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無人島編
知恵こそ最大の武器。
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「おいこら!!」
辺り一面に急な怒号が響く。
ヤンキーがイキっている。
だが、片手には拳銃が握られていた。
あれはイキリじゃなくて
焦りからなのだろうか。
しかし、やばい事には変わりない。
「お前ら全員荷物置いて立ち去れ!」
パンっ、真上に発砲される。
俺以外の全員がカバンを置いて
3歩くらい下がる。
「おい、お前も早く荷物をおけ!」
俺は考えていた。
あれは形からしてコルトパイソンだ。
非常に安価な拳銃だが、
素人が扱えるものでは無い。
俺は荷物を持って8mほど距離をとる。
ヤンキーは焦ったように俺に拳銃を向ける。
「逃げてんじゃねぇーぞ!殺すぞ!」
「うるせぇーよばーか!
さっきから口だけは達者だな。」
「調子に乗ってんじゃねぇーぞ」
「手がずっと震えてるぞ。
人殺す勇気もねぇーくせに
殺すとか言ってんじゃねぇーぞ」
もちろん俺も人を殺すなんてできない。
「あーいいぜ、殺してやるよ!」
パンっとまた銃声が鳴った。
だが、コルトパイソンから放たれた
銃弾は俺に当たることなく、
あさっての方向に飛んでいく。
「逃げるぞ、結衣!」
「え、ちょっと待ってよ。」
あんなの片手で扱える代物ではない。
「やっぱり知恵こそ最大の武器だな。」
遅れていた結衣だが、
すでに俺に追いついていた。
「お○ぱいでかくなったな~」
「殺すわよ?」
口に出てたか、、、死にたくねぇな。
1km走ったーー
「もう無理。限界!!」
「まだ、1kmくらいしか走ってないわよ。」
「現役ニートには1kmは長距離だ!!」
「文句言わず、もうちょい先に逃げるわよ」
300m走ったーー
俺は倒れた。
「へばるのが早すぎるわよ!!」
「仕方ないだろ!俺はニートだ!」
「誇ってるんじゃないわよ!!
まぁいいわ、ちょっとそこの
洞窟で隠れましょうか。」
「恩にきるぜ!結衣!」
そうして、俺らは洞窟へと向かった。
「そういや、翔太。」
「ん?なんだ?」
「武器は何が入ってたの?」
「俺は入ってなかったよ。」
「え?」
「見てみるか?」
「いや、あなたがここで嘘つく理由なんて
ないから信じるわ。」
「結衣は何が入ってたんだ?」
「私はナイフよ。
扱えないけどね(笑)」
「扱えたら怖いすぎるわ(笑)」
俺らは苦笑いを浮かべながら、
これからどうやって生きるかを考えていた。
辺り一面に急な怒号が響く。
ヤンキーがイキっている。
だが、片手には拳銃が握られていた。
あれはイキリじゃなくて
焦りからなのだろうか。
しかし、やばい事には変わりない。
「お前ら全員荷物置いて立ち去れ!」
パンっ、真上に発砲される。
俺以外の全員がカバンを置いて
3歩くらい下がる。
「おい、お前も早く荷物をおけ!」
俺は考えていた。
あれは形からしてコルトパイソンだ。
非常に安価な拳銃だが、
素人が扱えるものでは無い。
俺は荷物を持って8mほど距離をとる。
ヤンキーは焦ったように俺に拳銃を向ける。
「逃げてんじゃねぇーぞ!殺すぞ!」
「うるせぇーよばーか!
さっきから口だけは達者だな。」
「調子に乗ってんじゃねぇーぞ」
「手がずっと震えてるぞ。
人殺す勇気もねぇーくせに
殺すとか言ってんじゃねぇーぞ」
もちろん俺も人を殺すなんてできない。
「あーいいぜ、殺してやるよ!」
パンっとまた銃声が鳴った。
だが、コルトパイソンから放たれた
銃弾は俺に当たることなく、
あさっての方向に飛んでいく。
「逃げるぞ、結衣!」
「え、ちょっと待ってよ。」
あんなの片手で扱える代物ではない。
「やっぱり知恵こそ最大の武器だな。」
遅れていた結衣だが、
すでに俺に追いついていた。
「お○ぱいでかくなったな~」
「殺すわよ?」
口に出てたか、、、死にたくねぇな。
1km走ったーー
「もう無理。限界!!」
「まだ、1kmくらいしか走ってないわよ。」
「現役ニートには1kmは長距離だ!!」
「文句言わず、もうちょい先に逃げるわよ」
300m走ったーー
俺は倒れた。
「へばるのが早すぎるわよ!!」
「仕方ないだろ!俺はニートだ!」
「誇ってるんじゃないわよ!!
まぁいいわ、ちょっとそこの
洞窟で隠れましょうか。」
「恩にきるぜ!結衣!」
そうして、俺らは洞窟へと向かった。
「そういや、翔太。」
「ん?なんだ?」
「武器は何が入ってたの?」
「俺は入ってなかったよ。」
「え?」
「見てみるか?」
「いや、あなたがここで嘘つく理由なんて
ないから信じるわ。」
「結衣は何が入ってたんだ?」
「私はナイフよ。
扱えないけどね(笑)」
「扱えたら怖いすぎるわ(笑)」
俺らは苦笑いを浮かべながら、
これからどうやって生きるかを考えていた。
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