238 / 266
積み残し編……もうちょっと続くんじゃよ
雇用面接
しおりを挟む
さてどうしようか悩む。
あくまで個人的意見だが、実はこの変態を雇うことに抵抗は無い。
この変態、変態ではあるのだが仕事はきちんとするし、能力も高いのだ。ただし変態である。
多分ステータス的な意味では全体的に低いのだろう。
だけどステータスには現れない部分、言うなれば人間力的なものは高いのだ。ただし変態ではある。それは覆せない。
「ほら、レオっちってアレじゃん? チーレムやってるじゃん? 俺もそれにあやかりたい」
「不採用で」
「ごめんやで」
こういった気楽な会話のできる相手が欲しいというのもある。
当然、よめーずとは気楽な感じで接しているが、やはり同性で気楽な相手は必要だ。
そういう理由でディムたちを誘おうとしていた俺が言うのだから間違いない。
誘いたいのだが、ケイトの件があるので二の足を踏んでいるのだ。
あれ? 今の俺って友達居なくない?
ディムたちのことは俺は友達認定しているけど、向こうはどうなんだろ……
これ以上は俺が傷付くだけな気がするから辞めておこう。
今は変態のことだ。
「えー、なんなら出来るんすか?」
「トラックの運転なら……」
「何運ぶんすか?」
「それは御館様が運べと言うものを!」
残念、それはウルトで事足りてる。
むしろウルトなら積み下ろし作業も無いし、整地までやってくれる。
最大積載量インフィニティだし。
「それ、俺のトラックが勝手にやってくれるんで他は無いんですか?」
「トラックが勝手に?」
ウルトの能力に関しては、あまり王国には知られていないようだ。
まぁ詳しく知ってるのは俺とよめーず、あとはマークやダニエルみたいなクリード侯爵家家臣の中でも上位の人くらいだろうね。
「俺のトラック全自動なんで。だから他になにか特技ないっすか? ほら、自己PRおなしゃす」
「某国立大学法学部卒業なんで法律知識には自信があります! 天気予報士の資格も持ってるんでお天気お兄さんにもなれます! 暇つぶしに医学書も読み漁ってたんで知識だけはあります! 運行管理、整備管理も持ってますし社労士の資格もあるんでなんでも出来ます! なんなら税理士の資格も取ってきます!」
ホントこの人なんでトラック乗ってるんだろうね?
言ってないけど、簿記とかその辺の資格も当然持っていることを俺は知っている。
しかも、この人高校時代U-18の野球日本代表の4番だったらしい、ホント何してるんだろうね?
更に語学も達者で、日常会話レベルなら日本語を始めとして英語、ドイツ語、中国語、韓国語とありとあらゆる語学を使いこなす。
天才とか神童と呼ばれるにふさわしい人なんだよね。変態なのに。
本人はこんな軽い性格をしているし、どうやらとあるシリーズ物の映画を見てトラックに憧れて乗り始めたらしい。
まぁ業界的に一般的な志望動機ではあるんだけど、今までの経歴などを見ると行動も変態的と言わざるを得ない。
とはいえ、今この世界で語学は必要無いし、法律知識も日本式簿記だったり税制の知識は不要。
お天気とかそれこそ人によっては魔法で雨を降らせたり、反対に雨雲を散らしたりも出来るのでどうにも……
医学知識に関しては……外科的なのは魔法で治るし、内科的なものもサーシャたち元聖女の治癒士ならどうにかしてしまう。
日本だとスーパーチートな変態も、この世界では器用貧乏だな。
けど、逆に言えばそれだけの知識をため込める先輩ならこの世界の知識を覚えることも可能なわけで……
学ぶ環境さえあればこの人は誰より凄い人材になりうるんだよな。アラフォーの変態だけど。
まぁアラフォーとはいえ見た目は20代後半でも通用するし……これは関係ないか。
なんでかBtoB、倉庫間輸送ばかりしているのに謎の営業力を発揮して仕事取ってくることもあった人だから人と人を繋ぐことも出来る。
ヤバい、考えれば考えるほど有能だわ……
ホント変態でさえ無ければ完璧超人だよな。
変態だからこそバランスが取れるのか?
その変態は今、ウルトの前で両手を組んでキラキラした目を俺に向けてきている。可愛くない。
「うーん……」
俺の……というか、マークとダニエルの下につければ最高の成果を出すんじゃなかろうか? そんな気がしてきた。
「先輩、年下で後輩の俺の下につくことに抵抗とか無いんですか?」
「くりちゃんは何を言ってるんだろうね? この世界ではくりちゃんの方が先輩ださは、地位も名誉もある。なら俺はそんなくりちゃんに対し膝を折ることに抵抗なんて無いさ!」
すごい自信満々にドヤ顔で言ってるけど、言ってる内容は情けないような……
しかもまたくりちゃんって言った。
「分かりました。先輩が色々とやべぇ奴なのは知ってますし、前向きに検討してもいいです」
使い倒してやろう。
「あざっす御館様! やったぜ、これで俺もハーレムだ!」
「それは今後の先輩次第っす。出来たらいいっすね」
「ハーレム王に、俺はなる!」
こんなんだから超絶ハイスペックなのに結婚出来ないんだよな。
日本でもモテてはいたんだが、素直に「ハーレム作りたいんです」って言うからフラれるんであって、1人に絞ればすぐ結婚出来ただろうに。
あとは、細かい能力というか、スキル系の確認だな。
「先輩、そのトラックは神器ですよね? なにか特殊能力的なのはあるんすか?」
「へへっ、先輩だなんて辞めてくだせぇ御館様。あっしみたいな三下のこたぁ変態とでも呼んでくだせぇ」
「分かったよ変態。それで能力は?」
「やだ辛辣」
急に揉み手でヘコヘコし始めた先輩をスルーして能力を聞き出す。
相手してたらいつまで経っても終わらないのだから。
「特にこれと言っては無いかな? 軽油じゃなくて魔力で動くくらいかな? だから途中魔力切れで動けなくなってここに来るまで数日掛かっちゃったんだよね」
「じゃあ積載量とかも?」
「積載量とか操作性とかその辺は何も変わってないよ」
そうなのか。ウルトとは大違いだな……
「あ、傷とか凹みは勝手に治るみたい。魔力吸われるけどね。あとは日本の頃よりはるかに頑丈かな」
一応自己修復はあるのか。
「分かりました。それで、先輩のスキルは?」
「説明してもいいけど、とりあえず見た方が早くない?」
「それもそうっすね」
この人は嘘をついてはいないだろう。
俺はそう感じたし、ウルトも何も言ってこない。
少しだけ警戒を解いて、俺はウルトから降りた。
あくまで個人的意見だが、実はこの変態を雇うことに抵抗は無い。
この変態、変態ではあるのだが仕事はきちんとするし、能力も高いのだ。ただし変態である。
多分ステータス的な意味では全体的に低いのだろう。
だけどステータスには現れない部分、言うなれば人間力的なものは高いのだ。ただし変態ではある。それは覆せない。
「ほら、レオっちってアレじゃん? チーレムやってるじゃん? 俺もそれにあやかりたい」
「不採用で」
「ごめんやで」
こういった気楽な会話のできる相手が欲しいというのもある。
当然、よめーずとは気楽な感じで接しているが、やはり同性で気楽な相手は必要だ。
そういう理由でディムたちを誘おうとしていた俺が言うのだから間違いない。
誘いたいのだが、ケイトの件があるので二の足を踏んでいるのだ。
あれ? 今の俺って友達居なくない?
ディムたちのことは俺は友達認定しているけど、向こうはどうなんだろ……
これ以上は俺が傷付くだけな気がするから辞めておこう。
今は変態のことだ。
「えー、なんなら出来るんすか?」
「トラックの運転なら……」
「何運ぶんすか?」
「それは御館様が運べと言うものを!」
残念、それはウルトで事足りてる。
むしろウルトなら積み下ろし作業も無いし、整地までやってくれる。
最大積載量インフィニティだし。
「それ、俺のトラックが勝手にやってくれるんで他は無いんですか?」
「トラックが勝手に?」
ウルトの能力に関しては、あまり王国には知られていないようだ。
まぁ詳しく知ってるのは俺とよめーず、あとはマークやダニエルみたいなクリード侯爵家家臣の中でも上位の人くらいだろうね。
「俺のトラック全自動なんで。だから他になにか特技ないっすか? ほら、自己PRおなしゃす」
「某国立大学法学部卒業なんで法律知識には自信があります! 天気予報士の資格も持ってるんでお天気お兄さんにもなれます! 暇つぶしに医学書も読み漁ってたんで知識だけはあります! 運行管理、整備管理も持ってますし社労士の資格もあるんでなんでも出来ます! なんなら税理士の資格も取ってきます!」
ホントこの人なんでトラック乗ってるんだろうね?
言ってないけど、簿記とかその辺の資格も当然持っていることを俺は知っている。
しかも、この人高校時代U-18の野球日本代表の4番だったらしい、ホント何してるんだろうね?
更に語学も達者で、日常会話レベルなら日本語を始めとして英語、ドイツ語、中国語、韓国語とありとあらゆる語学を使いこなす。
天才とか神童と呼ばれるにふさわしい人なんだよね。変態なのに。
本人はこんな軽い性格をしているし、どうやらとあるシリーズ物の映画を見てトラックに憧れて乗り始めたらしい。
まぁ業界的に一般的な志望動機ではあるんだけど、今までの経歴などを見ると行動も変態的と言わざるを得ない。
とはいえ、今この世界で語学は必要無いし、法律知識も日本式簿記だったり税制の知識は不要。
お天気とかそれこそ人によっては魔法で雨を降らせたり、反対に雨雲を散らしたりも出来るのでどうにも……
医学知識に関しては……外科的なのは魔法で治るし、内科的なものもサーシャたち元聖女の治癒士ならどうにかしてしまう。
日本だとスーパーチートな変態も、この世界では器用貧乏だな。
けど、逆に言えばそれだけの知識をため込める先輩ならこの世界の知識を覚えることも可能なわけで……
学ぶ環境さえあればこの人は誰より凄い人材になりうるんだよな。アラフォーの変態だけど。
まぁアラフォーとはいえ見た目は20代後半でも通用するし……これは関係ないか。
なんでかBtoB、倉庫間輸送ばかりしているのに謎の営業力を発揮して仕事取ってくることもあった人だから人と人を繋ぐことも出来る。
ヤバい、考えれば考えるほど有能だわ……
ホント変態でさえ無ければ完璧超人だよな。
変態だからこそバランスが取れるのか?
その変態は今、ウルトの前で両手を組んでキラキラした目を俺に向けてきている。可愛くない。
「うーん……」
俺の……というか、マークとダニエルの下につければ最高の成果を出すんじゃなかろうか? そんな気がしてきた。
「先輩、年下で後輩の俺の下につくことに抵抗とか無いんですか?」
「くりちゃんは何を言ってるんだろうね? この世界ではくりちゃんの方が先輩ださは、地位も名誉もある。なら俺はそんなくりちゃんに対し膝を折ることに抵抗なんて無いさ!」
すごい自信満々にドヤ顔で言ってるけど、言ってる内容は情けないような……
しかもまたくりちゃんって言った。
「分かりました。先輩が色々とやべぇ奴なのは知ってますし、前向きに検討してもいいです」
使い倒してやろう。
「あざっす御館様! やったぜ、これで俺もハーレムだ!」
「それは今後の先輩次第っす。出来たらいいっすね」
「ハーレム王に、俺はなる!」
こんなんだから超絶ハイスペックなのに結婚出来ないんだよな。
日本でもモテてはいたんだが、素直に「ハーレム作りたいんです」って言うからフラれるんであって、1人に絞ればすぐ結婚出来ただろうに。
あとは、細かい能力というか、スキル系の確認だな。
「先輩、そのトラックは神器ですよね? なにか特殊能力的なのはあるんすか?」
「へへっ、先輩だなんて辞めてくだせぇ御館様。あっしみたいな三下のこたぁ変態とでも呼んでくだせぇ」
「分かったよ変態。それで能力は?」
「やだ辛辣」
急に揉み手でヘコヘコし始めた先輩をスルーして能力を聞き出す。
相手してたらいつまで経っても終わらないのだから。
「特にこれと言っては無いかな? 軽油じゃなくて魔力で動くくらいかな? だから途中魔力切れで動けなくなってここに来るまで数日掛かっちゃったんだよね」
「じゃあ積載量とかも?」
「積載量とか操作性とかその辺は何も変わってないよ」
そうなのか。ウルトとは大違いだな……
「あ、傷とか凹みは勝手に治るみたい。魔力吸われるけどね。あとは日本の頃よりはるかに頑丈かな」
一応自己修復はあるのか。
「分かりました。それで、先輩のスキルは?」
「説明してもいいけど、とりあえず見た方が早くない?」
「それもそうっすね」
この人は嘘をついてはいないだろう。
俺はそう感じたし、ウルトも何も言ってこない。
少しだけ警戒を解いて、俺はウルトから降りた。
0
お気に入りに追加
694
あなたにおすすめの小説
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
婚約破棄したい婚約者が雇った別れさせ屋に、何故か本気で溺愛されていました
蓮恭
恋愛
「私、聞いてしまいました」
__ヴィオレット・ブラシュール伯爵令嬢は、婚約者であるフェルナンド・ブルレック辺境伯令息に嫌われている。
ヴィオレットがフェルナンドにどんなに嫌われても、たとえ妹のモニクと浮気をされたとしても、この婚姻は絶対で婚約破棄などできない。
それでもなんとかヴィオレット側の都合による婚約破棄に持ち込みたいフェルナンドは、『別れさせ屋』に依頼をする。
最近貴族の間で人気があるラングレー商会の若き会長は、整った顔立ちな上に紳士的で優しく、まさに『別れさせ屋』にはぴったりの人選だった。
絶対に婚約破棄をするつもりがない令嬢と、嫌いな令嬢との婚約を破棄したい令息、そして別れさせ屋のイケメンのお話。
『小説家になろう』様、『カクヨム』様、『ノベプラ』様にも掲載中です。
子爵令嬢マーゴットは学園で無双する〜喋るミノカサゴ、最強商人の男爵令嬢キャスリーヌ、時々神様とお兄様も一緒
かざみはら まなか
ファンタジー
相棒の喋るミノカサゴ。
友人兼側近の男爵令嬢キャスリーヌと、国を出て、魔法立国と評判のニンデリー王立学園へ入学した12歳の子爵令嬢マーゴットが主人公。
国を出る前に、学園への案内を申し出てきた学校のOBに利用されそうになり、OBの妹の伯爵令嬢を味方に引き入れ、OBを撃退。
ニンデリー王国に着いてみると、寮の部屋を横取りされていた。
初登校日。
学生寮の問題で揉めたために平民クラスになったら、先生がトラブル解決を押し付けようとしてくる。
入学前に聞いた学校の評判と違いすぎるのは、なぜ?
マーゴットは、キャスリーヌと共に、勃発するトラブル、策略に毅然と立ち向かう。
ニンデリー王立学園の評判が実際と違うのは、ニンデリー王国に何か原因がある?
剣と魔法と呪術があり、神も霊も、ミノカサゴも含めて人外は豊富。
ジュゴンが、学園で先生をしていたりする。
マーゴットは、コーハ王国のガラン子爵家当主の末っ子長女。上に4人の兄がいる。
学園でのマーゴットは、特注品の鞄にミノカサゴを入れて持ち歩いている。
最初、喋るミノカサゴの出番は少ない。
※ニンデリー王立学園は、学生1人1人が好きな科目を選択して受講し、各自の専門を深めたり、研究に邁進する授業スタイル。
※転生者は、同級生を含めて複数いる。
※主人公マーゴットは、最強。
※主人公マーゴットと幼馴染みのキャスリーヌは、学園で恋愛をしない。
※学校の中でも外でも活躍。
『購入無双』 復讐を誓う底辺冒険者は、やがてこの世界の邪悪なる王になる
チョーカ-
ファンタジー
底辺冒険者であるジェル・クロウは、ダンジョンの奥地で仲間たちに置き去りにされた。
暗闇の中、意識も薄れていく最中に声が聞こえた。
『力が欲しいか? 欲しいなら供物を捧げよ』
ジェルは最後の力を振り絞り、懐から財布を投げ込みと
『ご利用ありがとうございます。商品をお選びください』
それは、いにしえの魔道具『自動販売機』
推すめされる商品は、伝説の武器やチート能力だった。
力を得た少年は復讐……そして、さらなる闇へ堕ちていく
※本作は一部 Midjourneyにより制作したイラストを挿絵として使用しています。
転生発明家は異世界で魔道具師となり自由気ままに暮らす~異世界生活改革浪漫譚~
夜夢
ファンタジー
数々の発明品を世に生み出し、現代日本で大往生を迎えた主人公は神の計らいで地球とは違う異世界での第二の人生を送る事になった。
しかし、その世界は現代日本では有り得ない位文明が発達しておらず、また凶悪な魔物や犯罪者が蔓延る危険な世界であった。
そんな場所に転生した主人公はあまりの不便さに嘆き悲しみ、自らの蓄えてきた知識をどうにかこの世界でも生かせないかと孤軍奮闘する。
これは現代日本から転生した発明家の異世界改革物語である。
世界は節目を迎えました
零時
ファンタジー
気が付くと主人公は、バスの車内にいた。
しかし彼にはバスに乗った記憶も、乗ろうとした記憶も無い。それどころか、友人、親、兄弟、自分の名前すら思い出すことができなかった。
そしてそのことについて深く考える暇もなく、彼は瞬間的に地獄を見ることになる。
プロローグは2話あります。
不忘探偵2 〜死神〜
あらんすみし
ミステリー
新宿の片隅で、ひっそりと生きる探偵。探偵は、記憶を一切忘れられない難病を患い、孤独に暮らしていた。しかし、そんな孤独な生活も悪くない。孤独が探偵の心の安寧だからだ。
しかし、そんな平穏な日々を打ち破る依頼が舞い込む。
ある若い男が事務所を訪れ、探偵にある依頼を持ちかける。
自分の周りでは、ここ数年の間で5人もの人間が不審な死を遂げている。ある者は自殺、ある者は事故、そしてある者は急な病死。そして、いずれも自分と親しかったりトラブルがあった人達。
どうか自分がそれらの死と無関係であることを証明して、容疑を晴らしてもらいたい。
それが男の依頼だった。
果たして男の周囲で立て続けに関係者が死ぬのは偶然なのか?それとも何かの事件なのか?
強引に婚約破棄された最強聖女は愚かな王国に復讐をする!
悠月 風華
ファンタジー
〖神の意思〗により選ばれた聖女、ルミエール・オプスキュリテは
婚約者であったデルソーレ王国第一王子、クシオンに
『真実の愛に目覚めたから』と言われ、
強引に婚約破棄&国外追放を命じられる。
大切な母の形見を売り払い、6年間散々虐げておいて、
幸せになれるとは思うなよ……?
*ゆるゆるの設定なので、どこか辻褄が
合わないところがあると思います。
✣ノベルアップ+にて投稿しているオリジナル小説です。
✣表紙は柚唄ソラ様のpixivよりお借りしました。
https://www.pixiv.net/artworks/90902111
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる