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2日目。

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「んー。いー!!」
オレンジ色の空。
誰かの名前を呼んでいる自分。
その後に遠くから太鼓の音が聞こえる。
「は!はぁはぁはぁ。」
今日も嫌な夢を見た。
やはり思い出すことは出来ない。
俺はほとんど悪夢どころか
夢を見ていないのになぜなんだ。
そう考えても意味が無いと思い
俺はいつも通りテレビをつけた。
特に気になる話題はなかった。
だから、俺は学校に向かった。

「よぉ。翔太。
 って大丈夫か?くまが出来てるぞ。
 昨日の夜結衣ちゃんと
 お楽しみだったのか?」
「誰がお楽しみだって?大吾?」
「じょ、冗談だよ。あはは。
 でも、くまができてるのはマジだぞ。」
「え!ほんとじゃん。
 昨日夜遅いからって
 電話切ったのはそっちなのに、
 なんでくまなんてできてるのかな~?」
「あんまり寝れなかったんだよ。」
「え?大丈夫??」
これはまさか。伝説のあの言葉。
「お〇ぱい揉む?」が出てしまうのかー??
俺が心をウキウキにしていると、
「睡眠薬飲む?」
「そこはお〇ぱい揉む?だろがぁぁぁ」
気づいた時には右フックが飛んできていた。

 授業中や授業の間の休みの時間に
俺は「世界滅亡」について調べた。
どうにも1ヶ月前の
「ヨルナンデス」でなぞのオカルト教団が
発表したらしい。
それ以外で気になることがあるなら、
日本だけならず世界中で
異常気象であることだろうか。
世界滅亡の予兆だったりしてな。
そんな感じで俺は大学が終わり帰路に着く。
今日は嫌な視線を感じることはなかった。

 俺はいつも通り飯を食い、風呂に入り、
賢者タイム中だった。
そんな時、また「Mine♪」と鳴る。
結衣からだ。内容は昨日と一緒だった。
俺はそれを見て、すぐに電話をかけた。
「プルルルル。」
「ひゃい!!」
「今回は第一声が裏返ったか。」
「うるさい!!怒るよ!!」
恥ずかしさ4割。殺気6割の半分以上
殺しに来てる言葉を聞いた。
そして、いつも通り他愛のない話をした。
ドーナツはなぜ美味しいのかとか、
ほんとにくだらなくも幸せに感じる会話だ。
そして気づいたらまた時計の針は
1時を指していた。
「今日はここまでだな。」
「そうだね。」
「じゃあ、おやすみ。」
「うん。おやすみ。」
俺が電話を切る瞬間、
「全ての悲劇は死によって終わりなんてね」
「プツ。」
なぜ結衣はこんなことを言ったんだ?
全ての悲劇は死によって終わり?
どういう意味を含んでいるんだ?
俺はそんなことを考えながら、
眠りにつくのだった。



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