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一章 立山に白鷹は舞い降りる
2話 山岳警備隊の近所のお兄ちゃん
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室堂とは修験者が宿泊や祈祷を行う(お堂)
を意味していて
現在は山への登山口として活用されていることが多い
三月の室堂はまだ寒い普通なら7月8月の避暑地としてくるような場所なので
この時期に来る人は本気の登山家か勘違いした大学生達ぐたいだ。
実際冬の立山は毎年、ゼロと言う年は聞いたことがない程度には
亡くなる方・若しくは行方不明者が出る。
そのくらい人の居ないターミナルにまおに手を振ってくる人影が見えた。
佐伯 まお「あ、保則お兄ちゃん!」
人影が誰だか解りまおも手を振り返す。
神保 保則は実兄ではなく近所の同級生神保 富子
のお兄さんだ。
富子とは幼い時から仲が良く家への行き来も多かったため、保則さんともなかがよい関係だ。
今は警察官として山岳警備隊に所属している。
昔あったときよりもさらに筋肉マッチョになていて上半身のジャンパーは
けっして着ぶくれで逆三角形に見えてるだけではないのが伺える。
神保 保則 「まおちゃん、ひさしぶり~」
保則お兄ちゃんが手を挙げてくるのでハイタッチで返す。
佐伯 まお「お久しぶりです、保則お兄ちゃん」
神保 保則「こんな時期に室堂来るなんてどうしたの?」
佐伯 まお「あはは・・・ちょっと登山に誘われまして・・」
ごもっともな質問にまさか、お菓子に釣られたとも言えず無難な回答をするまお。
九田部 麒麟 「こんにちは、はじめまして、佐伯のお家に訳あって居候差せていただいてます九田部です。お兄さんがいたとは知りませんでしたご挨拶が遅れまして・・」
そういって握手を求める。九田部
神保 保則「ほほう・・別に本当の兄ではないですが・・居候とはどういう訳なのか是非知りたいたいですなぁ・・」
握手に応じる保則兄ちゃん、なんか二人とも手に力はいりすぎてない?
九田部 麒麟「あ、本当のお兄様ではないんですね・・ではいう必要もないですね・・」
ふたりともムキになって握手してる。
佐伯 まお「何二人して力んでるの?神保さんは仲のいい同級生のお兄さん、九田部さんはなんか遠い親戚からの
お願いで預かってるんだよ。お兄ちゃんは山岳警備の見回り?」
そう聞いてるそばから山岳警備隊の同僚らしき人に首根っこをつかまれる保則兄ちゃん。
同僚「おーい神保いつまで油売ってるんだ、いくぞ!」
ずるずるとひっぱられている保則兄ちゃん
神保 やすのり「ちょ、まおちゃん、なんか変な事されたら俺に言うんだぞおおおおおおおお
それをみて嬉しそうにひらひらと手を振る九田部さん
佐伯 まお「なんか二人とも初対面じゃなさそうな気安さね?」
九田部 麒麟「いえ、ほぼ初対面ですよー、噂ではきいていますが」
佐伯 まお「噂?どんな?」
九田部 麒麟「ふふ・・そのうちわかりますよ、それでは山岳信仰の地、立山参りましょうか」
相わからず何考えてるかわからない笑顔をこちらに向ける九田部さんであった。
を意味していて
現在は山への登山口として活用されていることが多い
三月の室堂はまだ寒い普通なら7月8月の避暑地としてくるような場所なので
この時期に来る人は本気の登山家か勘違いした大学生達ぐたいだ。
実際冬の立山は毎年、ゼロと言う年は聞いたことがない程度には
亡くなる方・若しくは行方不明者が出る。
そのくらい人の居ないターミナルにまおに手を振ってくる人影が見えた。
佐伯 まお「あ、保則お兄ちゃん!」
人影が誰だか解りまおも手を振り返す。
神保 保則は実兄ではなく近所の同級生神保 富子
のお兄さんだ。
富子とは幼い時から仲が良く家への行き来も多かったため、保則さんともなかがよい関係だ。
今は警察官として山岳警備隊に所属している。
昔あったときよりもさらに筋肉マッチョになていて上半身のジャンパーは
けっして着ぶくれで逆三角形に見えてるだけではないのが伺える。
神保 保則 「まおちゃん、ひさしぶり~」
保則お兄ちゃんが手を挙げてくるのでハイタッチで返す。
佐伯 まお「お久しぶりです、保則お兄ちゃん」
神保 保則「こんな時期に室堂来るなんてどうしたの?」
佐伯 まお「あはは・・・ちょっと登山に誘われまして・・」
ごもっともな質問にまさか、お菓子に釣られたとも言えず無難な回答をするまお。
九田部 麒麟 「こんにちは、はじめまして、佐伯のお家に訳あって居候差せていただいてます九田部です。お兄さんがいたとは知りませんでしたご挨拶が遅れまして・・」
そういって握手を求める。九田部
神保 保則「ほほう・・別に本当の兄ではないですが・・居候とはどういう訳なのか是非知りたいたいですなぁ・・」
握手に応じる保則兄ちゃん、なんか二人とも手に力はいりすぎてない?
九田部 麒麟「あ、本当のお兄様ではないんですね・・ではいう必要もないですね・・」
ふたりともムキになって握手してる。
佐伯 まお「何二人して力んでるの?神保さんは仲のいい同級生のお兄さん、九田部さんはなんか遠い親戚からの
お願いで預かってるんだよ。お兄ちゃんは山岳警備の見回り?」
そう聞いてるそばから山岳警備隊の同僚らしき人に首根っこをつかまれる保則兄ちゃん。
同僚「おーい神保いつまで油売ってるんだ、いくぞ!」
ずるずるとひっぱられている保則兄ちゃん
神保 やすのり「ちょ、まおちゃん、なんか変な事されたら俺に言うんだぞおおおおおおおお
それをみて嬉しそうにひらひらと手を振る九田部さん
佐伯 まお「なんか二人とも初対面じゃなさそうな気安さね?」
九田部 麒麟「いえ、ほぼ初対面ですよー、噂ではきいていますが」
佐伯 まお「噂?どんな?」
九田部 麒麟「ふふ・・そのうちわかりますよ、それでは山岳信仰の地、立山参りましょうか」
相わからず何考えてるかわからない笑顔をこちらに向ける九田部さんであった。
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