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復讐編
レンジャー部隊
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俺は言われた海岸へと向かう。
身体の調子は昨日よりも絶好調だ。
司令官の知り合いのおかげだろう。
今日はぜってぇ負けねぇ。
「イア。俺だ。海斗の現在位置を頼む。」
「りょーかい。司令官。」
ピッ。と通話を切る。
「やっぱり心配なのかい?翔太くん。」
「部下の初試合を見に行かない訳にはないだろ。」
「ははっ。あんまり手を出しちゃダメだよ。
あの子は頑張ってるんだからね。」
「あぁ。もちろんそのつもりだよ。」
「はぁ。僕は言ったよね?西宮翔太を連れてこいと。
なんで君だけが来るのかな?」
「今頃司令官はグースカピーだ。」
まぁあんな怪我してる人を連れてくる訳にはいかない。
「それにその子を人質に取っても
俺は動いても司令官は動かない。」
「なるほど。ならこの子は用済みだね。
じゃあもういいよ。帰って。
この子は僕が帰しておくからさ。」
「はい。そうですか。とはいかねぇんだよな。
俺はお前にリベンジを果たすために来たんだよ。
歯食いしばれよ。ド三流。」
「はぁ。昨日ボコボコにされたのによく言えるね。
まぁいいよ。5分だ。
5分間だけ遊んであげるよ。」
「3分でケリをつけてやるよ。」
俺はガンブレードの引き金を引く。
「1式。風爆。」
俺は時速50kmは超えるスピードで距離を詰める。
そして、体をよじりながら1回転し、
その勢いを使ってガンブレードを振り下げる。
相手はG36の銃口で受け止める。
は?意味わかんねぇだろ。
相手は軽々と受け止めた。
少しも揺れずにだ。
なんちゅう体幹してんだよ。ってやべぇ。
俺は左腕を掴まれる。
だが、俺はそれを軸に蹴りを入れる。
「やっぱりなかなかやるね。」
「そりゃどうも。」
「なら少しだけ本気で行くよ。」
G36のセーフティを解除し、
フルオート射撃をしてくる。
俺は司令官のように銃弾を避けるすべはない。
だから、俺は対処法を思いついていた。
「1式。風爆。」
地面が跳ね上がる。大量の砂が巻き散る。
そして、その勢いを利用して、
俺の身体は跳ね上がる。
そして、全ての銃弾をかわす。
「さすがにそれくらいは避けるよね。」
「はぁ。本気で殺す気なんだな。」
「いや?そんなことはないよ。
西宮翔太以外を殺しちゃいけないしね。」
「何故そんなに司令官を殺そうとするんだ?」
「簡単な事だよ。西宮翔太がテロリストだからだ。」
「残念だが、司令官を殺させる訳にはいかない。
司令官はほんとに優しい人なんだ。」
あぁ。ほんとに優しい人なんだ。司令官は。
あの時も。あの時もそうなんだ。
優斗の死んだ時。
俺たちがエレナに復讐心を起こさないために。
俺たちが無駄死にしないように、
俺たちが復讐心を向けないようにしていた。
司令官はほんとに人に頼ることをしない。
人に頼れない人なのだ。
言葉は冷たいが、その中には優しさがあるのが
Rebellionのメンバー全員が知っていた。
司令官は裏でツンデレ司令官だとか言われている。
イアさんを筆頭にみんな気づいている。
司令官が日に日に体調が悪くなってることを。
「俺は司令官が誰かに助けを求めた時。
いや。そんな時は来ないかもしれない。
だが、もしその時が来た時。
俺は司令官を助けれるようになりたいんだ!!」
「君にそこまで言わせるんだね。西宮翔太は。
そんな人がなぜテロリストになったのだか。」
「そんなの俺は知らねぇよ。
今の俺の実力じゃ司令官を助けることが出来ない。
だから、今の俺ができることは。
お前を超えることだけだ!!」
「雰囲気が変わったね。
そうだね。もう少しだけ遊ぼうか。」
それに。増援の部隊が来ないってことは。
もうやられているのかな。
まぁこの子と遊ぶ時間が増えていいけどね。
「俺にそんな遊ぶ時間はねぇよ。
だから一瞬で終わらしてやる。いくぞ。」
「かかっておいで。」
「4式。神渡し。」
ガンブレードの剣先にエネルギーが集中する。
「ぶっとべ!!」
レーザーのような風が吹き抜ける。
「うわっ。おっ。と。」
男はギリギリで耐えている。
いや。ほんとに化け物かよ。
「ふき、とべー!!」さらに勢いが増す。
「…ッ。」
男は吹き飛んで行った。
「はぁはぁはぁ。さすがにもう無理かな。」
俺はゆったりと倒れた。
数分前。
「く、くそ。お、お前なんかに。」
「はぁ。うるさい。黙ってろ。」
「お前なんか隊長が。ひぃぃぃぃ。」
俺は銃口を構える。
「だから黙ってろって言ってるだろ。」
俺の周りには20人近くの自衛隊員が倒れてる。
「あいつの初試合なんだ。
お前たちに邪魔をさせる訳にはいかないんだよ。」
そして、轟音とともに爆風がすりぬける。
そして、轟音の方向へと向かった。
「ど、どこにいく。」
「は?何でお前に言わなきゃいけねぇんだよ。
あとお前ら全員もっと強くなれよ。
じゃねぇと俺が手を下す前に死ぬぞ?」
そうして俺は海斗のいるであろう方向へと歩いた。
勝ってはいなくてもせめて引き分けにしろよ?
