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047 船上のメロディ
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目を覚ますとすでに朝。
俺たちの船は、いつの間にか港へと戻ってきていた。
「結局、バーグルーラの結界も効きませんでしたね…」
気だるそうに起き上がり、赤い髪をわしゃわしゃしながらレミーがそう呟いた。
<我の結界も歌には無力か…>
バーグルーラが頭を振って翼を震わせている。
「だから言ったろ…無駄だって」
組合長もゆっくりと身体を起こしながらそう言った。
「諦める他ないのかしら…」
シェリルが髪をかきあげながら呟く。
「でも、満月貝がないと、おばあちゃんの病気が…」
モモとネネが悲しそうに眉をひそめる。
「大丈夫」
俺は立ち上がってそう言った。
「マリアたちを呼ぼう」
…………………………………………
「本当に私たちでお力になれるのでしょうか」
シシリーの空間魔術によって、カーライルの街からやって来てもらったマリアたち3姉妹の長女、マリアがそう言った。
マリアは普段着ではなく、黒のロングドレスにいつもの弦楽器を抱えている。
エレンもゆったりとしたドレスに身を包み、バーバラもビキニスタイルに薄いショールでタンバリンを手にしている。
港には似つかわしくない格好だが、俺の指定だった。
「それを説明する前に組合長さんに聞きたいんだけど、いつも船は今回みたいに港に戻されてしまうんだよね?」
腕組みをして組合長が答える。
「そうだ」
俺が質問を重ねる。
「今まで誰かセイレーンに殺されたことは?」
組合長が首を振る。
「…ない」
俺は「やっぱりな」と呟く。
「セイレーンたちは、たぶん人間を襲っていたわけじゃないんだよ」
レミーが「どういうことですか!?」と驚いた様子を見せる。
「昨日の夜、セイレーンに眠らされる直前、ダメ元で精神破壊を使ったんだよ。そしたら、セイレーンたちが強く思っていた言葉が俺の頭に流れ込んできたんだ」
一同が俺に注目する。
「その言葉は『一緒に歌いましょう』。彼女たちは俺たちと歌いたいだけだったんだ」
…………………………………………
組合長は腕組みしたまま首を捻っている。
「まったく…何を言い出すかと思えば、あのセイレーンたちが俺たちと一緒に歌いたがってるなんて、そんなバカな話あるもんかなぁ…」
俺の言葉に半信半疑というより、ほとんど信じていないという様子だ。
船上には椅子が運び込まれ、マリアは弦楽器を、エレンは横笛を持って座っている。
バーバラは立ったまま、タンバリンを手にしている。
モモは大きな鍵盤楽器の前に座り、ネネは大小ズラリと並ぶ太鼓の前に立っている。
「セイレーンたちとの音楽会なんて、楽しみだね!」
バーバラは底抜けに明るい笑顔でそう言った。
その声を聞いて組合長は覚悟を決めたのか、なかばヤケクソといった表情で若い漁師たちに指示を出した。
「まあ仕方ねえ!どうせ今まで何やってみてもダメだったんだ。おい!お前らさっさと酒を運びきっちまえ!」
漁師たちは両手で酒樽や様々な酒のボトルが入った木箱を抱え、次々と船室に運び込んでいく。
「どうせ音楽会をやるんだったらみんなでパーッと飲みましょうよ!」
レミーのその意見もまた、組合長をはじめ酒が大好きな海の男たちの覚悟を後押ししていた。
俺はまあ、あんなに揺れる船上で飲んだら吐くだけじゃ済まないんじゃないかと不安でいっぱいだけど。
素面でも吐いたんだから。
とうとう俺の胃が口から出ちゃうんじゃないか。
「大丈夫よ。楽しくやりましょ」
シェリルが俺の肩をポンと叩いた。
…………………………………………
船は出航し、昨夜セイレーンがあらわれた海域に近付いた。
夕日は水平線に沈み、あたりがゆっくりと暗くなっていく。
セイレーンが出るのは、夜が多いということだ。
「でも、夜に出るならさ、お昼だったらお魚とっても大丈夫なんじゃないの?」
シシリーのその質問に組合長は首を振る。
「ダメだな。昼だって出たこともある。大体、もう漁師たちもほとんどみんな怯えちまって、昼だろうと船には乗りたがらねえんだ」
そう言って組合長は、「もう残ってるのは俺やコイツらみてえな馬鹿野郎だけだよ」と言って甲板で作業する若い漁師たちを見回した。
「おめえら!今日は盛大に飲むぞ!」
若い漁師たちの歓声が上がった。
…………………………………………
あたりはすっかり暗くなり、船はセイレーンがあらわれた海域で錨を下ろしている。
