恋 ~大切だから~

もな♩

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本編

アナウンスコンクール1

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~1月21日月曜日~
授業が終わり部室に行くとすでに花音がいた。私に気づき

花音「奈菜!大会の案内きたよ!」

大会というのはアナウンスコンクールのこと年に二回二月と七月の第一日曜日にある。ちなみに今いる部員では花音だけしか賞をとっただけだ。ちなみに優良賞だった。

奈菜「あっ‥大会かぁ!原稿どんなの?」

実は二月の大会は学校代表で一人だけ指定された原稿が読める。賞の数が普通のより多くとりやすいため前から花音はできるひとにやらせたかったらしい。原稿を見せてもらったが違和感があった。

奈菜「去年と一緒?」

花音「奈菜もそう思うよな?変わってるの最後だけやし‥」

奈菜「そ、そういうものだよね~。送られてきているやつやし‥。」

違和感しかない。なんか問題なければいいんだけど‥。

来奈「オーディションで決めるつもりやねん!奈菜頑張れ!」

実は自信があった。他のやつには‥花音以外には勝てる自信が。花音は自分で原稿作りたいらしいし賞をとるチャンスだ!頑張ろう。

花音「でさ、今日早速じゃダメかな?裏で決めてたとか思われへんようにさ。原稿きたのは今日やし‥」

確かにそうだ。花音と仲のよいひとが選ばれて文句言われたら嫌だから‥。多分綾だけだろうけど‥。

奈菜「うん!そうだね!」

すると部室に来奈と蜜柑、綾がやって来た。
花音が説明していると後輩二人も来る。

花音「よし!じゃあオーディションしますっ!」

おいおい。花音‥早速過ぎるよ‥。

オーディションが終わる。結構うまく読めたはず。いけるはず!

花音「じゃあ結果発表します!みんなすごかったんやけど、今回は奈菜に任せたいと思います!」

きたー!皆が拍手してくれる。ただし綾以外。綾は

綾「どれだけするんだよ」

と呟いていた。そしてわたしも呟く。

奈菜「邪魔しているのはじゃない。」

綾は気づいてないようだった。

部活が終わりいそいで家に帰る。ベースを持ってstarまで走る。今日は予約してあった。お金はもったいない‥払えなくなるかもしれないが、家より設備がいいし、ベストでみんなと練習したいから。案内されたスタジオに入り練習を始める。
ここがわたしの居場所。大切だから。守る。バンド‥そして大切な人。
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