田楽屋のぶの店先日記〜殿ちびちゃん参るの巻〜

わけあり夫婦のところに、わけあり子どもがやってきた!?

冨岡八幡宮の門前町で田楽屋を営む「のぶ」と亭主「安居晃之進」は、奇妙な駆け落ちをして一緒になったわけあり夫婦である。
あれから三年、子ができないこと以外は順調だ。
でもある日、晃之進が見知らぬ幼子「朔太郎」を、連れて帰ってきたからさあ、大変!

『これおかみ、わしに気安くさわるでない』

なんだか殿っぽい喋り方のこの子は何者?
もしかして、晃之進の…?
心穏やかではいられないながらも、一生懸命面倒をみるのぶに朔太郎も心を開くようになる。

『うふふ。わし、かかさまの抱っこだいすきじゃ』

そのうちにのぶは彼の尋常じゃない能力に気がついて…?
近所から『殿ちびちゃん』と呼ばれるようになった朔太郎とともに、田楽屋の店先で次々に起こる事件を解決する。

亭主との関係
子どもたちを振り回す理不尽な出来事に対する怒り
友人への複雑な思い

たくさんの出来事を乗り越えた先に、のぶが辿り着いた答えは…?

※田楽屋を営む主人公が、わけありで預かることになった朔太郎と、次々と起こる事件を解決する物語です!

※歴史・時代小説コンテストエントリー作品です。もしよろしければ応援よろしくお願いします。
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