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危険なヒーロー④
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「…正直俺、結構心配してるよ」
「え、」
コンビニに行って、必要なものを揃えてきて、順番にお風呂に入らせてもらった後。
髪を乾かして柳瀬さんとテレビを見ていたら、ふいに柳瀬さんが言った。
その言葉にあたしが柳瀬さんを見ると、柳瀬さんが言葉を続ける。
「独り暮らしでしょ?鏡子ちゃんって。大丈夫?」
「?大丈夫ですよ。ってか、何でですか?」
「ほら、広喜くん。あの人鏡子ちゃんの家の場所知ってんじゃん」
「ああ…そうですね」
柳瀬さんはそう言うと、あたしに「ある日突然来たらどうする?」と問いかける。
正直あたしはそんなことは考えていなかったけど、でも言われてみればそうだな。
柳瀬さんが広喜くんに直接言ってくれたあの日から、広喜くんからの連絡は一切なくなって、
あたしのマンションに広喜くんが来るようなことも今はまだない。
柳瀬さんは心配してくれてるけど…
「…や、多分、本当に大丈夫じゃないですか?」
あたしは前に広喜くんがした浮気を思い出して、言った。
「だって広喜くん…あたし以外にも付き合ってた人いたみたいだし」
「マジで、」
「最初から、あたしのことなんてどうでもいいような、気もします。
…や、まぁ、もし色々根に持たれてたら怖いですけど」
「…」
でも、広喜くんのことだ。今は平気でもこれから先あり得そうではある。
どうしよう。引っ越した方がいいのかな…めんどくさいな。
あたしがそう思って考えていると、柳瀬さんが言った。
「…このまま俺のとこに居たらいいじゃん」
「え、」
「広喜くんは俺のマンションは知らないし、一緒に居たら最低限は守れるでしょ。
確かに来ないかもしれないけど、もし何かあったら、起こってからじゃ遅いし念のために。ね?」
「ん…でも、」
柳瀬さんのその提案は、あたしにとって凄く安心なものだと思う。
でもいいんだろうか。一緒に出勤すると多かれ少なかれこの関係を会社の人たちに疑われてしまう。
それに、柳瀬さんに甘えちゃってもいいのかな。
柳瀬さんは私のことを守ってくれて、付き合ってなくても大事にしてくれてるのに、
私は柳瀬さんに何もしてあげられない。
私がそう思って悩んでいると、また柳瀬さんが言った。
「…あ、もちろん出会ったばっかの相手と突然二人暮らしなんてのも不安があるのはわかるよ。
鏡子ちゃん女の子だし、会社の人たちのこともあるし。
でも、言ったでしょ。鏡子ちゃんには俺がいる。だから思う存分頼ってよ」
柳瀬さんはそう言うと、優しい顔で、あたしの顔を覗き込んでくるから。
あたしはその優しさに泣きそうになって、思わず目を逸らす。
するとそんなあたしのことを柳瀬さんが今度は真正面から優しく抱きしめてきて、左手で頭を撫でられた。
…何でこんなに、心地いいんだろ。
でも、
「…優しく、しないで下さい。頼っちゃいます」
あたしはそう言うと、密着した体を両手でぐっと押し退けた。
「…頼っていんだよ」
「何でですか。私は柳瀬さんに何もしてあげられていません」
「…、」
「柳瀬さんはあたしに優しくしてくれるのに、あたしはマトモに何も返せていないから、優しくしてもらうわけにいかないです、」
あたしはそう言うと、
「…ちゃんと自分で、引っ越すところ見つけます」
「…」
そう言って、「心配しないで下さい」と言ってみるけど、柳瀬さんの心配そうな顔は変わらない。
「そっか」って、笑ってほしいのに笑ってくれない。
だけど逆にその表情だけで読み取れてしまう。柳瀬さんのあたしを想う気持ちの深さが。
その気持ちだけでも本当は嬉しくて、何だか大きな安心感。
するとあたしの言葉を聞いた柳瀬さんが、少しして言った。
「…俺はただ鏡子ちゃんがそばにいてくれればそれでいいんだけどな」
「え、」
「じゃあ、約束して」