じゃねぇとまだまだ訓練を続けてやるからな?
身体の調子は昨日よりも絶好調だ。
司令官の知り合いのおかげだろう。
今日はぜってぇ負けねぇ。
「イア。俺だ。海斗の現在位置を頼む。」
「りょーかい。司令官。」
ピッ。と通話を切る。
「やっぱり心配なのかい?翔太くん。」
「部下の初試合を見に行かない訳にはないだろ。」
「ははっ。あんまり手を出しちゃダメだよ。
あの子は頑張ってるんだからね。」
「あぁ。もちろんそのつもりだよ。」
「はぁ。僕は言ったよね?西宮翔太を連れてこいと。
なんで君だけが来るのかな?」
「今頃司令官はグースカピーだ。」
まぁあんな怪我してる人を連れてくる訳にはいかない。
「それにその子を人質に取っても
俺は動いても司令官は動かない。」
「なるほど。ならこの子は用済みだね。
じゃあもういいよ。帰って。
この子は僕が帰しておくからさ。」
「はい。そうですか。とはいかねぇんだよな。
俺はお前にリベンジを果たすために来たんだよ。
歯食いしばれよ。ド三流。」
「はぁ。昨日ボコボコにされたのによく言えるね。
まぁいいよ。5分だ。
5分間だけ遊んであげるよ。」
「3分でケリをつけてやるよ。」
俺はガンブレードの引き金を引く。
「1式。風爆。」
俺は時速50kmは超えるスピードで距離を詰める。
そして、体をよじりながら1回転し、
その勢いを使ってガンブレードを振り下げる。
相手はG36の銃口で受け止める。
は?意味わかんねぇだろ。
相手は軽々と受け止めた。
少しも揺れずにだ。
なんちゅう体幹してんだよ。ってやべぇ。
俺は左腕を掴まれる。
だが、俺はそれを軸に蹴りを入れる。
「やっぱりなかなかやるね。」
「そりゃどうも。」
「なら少しだけ本気で行くよ。」
G36のセーフティを解除し、
フルオート射撃をしてくる。
俺は司令官のように銃弾を避けるすべはない。
だから、俺は対処法を思いついていた。
「1式。風爆。」
地面が跳ね上がる。大量の砂が巻き散る。
そして、その勢いを利用して、
俺の身体は跳ね上がる。
そして、全ての銃弾をかわす。
「さすがにそれくらいは避けるよね。」
「はぁ。本気で殺す気なんだな。」
「いや?そんなことはないよ。
西宮翔太以外を殺しちゃいけないしね。」
「何故そんなに司令官を殺そうとするんだ?」
「簡単な事だよ。西宮翔太がテロリストだからだ。」
「残念だが、司令官を殺させる訳にはいかない。
司令官はほんとに優しい人なんだ。」
あぁ。ほんとに優しい人なんだ。司令官は。
あの時も。あの時もそうなんだ。
優斗の死んだ時。
俺たちがエレナに復讐心を起こさないために。
俺たちが無駄死にしないように、
俺たちが復讐心を向けないようにしていた。
司令官はほんとに人に頼ることをしない。
人に頼れない人なのだ。
言葉は冷たいが、その中には優しさがあるのが
Rebellionのメンバー全員が知っていた。
司令官は裏でツンデレ司令官だとか言われている。
イアさんを筆頭にみんな気づいている。
司令官が日に日に体調が悪くなってることを。
「俺は司令官が誰かに助けを求めた時。
いや。そんな時は来ないかもしれない。
だが、もしその時が来た時。
俺は司令官を助けれるようになりたいんだ!!」
「君にそこまで言わせるんだね。西宮翔太は。
そんな人がなぜテロリストになったのだか。」
「そんなの俺は知らねぇよ。
今の俺の実力じゃ司令官を助けることが出来ない。
だから、今の俺ができることは。
お前を超えることだけだ!!」
「雰囲気が変わったね。
そうだね。もう少しだけ遊ぼうか。」
それに。増援の部隊が来ないってことは。
もうやられているのかな。
まぁこの子と遊ぶ時間が増えていいけどね。
「俺にそんな遊ぶ時間はねぇよ。
だから一瞬で終わらしてやる。いくぞ。」
「かかっておいで。」
「4式。神渡し。」
ガンブレードの剣先にエネルギーが集中する。
「ぶっとべ!!」
レーザーのような風が吹き抜ける。
「うわっ。おっ。と。」
男はギリギリで耐えている。
いや。ほんとに化け物かよ。
「ふき、とべー!!」さらに勢いが増す。
「…ッ。」
男は吹き飛んで行った。
「はぁはぁはぁ。さすがにもう無理かな。」
俺はゆったりと倒れた。
数分前。
「く、くそ。お、お前なんかに。」
「はぁ。うるさい。黙ってろ。」
「お前なんか隊長が。ひぃぃぃぃ。」
俺は銃口を構える。
「だから黙ってろって言ってるだろ。」
俺の周りには20人近くの自衛隊員が倒れてる。
「あいつの初試合なんだ。
お前たちに邪魔をさせる訳にはいかないんだよ。」
そして、轟音とともに爆風がすりぬける。
そして、轟音の方向へと向かった。
「ど、どこにいく。」
「は?何でお前に言わなきゃいけねぇんだよ。
あとお前ら全員もっと強くなれよ。
じゃねぇと俺が手を下す前に死ぬぞ?」
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