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復讐編
上位互換
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「ようやく気づいたか。オリジナル。」
「あぁ。お前は100%の力を引き出せる。そうだろ?」
「ははっ。ようやく分かったか。
だからお前は俺に勝てないんだよ。
次は30で行くぜ?」
クローンの圧力が変わった。
「30%ってことか?いいぜ。付き合ってやるよ。」
俺もリミッターを解除する。
ミシミシと身体が悲鳴をあげる。
だが、その対価として力がわき出る。
「あぁ。30は久しぶりだから少しきついな。」
「そこまで制御できてるとはさすがオリジナル。」
「そう褒めんなよ。照れるだろ。」
俺は一気に距離を詰め、ブレードを振り下ろす。
もちろん。クローンもそれを受け止める。
少しの衝撃波が地面に伝わる。
「簡単に受け止めるな。」
「当たり前だ。お前と同じ力の解放なんだからな。」
「なら、俺だけ先に行くぜ。」
俺はさらにリミッターを解除する。
筋肉が悲鳴をあげ続ける。
さらに力が湧き出てくる。
俺はまた姿を消す。
ブレードを振り下げる。
クローンはブレードで防御する。
そして、俺は即座にブレードの軌道を変える。
クローンはそれをかわし、俺の脇から通り過ぎる。
俺はその技を知っている。
「ラディーレン。」空中へと瞬間移動する。
俺の元いた場所には斬撃の後が見えた。
「ちっ。ゼロ・インフィニティか。」
「オリジナルも知っていたのか。
俺の自作だと思ったんだがな。」
「俺のクローンだから仕方ねぇよ。
ブレードでも決着がつかなさそうだな。」
「あぁ。そうだな。なら。」
「お前もわかってるか。
銃、ブレードと決着がつかないなら。」
俺とクローンはお互いにブレードをしまう。
そして、ボクシングのような構えをとる。
「お前はさらに勝率を下げているのを理解してるか?」
「これじゃねぇと決着つかねぇだろうが。」
俺たちはお互いに拳をまじえる。
そして、顔に飛んできた拳を俺は左手でそらし、
カウンターで蹴りを入れる。
その蹴りを相手も蹴りで合わせる。
ちっ。めんどくせぇな。
「ふん。もう終わらせてやるか。60だ。」
クローンが目の前から消えた。
やってみるしかないな。
俺はその戦闘機並みの速さの拳を受け止める。
そして、その衝撃を俺は分散する。
手のひらから肘、肩、そして、全身へ。
俺は俺の関節144本に分散し、衝撃を地面に落とす。
怖かったが案外できるもんだな。
「おいおい。お前やばすぎだろ。」
「人間だからな。」
そして、俺はクローンの手を無理やり開かせる。
俺はクローンの手を握り、
シャーロットさんの技を使う。
全身の関節を固め、手首をひねる。
聞きたくもない音がひびきわたる。
クローンは俺に蹴りを入れようとするので、
俺は後方に飛び下がる。
「ははっ。えぐい技持ってるな。」
「おいおい。ダウンしてくれよ。」
クローンの左腕が脱力されている。
俺と同じような技で回避しやがったな。
めんどくさすぎるな。もうこれしかないか。
やりたくなかったんだがな。
「ここで一気に畳み掛けてやるよ。」
俺は脳のリミッターをゆっくり解除する。
だが、俺は頭痛がする。
耐えろ。耐えろ。耐えろ。
その願いは虚しく、俺の集中は途切れ倒れる。
「それを使っちまったか。
それは1番寿命を短くするぜ?」
「どう、いうこ、とだ。」
「お前の脳は今にも破裂する。
そして、その技はさらに加速させる。」
「ははっ。関係ねぇかな。」
「は?」
「俺は今死のうが。後で死のうが関係ねぇ。
いつ死んでもいいんだよ。
俺はもう生に意味を見いだしていない。
俺は復讐さえ出来ればあとの生活なんて
どうだっていいんだよ。」
その言葉を聞くとクローンは押し黙る。
「いくぞ。クローン。」
「…ねぇ。」
「あ?なんか言ったか?」
「ふ…ねぇ。」
「はっきり言えよ。」
「ふざけんじゃねぇぞ!!クソ野郎が!!」
「あぁ。お前は100%の力を引き出せる。そうだろ?」
「ははっ。ようやく分かったか。
だからお前は俺に勝てないんだよ。
次は30で行くぜ?」
クローンの圧力が変わった。
「30%ってことか?いいぜ。付き合ってやるよ。」
俺もリミッターを解除する。
ミシミシと身体が悲鳴をあげる。
だが、その対価として力がわき出る。
「あぁ。30は久しぶりだから少しきついな。」
「そこまで制御できてるとはさすがオリジナル。」
「そう褒めんなよ。照れるだろ。」
俺は一気に距離を詰め、ブレードを振り下ろす。
もちろん。クローンもそれを受け止める。
少しの衝撃波が地面に伝わる。
「簡単に受け止めるな。」
「当たり前だ。お前と同じ力の解放なんだからな。」
「なら、俺だけ先に行くぜ。」
俺はさらにリミッターを解除する。
筋肉が悲鳴をあげ続ける。
さらに力が湧き出てくる。
俺はまた姿を消す。
ブレードを振り下げる。
クローンはブレードで防御する。
そして、俺は即座にブレードの軌道を変える。
クローンはそれをかわし、俺の脇から通り過ぎる。
俺はその技を知っている。
「ラディーレン。」空中へと瞬間移動する。
俺の元いた場所には斬撃の後が見えた。
「ちっ。ゼロ・インフィニティか。」
「オリジナルも知っていたのか。
俺の自作だと思ったんだがな。」
「俺のクローンだから仕方ねぇよ。
ブレードでも決着がつかなさそうだな。」
「あぁ。そうだな。なら。」
「お前もわかってるか。
銃、ブレードと決着がつかないなら。」
俺とクローンはお互いにブレードをしまう。
そして、ボクシングのような構えをとる。
「お前はさらに勝率を下げているのを理解してるか?」
「これじゃねぇと決着つかねぇだろうが。」
俺たちはお互いに拳をまじえる。
そして、顔に飛んできた拳を俺は左手でそらし、
カウンターで蹴りを入れる。
その蹴りを相手も蹴りで合わせる。
ちっ。めんどくせぇな。
「ふん。もう終わらせてやるか。60だ。」
クローンが目の前から消えた。
やってみるしかないな。
俺はその戦闘機並みの速さの拳を受け止める。
そして、その衝撃を俺は分散する。
手のひらから肘、肩、そして、全身へ。
俺は俺の関節144本に分散し、衝撃を地面に落とす。
怖かったが案外できるもんだな。
「おいおい。お前やばすぎだろ。」
「人間だからな。」
そして、俺はクローンの手を無理やり開かせる。
俺はクローンの手を握り、
シャーロットさんの技を使う。
全身の関節を固め、手首をひねる。
聞きたくもない音がひびきわたる。
クローンは俺に蹴りを入れようとするので、
俺は後方に飛び下がる。
「ははっ。えぐい技持ってるな。」
「おいおい。ダウンしてくれよ。」
クローンの左腕が脱力されている。
俺と同じような技で回避しやがったな。
めんどくさすぎるな。もうこれしかないか。
やりたくなかったんだがな。
「ここで一気に畳み掛けてやるよ。」
俺は脳のリミッターをゆっくり解除する。
だが、俺は頭痛がする。
耐えろ。耐えろ。耐えろ。
その願いは虚しく、俺の集中は途切れ倒れる。
「それを使っちまったか。
それは1番寿命を短くするぜ?」
「どう、いうこ、とだ。」
「お前の脳は今にも破裂する。
そして、その技はさらに加速させる。」
「ははっ。関係ねぇかな。」
「は?」
「俺は今死のうが。後で死のうが関係ねぇ。
いつ死んでもいいんだよ。
俺はもう生に意味を見いだしていない。
俺は復讐さえ出来ればあとの生活なんて
どうだっていいんだよ。」
その言葉を聞くとクローンは押し黙る。
「いくぞ。クローン。」
「…ねぇ。」
「あ?なんか言ったか?」
「ふ…ねぇ。」
「はっきり言えよ。」
「ふざけんじゃねぇぞ!!クソ野郎が!!」
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