33 / 164
軍事育成学校編
君は誰だ?
しおりを挟む
僕は翔太くんに確認したかった。
彼は僕との模擬戦にて僕の能力を予測していた。
ここまでならまだいい。
僕の能力は遅かれ早かれシャーロット先生から
知らされるだろうから。
だが、僕が思ったのは彼の能力。
彼の能力は強すぎる。
身体強化の類だろうが口調が変わり、
ベレッタすら使わずに初めて持つであろう
高周波ブレードで敵を圧倒。
極めつけは石ころとスモークのみで
ティーガーIIを撃破。
チート能力者と言う言葉が似合うほどに強い。
なら何故模擬戦で使わなかったのか。
使う必要がないと判断したのだろうか。
僕はそれを聞きたかった。
「ねぇ。翔太くん。」
「ん?なんだ?」
「君は一体何者なんだ?」
「俺は西宮翔太だよ。」
「そういうことを聞いてるんじゃない。」
和樹は一拍置いて俺に言う。
「今の君は誰だ?」
「何度でも言うよ。俺は西宮翔太だ。
あのよく分からない能力は俺も知らん。」
「そうか。まぁいい。
君はチートすぎる。
人がティーガーIIを壊せるわけがないからね。」
「まぁそうだろうな。」
俺の能力の予想としては
人間の本来の力を引き出す能力。
全身の筋肉、脳みそ、その他もろもろには
リミッターがかかっている。
それを解放することにより、
未来予知並の予想を立てたりだとかができる。
まぁこの辺は後でセクレートに訪ねよう。
少しの沈黙の後、
「君は2日間ほど寝ていた。」
「そんなに俺寝ていたのか。」
「3週間後に運動会がある。」
「軍事育成学校なのにそんなのがあるのか。」
「まぁ、普通の運動会じゃないだろうけどね。
恐らくクラス単位での模擬戦かな。」
「この学校本当に模擬戦が好きだな。」
「翔太くん。その時は絶対に
能力を使っちゃダメだよ。」
「ん?なぜだ?」
「君の能力は多分知られていない。
君の能力はチートと言って差し支えない。
だから、できるだけ学校の人には
見せびらかさない方がいい。
他の人の士気を下げる可能性があるからね。」
「なるほどな。まぁ使わねぇーよ。安心しろ。」
「君がそう言うなら信じるよ。化け物君。」
「そのまま翔太くんって呼んでくれよ。
タイムルーラー。」
「その呼び方はやめてくれ。恥ずかしい。」
「くそ厨二病がよ。なんだよタイムルーラーって。」
「やめてくれー!!」
彼は僕との模擬戦にて僕の能力を予測していた。
ここまでならまだいい。
僕の能力は遅かれ早かれシャーロット先生から
知らされるだろうから。
だが、僕が思ったのは彼の能力。
彼の能力は強すぎる。
身体強化の類だろうが口調が変わり、
ベレッタすら使わずに初めて持つであろう
高周波ブレードで敵を圧倒。
極めつけは石ころとスモークのみで
ティーガーIIを撃破。
チート能力者と言う言葉が似合うほどに強い。
なら何故模擬戦で使わなかったのか。
使う必要がないと判断したのだろうか。
僕はそれを聞きたかった。
「ねぇ。翔太くん。」
「ん?なんだ?」
「君は一体何者なんだ?」
「俺は西宮翔太だよ。」
「そういうことを聞いてるんじゃない。」
和樹は一拍置いて俺に言う。
「今の君は誰だ?」
「何度でも言うよ。俺は西宮翔太だ。
あのよく分からない能力は俺も知らん。」
「そうか。まぁいい。
君はチートすぎる。
人がティーガーIIを壊せるわけがないからね。」
「まぁそうだろうな。」
俺の能力の予想としては
人間の本来の力を引き出す能力。
全身の筋肉、脳みそ、その他もろもろには
リミッターがかかっている。
それを解放することにより、
未来予知並の予想を立てたりだとかができる。
まぁこの辺は後でセクレートに訪ねよう。
少しの沈黙の後、
「君は2日間ほど寝ていた。」
「そんなに俺寝ていたのか。」
「3週間後に運動会がある。」
「軍事育成学校なのにそんなのがあるのか。」
「まぁ、普通の運動会じゃないだろうけどね。
恐らくクラス単位での模擬戦かな。」
「この学校本当に模擬戦が好きだな。」
「翔太くん。その時は絶対に
能力を使っちゃダメだよ。」
「ん?なぜだ?」
「君の能力は多分知られていない。
君の能力はチートと言って差し支えない。
だから、できるだけ学校の人には
見せびらかさない方がいい。
他の人の士気を下げる可能性があるからね。」
「なるほどな。まぁ使わねぇーよ。安心しろ。」
「君がそう言うなら信じるよ。化け物君。」
「そのまま翔太くんって呼んでくれよ。
タイムルーラー。」
「その呼び方はやめてくれ。恥ずかしい。」
「くそ厨二病がよ。なんだよタイムルーラーって。」
「やめてくれー!!」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
裏切者には神罰を
夜桜
恋愛
幸せな生活は途端に終わりを告げた。
辺境伯令嬢フィリス・クラインは毒殺、暗殺、撲殺、絞殺、刺殺――あらゆる方法で婚約者の伯爵ハンスから命を狙われた。
けれど、フィリスは全てをある能力で神回避していた。
あまりの殺意に復讐を決め、ハンスを逆に地獄へ送る。
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる