38 / 266
第2章……迷宮都市編
33話……魔法を使ってみよう
しおりを挟む
そんなこともあったが足を止めずさらに進んでいく。
ちなみにもう魔鉱石20キロは回収済みらしい……どうやら壁の奥など見えない場所にもかなり存在するらしく片っ端からウルトが発見して積み込んだのだ。
『前方よりオークの反応、数は3です』
全員が構え待ち受ける。
しばらくそのまま待っていると暗闇から3匹のオークが現れた。
先制にリンが杖を突き出して風の魔法を放つ。
いくつもの風の刃がオークを襲いダメージを与えていく。
やっぱり見えるな、それにさっきよりはっきり見えた気がする。
ダメージを受け動きの鈍ったオークにソフィアが躍りかかる。
あっという間に1匹を貫いて倒し、2匹目に攻撃を仕掛けようとした隙を付いてもう1匹のオークがソフィアに殴りかかった。
「甘いッスよ!【不動】!」
ソフィアとオークの間に飛び込んだアンナがスキル【不動】を使用してオークの攻撃を完全に受け止めた。
その間にソフィアは2匹目も撃破、夢中でアンナに攻撃を続けているオークの背後に忍び寄り心臓を一突きして3匹目も倒してしまった。
明らかに強くなってない? 動きのキレも力強さも俺の目で見ても上がってるんだけど?
これがレベルアップの力か……
忘れずオークを回収してまた移動。
結構色んな魔物の素材やら魔鉱石やら手に入れたけど今の段階でどれくらいの稼ぎになるんだろうね?
そんなことを考えながらしばらく、順調に魔物を狩りながら進んでいるとようやくボスの扉の前にたどり着いた。
「やっと到着ね……みんな準備はいい?」
「問題ありません」
「いつでも行けるッスよ!」
「回復は任せてください!」
「バッチリ」
リンの号令で扉を開き中へ。
中で待ち構えていたのはもう懐かしく感じるゴブリンキングに取り巻きのホブゴブリンが5匹、無数のゴブリンだった。
「多くね?」
「大きい魔法で一掃するわ!」
リンが杖を掲げて集中する。
杖の先には大きな炎の玉が生み出されてどんどん大きくなっていく。近くにいるだけで熱い……
炎の玉の直径が2メートルに達しようかというところで杖を振り下ろす。
炎の玉はゴブリンキングに直撃、さらにその炎を辺りに撒き散らしてゴブリンキングの周辺は大変な事になった。
「これ近付けないぞ」
「やり過ぎたわね、ちょっと待ってなさい」
炎を免れたゴブリンが数匹突撃してくるがあっさり返り討ち、しばらく待って炎が消えるとそこに立っている魔物は1匹も居なかった。
「全滅しちゃった」
「思ったより威力が上がってるわね……」
「リンさんすごいです!」
ゴブリンキングとホブゴブリンはなんとか形を留めているがたくさんいたはずのゴブリンは燃やし尽くされたのか骨すら残っていない。
どれだけ高温の炎だったんだよ……
「まぁ終わったことはいいじゃない! 魔石の回収をして先に進みましょう!」
「誤魔化したな」
「誤魔化しましたね」
「誤魔化したッスね」
俺とソフィア、アンナが口を揃えて言うが無視されてしまった。
回収するものを回収して4階層の安全地帯に入る。
そこには大きなテントが1つだけ建っているだけでほかには何も無い。
人の気配も無いので5階層で狩りをしているのだろうか?
「お昼過ぎてるし昼食にしましょう、少しこれからの話もしたいしね」
「分かった、ウルト」
ウルトから食材と食器、調理器具を取り出してさっと昼食の準備をする。
簡単な昼食を準備してみんなで食べながら話をする。
「まずはお疲れ様、ここまでは問題無くこれたけど、ここからは地図も情報も無いから本当に気を付けましょう」
「そういえば4階層までだったね。ここからは地図も自分で書いていく感じ?」
「そうね、その役割はサーシャちゃんに頼みたいのだけれど」
リンがそういうとサーシャは真剣な顔で頷いた。
「戦闘も厳しくなると思う。5階層では更に上位の魔物が出現するだろうし、無理だけはしないでね」
「わかりました」
「了解ッス!」
5階層には雑魚としてゴブリンキングが出たりするのかな?
そうなったらキングとは? って話になってくるね。
「クリードも気を付けて、ウルトの感知能力は頼りにしてるから何かあったらすぐ言ってね」
「了解、それより聞きたいことあるんだけど……もし誰か怪我した時ってサーシャが治療するでしょ? その時って光源維持できるの?」
さっきふと思い出したのだ。
リンのスキルには【ツインマジック】というのがあった。
名前的に2つの魔法を同時に使用出来るスキルだと想像出来る。
しかしサーシャにはそれが無い。
なので光源を維持したまま回復魔法が使えるのか気になったのだ。
「そうね、その時にはあたしが光源を作るわ。光魔法の適性は無いから松明替わりに火球を浮かべる感じになるけど」
確かにそれなら最低限の視界は確保出来るか……
「周りに冒険者が居なければウルトのヘッドライトも有用だと思う。それと今からでも俺に光源の魔法教えてくれない? すぐ使えるようにはならないだろうけど今後迷宮探索するのに俺も光源魔法使えた方が都合いいよね?」
俺の言葉を聞いていたのだろうウルトは通常サイズに戻ってヘッドライトを点灯させる。
安全地帯とボス部屋は何故か普通に明るいので分かりづらいがヘッドライトの有用性をアピールしているのだろう。
「なるほど、確かにウルトのヘッドライトは有用ね。それにクリードも光源魔法を使えるようになればありがたいわね」
「一応光魔法の適性もあるからね。それでサーシャ、教えて貰える?」
「もちろんです。私の光源魔法のイメージはお日様です!」
「ん?」
お日様? 太陽をイメージしてるってことか?
「はい! 明るい、眩しいと言えばお日様ですから!」
「あぁ……うん、はい……」
おかしいな? 朝水魔法のアドバイスくれた時はもっとしっかり明確に分かりやすく教えてくれたんだけど、なんで本職なはずの光魔法のアドバイスこれなの?
まぁそれでもアドバイスはアドバイス、自分に分かりやすいように噛み砕いて飲み込めばいいんだ……
まずは光のイメージ、お日様はちょっと個人的にはイメージしづらいので今まで見たことのあるものがいいだろう。
日本にいた頃に光るものや照明なんて腐るほど見てきた。その中で明るい、眩しいものと言えば……蛍光灯?
いやLEDか?
もっと明るい、眩しいものはあるのかもしれないけど俺に思いつくのはこれくらいだ。
イメージするのはLED照明、これだな!
手のひらに魔力を集めて光の魔力に変換……光ならイメージカラーは白だな。
あまり集めすぎると魔力を維持出来なくなってしまうので維持出来るギリギリの量を見極めながら集めて白い魔力に変換していく。
今の自分の限界量の光の魔力を溜めることが出来たので次は放出。
イメージはLED照明、直視したら目が痛くなるくらい眩しいのをイメージしつつ、自分の頭上で留まるように……
2つ同時にイメージするのってめちゃくちゃ難しいな……
なんとか自分の想像力を振り絞り光球を発生させる。
それを自分の頭上1メートルの高さに維持するイメージで……
頭痛くなってきた……
それでもなんとか成功したようで、俺の生み出した光球は俺の頭上にちゃんと浮かんでいた。
「おぉ……」
成功した。成功はしたのだが……
「全然明るくない……」
まだ豆球の方が眩しいくらいだ。
「素晴らしいですクリード様! こんな短時間で成功させるなんて素晴らしい才能です!」
「そうね、まだ魔法の練習始めたばかりでそこまで出来たのは純粋にすごいと思うわよ。放出出来るだけでも大したものなのにさらに操って頭上に留めるなんて、自信持っていいわよ? ……っと、消えたわね」
「え?」
上を見上げるとそこには俺の作った光球は存在していない。
1分も維持できなかったか……サーシャは階層探索中ずっと維持してるんだから見習わないとな!
「5階層では出来る限り光源の魔法を使い続けてみたら? もちろんそれだけに集中されると困るけど、実践訓練が上達の近道よ」
「そうだね。やってみるよ」
少しでも上達するように頑張ろう!
「それともうひとつ、ランク昇格の件なんだけどね、5階層で1人1キロのミスリルを発掘するか5階層攻略のどちらかでゴールドランクに昇格できるわ。ミスリルは見つけたら確保はするけど、本線は5階層攻略でのゴールドランク昇格、それでいいかしら?」
「もちろんです! 私は最高到達階層の更新が目標ですからね! クリード様、ウルト様、それにみんなが居れば達成出来ると思います!」
「ゴールドランクですか……まだ余裕もありますし、今日中にクリアしたいですね」
「5階層攻略すればみんなお揃いッスね、頑張りましょー!」
全員やる気だな。
今は14時前、今から出ればなんとか5階層のボス部屋まで行けるかな?
「リン、魔物の情報も無いんだよね?」
「無いわね。あくまで予想だけど、オークの上位種やオーガが出てくるんじゃないかと思ってるわよ」
オークの上位種……ハイオークやオークソルジャーとかかな?
それにオーガか……でかい敵が多そうな感じだな。
「まぁ実際見て見ないと分からないわ、今まで以上に気を引き締めて進むわよ!」
全員で応! と声をそろえる。
さて、5階層に挑みますかね……
ちなみにもう魔鉱石20キロは回収済みらしい……どうやら壁の奥など見えない場所にもかなり存在するらしく片っ端からウルトが発見して積み込んだのだ。
『前方よりオークの反応、数は3です』
全員が構え待ち受ける。
しばらくそのまま待っていると暗闇から3匹のオークが現れた。
先制にリンが杖を突き出して風の魔法を放つ。
いくつもの風の刃がオークを襲いダメージを与えていく。
やっぱり見えるな、それにさっきよりはっきり見えた気がする。
ダメージを受け動きの鈍ったオークにソフィアが躍りかかる。
あっという間に1匹を貫いて倒し、2匹目に攻撃を仕掛けようとした隙を付いてもう1匹のオークがソフィアに殴りかかった。
「甘いッスよ!【不動】!」
ソフィアとオークの間に飛び込んだアンナがスキル【不動】を使用してオークの攻撃を完全に受け止めた。
その間にソフィアは2匹目も撃破、夢中でアンナに攻撃を続けているオークの背後に忍び寄り心臓を一突きして3匹目も倒してしまった。
明らかに強くなってない? 動きのキレも力強さも俺の目で見ても上がってるんだけど?
これがレベルアップの力か……
忘れずオークを回収してまた移動。
結構色んな魔物の素材やら魔鉱石やら手に入れたけど今の段階でどれくらいの稼ぎになるんだろうね?
そんなことを考えながらしばらく、順調に魔物を狩りながら進んでいるとようやくボスの扉の前にたどり着いた。
「やっと到着ね……みんな準備はいい?」
「問題ありません」
「いつでも行けるッスよ!」
「回復は任せてください!」
「バッチリ」
リンの号令で扉を開き中へ。
中で待ち構えていたのはもう懐かしく感じるゴブリンキングに取り巻きのホブゴブリンが5匹、無数のゴブリンだった。
「多くね?」
「大きい魔法で一掃するわ!」
リンが杖を掲げて集中する。
杖の先には大きな炎の玉が生み出されてどんどん大きくなっていく。近くにいるだけで熱い……
炎の玉の直径が2メートルに達しようかというところで杖を振り下ろす。
炎の玉はゴブリンキングに直撃、さらにその炎を辺りに撒き散らしてゴブリンキングの周辺は大変な事になった。
「これ近付けないぞ」
「やり過ぎたわね、ちょっと待ってなさい」
炎を免れたゴブリンが数匹突撃してくるがあっさり返り討ち、しばらく待って炎が消えるとそこに立っている魔物は1匹も居なかった。
「全滅しちゃった」
「思ったより威力が上がってるわね……」
「リンさんすごいです!」
ゴブリンキングとホブゴブリンはなんとか形を留めているがたくさんいたはずのゴブリンは燃やし尽くされたのか骨すら残っていない。
どれだけ高温の炎だったんだよ……
「まぁ終わったことはいいじゃない! 魔石の回収をして先に進みましょう!」
「誤魔化したな」
「誤魔化しましたね」
「誤魔化したッスね」
俺とソフィア、アンナが口を揃えて言うが無視されてしまった。
回収するものを回収して4階層の安全地帯に入る。
そこには大きなテントが1つだけ建っているだけでほかには何も無い。
人の気配も無いので5階層で狩りをしているのだろうか?
「お昼過ぎてるし昼食にしましょう、少しこれからの話もしたいしね」
「分かった、ウルト」
ウルトから食材と食器、調理器具を取り出してさっと昼食の準備をする。
簡単な昼食を準備してみんなで食べながら話をする。
「まずはお疲れ様、ここまでは問題無くこれたけど、ここからは地図も情報も無いから本当に気を付けましょう」
「そういえば4階層までだったね。ここからは地図も自分で書いていく感じ?」
「そうね、その役割はサーシャちゃんに頼みたいのだけれど」
リンがそういうとサーシャは真剣な顔で頷いた。
「戦闘も厳しくなると思う。5階層では更に上位の魔物が出現するだろうし、無理だけはしないでね」
「わかりました」
「了解ッス!」
5階層には雑魚としてゴブリンキングが出たりするのかな?
そうなったらキングとは? って話になってくるね。
「クリードも気を付けて、ウルトの感知能力は頼りにしてるから何かあったらすぐ言ってね」
「了解、それより聞きたいことあるんだけど……もし誰か怪我した時ってサーシャが治療するでしょ? その時って光源維持できるの?」
さっきふと思い出したのだ。
リンのスキルには【ツインマジック】というのがあった。
名前的に2つの魔法を同時に使用出来るスキルだと想像出来る。
しかしサーシャにはそれが無い。
なので光源を維持したまま回復魔法が使えるのか気になったのだ。
「そうね、その時にはあたしが光源を作るわ。光魔法の適性は無いから松明替わりに火球を浮かべる感じになるけど」
確かにそれなら最低限の視界は確保出来るか……
「周りに冒険者が居なければウルトのヘッドライトも有用だと思う。それと今からでも俺に光源の魔法教えてくれない? すぐ使えるようにはならないだろうけど今後迷宮探索するのに俺も光源魔法使えた方が都合いいよね?」
俺の言葉を聞いていたのだろうウルトは通常サイズに戻ってヘッドライトを点灯させる。
安全地帯とボス部屋は何故か普通に明るいので分かりづらいがヘッドライトの有用性をアピールしているのだろう。
「なるほど、確かにウルトのヘッドライトは有用ね。それにクリードも光源魔法を使えるようになればありがたいわね」
「一応光魔法の適性もあるからね。それでサーシャ、教えて貰える?」
「もちろんです。私の光源魔法のイメージはお日様です!」
「ん?」
お日様? 太陽をイメージしてるってことか?
「はい! 明るい、眩しいと言えばお日様ですから!」
「あぁ……うん、はい……」
おかしいな? 朝水魔法のアドバイスくれた時はもっとしっかり明確に分かりやすく教えてくれたんだけど、なんで本職なはずの光魔法のアドバイスこれなの?
まぁそれでもアドバイスはアドバイス、自分に分かりやすいように噛み砕いて飲み込めばいいんだ……
まずは光のイメージ、お日様はちょっと個人的にはイメージしづらいので今まで見たことのあるものがいいだろう。
日本にいた頃に光るものや照明なんて腐るほど見てきた。その中で明るい、眩しいものと言えば……蛍光灯?
いやLEDか?
もっと明るい、眩しいものはあるのかもしれないけど俺に思いつくのはこれくらいだ。
イメージするのはLED照明、これだな!
手のひらに魔力を集めて光の魔力に変換……光ならイメージカラーは白だな。
あまり集めすぎると魔力を維持出来なくなってしまうので維持出来るギリギリの量を見極めながら集めて白い魔力に変換していく。
今の自分の限界量の光の魔力を溜めることが出来たので次は放出。
イメージはLED照明、直視したら目が痛くなるくらい眩しいのをイメージしつつ、自分の頭上で留まるように……
2つ同時にイメージするのってめちゃくちゃ難しいな……
なんとか自分の想像力を振り絞り光球を発生させる。
それを自分の頭上1メートルの高さに維持するイメージで……
頭痛くなってきた……
それでもなんとか成功したようで、俺の生み出した光球は俺の頭上にちゃんと浮かんでいた。
「おぉ……」
成功した。成功はしたのだが……
「全然明るくない……」
まだ豆球の方が眩しいくらいだ。
「素晴らしいですクリード様! こんな短時間で成功させるなんて素晴らしい才能です!」
「そうね、まだ魔法の練習始めたばかりでそこまで出来たのは純粋にすごいと思うわよ。放出出来るだけでも大したものなのにさらに操って頭上に留めるなんて、自信持っていいわよ? ……っと、消えたわね」
「え?」
上を見上げるとそこには俺の作った光球は存在していない。
1分も維持できなかったか……サーシャは階層探索中ずっと維持してるんだから見習わないとな!
「5階層では出来る限り光源の魔法を使い続けてみたら? もちろんそれだけに集中されると困るけど、実践訓練が上達の近道よ」
「そうだね。やってみるよ」
少しでも上達するように頑張ろう!
「それともうひとつ、ランク昇格の件なんだけどね、5階層で1人1キロのミスリルを発掘するか5階層攻略のどちらかでゴールドランクに昇格できるわ。ミスリルは見つけたら確保はするけど、本線は5階層攻略でのゴールドランク昇格、それでいいかしら?」
「もちろんです! 私は最高到達階層の更新が目標ですからね! クリード様、ウルト様、それにみんなが居れば達成出来ると思います!」
「ゴールドランクですか……まだ余裕もありますし、今日中にクリアしたいですね」
「5階層攻略すればみんなお揃いッスね、頑張りましょー!」
全員やる気だな。
今は14時前、今から出ればなんとか5階層のボス部屋まで行けるかな?
「リン、魔物の情報も無いんだよね?」
「無いわね。あくまで予想だけど、オークの上位種やオーガが出てくるんじゃないかと思ってるわよ」
オークの上位種……ハイオークやオークソルジャーとかかな?
それにオーガか……でかい敵が多そうな感じだな。
「まぁ実際見て見ないと分からないわ、今まで以上に気を引き締めて進むわよ!」
全員で応! と声をそろえる。
さて、5階層に挑みますかね……
10
お気に入りに追加
694
あなたにおすすめの小説
俺だけ成長限界を突破して強くなる~『成長率鈍化』は外れスキルだと馬鹿にされてきたけど、実は成長限界を突破できるチートスキルでした~
つくも
ファンタジー
Fランク冒険者エルクは外れスキルと言われる固有スキル『成長率鈍化』を持っていた。
このスキルはレベルもスキルレベルも成長効率が鈍化してしまう、ただの外れスキルだと馬鹿にされてきた。
しかし、このスキルには可能性があったのだ。成長効率が悪い代わりに、上限とされてきたレベル『99』スキルレベル『50』の上限を超える事ができた。
地道に剣技のスキルを鍛え続けてきたエルクが、上限である『50』を突破した時。
今まで馬鹿にされてきたエルクの快進撃が始まるのであった。
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
クラスで一人だけ男子な僕のズボンが盗まれたので仕方無くチ○ポ丸出しで居たら何故か女子がたくさん集まって来た
pelonsan
恋愛
ここは私立嵐爛学校(しりつらんらんがっこう)、略して乱交、もとい嵐校(らんこう) ━━。
僕の名前は 竿乃 玉之介(さおの たまのすけ)。
昨日この嵐校に転校してきた至極普通の二年生。
去年まで女子校だったらしくクラスメイトが女子ばかりで不安だったんだけど、皆優しく迎えてくれて ほっとしていた矢先の翌日……
※表紙画像は自由使用可能なAI画像生成サイトで制作したものを加工しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる