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「めっ!迷宮なんか、俺はイヤだからね絶対!」
一緒に迷宮に入ってくれと言うジョシュアに、俺は力強くそう言った。
「な、なんでですか!?」
「なんでですかって、だって、怖いじゃん!魔物もいっぱい出るんだろうし、罠だってあったり、それに、何よりジメジメしてて虫とかいるのがイヤなんだよ!」
「そんなぁ…」とジョシュアはうなだれる。
それを見て「ご安心ください」とマグノリアが眼鏡を上げながら割って入る。
「迷宮内は魔力濃度が濃いため、魔物以外の昆虫類はそれほど存在しません」
「いや、だとしても、魔物はいっぱい出るんでしょっ!?」
「それはもちろんそうですが、魔物は私たちが問題なく駆除します」
「罠は!?」
「罠も、目標地点までのマッピングは完了しており、罠のあるルートはありません」
「…でも、ほら、お化けとか出るんじゃないの?暗いし!」
「いえ、現在までゴースト系の魔物の出現は確認されていません」
むぐぐぐ…!と唸る俺に、フローレンスはソファにもたれウエストの素敵なくびれを強調しながら「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ~」とニタニタ笑い、ベアは太く低い声で「俺たち、お前、守る。心配ない」と言う。
初めて喋ったなコイツ。
「ていうか、なんでそんなに俺を迷宮に連れていきたいわけ…?」
この質問が失敗のもとだった。
パッと顔を上げてジョシュアが早口でまくし立てる。
「はい!それが、ここカーライル近郊にある地下迷宮なんですが、俺たちCランクでも15層までは到達できまして!ただ、その15層に、下層へのルートとは別に、なぜか大きな黒竜がいる部屋がありまして!なんとその黒竜、Sランクのパーティーも全滅させちゃったんですよ!難易度Sのクエストですよ!それを俺たちが倒せたら、もう、間違いなく伝説になれるんですよ!」
何を言ってるんだコイツは。
「黒竜って!そんなん、俺が行って役に立つわけないじゃん!」
「いやいやいや…」とジョシュアが反論する。
「その黒竜、人間の言葉も喋れるみたいなんです。ていうことは、ティモシーさんの通信魔術で一発!じゃないですか」
ジョシュアたちパーティー4人がキラキラした目で俺を見てくる。
やめてくれ。
「…バカ言っちゃいかんよ。そんなに強い竜なら魔力障壁もかけてるだろうし、そうやって甘く見て物事に取り掛かっても上手くいくわけないってば」
今まで腕組みしてじっと話を聞いていたレミーが口を開く。
「魔力障壁なら、私の障壁阻害弾で一発ですよ?」
「…き、効かなかったらどうすんのさ!」
「他にも魔導具はいっぱいありますし、私がいれば大丈夫ですって」
……私がいれば?
「え?レミーも迷宮行くの?」
腕組みしたままふんぞり返ってレミーが言う。
「当ったり前じゃないですか!楽しそうですし!魔導具の素材も色々ありそうだし!ティモシーさんも行きますよ!ね!」
え、いや、え~…、やだぁ。と、グズる俺をみんなで「まあまあまあまあ」などと誤魔化し宥めすかしながら、俺は迷宮まで連行されてしまったのだった。
…………………………………………
カーライル王国を出て馬車で1日、岩山の麓にその迷宮はあった。
ひとめ見たところはただの洞窟のようだが、普通の洞窟と違い、その壁はなんだかあまりゴツゴツしておらず舗装されているかのようにやたらキッチリしており、その上やはりツルツルヌメヌメとしており、魔石の原石か何かなのか、ところどころギラギラと怪しく光を放っていた。
「うぇ~、こんなとこ入んのぉ?やっぱやめようよぉ…」
「ここまで来といて何言ってんですか!男は度胸!ね!」と俺の背中を押すレミー。
「よくないよぉ、そういうの。男だって度胸なんかなくてもいいじゃないのよぉ」
「まあまあ!せっかくここまで来たんですから!ちょっと入るだけ!ちょっと入るだけですから!ね!」
「ちょっとったって結局15層まで行くんでしょぉ!?やだよぉ!」
「いいからいいから!目をつぶってればすぐ終わりますから!」
「ウソつけ!や、ちょっ!押さないで!あ、こら!ベア!お前も押すなって!力強いんだからお前は!」
「俺、押す。お前、入る」
「だから入らないって言ってんでしょっ!わ!なんか声がすごい響く!キモい!」
「迷宮内では音波も魔力波も特殊な反響をします」
「そんな解説いらないから!だ、ちょっと、足が滑るよ!」
「気をつけてくださいね~。ゆっくり、ゆっくりでいいですからね~」
ベアとレミーに力強く押し出され、フローレンスにグイグイと引っ張られ、俺は迷宮の中に吸い込まれていった。
先導するジョシュアは「さあ!冒険の始まりですよ!」などと息巻いている。巻くな巻くな、もう。帰りたい。入るや否や帰りたい。
そうは言いながら、ゴネにゴネながらも、1層まではまだマシだった。
問題は2層以下。
濃いという魔力濃度のせいか割と明るいのはよかったのだが、とにかく、やたらめったら広いのだ。
地下とは思えないほど天井が高く、広大なメインフロアの至るところに横道があり、マッピングは完了しているとのことで迷いはしなかったが、歩けど歩けど下の層への入り口に辿り着かない。
「ねえ~、まだ~?」
「もうちょっとで下の層ですよ」
「そんなん言って、もうめちゃくちゃ時間経ってるじゃん」
「3層に着いたらテント張ってお休みにしますからね~」
「テントって、え、なに、泊まるの!?」
「ははは!そりゃそうですよ!15層まで1週間くらいはかかりますよ!」
「なんだよそれ!おい!聞いてないよ!ちょっ、戻ろう戻ろう!」
「今からお1人で戻るには非常に大きな危険が伴います」
「なっ…!1人って、それは、ズルいだろ…」
もう誰も信じない。「ちょっと入るだけ」とか「目をつぶってればすぐ終わる」とか、そういう言葉が本当だったことなんか一度もない。
そうして、ほうほうのていになりながらも、なんだかんだ1週間かけて、問題の15層、黒竜がいるという巨大な扉の前にやってきた。
途中、ジョシュアたちが倒し損ねたFランクの魔物「キラーアント」に俺の脚がかじられて泣いてしまう、歯ブラシを持ってきていない俺にジョシュアが言った「迷宮ではこの苔を歯に塗り込んで歯磨きの代わりとするのが冒険者の習わしですよ!」などという言葉におおいに憤慨する、地底湖で女性陣も平気で服を脱ぎ水浴びしだすので大変に困惑する、などといった数々の事件もあるにはあった。
ただそんなことより、今まさに目の前にそびえる、高さは4~5メートルくらいだろうか、黒光りしてとてつもなく巨大な扉の向こうから、グオォォオォなどと重く響いてくる地鳴りのような声が、俺の脳裏に絶望の二文字を突き付けていることが大問題だった。
一緒に迷宮に入ってくれと言うジョシュアに、俺は力強くそう言った。
「な、なんでですか!?」
「なんでですかって、だって、怖いじゃん!魔物もいっぱい出るんだろうし、罠だってあったり、それに、何よりジメジメしてて虫とかいるのがイヤなんだよ!」
「そんなぁ…」とジョシュアはうなだれる。
それを見て「ご安心ください」とマグノリアが眼鏡を上げながら割って入る。
「迷宮内は魔力濃度が濃いため、魔物以外の昆虫類はそれほど存在しません」
「いや、だとしても、魔物はいっぱい出るんでしょっ!?」
「それはもちろんそうですが、魔物は私たちが問題なく駆除します」
「罠は!?」
「罠も、目標地点までのマッピングは完了しており、罠のあるルートはありません」
「…でも、ほら、お化けとか出るんじゃないの?暗いし!」
「いえ、現在までゴースト系の魔物の出現は確認されていません」
むぐぐぐ…!と唸る俺に、フローレンスはソファにもたれウエストの素敵なくびれを強調しながら「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ~」とニタニタ笑い、ベアは太く低い声で「俺たち、お前、守る。心配ない」と言う。
初めて喋ったなコイツ。
「ていうか、なんでそんなに俺を迷宮に連れていきたいわけ…?」
この質問が失敗のもとだった。
パッと顔を上げてジョシュアが早口でまくし立てる。
「はい!それが、ここカーライル近郊にある地下迷宮なんですが、俺たちCランクでも15層までは到達できまして!ただ、その15層に、下層へのルートとは別に、なぜか大きな黒竜がいる部屋がありまして!なんとその黒竜、Sランクのパーティーも全滅させちゃったんですよ!難易度Sのクエストですよ!それを俺たちが倒せたら、もう、間違いなく伝説になれるんですよ!」
何を言ってるんだコイツは。
「黒竜って!そんなん、俺が行って役に立つわけないじゃん!」
「いやいやいや…」とジョシュアが反論する。
「その黒竜、人間の言葉も喋れるみたいなんです。ていうことは、ティモシーさんの通信魔術で一発!じゃないですか」
ジョシュアたちパーティー4人がキラキラした目で俺を見てくる。
やめてくれ。
「…バカ言っちゃいかんよ。そんなに強い竜なら魔力障壁もかけてるだろうし、そうやって甘く見て物事に取り掛かっても上手くいくわけないってば」
今まで腕組みしてじっと話を聞いていたレミーが口を開く。
「魔力障壁なら、私の障壁阻害弾で一発ですよ?」
「…き、効かなかったらどうすんのさ!」
「他にも魔導具はいっぱいありますし、私がいれば大丈夫ですって」
……私がいれば?