「出ねえな…」
組合長がそう呟いたその時、どこからともなく口笛のような高い音が鳴り響いた。
来た。セイレーンの歌声だ。
「どこ!?姿が見えないわ!」
シェリルがそう叫んだ時、船べりに海側から手がかかり、セイレーンが顔をのぞかせた。
セイレーンが海面から上がったのが船に近すぎて見えなかったのだ。
「みんな!音楽を頼む!」
俺がそう叫ぶと、ネネが激しく太鼓を叩いた。
「元気出して行くよ~ッ!」
バーバラが飛び跳ねてそう叫び、マリアが弦楽器をかき鳴らす。エレンが波のうねりのように横笛の旋律を響かせる。モモが鍵盤をリズミカルに叩いた。
セイレーンの歌声が響いてくるが、まだ眠気はない。
その歌声に共鳴するようにバーバラが真夏の陽射しのような歌声を響かせる。
俺は精神感応でセイレーンたちの意識に潜り込み、全員にその思念を共有する。
<歌いましょう、もっと、歌いましょう>
バーバラがその思念を受けて声量を上げ、タンバリンをかき鳴らす。
あわせて、マリアたちの演奏も一層激しさを増していく。
間奏に差し掛かってバーバラは、タンバリンを打ち振るって激しく踊り出した。
「セイレーンさんたちも歌って!踊って!」
セイレーンたちの様々な音域の歌声が幾重にも重なる。
伸びやかなその歌声は、徐々にバーバラのタンバリンやマリアの弦楽器、モモの鍵盤、ネネの太鼓のリズムと同調していく。
そこにエレンの横笛の絹糸のように滑らかな旋律が、セイレーンたちの歌声と絡まり合いながら星が瞬く夜空に吸い込まれるように溶けていく。
再びバーバラの力強い歌声が燃え上がる隕石のように滑り込んだ。
セイレーンたちの繊細で瑞々しい歌声が、バーバラの少し掠れて灼熱のような歌声に重なり、美しいハーモニーを奏でている。
<楽しい、楽しい>
セイレーンたちも歌いながら、表情がないように見えたその顔を、徐々に笑顔に変えていった。
「さあ!飲みますよ!」
レミーが俺に酒のボトルを投げて渡した。
「よし野郎ども!船乗りの飲みっぷりを見せつけてやれ!」
組合長がそう叫び、若い漁師たちが雄叫びを上げ、全員がほとんど同時に酒を一気に喉に流し込み、船上の大騒ぎが始まった。
誰もが酒をあおり歓声を上げ、リズムに合わせて手を叩き指笛を吹き、肩を組んで大声で歌って踊った。
夜空には満月が輝き、俺たちの宴を羨むように見下ろしていた。
俺たちの船は、いつの間にか港へと戻ってきていた。
「結局、バーグルーラの結界も効きませんでしたね…」
気だるそうに起き上がり、赤い髪をわしゃわしゃしながらレミーがそう呟いた。
<我の結界も歌には無力か…>
バーグルーラが頭を振って翼を震わせている。
「だから言ったろ…無駄だって」
組合長もゆっくりと身体を起こしながらそう言った。
「諦める他ないのかしら…」
シェリルが髪をかきあげながら呟く。
「でも、満月貝がないと、おばあちゃんの病気が…」
モモとネネが悲しそうに眉をひそめる。
「大丈夫」
俺は立ち上がってそう言った。
「マリアたちを呼ぼう」
…………………………………………
「本当に私たちでお力になれるのでしょうか」
シシリーの空間魔術によって、カーライルの街からやって来てもらったマリアたち3姉妹の長女、マリアがそう言った。
マリアは普段着ではなく、黒のロングドレスにいつもの弦楽器を抱えている。
エレンもゆったりとしたドレスに身を包み、バーバラもビキニスタイルに薄いショールでタンバリンを手にしている。
港には似つかわしくない格好だが、俺の指定だった。
「それを説明する前に組合長さんに聞きたいんだけど、いつも船は今回みたいに港に戻されてしまうんだよね?」
腕組みをして組合長が答える。
「そうだ」
俺が質問を重ねる。
「今まで誰かセイレーンに殺されたことは?」
組合長が首を振る。
「…ない」
俺は「やっぱりな」と呟く。
「セイレーンたちは、たぶん人間を襲っていたわけじゃないんだよ」
レミーが「どういうことですか!?」と驚いた様子を見せる。
「昨日の夜、セイレーンに眠らされる直前、ダメ元で精神破壊を使ったんだよ。そしたら、セイレーンたちが強く思っていた言葉が俺の頭に流れ込んできたんだ」
一同が俺に注目する。
「その言葉は『一緒に歌いましょう』。彼女たちは俺たちと歌いたいだけだったんだ」
…………………………………………
組合長は腕組みしたまま首を捻っている。
「まったく…何を言い出すかと思えば、あのセイレーンたちが俺たちと一緒に歌いたがってるなんて、そんなバカな話あるもんかなぁ…」
俺の言葉に半信半疑というより、ほとんど信じていないという様子だ。
船上には椅子が運び込まれ、マリアは弦楽器を、エレンは横笛を持って座っている。
バーバラは立ったまま、タンバリンを手にしている。
モモは大きな鍵盤楽器の前に座り、ネネは大小ズラリと並ぶ太鼓の前に立っている。
「セイレーンたちとの音楽会なんて、楽しみだね!」
バーバラは底抜けに明るい笑顔でそう言った。
その声を聞いて組合長は覚悟を決めたのか、なかばヤケクソといった表情で若い漁師たちに指示を出した。
「まあ仕方ねえ!どうせ今まで何やってみてもダメだったんだ。おい!お前らさっさと酒を運びきっちまえ!」
漁師たちは両手で酒樽や様々な酒のボトルが入った木箱を抱え、次々と船室に運び込んでいく。
「どうせ音楽会をやるんだったらみんなでパーッと飲みましょうよ!」
レミーのその意見もまた、組合長をはじめ酒が大好きな海の男たちの覚悟を後押ししていた。
俺はまあ、あんなに揺れる船上で飲んだら吐くだけじゃ済まないんじゃないかと不安でいっぱいだけど。
素面でも吐いたんだから。
とうとう俺の胃が口から出ちゃうんじゃないか。
「大丈夫よ。楽しくやりましょ」
シェリルが俺の肩をポンと叩いた。
…………………………………………
船は出航し、昨夜セイレーンがあらわれた海域に近付いた。
夕日は水平線に沈み、あたりがゆっくりと暗くなっていく。
セイレーンが出るのは、夜が多いということだ。
「でも、夜に出るならさ、お昼だったらお魚とっても大丈夫なんじゃないの?」
シシリーのその質問に組合長は首を振る。
「ダメだな。昼だって出たこともある。大体、もう漁師たちもほとんどみんな怯えちまって、昼だろうと船には乗りたがらねえんだ」
そう言って組合長は、「もう残ってるのは俺やコイツらみてえな馬鹿野郎だけだよ」と言って甲板で作業する若い漁師たちを見回した。
「おめえら!今日は盛大に飲むぞ!」
若い漁師たちの歓声が上がった。
…………………………………………
あたりはすっかり暗くなり、船はセイレーンがあらわれた海域で錨を下ろしている。
「出ねえな…」
組合長がそう呟いたその時、どこからともなく口笛のような高い音が鳴り響いた。
来た。セイレーンの歌声だ。
「どこ!?姿が見えないわ!」
シェリルがそう叫んだ時、船べりに海側から手がかかり、セイレーンが顔をのぞかせた。
セイレーンが海面から上がったのが船に近すぎて見えなかったのだ。
「みんな!音楽を頼む!」
俺がそう叫ぶと、ネネが激しく太鼓を叩いた。
「元気出して行くよ~ッ!」
バーバラが飛び跳ねてそう叫び、マリアが弦楽器をかき鳴らす。エレンが波のうねりのように横笛の旋律を響かせる。モモが鍵盤をリズミカルに叩いた。
セイレーンの歌声が響いてくるが、まだ眠気はない。
その歌声に共鳴するようにバーバラが真夏の陽射しのような歌声を響かせる。
俺は精神感応でセイレーンたちの意識に潜り込み、全員にその思念を共有する。
<歌いましょう、もっと、歌いましょう>
バーバラがその思念を受けて声量を上げ、タンバリンをかき鳴らす。
あわせて、マリアたちの演奏も一層激しさを増していく。
間奏に差し掛かってバーバラは、タンバリンを打ち振るって激しく踊り出した。
「セイレーンさんたちも歌って!踊って!」
セイレーンたちの様々な音域の歌声が幾重にも重なる。
伸びやかなその歌声は、徐々にバーバラのタンバリンやマリアの弦楽器、モモの鍵盤、ネネの太鼓のリズムと同調していく。
そこにエレンの横笛の絹糸のように滑らかな旋律が、セイレーンたちの歌声と絡まり合いながら星が瞬く夜空に吸い込まれるように溶けていく。
再びバーバラの力強い歌声が燃え上がる隕石のように滑り込んだ。
セイレーンたちの繊細で瑞々しい歌声が、バーバラの少し掠れて灼熱のような歌声に重なり、美しいハーモニーを奏でている。
<楽しい、楽しい>
セイレーンたちも歌いながら、表情がないように見えたその顔を、徐々に笑顔に変えていった。
「さあ!飲みますよ!」
レミーが俺に酒のボトルを投げて渡した。
「よし野郎ども!船乗りの飲みっぷりを見せつけてやれ!」
組合長がそう叫び、若い漁師たちが雄叫びを上げ、全員がほとんど同時に酒を一気に喉に流し込み、船上の大騒ぎが始まった。
誰もが酒をあおり歓声を上げ、リズムに合わせて手を叩き指笛を吹き、肩を組んで大声で歌って踊った。
夜空には満月が輝き、俺たちの宴を羨むように見下ろしていた。
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