上 下
17 / 92
第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム

第十七話 自称アイドルのローレライと相互オナニー鑑賞で放精子作りをする話

しおりを挟む
 レインの前でオナニーをしてから一週間後、俺は言われた通り、またレインの「楽屋」である洞窟にやってきていた。

「■■■■■■! ■■■■■■■!!」

 洞窟の中からはレインの歌声(?)が聞こえてくるので、中にいるのは間違いなさそうだ。

「レイン、俺だ! 一週間経ったから来たぞ!」

 俺が声を上げてレインを呼ぶと歌声が止まって、すぐ傍の川からレインが顔を出した。

「ようやく来たわねプロデューサー! 来るのが遅いのよ!」
「いや、ちょっと待て! プロデューサーって俺のことか!?」
「そうよ! あんたを特別に私のプロデューサーにしてあげるわ! 光栄に思いなさい!」

 俺はレインの傲慢な態度に知り合いのラミアを思い出すが、彼女は年増属性だったのに対して、レインには我儘な子供のような雰囲気を感じた。

「ほら、私の手を握って」

 レインは俺に右手を差し出し、俺がその手を握ると、川の中に引きずり込まれた。

「おわっ!?」

 レインは俺の手を握ったまま川の中をぐんぐんと進み、一瞬で洞窟の奥まで辿り着く。

「ぶはぁっ! い、いかなり何するんだ!」
「早かったでしょ? これからライブに遅れそうな時はこの方法で移動するからあんたも慣れなさいよ」

 どうやら彼女は俺をプロデューサーにする気マンマンらしい。

「こっちに来て、見せたいものがあるから」

 レインは水中から小さなトンネルを通って少し離れた場所の泉に現れ、俺が濡れた身体でそこに辿り着くと、彼女はとあるものを見せてきた。

「これはまさか……」
「私の産んだ無精卵よ」

 泉の底に生えていた水草に透明な橙色の卵が無数に植えつけられていた。

「交尾は出来ないけど、これなら満足してくれる?」
「……というと?」
「察しなさいよ。あんたは今からこの水草の上で射精して私の卵に精子をふっかけるの」
「そういうことか……」

 魚の亜人であるローレライだからこそ出来る生殖方法だ。

「プロデューサーを引き受けてくれるならその卵に種付けしてもいいわよ。でも、勘違いしないでよね! あくまでこれは取引だから! 言いふらしたら川底に沈めるわよ!」
「わ、分かったよ……その代わり、俺からも条件がある」
「な、何かしら? 今回もおさわりは禁止だからね」
「俺だけオナニーしているのもなんか虚しいからお前もオナニーをしてくれ」
「ええっ!? 私のオナニーを見せろってこと!?」
「出来ないか?」
「……そ、それくらいなら減るもんじゃないしやってやるわよ!」

 レインは岸に上がると、スカートをたくし上げ、ラミアと同じような場所にある生殖器を露わにした。
 そして、震える手で恐る恐る自らの秘所に触れる。

「触ったことがないのか?」
「い、一度だけ興味本位で触ったことがあるわよ。でも、その時はなんだか気分が悪かったというか……」
「怖かったのか?」
「ち、違うわよ! ただ、なんていうか触れた瞬間にこれ以上は自分が汚れちゃうような気がして……」
「俺はレインの汚いところももっと見たいな」
「うるさいわね! キモい発言してないであんたもさっさとオナニーしなさいよ! 私だけにオナニーさせないでよ!」

 俺は衣服を脱いで泉に浸かると、足元に小さな岩が出っ張っていたのでそれを椅子にしてオナニーを始めた。

「ふうっ……くっ……」

 レインはクリトリスを弄りながら苦しそうな声を出す。

「声を我慢しているな?」
「が、我慢なんて、してな――あっ♡」

 言い返そうとしたレインの口から艶のある声が漏れ出た。

「あ、いや、今のは違――ひゃんっ♡」

 強がっているが誤魔化しきれていないようだ。

「うっ、レイン、もうそろそろ膣内に挿れるぞ!」
「ひっ!」

 俺が叫ぶとレインは襲われるのではないかと考えたのか、悲鳴を上げて縮こまった。

「いや、今のは俺の想像上のプレイだ。実際に襲ったりはしない」
「紛らわしいことしないでよ!」
「因みに今は『休日のお忍びデートでファンに見つかるかもしれないのにプールでこっそり交尾しちゃう』シチュエーションを想像してみた」
「私そんなスキャンダルまっしぐらなことしないわよ!」
「オナニーはあり得ないことを想像するからこそ捗るものだからな。更に目を瞑って実況するとリアリティが感じられるぞ」
「なんで私はオナニーの心得を教わる羽目になってるのかしら……」
「お前は今どんなこと想像してオナニーしているんだ?」
「別に何も想像してないわよ!」
「せっかくオナニーの見せ合いっこしているんだから二人で同じシチュエーションを共有しないか?」
「……仕方ないわね。だけど挿入はまだ待って」
「そうか。じゃあ、おっぱいを触るぞ」
「…………うん」

 レインはしおらしく頷いて左手で自らの乳房を掴み、俺に触られている体で弄り出した。

「ふっ……んっ! な、何これ……さっきまでと全然違っ――ああんっ♡」
「想像しながらのオナニーは格別だろ? それよりお忍びデートなんだからアイドル衣装はよくないな」
「そ、そうね。今脱ぐから……」

