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四章 第四皇子、白百合と共に真相に迫る。
4-3 癸性の匠工の証言
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「ああ……申し訳ない、驚かせてしまいましたか」
わずかに目を瞠った燎琉の、その反応に気がついたのか、首輪に手をやった相手が言う。彼はこちらの反応を気にしたふうもなく、にこやかな表情だった。
とはいえ燎琉は、自分がうっかり見せてしまった迂闊な反応を詫びるような気持ちになる。
「いや、こちらこそ……申し訳ない」
「無理もございませんから」
男はゆるく首を振ると、微笑んだままで言った。
「この国では、癸性の者は家の中にいるのが普通。ほとんど外で働いたりはせぬものでございますからね。わたくしはたまたまこの店の一族で、手先が器用だったものですから、匠工として勤めることが出来ておりますが、癸性に生まれついた者としては、実に幸運だったと言うべきでございましょう」
匠工は衒いなくそんな言葉を続けた。
相手の言を受け、燎琉は昨日の工部での出来事を思い出す。ちら、と、傍らの瓔偲の様子をうかがい見た。
瓔偲の表情はしずかなものだ。いまの遣り取りに、なんら感情を動かされたふうはなかった。
が、燎琉には、その瓔偲の静謐さが、かえって切ない気がする。
瓔偲とて、癸性ゆえにままならぬ生き方を強いられ、これまでにどれほどにか辛酸を舐めてきたのだろう。だったら、目の前の匠工の言葉に対し、きっと思うところはあるはずなのだ。
それにも関わらず、感情の起伏を欠片ほども覗かせないところが、いかなる理不尽をもただ黙って堪えてきた――あるいは、それよりほかに方策がなく、否が応にも堪えさせられてきた――彼のつらい立場を思わせた。
燎琉もまた、第弐性を持ってはいる。が、甲性である燎琉にははかりしれない苦悩を、癸性である彼らは――瓔偲や、目の前の匠工の彼は――抱えてきたのに違いなかった。
癸性であるという、ただそれだけで、生きたい道を歩むことが赦されなくなってしまう。そのままならぬ人生を思うと、なんとも堪らない気分に襲われた。
かといって、情けなくも、彼らに何と言ってやっていいのかもわからない。燎琉はくちびるを引き締め、てのひらをきつく握り込んだ。
こちらの沈黙をどう取ったのか、匠工の男がまた穏やかに笑む。
「すみませぬ。要らぬことをお聞かせしてしまいましたようです」
頭を下げられ、いいや、と、燎琉は首を振った。
ちっとも要らぬことだとは感じなかった。
それに、と、燎琉は思う。自らも癸性であり、それゆえの苦労を身に沁みて知っているこの匠工が携わってつくられ、手入れされているものであったならば、瓔偲の首輪が粗悪なもの――いざというときに持ち主の意に反して外れて、望まぬ相手と番になってしまう危険を帯びたようなもの――であるはずがあるまい、と、そう確信された。
「さて、お訊ねはなんでございましたでしょか、公子さま。吏部に卸しました首輪の件とか」
匠工が改めてこちらに本題を促した。
それを受けて燎琉は、瓔偲の手から首輪をいったん受け取ると、それを男に示して見せた。
「これを見てもらいたい。――あなたが作られたもので間違いないだろうか?」
男は燎琉の手にある瓔偲の首輪を見ると、それから、真っ直ぐに燎琉を見返してきた。
「たしかに、わたくしの手になるものかと……しかし、留め金が外れておりますね。いかがなさいましたか」
匠工の男がこちらに問うてくる。これに対して返事をしたのは瓔偲だった。
「これは、定期的に、手入れのためにこちらに預けられているはずのものかと思うのですが……最後は、ひと月ほど前にも。それでも、このように毀れてしまうようなことはあり得るのでしょうか?」
瓔偲の問いに、男は、はて、と、首を傾ける。
「ひと月やそこらで外れるようなことは、まずもってないかと思いますが……すこし、見せていただいても?」
求められ、燎琉は男に首輪を手渡した。相手はそれに目を近づけ、向きを変えつつ、しばらくしげしげと眺めている。
「ああ、皮革と金属の鍵の部分を繋ぐ留め金のところに、ちいさな傷がございますね。これは……自然に出来たものとは思われません」
顔を上げると、厳しい顔つきをして、真っ直ぐに燎琉を見た。
やはりか、と、燎琉は眉をひそめる。
「その首輪は、すこし強めに引いただけで、留め金が毀れて外れたんだ。誰かが細工をした可能性はあるか?」
続けて問うと、匠工の男はまたしばらく首輪をまじまじと見て確かめていたが、やがて、苦々しげにつぶやいた。
「むしろ……それしか、有り得ません」
やはりそうなのか、と、燎琉は、ぎり、と、奥歯を噛んだ。
「公子さま」
おずおずと、匠工の男が呼びかけてくる。
「これの持ち主の方は、その……いま、恙なく過ごしておられるのでしょうか?」
男にそう訊ねられた燎琉は、けれども一瞬、相手が何を問おうとしているのかがわからなかった。
が、一拍ののちに、この首輪が毀れたことによる不幸が――すなわち、望まぬ相手につがいにされてしまうようなことが――なかったのかどうか、と、男がそれを案じているのだと気が付いた。
息を呑む。
答えるべき言葉がなかった。
これの所持者である瓔偲は、事実、燎琉に項を咬まれ、いまや燎琉のつがいである。もちろんそれは、本人が望んでのことではありえなかった――……彼は表にこそ出さないが、それをやはり、重たい不幸だと思っているのだろうか。
燎琉は、ちら、と、傍の瓔偲のほうを見た。
男の声を聴いた刹那、瓔偲は、ふと、表情を消していた。
が、すぐにしずかに微笑して、だいじょうぶです、と、匠工にそう返事をする。
「お気遣いには及びません」
きっぱりとした瓔偲の言葉を聴いて、匠工の男はほっと息を吐いた。己の手になる首輪の不備で――それがたとえ自分のせいではなく、おそらくは誰かの悪意によって、意図的に細工を施されたゆえであったとしても――己と同じく癸性を有する者がつらい目を見たのではないのだ、と、そう安堵するようだ。
男のそんな表情を見てしまうと、瓔偲の言葉がまったくもって嘘偽りでしかないと知る燎琉も、敢えて口を挟むことは出来なかった。
「――そういえば、公子さま。もうひとつおかしなことがございます」
やがて思い出したように匠工が言葉を継いだ。
「なんだ?」
燎琉は男の言葉に気を引かれるように顔を上げた。
「たしか先程、ひと月前に手入れを、と、そう仰いましたが……その頃に手入れのためにお預かりした首輪は、なかったように記憶しておりますのです」
なんだと、と、燎琉は思わず鋭い声を上げていた。
「それは確かか?」
「念のため記録を見て参りますが、間違いないはずでございます」
お待ちを、と、言い置いて、匠工の男は裏へ下がっていった。
間もなく戻っきた手には一冊の帳面があった。
「やはりございません」
帳面を見ながら、男はそう言う。
「その前にお預かりいたしましたのが四月ほど前でございますが、そのときにはもちろん、どこもおかしなところは見受けられませんでした。留め金を締め直して、吏部へとお返ししております」
では、その時には首輪はまだ正常のそれだったのだろう。それから四月――……その間に、誰かが瓔偲の首輪に細工をした。
燎琉は瓔偲と顔を見合わせる。瓔偲は難しい表情をすると、いかにも思案げに、かたちのよい眉を寄せた。
わずかに目を瞠った燎琉の、その反応に気がついたのか、首輪に手をやった相手が言う。彼はこちらの反応を気にしたふうもなく、にこやかな表情だった。
とはいえ燎琉は、自分がうっかり見せてしまった迂闊な反応を詫びるような気持ちになる。
「いや、こちらこそ……申し訳ない」
「無理もございませんから」
男はゆるく首を振ると、微笑んだままで言った。
「この国では、癸性の者は家の中にいるのが普通。ほとんど外で働いたりはせぬものでございますからね。わたくしはたまたまこの店の一族で、手先が器用だったものですから、匠工として勤めることが出来ておりますが、癸性に生まれついた者としては、実に幸運だったと言うべきでございましょう」
匠工は衒いなくそんな言葉を続けた。
相手の言を受け、燎琉は昨日の工部での出来事を思い出す。ちら、と、傍らの瓔偲の様子をうかがい見た。
瓔偲の表情はしずかなものだ。いまの遣り取りに、なんら感情を動かされたふうはなかった。
が、燎琉には、その瓔偲の静謐さが、かえって切ない気がする。
瓔偲とて、癸性ゆえにままならぬ生き方を強いられ、これまでにどれほどにか辛酸を舐めてきたのだろう。だったら、目の前の匠工の言葉に対し、きっと思うところはあるはずなのだ。
それにも関わらず、感情の起伏を欠片ほども覗かせないところが、いかなる理不尽をもただ黙って堪えてきた――あるいは、それよりほかに方策がなく、否が応にも堪えさせられてきた――彼のつらい立場を思わせた。
燎琉もまた、第弐性を持ってはいる。が、甲性である燎琉にははかりしれない苦悩を、癸性である彼らは――瓔偲や、目の前の匠工の彼は――抱えてきたのに違いなかった。
癸性であるという、ただそれだけで、生きたい道を歩むことが赦されなくなってしまう。そのままならぬ人生を思うと、なんとも堪らない気分に襲われた。
かといって、情けなくも、彼らに何と言ってやっていいのかもわからない。燎琉はくちびるを引き締め、てのひらをきつく握り込んだ。
こちらの沈黙をどう取ったのか、匠工の男がまた穏やかに笑む。
「すみませぬ。要らぬことをお聞かせしてしまいましたようです」
頭を下げられ、いいや、と、燎琉は首を振った。
ちっとも要らぬことだとは感じなかった。
それに、と、燎琉は思う。自らも癸性であり、それゆえの苦労を身に沁みて知っているこの匠工が携わってつくられ、手入れされているものであったならば、瓔偲の首輪が粗悪なもの――いざというときに持ち主の意に反して外れて、望まぬ相手と番になってしまう危険を帯びたようなもの――であるはずがあるまい、と、そう確信された。
「さて、お訊ねはなんでございましたでしょか、公子さま。吏部に卸しました首輪の件とか」
匠工が改めてこちらに本題を促した。
それを受けて燎琉は、瓔偲の手から首輪をいったん受け取ると、それを男に示して見せた。
「これを見てもらいたい。――あなたが作られたもので間違いないだろうか?」
男は燎琉の手にある瓔偲の首輪を見ると、それから、真っ直ぐに燎琉を見返してきた。
「たしかに、わたくしの手になるものかと……しかし、留め金が外れておりますね。いかがなさいましたか」
匠工の男がこちらに問うてくる。これに対して返事をしたのは瓔偲だった。
「これは、定期的に、手入れのためにこちらに預けられているはずのものかと思うのですが……最後は、ひと月ほど前にも。それでも、このように毀れてしまうようなことはあり得るのでしょうか?」
瓔偲の問いに、男は、はて、と、首を傾ける。
「ひと月やそこらで外れるようなことは、まずもってないかと思いますが……すこし、見せていただいても?」
求められ、燎琉は男に首輪を手渡した。相手はそれに目を近づけ、向きを変えつつ、しばらくしげしげと眺めている。
「ああ、皮革と金属の鍵の部分を繋ぐ留め金のところに、ちいさな傷がございますね。これは……自然に出来たものとは思われません」
顔を上げると、厳しい顔つきをして、真っ直ぐに燎琉を見た。
やはりか、と、燎琉は眉をひそめる。
「その首輪は、すこし強めに引いただけで、留め金が毀れて外れたんだ。誰かが細工をした可能性はあるか?」
続けて問うと、匠工の男はまたしばらく首輪をまじまじと見て確かめていたが、やがて、苦々しげにつぶやいた。
「むしろ……それしか、有り得ません」
やはりそうなのか、と、燎琉は、ぎり、と、奥歯を噛んだ。
「公子さま」
おずおずと、匠工の男が呼びかけてくる。
「これの持ち主の方は、その……いま、恙なく過ごしておられるのでしょうか?」
男にそう訊ねられた燎琉は、けれども一瞬、相手が何を問おうとしているのかがわからなかった。
が、一拍ののちに、この首輪が毀れたことによる不幸が――すなわち、望まぬ相手につがいにされてしまうようなことが――なかったのかどうか、と、男がそれを案じているのだと気が付いた。
息を呑む。
答えるべき言葉がなかった。
これの所持者である瓔偲は、事実、燎琉に項を咬まれ、いまや燎琉のつがいである。もちろんそれは、本人が望んでのことではありえなかった――……彼は表にこそ出さないが、それをやはり、重たい不幸だと思っているのだろうか。
燎琉は、ちら、と、傍の瓔偲のほうを見た。
男の声を聴いた刹那、瓔偲は、ふと、表情を消していた。
が、すぐにしずかに微笑して、だいじょうぶです、と、匠工にそう返事をする。
「お気遣いには及びません」
きっぱりとした瓔偲の言葉を聴いて、匠工の男はほっと息を吐いた。己の手になる首輪の不備で――それがたとえ自分のせいではなく、おそらくは誰かの悪意によって、意図的に細工を施されたゆえであったとしても――己と同じく癸性を有する者がつらい目を見たのではないのだ、と、そう安堵するようだ。
男のそんな表情を見てしまうと、瓔偲の言葉がまったくもって嘘偽りでしかないと知る燎琉も、敢えて口を挟むことは出来なかった。
「――そういえば、公子さま。もうひとつおかしなことがございます」
やがて思い出したように匠工が言葉を継いだ。
「なんだ?」
燎琉は男の言葉に気を引かれるように顔を上げた。
「たしか先程、ひと月前に手入れを、と、そう仰いましたが……その頃に手入れのためにお預かりした首輪は、なかったように記憶しておりますのです」
なんだと、と、燎琉は思わず鋭い声を上げていた。
「それは確かか?」
「念のため記録を見て参りますが、間違いないはずでございます」
お待ちを、と、言い置いて、匠工の男は裏へ下がっていった。
間もなく戻っきた手には一冊の帳面があった。
「やはりございません」
帳面を見ながら、男はそう言う。
「その前にお預かりいたしましたのが四月ほど前でございますが、そのときにはもちろん、どこもおかしなところは見受けられませんでした。留め金を締め直して、吏部へとお返ししております」
では、その時には首輪はまだ正常のそれだったのだろう。それから四月――……その間に、誰かが瓔偲の首輪に細工をした。
燎琉は瓔偲と顔を見合わせる。瓔偲は難しい表情をすると、いかにも思案げに、かたちのよい眉を寄せた。
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