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第1章:VS悪堕者(シニステッド)
案件29.矛貫(ほこぬき)隊支部へ
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4月28日10時26分、廃棄食品消失事件を解決したカネリとボンゴラは、聖明機関のモズロウとリンドーに連れられ、彼らの拠点へ訪れた。
「ここが僕たちのホーム、聖明機関矛貫隊支部だよ」
矛貫隊支部は神社のような立派な建物で、瓦屋根がついた塀に囲まれ門には鳥居のような建造物がある。
「変なところに住んでるなあ」
「荘厳だと言え!」
「まさか二人が、矛貫隊の隊員とは・・・」
「そう言えば言ってなかったね」
「もう少し歩くよ、隊長は奥で待っている」
モズロウに案内されカネリとボンゴラが執務室に入ると、そこには10人近い隊員が待ち構えていた。
彼らは二人を好奇や警戒の目で見ており、ボンゴラは緊張気味だがカネリは全く動じていなかった。
「隊長、黒火手団を連れて来ました」
モズロウがそう言うと、黒髪で厳しい目をした青年が近づいてきた。
「ご苦労だったな。モズ、リンドー」
「やっぱり・・・矛貫オスタ隊長・・・!」
ボンゴラはオスタを前にして息を飲んだ。
「あーオレもそんな気がしたぜ」
「お前知らないだろ」
「知らん!」
リンドーはカネリの知ったかぶりをすぐ見抜き、怒涛の勢いで説明を始めた。
「矛貫オスタ隊長は!矛貫隊を率いる有能な指揮官であり、聖明機関の急先鋒として数多くの難事件を解決した特級異救者なんだぞ!!」
「さらにお前たちの元締めである盾守ツドウのライバルで、今は1万点近い差をつけられているがすぐに―」
「リンドー、余計なことは言わなくていいんだよ!」
「失礼しました!隊長!」
オスタの呆れながらの叱責を受け、リンドーは素直に沈黙した。
「・・・本題に入ろう黒火手団。お前たちの一員である黒理アゼルが、悪堕者に寝返った疑いがある」
「アゼルがっ!?」
「悪堕者に!!?」
「何かの間違いではないんですか!?」
「アイツは黒理家の案件を受けてるはずだ!」
「黒理アゼルと別れた経緯はモズから聞いている、だが一応確認だ」
「『ルール』、質問に対し嘘偽り無く答えろ」
「お前たちも悪堕者に寝返ったのか?」
「ちがいます」
「なワケあるか!」
「!?口が・・・勝手に!?」
オスタの質問を受け、カネリとボンゴラは自分の意志と関係なく答えたため、少し混乱した。
「人にルールを強制する、これが隊長の力だ」
「お前たちがシロなのはわかった、次はお前たちが質問する番だ」
「アゼルが寝返ったという話について、詳しく教えて下さい!」
「事の発端は27日19時過ぎ、黒皇に酷似した闇異が悪堕者と共に街を襲撃し人々をさらった。まだ公にはなってないがな」
「ソラノ、見せてやれ」
「はい!」
茶色で髪が長い女性隊員常平ソラノは、スマホを取り出し証拠となる動画を見せた。
「見た感じ黒皇だけど・・・」
「ニセモノだろ!」
その時、執務室に電話が鳴り響きモズロウが応対した。
「隊長、悪堕者が現れました。数はおよそ40人だそうです」
「久々の大規模テロか、矛貫隊出動だ!」
「オレたちも行くぞ!」
「アゼルに会えるかもしれません!」
「俺達の邪魔はするなよ」
「闇の赴くままにぃ!!」
真っ昼間から悪堕者が街で暴れ、ヒトリバコを使い人々を捕まえていた。
「今日は大漁だぜ、38人ゲットだ!」
「何だその程度か、オレは54人だ」
二人の悪堕者がヒトリバコを見せびらかしていると、伸びる手に両方奪われてしまった。
「なにっ!?」
「だれだ!!」
「黒火手団だ!みんなをこの手で救ってみせる!!」
11時16分、黒火手団と矛貫隊が現場に到着し、リチャウターは『救手アーム』でヒトリバコを回収した。
「ゲッ、黒火手団と矛貫隊だ!」
「心配するな、こっちには切り札がある」
「やい異救者!俺達に手を出したら、箱の中の連中を握り潰すぞ!」
そう言って悪堕者たちは、ヒトリバコを取り出し異救者たちを牽制した。
「ゲキアツ汚えマネしやがって!」
(瓦礫で足を隠し、救手レッグで奪い取ろう!)
「『ルール』、民間人への攻撃を一切禁じる」
オスタの聖明師が放った言葉が、悪堕者《シニステッド》の動きを封じた。
「なんだ!?」
「手が動かない!?」
「今だ!ヒトリバコを全て回収しろ!!」
リチャウターは救手アームで、モズロウの聖明師は高速飛行でヒトリバコを奪っていった。
「これで全部!」
「全員、攻撃開始!!」
人質を取り返した異救者たちが反撃を開始した。黒火手団と矛貫隊は仲間同士で連携し悪堕者を次々撃破していく。
「奴を狙えぇ!!」
10人の悪堕者がオスタ一人に狙いを定めたため、リンドーの聖明師が加勢しようとした。
「隊長!」
「連携を崩すな!俺一人でいい」
そう言ってオスタは鋭く立派な矛を右手で構え、悪堕者たちを瞬く間に細切れにし撃破した。
一方カネリファイヤとリチャウターは、逃げた悪堕者を追い路地裏に入った。
「どこ行ったアイツ!?」
「見つけたら、アゼルについて聞いてみよう!」
「その必要はない」
二人の前に、黒皇が姿を現した。
「「アゼル!!?」」
アゼルが悪堕者に寝返ったのは、事実なのか!?
To be next case
「ここが僕たちのホーム、聖明機関矛貫隊支部だよ」
矛貫隊支部は神社のような立派な建物で、瓦屋根がついた塀に囲まれ門には鳥居のような建造物がある。
「変なところに住んでるなあ」
「荘厳だと言え!」
「まさか二人が、矛貫隊の隊員とは・・・」
「そう言えば言ってなかったね」
「もう少し歩くよ、隊長は奥で待っている」
モズロウに案内されカネリとボンゴラが執務室に入ると、そこには10人近い隊員が待ち構えていた。
彼らは二人を好奇や警戒の目で見ており、ボンゴラは緊張気味だがカネリは全く動じていなかった。
「隊長、黒火手団を連れて来ました」
モズロウがそう言うと、黒髪で厳しい目をした青年が近づいてきた。
「ご苦労だったな。モズ、リンドー」
「やっぱり・・・矛貫オスタ隊長・・・!」
ボンゴラはオスタを前にして息を飲んだ。
「あーオレもそんな気がしたぜ」
「お前知らないだろ」
「知らん!」
リンドーはカネリの知ったかぶりをすぐ見抜き、怒涛の勢いで説明を始めた。
「矛貫オスタ隊長は!矛貫隊を率いる有能な指揮官であり、聖明機関の急先鋒として数多くの難事件を解決した特級異救者なんだぞ!!」
「さらにお前たちの元締めである盾守ツドウのライバルで、今は1万点近い差をつけられているがすぐに―」
「リンドー、余計なことは言わなくていいんだよ!」
「失礼しました!隊長!」
オスタの呆れながらの叱責を受け、リンドーは素直に沈黙した。
「・・・本題に入ろう黒火手団。お前たちの一員である黒理アゼルが、悪堕者に寝返った疑いがある」
「アゼルがっ!?」
「悪堕者に!!?」
「何かの間違いではないんですか!?」
「アイツは黒理家の案件を受けてるはずだ!」
「黒理アゼルと別れた経緯はモズから聞いている、だが一応確認だ」
「『ルール』、質問に対し嘘偽り無く答えろ」
「お前たちも悪堕者に寝返ったのか?」
「ちがいます」
「なワケあるか!」
「!?口が・・・勝手に!?」
オスタの質問を受け、カネリとボンゴラは自分の意志と関係なく答えたため、少し混乱した。
「人にルールを強制する、これが隊長の力だ」
「お前たちがシロなのはわかった、次はお前たちが質問する番だ」
「アゼルが寝返ったという話について、詳しく教えて下さい!」
「事の発端は27日19時過ぎ、黒皇に酷似した闇異が悪堕者と共に街を襲撃し人々をさらった。まだ公にはなってないがな」
「ソラノ、見せてやれ」
「はい!」
茶色で髪が長い女性隊員常平ソラノは、スマホを取り出し証拠となる動画を見せた。
「見た感じ黒皇だけど・・・」
「ニセモノだろ!」
その時、執務室に電話が鳴り響きモズロウが応対した。
「隊長、悪堕者が現れました。数はおよそ40人だそうです」
「久々の大規模テロか、矛貫隊出動だ!」
「オレたちも行くぞ!」
「アゼルに会えるかもしれません!」
「俺達の邪魔はするなよ」
「闇の赴くままにぃ!!」
真っ昼間から悪堕者が街で暴れ、ヒトリバコを使い人々を捕まえていた。
「今日は大漁だぜ、38人ゲットだ!」
「何だその程度か、オレは54人だ」
二人の悪堕者がヒトリバコを見せびらかしていると、伸びる手に両方奪われてしまった。
「なにっ!?」
「だれだ!!」
「黒火手団だ!みんなをこの手で救ってみせる!!」
11時16分、黒火手団と矛貫隊が現場に到着し、リチャウターは『救手アーム』でヒトリバコを回収した。
「ゲッ、黒火手団と矛貫隊だ!」
「心配するな、こっちには切り札がある」
「やい異救者!俺達に手を出したら、箱の中の連中を握り潰すぞ!」
そう言って悪堕者たちは、ヒトリバコを取り出し異救者たちを牽制した。
「ゲキアツ汚えマネしやがって!」
(瓦礫で足を隠し、救手レッグで奪い取ろう!)
「『ルール』、民間人への攻撃を一切禁じる」
オスタの聖明師が放った言葉が、悪堕者《シニステッド》の動きを封じた。
「なんだ!?」
「手が動かない!?」
「今だ!ヒトリバコを全て回収しろ!!」
リチャウターは救手アームで、モズロウの聖明師は高速飛行でヒトリバコを奪っていった。
「これで全部!」
「全員、攻撃開始!!」
人質を取り返した異救者たちが反撃を開始した。黒火手団と矛貫隊は仲間同士で連携し悪堕者を次々撃破していく。
「奴を狙えぇ!!」
10人の悪堕者がオスタ一人に狙いを定めたため、リンドーの聖明師が加勢しようとした。
「隊長!」
「連携を崩すな!俺一人でいい」
そう言ってオスタは鋭く立派な矛を右手で構え、悪堕者たちを瞬く間に細切れにし撃破した。
一方カネリファイヤとリチャウターは、逃げた悪堕者を追い路地裏に入った。
「どこ行ったアイツ!?」
「見つけたら、アゼルについて聞いてみよう!」
「その必要はない」
二人の前に、黒皇が姿を現した。
「「アゼル!!?」」
アゼルが悪堕者に寝返ったのは、事実なのか!?
To be next case
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