266 / 266
積み残し編……もうちょっと続くんじゃよ
新婚旅行サーシャ編最終話
しおりを挟む
皇帝一家との会食を終えて翌日、丁寧にお礼と別れの挨拶をして皇城を後にした。
人目につかない場所へと移動していつもの様に【傲慢なる者の瞳】を発動、目的地点に誰も居ないことを確認して転移で移動する。
自分の屋敷の敷地内に転移すると、巡回していた警備兵とバッチリ目が合った。
「御館様、お帰りなさいませ」
「ただいま。変わりないか?」
「はい」
うちの屋敷に務める使用人や警備兵たちは最初急に現れる俺に慌てたりしていたが、いつの間にやら慣れてくれたようだ。
いちいち騒がれなくて助かる。
サーシャからアルスを受け取って屋敷の中に入る。
すれ違う使用人たちにお菓子を配りながらリビングに入ると、中にはよめーずが勢揃いしていた。
「ただいま」
「あらおかえりなさい。早かったのね」
正妻であるサーシャは俺の後ろに居るので、よめーずを代表してリンが返事をする。
こういう返事にも序列があるというのだから驚きだ。未だに慣れることは出来ていない。
「お土産あるよ」
【無限積載】を開いて帝国で色々と買い漁ったお土産をそれぞれに手渡す。
主に服やお菓子なのだが、俺はそういったセンスに欠けている自覚があるので選んだのはサーシャである。
「私からもあるんですよ」
サーシャも俺の隣に来てアイテムボックスを開く。
もしかしなくても……アレだよね?
「サーシャちゃん、これは?」
「これは赤ちゃんが出来やすくなるお薬だそうです」
リンはサーシャがテーブルに並べた小瓶を手に取り、光に透かして中身を見ている。
「赤ちゃんッスか?」
「ええ。帝国にある勇者の子孫のお店で買いました!」
これで2人目3人目が出来るとサーシャは胸を張るが、リンは中身に気が付いたようでニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。
「サーシャちゃんは飲んでみたの?」
「いいえ、購入した日は帝城に招かれていましたので、まだ試してないですよ」
「そうなのね……」
サーシャとリンのやり取りを見ていた勇者娘は中身に気が付いたのか、3人で集まって何やら話し合いが行われている。
嫌な予感しかしない。
「サーシャちゃん、今夜にでも試してみたら?」
「私は旅行から戻ったばかりですし、他の方に……」
「いいのよ。サーシャちゃんは正妻なんだから、こういうのは一番最初に試してみて早く2人目を作らないと」
得体の知れない薬を試すんだからむしろ正妻が一番じゃ不味いんじゃないの?
まぁサーシャはレベルも高いし、何かあっても自分で魔法で治療も出来るから問題無いのかもしれないけど……
「そうですか? ではお言葉に甘えて……」
つまりそういうことをするわけで……恥ずかしいのかサーシャは少し俯きながらも了承した。
「レオ様、サーシャ様、旅行のお話を聞かせてください」
「そうだね。でもソフィアが喜びそうな面白いことは何も無かったよ?」
今回の旅行はノーバイオレンスだったからね。
主に帝国ホテルでまったりした話や大聖堂の話になるので、ソフィアはあまり興味が無いだろう。
むしろ勇者娘たちのほうが喜びそうだ。
のんびりと皆でお茶を飲みながら旅行の話を聞かせる。
次に俺と旅行するのは誰になるのかなどで盛り上がったりもしながら時間は過ぎ、夕食、風呂を済ませてしばらく子供たちを眺めた後サーシャと一緒に寝室へと移動した。
「本当に飲むの?」
「はい、2人目も欲しいですし」
「旅行中に出来ちゃってる気もしなくもないけどね」
「念には念を入れて……です」
サーシャは小瓶を取り出し、蓋を開けて一気に煽る。
「あまり美味しくないです……」
「だろうね」
そういうお薬が美味しいとは聞いたことがないし。
「なんだか……体がポカポカしてきました」
ベッドの縁に腰掛けて旅行の思い出話に花を咲かせていると、だんだんとサーシャの顔が赤くなり、呼吸も荒くなってきた。
薬が聞いてきたのだろう。
「レオ様、もう……」
「サーシャ……」
ゆっくりと抱き寄せ、そのままベッドに倒れ込む。
俺たちの戦いはこれからだ!
◇◆
それからの日々は慌ただしく、あっという間に過ぎていく。まさに光陰矢の如しとはこのことだろう。
凡そ半年に一度、5日間の有給を取ってよめーずの誰かと旅行に行くサイクルが出来上がり、旅行から戻ると誰かが妊娠したりと忙しない。
気が付くと子供の数も増え、その度に名付けに頭を悩ませる。
たまにやる書類仕事なんかよりこちらの方が余程大変である。
ウルトも次々に産まれてくる子供の面倒をよく見てくれたので、大変に有難かった。
子供にばかり構っていて俺の相手をしてくれなくなったのは何時からだったかな……?
少し寂しい。
変態もいつの間にか結婚しており、会う度に奥さんとの惚気話を聞かされるので余計にめんどくさい存在へと成り下がっている。
有能なんだけど、会うとめんどくさいので会いたくない。
ちなみにハーレムを作るとか言っていたのだが、心変わりしたのか奥さん一筋で他の女性に手を出す様子は見えない。
実際に作るのと妄想の世界で作るのではやはり違うのだろう。
変態の家庭にも子供が産まれたので、うちの子と一緒にウルトという名前のベビーベッドに寝ている姿を見ていると微笑ましい。
この子もしばらくすると変態になるのかな……なるのはいいけど、うちの子に悪い影響は与えて欲しくないな。
しかしこの優秀な変態の息子なのだ、きっと優秀な人材に育ってくれることを切に願っている。
◇◆
「こんな感じでワイワイガヤガヤやってるよ。この侯爵領も発展してきて仕事も増えたけど、なんだかんだで悪くない」
屋敷の裏、ウルトがどこからか持ってきた小さな山のような岩の上で俺は一人で喋っていた。
周りに人の影は無い。完全に俺一人だ。
「楽しいし、充実してるよ。だけど、ケイトが居てくれたらもっと楽しかったと思うんだ」
目の前の墓に水とお菓子をお供えして手を合わせる。
「これからも色々あるだろうけど、見守っていて欲しい」
いつか出会えるその日まで……
もう一度目を閉じて手を合わせてから屋敷へと戻る。
「御館様! 勝手に消えられては困ります!」
「ちょっとじゃん。細かいことは言いっこなしだって」
「そうはいきません! どちらに行かれていたのですか?」
「ちょっとそこまで」
窓から見える大岩へと視線をやると、マークも理解してくれたようだ。
「全く……仕方ありませんね。今度行く時には一声かけてくださいね?」
「はいはい」
「はいは一度でお願いします。御子様たちの教育によろしくありません」
「はい!」
さて、よめーずや子供たち、領民のためにひと働きしますかね……
人目につかない場所へと移動していつもの様に【傲慢なる者の瞳】を発動、目的地点に誰も居ないことを確認して転移で移動する。
自分の屋敷の敷地内に転移すると、巡回していた警備兵とバッチリ目が合った。
「御館様、お帰りなさいませ」
「ただいま。変わりないか?」
「はい」
うちの屋敷に務める使用人や警備兵たちは最初急に現れる俺に慌てたりしていたが、いつの間にやら慣れてくれたようだ。
いちいち騒がれなくて助かる。
サーシャからアルスを受け取って屋敷の中に入る。
すれ違う使用人たちにお菓子を配りながらリビングに入ると、中にはよめーずが勢揃いしていた。
「ただいま」
「あらおかえりなさい。早かったのね」
正妻であるサーシャは俺の後ろに居るので、よめーずを代表してリンが返事をする。
こういう返事にも序列があるというのだから驚きだ。未だに慣れることは出来ていない。
「お土産あるよ」
【無限積載】を開いて帝国で色々と買い漁ったお土産をそれぞれに手渡す。
主に服やお菓子なのだが、俺はそういったセンスに欠けている自覚があるので選んだのはサーシャである。
「私からもあるんですよ」
サーシャも俺の隣に来てアイテムボックスを開く。
もしかしなくても……アレだよね?
「サーシャちゃん、これは?」
「これは赤ちゃんが出来やすくなるお薬だそうです」
リンはサーシャがテーブルに並べた小瓶を手に取り、光に透かして中身を見ている。
「赤ちゃんッスか?」
「ええ。帝国にある勇者の子孫のお店で買いました!」
これで2人目3人目が出来るとサーシャは胸を張るが、リンは中身に気が付いたようでニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。
「サーシャちゃんは飲んでみたの?」
「いいえ、購入した日は帝城に招かれていましたので、まだ試してないですよ」
「そうなのね……」
サーシャとリンのやり取りを見ていた勇者娘は中身に気が付いたのか、3人で集まって何やら話し合いが行われている。
嫌な予感しかしない。
「サーシャちゃん、今夜にでも試してみたら?」
「私は旅行から戻ったばかりですし、他の方に……」
「いいのよ。サーシャちゃんは正妻なんだから、こういうのは一番最初に試してみて早く2人目を作らないと」
得体の知れない薬を試すんだからむしろ正妻が一番じゃ不味いんじゃないの?
まぁサーシャはレベルも高いし、何かあっても自分で魔法で治療も出来るから問題無いのかもしれないけど……
「そうですか? ではお言葉に甘えて……」
つまりそういうことをするわけで……恥ずかしいのかサーシャは少し俯きながらも了承した。
「レオ様、サーシャ様、旅行のお話を聞かせてください」
「そうだね。でもソフィアが喜びそうな面白いことは何も無かったよ?」
今回の旅行はノーバイオレンスだったからね。
主に帝国ホテルでまったりした話や大聖堂の話になるので、ソフィアはあまり興味が無いだろう。
むしろ勇者娘たちのほうが喜びそうだ。
のんびりと皆でお茶を飲みながら旅行の話を聞かせる。
次に俺と旅行するのは誰になるのかなどで盛り上がったりもしながら時間は過ぎ、夕食、風呂を済ませてしばらく子供たちを眺めた後サーシャと一緒に寝室へと移動した。
「本当に飲むの?」
「はい、2人目も欲しいですし」
「旅行中に出来ちゃってる気もしなくもないけどね」
「念には念を入れて……です」
サーシャは小瓶を取り出し、蓋を開けて一気に煽る。
「あまり美味しくないです……」
「だろうね」
そういうお薬が美味しいとは聞いたことがないし。
「なんだか……体がポカポカしてきました」
ベッドの縁に腰掛けて旅行の思い出話に花を咲かせていると、だんだんとサーシャの顔が赤くなり、呼吸も荒くなってきた。
薬が聞いてきたのだろう。
「レオ様、もう……」
「サーシャ……」
ゆっくりと抱き寄せ、そのままベッドに倒れ込む。
俺たちの戦いはこれからだ!
◇◆
それからの日々は慌ただしく、あっという間に過ぎていく。まさに光陰矢の如しとはこのことだろう。
凡そ半年に一度、5日間の有給を取ってよめーずの誰かと旅行に行くサイクルが出来上がり、旅行から戻ると誰かが妊娠したりと忙しない。
気が付くと子供の数も増え、その度に名付けに頭を悩ませる。
たまにやる書類仕事なんかよりこちらの方が余程大変である。
ウルトも次々に産まれてくる子供の面倒をよく見てくれたので、大変に有難かった。
子供にばかり構っていて俺の相手をしてくれなくなったのは何時からだったかな……?
少し寂しい。
変態もいつの間にか結婚しており、会う度に奥さんとの惚気話を聞かされるので余計にめんどくさい存在へと成り下がっている。
有能なんだけど、会うとめんどくさいので会いたくない。
ちなみにハーレムを作るとか言っていたのだが、心変わりしたのか奥さん一筋で他の女性に手を出す様子は見えない。
実際に作るのと妄想の世界で作るのではやはり違うのだろう。
変態の家庭にも子供が産まれたので、うちの子と一緒にウルトという名前のベビーベッドに寝ている姿を見ていると微笑ましい。
この子もしばらくすると変態になるのかな……なるのはいいけど、うちの子に悪い影響は与えて欲しくないな。
しかしこの優秀な変態の息子なのだ、きっと優秀な人材に育ってくれることを切に願っている。
◇◆
「こんな感じでワイワイガヤガヤやってるよ。この侯爵領も発展してきて仕事も増えたけど、なんだかんだで悪くない」
屋敷の裏、ウルトがどこからか持ってきた小さな山のような岩の上で俺は一人で喋っていた。
周りに人の影は無い。完全に俺一人だ。
「楽しいし、充実してるよ。だけど、ケイトが居てくれたらもっと楽しかったと思うんだ」
目の前の墓に水とお菓子をお供えして手を合わせる。
「これからも色々あるだろうけど、見守っていて欲しい」
いつか出会えるその日まで……
もう一度目を閉じて手を合わせてから屋敷へと戻る。
「御館様! 勝手に消えられては困ります!」
「ちょっとじゃん。細かいことは言いっこなしだって」
「そうはいきません! どちらに行かれていたのですか?」
「ちょっとそこまで」
窓から見える大岩へと視線をやると、マークも理解してくれたようだ。
「全く……仕方ありませんね。今度行く時には一声かけてくださいね?」
「はいはい」
「はいは一度でお願いします。御子様たちの教育によろしくありません」
「はい!」
さて、よめーずや子供たち、領民のためにひと働きしますかね……
0
お気に入りに追加
694
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(194件)
あなたにおすすめの小説
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
婚約破棄したい婚約者が雇った別れさせ屋に、何故か本気で溺愛されていました
蓮恭
恋愛
「私、聞いてしまいました」
__ヴィオレット・ブラシュール伯爵令嬢は、婚約者であるフェルナンド・ブルレック辺境伯令息に嫌われている。
ヴィオレットがフェルナンドにどんなに嫌われても、たとえ妹のモニクと浮気をされたとしても、この婚姻は絶対で婚約破棄などできない。
それでもなんとかヴィオレット側の都合による婚約破棄に持ち込みたいフェルナンドは、『別れさせ屋』に依頼をする。
最近貴族の間で人気があるラングレー商会の若き会長は、整った顔立ちな上に紳士的で優しく、まさに『別れさせ屋』にはぴったりの人選だった。
絶対に婚約破棄をするつもりがない令嬢と、嫌いな令嬢との婚約を破棄したい令息、そして別れさせ屋のイケメンのお話。
『小説家になろう』様、『カクヨム』様、『ノベプラ』様にも掲載中です。
子爵令嬢マーゴットは学園で無双する〜喋るミノカサゴ、最強商人の男爵令嬢キャスリーヌ、時々神様とお兄様も一緒
かざみはら まなか
ファンタジー
相棒の喋るミノカサゴ。
友人兼側近の男爵令嬢キャスリーヌと、国を出て、魔法立国と評判のニンデリー王立学園へ入学した12歳の子爵令嬢マーゴットが主人公。
国を出る前に、学園への案内を申し出てきた学校のOBに利用されそうになり、OBの妹の伯爵令嬢を味方に引き入れ、OBを撃退。
ニンデリー王国に着いてみると、寮の部屋を横取りされていた。
初登校日。
学生寮の問題で揉めたために平民クラスになったら、先生がトラブル解決を押し付けようとしてくる。
入学前に聞いた学校の評判と違いすぎるのは、なぜ?
マーゴットは、キャスリーヌと共に、勃発するトラブル、策略に毅然と立ち向かう。
ニンデリー王立学園の評判が実際と違うのは、ニンデリー王国に何か原因がある?
剣と魔法と呪術があり、神も霊も、ミノカサゴも含めて人外は豊富。
ジュゴンが、学園で先生をしていたりする。
マーゴットは、コーハ王国のガラン子爵家当主の末っ子長女。上に4人の兄がいる。
学園でのマーゴットは、特注品の鞄にミノカサゴを入れて持ち歩いている。
最初、喋るミノカサゴの出番は少ない。
※ニンデリー王立学園は、学生1人1人が好きな科目を選択して受講し、各自の専門を深めたり、研究に邁進する授業スタイル。
※転生者は、同級生を含めて複数いる。
※主人公マーゴットは、最強。
※主人公マーゴットと幼馴染みのキャスリーヌは、学園で恋愛をしない。
※学校の中でも外でも活躍。
『購入無双』 復讐を誓う底辺冒険者は、やがてこの世界の邪悪なる王になる
チョーカ-
ファンタジー
底辺冒険者であるジェル・クロウは、ダンジョンの奥地で仲間たちに置き去りにされた。
暗闇の中、意識も薄れていく最中に声が聞こえた。
『力が欲しいか? 欲しいなら供物を捧げよ』
ジェルは最後の力を振り絞り、懐から財布を投げ込みと
『ご利用ありがとうございます。商品をお選びください』
それは、いにしえの魔道具『自動販売機』
推すめされる商品は、伝説の武器やチート能力だった。
力を得た少年は復讐……そして、さらなる闇へ堕ちていく
※本作は一部 Midjourneyにより制作したイラストを挿絵として使用しています。
転生発明家は異世界で魔道具師となり自由気ままに暮らす~異世界生活改革浪漫譚~
夜夢
ファンタジー
数々の発明品を世に生み出し、現代日本で大往生を迎えた主人公は神の計らいで地球とは違う異世界での第二の人生を送る事になった。
しかし、その世界は現代日本では有り得ない位文明が発達しておらず、また凶悪な魔物や犯罪者が蔓延る危険な世界であった。
そんな場所に転生した主人公はあまりの不便さに嘆き悲しみ、自らの蓄えてきた知識をどうにかこの世界でも生かせないかと孤軍奮闘する。
これは現代日本から転生した発明家の異世界改革物語である。
世界は節目を迎えました
零時
ファンタジー
気が付くと主人公は、バスの車内にいた。
しかし彼にはバスに乗った記憶も、乗ろうとした記憶も無い。それどころか、友人、親、兄弟、自分の名前すら思い出すことができなかった。
そしてそのことについて深く考える暇もなく、彼は瞬間的に地獄を見ることになる。
プロローグは2話あります。
不忘探偵2 〜死神〜
あらんすみし
ミステリー
新宿の片隅で、ひっそりと生きる探偵。探偵は、記憶を一切忘れられない難病を患い、孤独に暮らしていた。しかし、そんな孤独な生活も悪くない。孤独が探偵の心の安寧だからだ。
しかし、そんな平穏な日々を打ち破る依頼が舞い込む。
ある若い男が事務所を訪れ、探偵にある依頼を持ちかける。
自分の周りでは、ここ数年の間で5人もの人間が不審な死を遂げている。ある者は自殺、ある者は事故、そしてある者は急な病死。そして、いずれも自分と親しかったりトラブルがあった人達。
どうか自分がそれらの死と無関係であることを証明して、容疑を晴らしてもらいたい。
それが男の依頼だった。
果たして男の周囲で立て続けに関係者が死ぬのは偶然なのか?それとも何かの事件なのか?
強引に婚約破棄された最強聖女は愚かな王国に復讐をする!
悠月 風華
ファンタジー
〖神の意思〗により選ばれた聖女、ルミエール・オプスキュリテは
婚約者であったデルソーレ王国第一王子、クシオンに
『真実の愛に目覚めたから』と言われ、
強引に婚約破棄&国外追放を命じられる。
大切な母の形見を売り払い、6年間散々虐げておいて、
幸せになれるとは思うなよ……?
*ゆるゆるの設定なので、どこか辻褄が
合わないところがあると思います。
✣ノベルアップ+にて投稿しているオリジナル小説です。
✣表紙は柚唄ソラ様のpixivよりお借りしました。
https://www.pixiv.net/artworks/90902111
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
多忙な中更新ありがとうございます♪
今回の・・・なんかラストの様な感じに?
残りの嫁〜ズを簡略化?
思い耽り・・・変態ってそのまま言ってますし!名前すら出てこなくてなった先輩!
今回か、次回で完全終了なのか?
って感じました。
魔物の多いこんな世の中、家を継げない平民の次男以降の有力な就職先は冒険者なのです。
冒険者を志す若者の2割〜3割は冒険者1年目に魔物に食べられちゃうのです。
なので男女比が……
ちなみに王国、やらかしちゃったんで男手も働き手も減っちゃったのでえらいこっちゃです😇
いやらしいこと?書いてませんよ?
人の営みです!
実はベラ編7話あったんで、まだサーシャの方が短いっすw
夜のプロレスって!(爆笑)
ネタが古風だよ!(笑)
普通に夜の夫婦のイトナミ♡
で!良いのでわ?
この作品は健全なものでありまして……
夫婦のイトナミなんて卑猥な単語は使えないのです😇