、びっくりするくらい広い部屋だった。
「こちらが勇者様にお過ごしいただくお部屋でございます」
最初にあったのはリビング。
高級そうな家具や美術品が置かれ、足元には毛足の長いふかふかの絨毯。
その奥には扉を隔て、五人くらい並んで寝れそうなベッドが置かれた寝室。
他にもバスタブ付きのシャワー室があったり、トイレがあったりと、至れり尽くせりだ。
「こっちの部屋は……?」
「何かございましたらたとえ夜中でもすぐに対応できるように、メイドたちの控室となっております」
「ふぇっ?」
変な声が漏れた。
一応ドアが付いているけど、ほとんど同じ部屋だ。
中には小さいけどベッドがあるので、ここで休めるようになっているのだろう。
僕は生まれてこの方、お母さん以外の人と同じ空間で生活したことは一度もない。
それどころか、女性と付き合ったことすら一度もなかった。
「夕食はこちらへとお運びさせていただきます」
「……は、はい」
エリザベスさんは他にも何か色々と説明してくれたようだったけれど、ほとんど頭に入ってこず。
ダンジョンを攻略するまでの辛抱だ……。
そう自分に言い聞かせて、どうにか僕は気持ちを落ち着かせようとするのだった。
◇ ◇ ◇
「なるほど、〝勇者の試練〟ですか」
こっそりと忍び込んだ王宮の庭で、勇者の母は一人呟いていた。
ちなみに王宮は厳重な警備で護られているはずなのだが……それを越えて城内に侵入することなど、彼女にとっては造作もないことだったようだ。
「それを攻略すまでの間、あの子はこの城に滞在することになる、と……」
そしてすでに息子が置かれている状況を完璧に把握しているらしかった。
「となれば、わたしも城の中の住人になった方がよさそうですね。さすがにその期間ずっとこそこそと隠れているのも大変ですし」
さらには、とんでもないことを平然と口にしている。
本来であればそんなことは不可能だ。
相応の出自と身分を有していなければ、王宮内で働くことすら許されない。
ケインのようなケースは例外中の例外である。
田舎の未亡人でしかない彼女では、間違いなく門前払いだろう。
「ふふふ、簡単ですよ。これだけ多くの人間が働いているお城なんですもの、誰にも知られてはいけない弱みを持っている人なんて沢山いるはずです♪」
勇者の母は満面の笑みで黒い台詞を吐くのだった。
◇ ◇ ◇
「こらそこ! 仕事中の私語は慎みなさい!」
「は、はいっ、メイド長っ」
「そこのあなた! 服が乱れていますわ! すぐに直しなさい!」
「も、申し訳ありませんっ!」
「この部屋を掃除したのは誰ですのっ? まるで指導した通りにできていませんわね! すぐにやり直しなさい!」
「かかか、畏まりましたっ!」
王宮メイド長の重役を任されているエリザベスは、見ての通り非常に厳しい女性だった。
今日も配下のメイドたちのミスを指摘し、強い口調で叱責している。
とりわけ今は貴賓扱いの勇者を王宮に迎えていることもあり、メイドたちにいつも以上のレベルを要求しているようだ。
彼女を怖れる王宮メイドたちは、秘かにエリザベスのことをこう呼んでいる。
仕事の悪魔。
裏方の女帝。
王宮と結婚した女。
エリザベスは独身だ。
子爵家の次女として生まれた彼女は十四のときに王宮メイドとなり、多くが二十歳前後で結婚を機に王宮を離れていく中にあって、三十をとっくに過ぎた現在までずっと王宮に仕え続けている。
ゆえに、未だ一度も男性経験などないに違いない。
そう誰もが思っていたが……。
「……で、殿下、おやめください……もう、こんなことは……もし、ロゼッタ様に知られでもしたら……」
「大丈夫だよ、エリザ。君はただメイド長として、僕の部屋を掃除しに来ているだけだ」
「あっ……で、殿下……」
「それとも君は僕のことが嫌いになったのかい?」
「い、いえ……そのようなことは……」
――実は彼女は、三つ年下の王太子と不義の関係にあるのだった。
エリザベスが王宮にメイドとして仕えるようになって、ほんの数年後からこの関係は秘かに続いているのだが、エリザベスの普段の勤務態度もあってか、未だ二人以外に秘密を知る者はいなかった。
その間に王太子は隣国の姫を妻として迎え、すでに二人の子供を成している。
もしこの事実が知られでもしたら外交問題にも発展しかねない。
「エリザ」
「殿下……」
しばらく二人の時間を過ごした後、エリザベスは乱れた衣服を直しながら、いつもの粛々とした態度で王太子の部屋を後にした。
一日の仕事をすべて終えたエリザベスは、王宮内に設けられたメイド寮にある自室へと戻ってきた。
夜はとっくに更けている。
「……? 手紙?」
そこで彼女は机の上に一通の手紙が置かれていることに気づく。
訝しげに眉根を寄せながらそれに目を通して始めたが、次第にその瞳が大きく見開かれていった。
「そ、そんな……」
0
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
妻を寝取ったパーティーメンバーに刺殺された俺はもう死にたくない。〜二度目の俺。最悪から最高の人生へ〜
橋本 悠
ファンタジー
両親の死、いじめ、NTRなどありとあらゆる`最悪`を経験し、終いにはパーティーメンバーに刺殺された俺は、異世界転生に成功した……と思いきや。
もしかして……また俺かよ!!
人生の最悪を賭けた二周目の俺が始まる……ってもうあんな最悪見たくない!!!
さいっっっっこうの人生送ってやるよ!!
──────
こちらの作品はカクヨム様でも連載させていただいております。
先取り更新はカクヨム様でございます。是非こちらもよろしくお願いします!
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
婚約破棄の場に相手がいなかった件について
三木谷夜宵
ファンタジー
侯爵令息であるアダルベルトは、とある夜会で婚約者の伯爵令嬢クラウディアとの婚約破棄を宣言する。しかし、その夜会にクラウディアの姿はなかった。
断罪イベントの夜会に婚約者を迎えに来ないというパターンがあるので、では行かなければいいと思って書いたら、人徳あふれるヒロイン(不在)が誕生しました。
カクヨムにも公開しています。
おてんば末っ子令嬢、実は前世若頭だった!? 〜皆で領地を守ります!〜
撫羽
ファンタジー
組長の息子で若頭だった俺が、なんてこったい! 目が覚めたら可愛い幼女になっていた! なんて無理ゲーだ!?
歴史だけ古いヤクザの組。既に組は看板を出しているだけの状況になっていて、組員達も家族のアシスタントやマネージメントをして極道なのに平和に暮らしていた。組長が欠かさないのは朝晩の愛犬の散歩だ。家族で話し合って、違う意味の事務所が必要じゃね? と、そろそろ組の看板を下ろそうかと相談していた矢先だった。そんな組を狙われたんだ。真っ正面から車が突っ込んできた。そこで俺の意識は途絶え、次に目覚めたらキラキラした髪の超可愛い幼女だった。
狙われて誘拐されたり、迫害されていた王子を保護したり、ドラゴンに押しかけられたり?
領地の特産品も開発し、家族に可愛がられている。
前世極道の若頭が転生すると、「いっけー!!」と魔法をぶっ放す様な勝気な令嬢の出来上がりだ! 辺境伯の末娘に転生した極道の若頭と、前世でも若頭付きだった姉弟の侍従や皆で辺境の領地を守るぜ!
ムカつく奴等にはカチコミかけるぜ!
会えないままな軍神夫からの約束された溺愛
待鳥園子
恋愛
ーーお前ごとこの国を、死に物狂いで守って来たーー
数年前に母が亡くなり、後妻と連れ子に虐げられていた伯爵令嬢ブランシュ。有名な将軍アーロン・キーブルグからの縁談を受け実家に売られるように結婚することになったが、会えないままに彼は出征してしまった!
それからすぐに訃報が届きいきなり未亡人になったブランシュは、懸命に家を守ろうとするものの、夫の弟から再婚を迫られ妊娠中の夫の愛人を名乗る女に押しかけられ、喪明けすぐに家を出るため再婚しようと決意。
夫の喪が明け「今度こそ素敵な男性と再婚して幸せになるわ!」と、出会いを求め夜会に出れば、なんと一年前に亡くなったはずの夫が帰って来て?!
努力家なのに何をしても報われない薄幸未亡人が、死ぬ気で国ごと妻を守り切る頼れる軍神夫に溺愛されて幸せになる話。
※完結まで毎日投稿です。
転生したら弱いものまね士になったけど結局活躍した。それはいいとして、英雄になったら隣に住んでたエルフとベッドの上でファンタジーが始まった
ぐうのすけ
ファンタジー
会社帰り、俺は突然異世界に転生した。
転生した異世界は貴族屋敷……の隣にあるボロ屋の息子だった。
10才で弱いと言われるものまね士のジョブを授かるが、それでも俺は冒険者を目指す。
所で隣のメイドさん、俺をからかうの、やめてもらえますか?
やめて貰えないと幼馴染のお嬢様が頬をぷっくりさせて睨んでくるんですけど?
そう言えば俺をバカにしていたライダーはどんどんボロボロになっていくけど、生きておるのか?
まあ、そんな事はどうでもいいんだけど、俺が英雄になった後隣に住んでいたエルフメイドがベッドの上では弱すぎる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる