堕天の皇帝

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復讐編

無免許

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 世間一般的に言うラッキースケベが起こった次の日。
朝風呂へと向かった。
「やぁ。奇遇だね。」
そこには白髪の美少女がいた。
「なんでこんなとこにいるんだよ。シエスタ。」
「私も朝風呂派なんでね。たまたまだよ。」
「そんなわけないだろ。」
「まぁ。おじ様への挨拶のためって感じだよ。」
「そうかよ。」
少しの静寂が訪れる。
シエスタは身体を隠そうとしていなかった。
「少しは身体を隠したらどうだ?
 昨日のアリーシャみたいに。」
「なぜ風呂なのに身体を隠すんだい?
 それで、昨日のアリーシャとは?」
なるほど。シエスタは風呂とかの
正式な理由があるなら裸を見られるのに躊躇がない。
単なる痴女ってことだな。それでしくったな。
アリーシャと風呂に入ったのがバレた。
なんかすげぇ睨んでくるんだが。
「まさか。手。だしてないよね?」
「ははっ。笑わせんな。
 お前らみたいな幼女体系に1ミリも興味はない。」
「ん?そんなに殺されたいんですか?」
そう言いながら立つシエスタ。
「まぁ待て待て。事実だろ?貧乳。」
「どうやら私は君を甘やかしすぎたみたいだね。
 少し粛清をしようか。」
シエスタは俺にゆっくり近づいてくる。
圧が強すぎる。こいつ...俺よりも強い!!
その瞬間から俺の意識はなかった。

 俺は寝転がりながらバイク免許の参考書を読んでいた。
移動方法としてバイクってやっぱアホか?
だが、俺はまだ17だから免許は取れねぇ。
まぁ取りにも行けねぇんだがな。
「あら。そんなとこで寝転がって邪魔よ。」
「いって。蹴るな。クソガキ。」
「何よ。うるさいわね。このロリコン。
 まさか私以外にもお姉ちゃんに手を出すとは。」
「自分たちがロリってことは認めるんだな。」
「うるさいわね。このバカ。」
「手は出してねぇよ。ってか、
 こちとら絞め殺されかけてんだわ。」
「知らないわよあんたが悪いわ。」
はぁ。とため息をつくアリーシャ。
「ジーニ。車を出して。」
「お嬢。すんません。今全員カチコミに行って
 車が1台もないっす。」
「そういうことは早く言いなさいよ。」
「なぁ。あんた。」
「どうした?」
「バイクあるか?」
「あぁ。スポーツタイプなら1台あるぜ。」
「アリーシャ。行くぞ。」
「あんたバイク乗れんの?」
「...。」

「ね、ねぇ。ほんとに乗れるのよね?」
「うるせぇな。これ被ってろ。」
俺はアリーシャに無理やりヘルメットをかぶせた。
そして、エンジンをふかす。
「お前の質問に対しての回答だが。」
「えぇ。」
「無免許運転は高校生の特権であり、
 予習は全部昔マルオカートでやった。」
俺はそう言葉を言い放つと同時に急発進する。
「ちょ、ちょっと待ってぇぇぇ。」
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