「え?レミーも迷宮行くの?」
腕組みしたままふんぞり返ってレミーが言う。
「当ったり前じゃないですか!楽しそうですし!魔導具の素材も色々ありそうだし!ティモシーさんも行きますよ!ね!」
え、いや、え~…、やだぁ。と、グズる俺をみんなで「まあまあまあまあ」などと誤魔化し宥めすかしながら、俺は迷宮まで連行されてしまったのだった。
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カーライル王国を出て馬車で1日、岩山の麓にその迷宮はあった。
ひとめ見たところはただの洞窟のようだが、普通の洞窟と違い、その壁はなんだかあまりゴツゴツしておらず舗装されているかのようにやたらキッチリしており、その上やはりツルツルヌメヌメとしており、魔石の原石か何かなのか、ところどころギラギラと怪しく光を放っていた。
「うぇ~、こんなとこ入んのぉ?やっぱやめようよぉ…」
「ここまで来といて何言ってんですか!男は度胸!ね!」と俺の背中を押すレミー。
「よくないよぉ、そういうの。男だって度胸なんかなくてもいいじゃないのよぉ」
「まあまあ!せっかくここまで来たんですから!ちょっと入るだけ!ちょっと入るだけですから!ね!」
「ちょっとったって結局15層まで行くんでしょぉ!?やだよぉ!」
「いいからいいから!目をつぶってればすぐ終わりますから!」
「ウソつけ!や、ちょっ!押さないで!あ、こら!ベア!お前も押すなって!力強いんだからお前は!」
「俺、押す。お前、入る」
「だから入らないって言ってんでしょっ!わ!なんか声がすごい響く!キモい!」
「迷宮内では音波も魔力波も特殊な反響をします」
「そんな解説いらないから!だ、ちょっと、足が滑るよ!」
「気をつけてくださいね~。ゆっくり、ゆっくりでいいですからね~」
ベアとレミーに力強く押し出され、フローレンスにグイグイと引っ張られ、俺は迷宮の中に吸い込まれていった。
先導するジョシュアは「さあ!冒険の始まりですよ!」などと息巻いている。巻くな巻くな、もう。帰りたい。入るや否や帰りたい。
そうは言いながら、ゴネにゴネながらも、1層まではまだマシだった。
問題は2層以下。
濃いという魔力濃度のせいか割と明るいのはよかったのだが、とにかく、やたらめったら広いのだ。
地下とは思えないほど天井が高く、広大なメインフロアの至るところに横道があり、マッピングは完了しているとのことで迷いはしなかったが、歩けど歩けど下の層への入り口に辿り着かない。
「ねえ~、まだ~?」
「もうちょっとで下の層ですよ」
「そんなん言って、もうめちゃくちゃ時間経ってるじゃん」
「3層に着いたらテント張ってお休みにしますからね~」
「テントって、え、なに、泊まるの!?」
「ははは!そりゃそうですよ!15層まで1週間くらいはかかりますよ!」
「なんだよそれ!おい!聞いてないよ!ちょっ、戻ろう戻ろう!」
「今からお1人で戻るには非常に大きな危険が伴います」
「なっ…!1人って、それは、ズルいだろ…」
もう誰も信じない。「ちょっと入るだけ」とか「目をつぶってればすぐ終わる」とか、そういう言葉が本当だったことなんか一度もない。
そうして、ほうほうのていになりながらも、なんだかんだ1週間かけて、問題の15層、黒竜がいるという巨大な扉の前にやってきた。
途中、ジョシュアたちが倒し損ねたFランクの魔物「キラーアント」に俺の脚がかじられて泣いてしまう、歯ブラシを持ってきていない俺にジョシュアが言った「迷宮ではこの苔を歯に塗り込んで歯磨きの代わりとするのが冒険者の習わしですよ!」などという言葉におおいに憤慨する、地底湖で女性陣も平気で服を脱ぎ水浴びしだすので大変に困惑する、などといった数々の事件もあるにはあった。
ただそんなことより、今まさに目の前にそびえる、高さは4~5メートルくらいだろうか、黒光りしてとてつもなく巨大な扉の向こうから、グオォォオォなどと重く響いてくる地鳴りのような声が、俺の脳裏に絶望の二文字を突き付けていることが大問題だった。
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