 そう言ってレインは下着も含めて衣装を全部脱いでしまった。

「アイドルが全裸か……それはそれでそそるな」
「ば、馬鹿には見えない服を着てるのよ! あんたは馬鹿だから見えないの!」
「なるほど。それなら馬鹿でよかった。俺だけがレインの全裸を堪能出来るんだからな」
「もうっ! なんなのよもうっ! 恥ずかしくなってくるから止めなさいよ!」

 くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、

「もうまんこも蕩けて交尾の準備は整っているんじゃないか?」
「はぁ……はぁ……そうかも……い、挿れていいよ」

 レインは右手の人差し指を膣口にあてがい、俺の返事を待つ。
 俺の肉棒はそんなに細くないと異論を唱えたかったが、プレイを台無しにしてしまうので言わないことにした。

「挿れるぞ、レイン」
「ふあぁっ!」

 レインは自分の膣に自分の人差し指を少しずつ沈めていく。

「ああっ……あっ……んっ……んあっ…………あっ♡ ふぁっ♡ あっ、あっ、ああっ♡ 交尾、しちゃってる♡ プロデューサーのちんちんが私のおまんこと合体して……気持ちよくなっちゃ駄目なのに♡ こんなところをファンに見られたら幻滅されちゃうよぉ♡ 事務所追い出されちゃう♡」
「そうしたら俺も無職だな。枕アイドルと汚職プロデューサー、仲良く露頭に迷うことになる」
「プロデューサー、酷いこといわないで……♡ 一生面倒見てくれるって言ったよね?」
「ああ。今度はボテ腹ママアイドルとしてプロデュースしてやる。俺だけのアイドルだ」
「ふぁ……♡ それ、悪くないかも……♡ 約束してね?」
「分かった。次は約束を破らないから。……だから、膣内に射精すぞ!」
「うんっ! プロデューサーの精液出して!」
「ぐっ……」

 びゅるるる……びゅるる……びゅ……。

「ああっ♡ ふああああああっ!」

 俺が水中に精液を放出すると同時にレインは絶頂して身体を痙攣させた。

「……ふうっ。これでボテ腹はともかく、ママアイドルにはなっちゃったわね」
「確かに……『妊娠確認』」

 母体:レイン
 交尾回数:0
 出産回数:0
 状態:処女
 妊娠準備中。交尾可能。

 相互オナニーの子作りでは交尾回数に反映されておらず、レインは未だ処女だった。

「この子たちは……」
「ここで育てるわ。アイドルの隠し子なんてバレたら大変だし」
「やっぱりそうなるか」
「でも、これがもしスキャンダルになったら、あんたはちゃんと責任取りなさいよね」
「もちろん。俺はプロデューサーだからな」
「それと、私がアイドル出来なくなったら、あんたがプロデュースしなさいよ。例の『俺だけのアイドル』になる話、覚えておくから」

 レインの小悪魔な笑みに俺は一瞬心を撃ち抜かれてしまうのだった。

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした

宮富タマジ
ファンタジー
アレンのスキルはたった一つ、『性行為』。職業は『愛の剣士』で、勇者パーティの中で唯一の男性だった。 聖都ラヴィリス王国から新たな魔王討伐任務を受けたパーティは、女勇者イリスを中心に数々の魔物を倒してきたが、突如アレンのスキル名が原因で不穏な空気が漂い始める。 「アレン、あなたのスキル『性行為』について、少し話したいことがあるの」 イリスが深刻な顔で切り出した。イリスはラベンダー色の髪を少し掻き上げ、他の女性メンバーに視線を向ける。彼女たちは皆、少なからず戸惑った表情を浮かべていた。 「……どうしたんだ、イリス?」 アレンのスキル『性行為』は、女性の愛の力を取り込み、戦闘中の力として変えることができるものだった。 だがその名の通り、スキル発動には女性の『愛』、それもかなりの性的な刺激が必要で、アレンのスキルをフルに発揮するためには、女性たちとの特別な愛の共有が必要だった。 そんなアレンが周りから違和感を抱かれることは、本人も薄々感じてはいた。 「あなたのスキル、なんだか、少し不快感を覚えるようになってきたのよ」 女勇者イリスが口にした言葉に、アレンの眉がぴくりと動く。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十
ファンタジー
俺の名は錬是(れんぜ)。開拓や開発に適した惑星を探す惑星ハンターだ。 だが、宇宙船の故障である未開の惑星に不時着。宇宙船の頭脳体でもあるメイトギアのエレクシアYM10と共にサバイバル生活をすることになった。 と言っても、メイトギアのエレクシアYM10がいれば身の回りの世話は完璧にしてくれるし食料だってエレクシアが確保してくれるしで、存外、快適な生活をしてる。 しかもこの惑星、どうやらかつて人間がいたらしく、その成れの果てなのか何なのか、やけに人間っぽいクリーチャーが多数生息してたんだ。 地球人以外の知的生命体、しかも人類らしいものがいた惑星となれば歴史に残る大発見なんだが、いかんせん帰る当てもない俺は、そこのクリーチャー達と仲良くなることで残りの人生を楽しむことにしたのだった。     筆者より。 なろうで連載中の「未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます」に若干の手直しを加えたVer.02として連載します。 なお、連載も長くなりましたが、第五章の「幸せ」までで錬是を主人公とした物語自体はいったん完結しています。それ以降は<錬是視点の別の物語>と捉えていただいても間違いではないでしょう。

金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!

夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!! 国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。 幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。 彼はもう限界だったのだ。 「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」 そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。 その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。 その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。 かのように思われた。 「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」 勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。 本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!! 基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。 異世界版の光源氏のようなストーリーです! ……やっぱりちょっと違います笑 また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)

[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件

森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。 学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。 そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……

処理中です...