「?」
「無理はしないで。何か少しでも広喜くんのことで変わったことがあったら俺に言ってほしい。
独りで考えこんだりしないでね。何でも頼ってくれていいから」
柳瀬さんはそう言うと、一旦離したのに、またあたしのことを抱きしめてくる。
今度はちょっと苦しいくらい。その言葉にあたしは頷くけれど、ちょっと笑って言った。
「わかりました。ってか柳瀬さん、心配しすぎです。いや嬉しいですけど」
「そりゃするでしょ。っつか鏡子ちゃんに何か起こる前に俺が絶対防ぎたいの。
だってやっと再会できた人なのに…っ!」
「!」
柳瀬さんはそこまで言うと言葉を詰まらせて、「あ、いや…違くて」と誤魔化す。
でもその「再会」というワードを聞き逃さなかったあたしは、気になってすぐさま柳瀬さんに言った。
「え、いま再会って言いませんでした?」
「え?あ…どうだったかな」
「や、とぼけないで下さいよ。再会って何ですか!え、あたしと柳瀬さん、初対面じゃないんですか?」
「…」
あたしがそう言うと、柳瀬さんがあたしを抱きしめていた腕をゆっくり離す。
そして、何気なく交わる気まずそうな柳瀬さんとの視線。
すると直後に柳瀬さんがあたしから視線をそらして、呟くように言った。
「……夢で、会ったから」
「え、」
「むかーし、鏡子ちゃんが、夢に出てきてたの覚えてたから」
「!!」
柳瀬さんはそう言うと「っつかこの話は別にいいでしょ」と話をそらそうとする。
でも、「夢で会った」という一言に物凄く身に覚えがあるあたしは、もう少し話を聞きたくて、柳瀬さんを逃がさない。
「ちょ、待って下さい!」
「!」
「柳瀬さんの夢に、あたしが出てきたんですか?え、あたしと出会う前に?」
「…ん、まぁ、そだね。っつか、この話もうよくない?」
柳瀬さんは夢で会ったと言う発言が恥ずかしいのかまた話を逸らしたがるけど、そんな柳瀬さんにあたしも勇気を出して言ってみた。
まぁあたしの夢は、顔は見えなかったんだけど。
「あ、あたしも!」
「え?」
「あたしも、夢のこと覚えてます!」
「!」
「多分夢で柳瀬さんと会ってます!」
「え、」
コンビニに行って、必要なものを揃えてきて、順番にお風呂に入らせてもらった後。
髪を乾かして柳瀬さんとテレビを見ていたら、ふいに柳瀬さんが言った。
その言葉にあたしが柳瀬さんを見ると、柳瀬さんが言葉を続ける。
「独り暮らしでしょ?鏡子ちゃんって。大丈夫?」
「?大丈夫ですよ。ってか、何でですか?」
「ほら、広喜くん。あの人鏡子ちゃんの家の場所知ってんじゃん」
「ああ…そうですね」
柳瀬さんはそう言うと、あたしに「ある日突然来たらどうする?」と問いかける。
正直あたしはそんなことは考えていなかったけど、でも言われてみればそうだな。
柳瀬さんが広喜くんに直接言ってくれたあの日から、広喜くんからの連絡は一切なくなって、
あたしのマンションに広喜くんが来るようなことも今はまだない。
柳瀬さんは心配してくれてるけど…
「…や、多分、本当に大丈夫じゃないですか?」
あたしは前に広喜くんがした浮気を思い出して、言った。
「だって広喜くん…あたし以外にも付き合ってた人いたみたいだし」
「マジで、」
「最初から、あたしのことなんてどうでもいいような、気もします。
…や、まぁ、もし色々根に持たれてたら怖いですけど」
「…」
でも、広喜くんのことだ。今は平気でもこれから先あり得そうではある。
どうしよう。引っ越した方がいいのかな…めんどくさいな。
あたしがそう思って考えていると、柳瀬さんが言った。
「…このまま俺のとこに居たらいいじゃん」
「え、」
「広喜くんは俺のマンションは知らないし、一緒に居たら最低限は守れるでしょ。
確かに来ないかもしれないけど、もし何かあったら、起こってからじゃ遅いし念のために。ね?」
「ん…でも、」
柳瀬さんのその提案は、あたしにとって凄く安心なものだと思う。
でもいいんだろうか。一緒に出勤すると多かれ少なかれこの関係を会社の人たちに疑われてしまう。
それに、柳瀬さんに甘えちゃってもいいのかな。
柳瀬さんは私のことを守ってくれて、付き合ってなくても大事にしてくれてるのに、
私は柳瀬さんに何もしてあげられない。
私がそう思って悩んでいると、また柳瀬さんが言った。
「…あ、もちろん出会ったばっかの相手と突然二人暮らしなんてのも不安があるのはわかるよ。
鏡子ちゃん女の子だし、会社の人たちのこともあるし。
でも、言ったでしょ。鏡子ちゃんには俺がいる。だから思う存分頼ってよ」
柳瀬さんはそう言うと、優しい顔で、あたしの顔を覗き込んでくるから。
あたしはその優しさに泣きそうになって、思わず目を逸らす。
するとそんなあたしのことを柳瀬さんが今度は真正面から優しく抱きしめてきて、左手で頭を撫でられた。
…何でこんなに、心地いいんだろ。
でも、
「…優しく、しないで下さい。頼っちゃいます」
あたしはそう言うと、密着した体を両手でぐっと押し退けた。
「…頼っていんだよ」
「何でですか。私は柳瀬さんに何もしてあげられていません」
「…、」
「柳瀬さんはあたしに優しくしてくれるのに、あたしはマトモに何も返せていないから、優しくしてもらうわけにいかないです、」
あたしはそう言うと、
「…ちゃんと自分で、引っ越すところ見つけます」
「…」
そう言って、「心配しないで下さい」と言ってみるけど、柳瀬さんの心配そうな顔は変わらない。
「そっか」って、笑ってほしいのに笑ってくれない。
だけど逆にその表情だけで読み取れてしまう。柳瀬さんのあたしを想う気持ちの深さが。
その気持ちだけでも本当は嬉しくて、何だか大きな安心感。
するとあたしの言葉を聞いた柳瀬さんが、少しして言った。
「…俺はただ鏡子ちゃんがそばにいてくれればそれでいいんだけどな」
「え、」
「じゃあ、約束して」
「?」
「無理はしないで。何か少しでも広喜くんのことで変わったことがあったら俺に言ってほしい。
独りで考えこんだりしないでね。何でも頼ってくれていいから」
柳瀬さんはそう言うと、一旦離したのに、またあたしのことを抱きしめてくる。
今度はちょっと苦しいくらい。その言葉にあたしは頷くけれど、ちょっと笑って言った。
「わかりました。ってか柳瀬さん、心配しすぎです。いや嬉しいですけど」
「そりゃするでしょ。っつか鏡子ちゃんに何か起こる前に俺が絶対防ぎたいの。
だってやっと再会できた人なのに…っ!」
「!」
柳瀬さんはそこまで言うと言葉を詰まらせて、「あ、いや…違くて」と誤魔化す。
でもその「再会」というワードを聞き逃さなかったあたしは、気になってすぐさま柳瀬さんに言った。
「え、いま再会って言いませんでした?」
「え?あ…どうだったかな」
「や、とぼけないで下さいよ。再会って何ですか!え、あたしと柳瀬さん、初対面じゃないんですか?」
「…」
あたしがそう言うと、柳瀬さんがあたしを抱きしめていた腕をゆっくり離す。
そして、何気なく交わる気まずそうな柳瀬さんとの視線。
すると直後に柳瀬さんがあたしから視線をそらして、呟くように言った。
「……夢で、会ったから」
「え、」
「むかーし、鏡子ちゃんが、夢に出てきてたの覚えてたから」
「!!」
柳瀬さんはそう言うと「っつかこの話は別にいいでしょ」と話をそらそうとする。
でも、「夢で会った」という一言に物凄く身に覚えがあるあたしは、もう少し話を聞きたくて、柳瀬さんを逃がさない。
「ちょ、待って下さい!」
「!」
「柳瀬さんの夢に、あたしが出てきたんですか?え、あたしと出会う前に?」
「…ん、まぁ、そだね。っつか、この話もうよくない?」
柳瀬さんは夢で会ったと言う発言が恥ずかしいのかまた話を逸らしたがるけど、そんな柳瀬さんにあたしも勇気を出して言ってみた。
まぁあたしの夢は、顔は見えなかったんだけど。
「あ、あたしも!」
「え?」
「あたしも、夢のこと覚えてます!」
「!」
「多分夢で柳瀬さんと会ってます!」
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