堕天の皇帝

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ロシア(アルファ部隊)編

ただいま

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「あ、そうだ。翔太くんの名前どうしようか。」
「確かにこの格好で翔太はやばいな。」
「ん~。なら美優で。」
「なんで?」
「パって思いついたから。」
「日本人の名前はあまりわからないけど、
 いい名前だと思うよ。」
そして、俺たちは優雅な飛行機の旅をしていた。

「ふぅ。ただいまなのかな。」
「あぁ。久しぶりに帰ってきたからな。
 俺もただいまって言うべきかな。」
「お、マリアだ。
 なんかすげぇ目を見開いてるんだけど。」
そして、次の瞬間。目の前にマリアがいた。
おいおい。テレポート使うんじゃねぇよ。
「かわいぃぃぃぃぃぃよぉぉぉぉぉ。」
「うるさいよ。マリア。ってか日本語。」
「2ヶ月かけて頑張って覚えたんだよ。」 
マリアは多少違和感があるが、日本語を話していた。
「すごいな。よく頑張ったな。」
「えぇ。そうだよぉ。」
「ってか少しトイレ行ってくる。」
「えぇ。いってらっしゃい。」
はぁ優雅だったとはいえやはり飛行機はしんどいな。
っておいおい。なんでおっさん達、
そんなに照れてんだよ。
気持ちわりぃぞ。
お前らのデレとか無価値に等しいだろ。
俺はふとした瞬間、鏡を見る。
男子トイレに現れたのは圧倒的美少女。
「あわわ。ご、ごめんなさい。」
俺は急いでトイレを出る。
そういや、俺こっちじゃなかった。いって。
あまり前を見ずに走っていたため、
誰かにぶつかってしまった。
その男は体幹が良いのか、少し揺れただけだった。
「ご、ごめんなさ...。っておま。」
そこに居たのは山崎直人だった。
お前アメリカへと行ったんじゃねぇのかよ。
「ごめんな。大丈夫だったか?」
「え、えぇ。大丈夫ですよ。」
「それより俺をなんか知ってるのか?」
「いや。あのえへへ。」
やべぇ。どうしよう。上手いこと言い訳しなくちゃ。
「直人さん何してるんですか。」
1人の少女が山崎直人に話しかける。
こいつが一緒にアメリカに行く0課のやつか。
「って直人さん。何女の子襲ってるんですか。
 さすがにどん引きですよ。」
「襲ってねぇよ。」
「いったぁい。ぶ、ぶったな。
 親父にもぶたれたことないのに。」
「お前はどこのアムロだよ。
 ってあれ?あの女の子は?」
あいつっていじられキャラなんだな。
ってか危なすぎる。あそこで漫才されなかったら
わんちゃんバレてたかもしねぇな。

「直人がいたんだって。」
「まさかぁ~。そんなわけないよ。
 女装して頭おかしくなっちゃったんじゃない?」
「ひでぇ言い様だな。」
「それで今から何するんだい?マリア。」
「うーん。明日は経路の確認とかがあるから
 今から遊ぼっか。」
「はーい。僕ジャパニーズ寿司食べたい。」
「私は昨日食べたんだけどまた食べたいし。
 翔太くん達もいいかしら。」
「あぁ。いいぜ。」
「よし。なら遊ぶぞぉぉぉ。」
「いよっしゃぁぁぁぁ。」
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