堕天の皇帝

軍事育成学校編

全てが3日ぶり。

 俺、結衣、千春はあの無人島から脱出した。
「やっと着いたよ～。」
あの殺し合いゲームの主催者？である
男が俺らにそう告げる。
ヘリコプターの窓から見た景色には
マンションが見えた。
ヘリコプターは止まり、
俺らは降りる。
「ここは男子寮だよ。
　君は304号室だよ。はいこれ鍵。」
そう言って俺に鍵を渡してくる。
「女子寮はもう少し先だよ。
　今日はもう寝てね。
　手紙があるから、それを読んで
　明日の行動を把握しとくようにね。
　それじゃ、結衣ちゃんと千春ちゃんも
　行こっか。」
そうして3人は女子寮へと向かう。
俺は3人の背中を見守りながら、
自室へと向かった。

 俺は部屋に着いた。
「意外と広いんだな～。」
久しぶりのベットとラムネが置いてある。
俺はラムネを数個取り口に放り込む。
うん。やっぱりうめぇ。脳が回復する。
ちっ。視線を感じるな。
やはり監視カメラはありそうだな～。
多分男子だけなんだろうな～。
あっち系はトイレとかで済まさないとな。
そんなことを考えていると、
俺の視界に手紙が見える。
俺は手紙を開いた。

「やぁ。翔太くん。
　君が生き残って僕は嬉しいよ。
　君たちは明日から軍事育成学校に
　通ってもらうよ。
　明日の朝８時には
　同封されてるマップを頼りに来てね。
　あ、あとタンスの中に制服があるから。
　制服と言ってもどちらかと言えば
　ジャージにかなり近いけどね。
　明日はクラスを決めてもらうから
　こんなのしたいな～とか考えてね。
　まぁ君はほぼ決まってるんだけどね。
　じゃあおやすみ～。」

 軍事育成学校か。
遅刻したらしばかれそうだな。
何でこんなことになってしまったんだろう。
あーあ。早くA〇EXやりてぇーな。
そして俺は3日ぶりの風呂に入り、
3日ぶりのベットで寝るのだった。