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彼
処女?
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陽介はどうしようもなく高ぶって、一直線にベッドへ連れ込んだ。
「あ、えっ……あの、電気、いや、シャワー?」
この流れで、物慣れてない反応を不思議に思いながら、汗臭かっただろうかと匂いを嗅ぐ。
一日中パソコンと向き合う仕事なので、仕事中はほぼ汗をかかない。
それでもやはり気になる匂いはあるだろうと思えば、彼女は陽介の匂いではなく自分の匂いが嫌だという。
はっきり言って、咲綾が陽介の家の石鹸を使って、この家の香りになるのはそそるが、それは後だ。先に彼女そのものの匂いを嗅ぎたい。
そんなことを言えば引かれるだろうから、口には出さないで、彼女の首筋に吸い付いた。
可愛い声が漏れる。
経験はほとんどないのだろう。陽介の手の動きに初々しい反応が返ってくる。
慌てながらも、まだ暗くして欲しいと言う彼女を早々に快楽に落とそうとショーツの中に手を入れる。
「ぃっ……」
彼女が痛みの声をあげた。
「濡れてないな」
しっとりした感覚はあるものの、乾いた陽介の手で触れたそこは、彼女に痛みを与えてしまった。
あれだけやる気だったから、彼女も少しは準備が整っているかと思っていた。
「ぬ、濡れてなかったら、えっちできないんですか?シャワーを浴びてきて、濡らしてきます!」
驚くようなことを言ってきた。
「風呂で自慰行為でもするのか?」
一人で濡らすとなるとそれしかない。
なのに、彼女は首を傾げてシャワーを浴びるために行くのだという。
「え……と?とりあえず、濡らして来ます……?」
有り得ない可能性が浮上してきた。
まさかと思う。
「水で濡らしたって意味がないだろう?お前の愛液じゃないと」
ゆっくりと手を這わして、彼女の快感を引き出すことに勤める。
指を自分で舐めて濡らしてから、彼女の秘所に埋めて見る。
咲綾の表情は気持ちいいというより、困惑だ。眉間にしわを寄せてどうしようかと悩んでいるように見える。
もう少し指を進めると、今度は苦しげな表情。
――確定だ。
「咲綾、今までに、経験ある?」
花芽を触ったまま咲綾の様子を窺いながら聞いてみる。
「んっ……、経験、ですか?えと……」
何かを考えるように視線をうろうろさせて、陽介と目があえば、悲しそうにしてまた目をうろうろさせる。
「嘘を吐かなくていいから、本当のことを言え。……なんと答えられても、ここまで来てお前が嫌だと言わない限り、俺からやめようとは言わないから」
やめたくないようで何よりだ。表情が分かりやすくていい。
優しく痛みを与えないように触ってやると、体をよじりながら素直に快感に喘ぐ。
初めての膣に、慣らしもせずに指を突っ込むとか。暴力以外の何物でもない。
そんな暴力を意図せずに彼女に与えてしまったことにため息を吐きそうになる。
目の前の彼女はバレないでいけると思っていたらしいが、そんなわけがない。
それなりに知識があって、自分なりに慣らしてくるならともかく、いきなり大男に襲われていけるわけがないじゃないか。
「だって、好きなんです!ずっとずっと好きでした。い……一回だけでいいんです。痛くても我慢するし、ひどくされてもいい。誰にも言わないし、一晩だけ……――っ?」
体を起こそうとした途端、首に抱き付かれて衝撃的な告白をされた。
ずっと好きだった?
好意を持たれていることは、さっきまでの言動で予想はついていたが、ずっと……とは、どれくらいの期間だろうか。
しかも、『一回だけでも』と思い詰めるほど。
やっぱり陽介の性癖について誤解があるようだが、いまはどうでもいい。
彼女に優しくしたい。
陽介はそっと咲綾を抱きしめてキスをする。
目をぱちくりさせて思いもよらないことを言われたというような彼女の表情が可愛らしい。
自然に笑みが浮かんでしまう。
激しくされたいなら、逆にこんな笑顔は不要なのかもしれないが、顔が緩むのを止められなかった。
その心配は無用だったようで、咲綾は陽介の顔を見上げて頬を染める。
笑うことで嫌がられることも無いようだ。
自分が我慢できる限り、思い切り甘やかそうと陽介はもう一度キスをした。
「あ、えっ……あの、電気、いや、シャワー?」
この流れで、物慣れてない反応を不思議に思いながら、汗臭かっただろうかと匂いを嗅ぐ。
一日中パソコンと向き合う仕事なので、仕事中はほぼ汗をかかない。
それでもやはり気になる匂いはあるだろうと思えば、彼女は陽介の匂いではなく自分の匂いが嫌だという。
はっきり言って、咲綾が陽介の家の石鹸を使って、この家の香りになるのはそそるが、それは後だ。先に彼女そのものの匂いを嗅ぎたい。
そんなことを言えば引かれるだろうから、口には出さないで、彼女の首筋に吸い付いた。
可愛い声が漏れる。
経験はほとんどないのだろう。陽介の手の動きに初々しい反応が返ってくる。
慌てながらも、まだ暗くして欲しいと言う彼女を早々に快楽に落とそうとショーツの中に手を入れる。
「ぃっ……」
彼女が痛みの声をあげた。
「濡れてないな」
しっとりした感覚はあるものの、乾いた陽介の手で触れたそこは、彼女に痛みを与えてしまった。
あれだけやる気だったから、彼女も少しは準備が整っているかと思っていた。
「ぬ、濡れてなかったら、えっちできないんですか?シャワーを浴びてきて、濡らしてきます!」
驚くようなことを言ってきた。
「風呂で自慰行為でもするのか?」
一人で濡らすとなるとそれしかない。
なのに、彼女は首を傾げてシャワーを浴びるために行くのだという。
「え……と?とりあえず、濡らして来ます……?」
有り得ない可能性が浮上してきた。
まさかと思う。
「水で濡らしたって意味がないだろう?お前の愛液じゃないと」
ゆっくりと手を這わして、彼女の快感を引き出すことに勤める。
指を自分で舐めて濡らしてから、彼女の秘所に埋めて見る。
咲綾の表情は気持ちいいというより、困惑だ。眉間にしわを寄せてどうしようかと悩んでいるように見える。
もう少し指を進めると、今度は苦しげな表情。
――確定だ。
「咲綾、今までに、経験ある?」
花芽を触ったまま咲綾の様子を窺いながら聞いてみる。
「んっ……、経験、ですか?えと……」
何かを考えるように視線をうろうろさせて、陽介と目があえば、悲しそうにしてまた目をうろうろさせる。
「嘘を吐かなくていいから、本当のことを言え。……なんと答えられても、ここまで来てお前が嫌だと言わない限り、俺からやめようとは言わないから」
やめたくないようで何よりだ。表情が分かりやすくていい。
優しく痛みを与えないように触ってやると、体をよじりながら素直に快感に喘ぐ。
初めての膣に、慣らしもせずに指を突っ込むとか。暴力以外の何物でもない。
そんな暴力を意図せずに彼女に与えてしまったことにため息を吐きそうになる。
目の前の彼女はバレないでいけると思っていたらしいが、そんなわけがない。
それなりに知識があって、自分なりに慣らしてくるならともかく、いきなり大男に襲われていけるわけがないじゃないか。
「だって、好きなんです!ずっとずっと好きでした。い……一回だけでいいんです。痛くても我慢するし、ひどくされてもいい。誰にも言わないし、一晩だけ……――っ?」
体を起こそうとした途端、首に抱き付かれて衝撃的な告白をされた。
ずっと好きだった?
好意を持たれていることは、さっきまでの言動で予想はついていたが、ずっと……とは、どれくらいの期間だろうか。
しかも、『一回だけでも』と思い詰めるほど。
やっぱり陽介の性癖について誤解があるようだが、いまはどうでもいい。
彼女に優しくしたい。
陽介はそっと咲綾を抱きしめてキスをする。
目をぱちくりさせて思いもよらないことを言われたというような彼女の表情が可愛らしい。
自然に笑みが浮かんでしまう。
激しくされたいなら、逆にこんな笑顔は不要なのかもしれないが、顔が緩むのを止められなかった。
その心配は無用だったようで、咲綾は陽介の顔を見上げて頬を染める。
笑うことで嫌がられることも無いようだ。
自分が我慢できる限り、思い切り甘やかそうと陽介はもう一度キスをした。
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