47 / 115
恋
しおりを挟む
「つまり君は、私とレベッカ嬢が恋仲だと勘違いしていたのか。」
「……はい。」
俺は、今までシバを避けていた理由を説明した。
シバがレベッカからの告白を受けたと思ったこと。そして、それならばこれまで通りに仲良く接することは彼女に悪いと思ったこと。
全てを話し終え、それを静かに聞いていたシバは溜息をついた。俺は、呆れられたに違いないと顔を伏せる。
ガタッ、
シバは席を立つと俺の隣に腰掛け、泣きそうな表情の俺の手を取る。
「私は、君との時間を捻出するのも苦労している。それなのに、城外の令嬢とどうやって逢瀬ができると思ったんだ。」
手を下から掬われ、優しく指で手の平を撫でられる。俺は小さい声で「すみません。」と謝った。
「なぜ捨てろと言ったんだ?」
「アインラス様が、ネックレスの意味を知らないと思っていたんです。このままだとお互いの為に良くないので、捨てたらどうか……と提案しました。」
「流石に告白の意味くらいは知っている。」
申し訳なく思いながら黙っていると、シバが俺に続きを促した。
「捨てろと言った理由はそれだけか?」
「え?……あの、その、」
「……他の理由もあるなら言ってみろ。」
えっと、あの、と目が泳ぐが、シバは曖昧にする気がないようだ。俺の両手を優しく掴むと、「怒らないから」と目で伝えてくる。少しの沈黙ぼ後、おずおずと口を開いた。
「アインラス様を、取られたくない、と思った、んです……。」
自分の心のまま、正直に告白した。小さい声で語尾は震え、シバがうまく聞き取れたか分からない。
「すみません。」
俯いた俺に、シバは座ったまま優しく俺を抱きしめた。
「なぜ謝るんだ?……私は、嬉しい。」
そう言って俺の顔を覗き込むシバは、キュッと目元に皺が寄り、今まで見た中で一番嬉しそうに笑った。俺はその笑顔に胸が熱くなる。
(ああ……俺、シバのことが好きなんだ。)
俺は自分の恋心を、やっと自覚した。
たった今、シバが好きだと分かった俺は、心臓が早鐘のようにドクドクと鳴った。それが恥ずかしくて、少し身体を離そうとするが、シバは「こら、」と言って離さない。
(あああ~、ドキドキしてるのがバレる!)
「すごい音だな。」
「分かっているなら離れてください。」
「それは駄目だ。」
シバは楽しそうな声を出して俺をさらにギュッと抱きしめた。その楽しげな態度に、ドキドキしているのが馬鹿らしくなってきた俺は、やめてください、と精一杯抵抗した。
抱きしめるシバとそれを退けようとする俺の攻防が続いたが、俺が逃れるために「お腹が空きました!」と強く言ったことで、シバがピタッと動きを止めた。
「何も食べていなかったのか?」
「起きてすぐ、アインラス様が来られたので。」
「そうか。」
シバはそう言って台所へ向かった。
「手伝う。一緒に何か作ろう。」
「はい。」
俺達は仲良く台所に立ち、会えなかった間の話をしながら料理をした。
今は、食後のお茶を飲みながら、先週は何をしていたのか話をしていた。
俺は正直に海へ遊びに出掛けたことや、騎士棟に行ったことなどを伝え、シバは何度も出てくるアックスの名前に少しムッとしていた。
しかし、先程の俺の「シバを取られたくない」発言で自分が優位だという余裕があるのか、何も言ってはこなかった。
「君は忙しい日々を過ごしていたんだな。」
「……はい。」
(俺がアックスと過ごすために無理矢理予定を入れまくったから……。)
シバは俺の顔をチラッと伺いながら、何か言いたそうにしている。首を傾げると、シバが持っていたカップを机に置いて真剣な顔で聞いてくる。
「君の5か月先の時間は、全て私が予約していいか?」
口説き文句にも取れる言葉に胸がときめくが、シバは友達として俺を誘っているだけだろう。
その内容をもう一度考え、俺は申し出を断る。
「……駄目です。」
「なぜだ。」
「5か月っていうのは、もういいんです。今日からは、ずっと一緒に過ごせます。」
そう伝えると、自分の言葉に照れてまた下を向く。
「顔を上げろ。私は君のその表情が好きだ。」
「……ッ、からかわないでください。」
「からかっていない。」
シバは楽しそうに笑っている。
目元は細められ、口元がほんの少し上がっているその顔を見ていると、胸が高鳴り、シバのことが好きなのだと再確認する。
とりあえず話題を変えないと……と、俺はあのネックレスがなぜシバの部屋にあったのか尋ねた。
「あれは兄がレベッカ嬢と揃いで作ったものなんだ。」
シバの説明によると、あれは王騎士として働くシバの兄が、レベッカの為に作ったものらしい。遠征に行く数日前に兄の方のチェーンが切れ、新しいものに取り替える為に装飾品店に出していた。レベッカは修理したネックレスを受け取り、近々帰ってくる兄にすぐ渡してほしいと、城で働くシバに託けたのだ。
「兄に変な虫が付かないように、すぐ付けさせろと言われた。」
「そういうことだったんですね。」
「2人の関係は城でも有名だから、君はもう知っているかと思っていたんだ。きちんと説明するべきだった。」
「私、アインラス様にお兄様がいることも知りませんでした。」
「すまなかったな。」
「……あ、」
シバが俺の頬を宥めるように撫でる。
「勘違いさせてしまった。」
「い、いいんです!もう真実が分かったので。」
(最初から聞いとけば良かった。モヤモヤして、避けて、お兄さんの大事なネックレスも捨てちゃうところだった。)
それからは、俺がシバを意識しだしたからか、なんとなくくすぐったい雰囲気の中、シバと休日を過ごした。
今回の休みは1人でベッドの上で過ごす予定だったのが、思いがけずシバと2人で過ごしたことで充実した1日になった。
(た、楽しかった。)
部屋に帰り自室に行くと、仕舞っていたアイボリーのソファカバーを広げる。
シバからプレゼントされたそれは、レベッカの事について聞いた後だった為、なんとなくもやもやとし、ずっと掛けていなかった。しかし、彼女と何も無いのだと知ったことで、帰ってすぐにそれを見たくなったのだ。
(わ、やっぱり上等なんだろうな。すっごく触りが良い。)
ソファに座ってその表面を撫でると、気持ちいい触り心地にそこから動けなくなってしまった。
(改めてお礼を言わなきゃ。あ、部屋に呼んで直接見てもらおうかな。)
シバがこの部屋に入ったことはまだ無い。もし来るのであれば、攻略ノートや作戦メモのあれこれを隠さなければならないと、俺は机に広がる絵やノートを見た。
(あ、待て待て。その前にアックスを部屋に呼ばないと……。)
イベント④『黒馬の騎士』の前までに、アックスにはもう一度俺の部屋に来てもらう必要がある。1回目の訪問の時にアックスが言っていた『村で出会ったフードを被った子』。それは俺の事であるが、それは次の訪問で明らかになる。
アックスが『思い出の押し花』を見ることで、村で出会った子どもが俺だと気付くのだ。
イベント④では、その村に住んでいた幼馴染によって俺は誘拐されてしまうのだが、アックスが誘拐犯はその男だと気付かなければ、俺を助けることはできない。
(優先順位としては、アックスを部屋に呼ぶことが一番……。)
今回のレベッカの件で、シバが好きだと気付いてしまった。本当なら彼を呼びたい。俺は、部屋のソファに座りながら、シバを想って一人で顔をぽぽぽと赤くした。
「でも、好きになってもしょうがないんだよね……。」
恋を自覚したところで、俺にはどうすることもできない。シバを好きだと想っても、彼と結ばれる道は無いのだ。もしアックスと恋人にならなければ、俺はとんでもないバッドエンドを迎える。
(死ぬのは、嫌だなぁ~。)
溜息をつき、どうしたら良いのか考える。
アックスに関しては、イベントも滞りなく発生するため上手くいっているのだろう。直接的に俺のことを好きだという素振りは無いが、次の大型イベントでグッと距離が縮まるのを期待する。
そして、シバは絶対に俺の事が好きだ。その『好き』は『友情』の意味なのだろうが、俺は側にいられるなら友達のままでもいいか……とも考える。
(あーあ、アックスを好きにならなくちゃいけなかったのに。)
せっかくアックスとハッピーエンドを迎えるなら、お互いに恋をしたいと思い本を読み始めた。そして、恋人になった先の事も勉強したかった。その気持ちを忘れたわけではないが、シバと一緒に読むせいでなかなか進まず、むしろアックスより先にシバに恋をしてしまった。
(どうしたらいいんだろ……。いや、答えは1つしかないんだけど。)
現実は無情であり、俺はアックスと結ばれる必要がある。シバの事は、俺の気持ちが恋愛感情から友情に切り替わるのを待って、アックスのことは引き続き、そういった意味で好きになれるように努力しないといけない。
(これ以上は今考えてもしょうがない。)
俺はソファにポスンと寝転がると、目を瞑って考えるのを止めた。
「……はい。」
俺は、今までシバを避けていた理由を説明した。
シバがレベッカからの告白を受けたと思ったこと。そして、それならばこれまで通りに仲良く接することは彼女に悪いと思ったこと。
全てを話し終え、それを静かに聞いていたシバは溜息をついた。俺は、呆れられたに違いないと顔を伏せる。
ガタッ、
シバは席を立つと俺の隣に腰掛け、泣きそうな表情の俺の手を取る。
「私は、君との時間を捻出するのも苦労している。それなのに、城外の令嬢とどうやって逢瀬ができると思ったんだ。」
手を下から掬われ、優しく指で手の平を撫でられる。俺は小さい声で「すみません。」と謝った。
「なぜ捨てろと言ったんだ?」
「アインラス様が、ネックレスの意味を知らないと思っていたんです。このままだとお互いの為に良くないので、捨てたらどうか……と提案しました。」
「流石に告白の意味くらいは知っている。」
申し訳なく思いながら黙っていると、シバが俺に続きを促した。
「捨てろと言った理由はそれだけか?」
「え?……あの、その、」
「……他の理由もあるなら言ってみろ。」
えっと、あの、と目が泳ぐが、シバは曖昧にする気がないようだ。俺の両手を優しく掴むと、「怒らないから」と目で伝えてくる。少しの沈黙ぼ後、おずおずと口を開いた。
「アインラス様を、取られたくない、と思った、んです……。」
自分の心のまま、正直に告白した。小さい声で語尾は震え、シバがうまく聞き取れたか分からない。
「すみません。」
俯いた俺に、シバは座ったまま優しく俺を抱きしめた。
「なぜ謝るんだ?……私は、嬉しい。」
そう言って俺の顔を覗き込むシバは、キュッと目元に皺が寄り、今まで見た中で一番嬉しそうに笑った。俺はその笑顔に胸が熱くなる。
(ああ……俺、シバのことが好きなんだ。)
俺は自分の恋心を、やっと自覚した。
たった今、シバが好きだと分かった俺は、心臓が早鐘のようにドクドクと鳴った。それが恥ずかしくて、少し身体を離そうとするが、シバは「こら、」と言って離さない。
(あああ~、ドキドキしてるのがバレる!)
「すごい音だな。」
「分かっているなら離れてください。」
「それは駄目だ。」
シバは楽しそうな声を出して俺をさらにギュッと抱きしめた。その楽しげな態度に、ドキドキしているのが馬鹿らしくなってきた俺は、やめてください、と精一杯抵抗した。
抱きしめるシバとそれを退けようとする俺の攻防が続いたが、俺が逃れるために「お腹が空きました!」と強く言ったことで、シバがピタッと動きを止めた。
「何も食べていなかったのか?」
「起きてすぐ、アインラス様が来られたので。」
「そうか。」
シバはそう言って台所へ向かった。
「手伝う。一緒に何か作ろう。」
「はい。」
俺達は仲良く台所に立ち、会えなかった間の話をしながら料理をした。
今は、食後のお茶を飲みながら、先週は何をしていたのか話をしていた。
俺は正直に海へ遊びに出掛けたことや、騎士棟に行ったことなどを伝え、シバは何度も出てくるアックスの名前に少しムッとしていた。
しかし、先程の俺の「シバを取られたくない」発言で自分が優位だという余裕があるのか、何も言ってはこなかった。
「君は忙しい日々を過ごしていたんだな。」
「……はい。」
(俺がアックスと過ごすために無理矢理予定を入れまくったから……。)
シバは俺の顔をチラッと伺いながら、何か言いたそうにしている。首を傾げると、シバが持っていたカップを机に置いて真剣な顔で聞いてくる。
「君の5か月先の時間は、全て私が予約していいか?」
口説き文句にも取れる言葉に胸がときめくが、シバは友達として俺を誘っているだけだろう。
その内容をもう一度考え、俺は申し出を断る。
「……駄目です。」
「なぜだ。」
「5か月っていうのは、もういいんです。今日からは、ずっと一緒に過ごせます。」
そう伝えると、自分の言葉に照れてまた下を向く。
「顔を上げろ。私は君のその表情が好きだ。」
「……ッ、からかわないでください。」
「からかっていない。」
シバは楽しそうに笑っている。
目元は細められ、口元がほんの少し上がっているその顔を見ていると、胸が高鳴り、シバのことが好きなのだと再確認する。
とりあえず話題を変えないと……と、俺はあのネックレスがなぜシバの部屋にあったのか尋ねた。
「あれは兄がレベッカ嬢と揃いで作ったものなんだ。」
シバの説明によると、あれは王騎士として働くシバの兄が、レベッカの為に作ったものらしい。遠征に行く数日前に兄の方のチェーンが切れ、新しいものに取り替える為に装飾品店に出していた。レベッカは修理したネックレスを受け取り、近々帰ってくる兄にすぐ渡してほしいと、城で働くシバに託けたのだ。
「兄に変な虫が付かないように、すぐ付けさせろと言われた。」
「そういうことだったんですね。」
「2人の関係は城でも有名だから、君はもう知っているかと思っていたんだ。きちんと説明するべきだった。」
「私、アインラス様にお兄様がいることも知りませんでした。」
「すまなかったな。」
「……あ、」
シバが俺の頬を宥めるように撫でる。
「勘違いさせてしまった。」
「い、いいんです!もう真実が分かったので。」
(最初から聞いとけば良かった。モヤモヤして、避けて、お兄さんの大事なネックレスも捨てちゃうところだった。)
それからは、俺がシバを意識しだしたからか、なんとなくくすぐったい雰囲気の中、シバと休日を過ごした。
今回の休みは1人でベッドの上で過ごす予定だったのが、思いがけずシバと2人で過ごしたことで充実した1日になった。
(た、楽しかった。)
部屋に帰り自室に行くと、仕舞っていたアイボリーのソファカバーを広げる。
シバからプレゼントされたそれは、レベッカの事について聞いた後だった為、なんとなくもやもやとし、ずっと掛けていなかった。しかし、彼女と何も無いのだと知ったことで、帰ってすぐにそれを見たくなったのだ。
(わ、やっぱり上等なんだろうな。すっごく触りが良い。)
ソファに座ってその表面を撫でると、気持ちいい触り心地にそこから動けなくなってしまった。
(改めてお礼を言わなきゃ。あ、部屋に呼んで直接見てもらおうかな。)
シバがこの部屋に入ったことはまだ無い。もし来るのであれば、攻略ノートや作戦メモのあれこれを隠さなければならないと、俺は机に広がる絵やノートを見た。
(あ、待て待て。その前にアックスを部屋に呼ばないと……。)
イベント④『黒馬の騎士』の前までに、アックスにはもう一度俺の部屋に来てもらう必要がある。1回目の訪問の時にアックスが言っていた『村で出会ったフードを被った子』。それは俺の事であるが、それは次の訪問で明らかになる。
アックスが『思い出の押し花』を見ることで、村で出会った子どもが俺だと気付くのだ。
イベント④では、その村に住んでいた幼馴染によって俺は誘拐されてしまうのだが、アックスが誘拐犯はその男だと気付かなければ、俺を助けることはできない。
(優先順位としては、アックスを部屋に呼ぶことが一番……。)
今回のレベッカの件で、シバが好きだと気付いてしまった。本当なら彼を呼びたい。俺は、部屋のソファに座りながら、シバを想って一人で顔をぽぽぽと赤くした。
「でも、好きになってもしょうがないんだよね……。」
恋を自覚したところで、俺にはどうすることもできない。シバを好きだと想っても、彼と結ばれる道は無いのだ。もしアックスと恋人にならなければ、俺はとんでもないバッドエンドを迎える。
(死ぬのは、嫌だなぁ~。)
溜息をつき、どうしたら良いのか考える。
アックスに関しては、イベントも滞りなく発生するため上手くいっているのだろう。直接的に俺のことを好きだという素振りは無いが、次の大型イベントでグッと距離が縮まるのを期待する。
そして、シバは絶対に俺の事が好きだ。その『好き』は『友情』の意味なのだろうが、俺は側にいられるなら友達のままでもいいか……とも考える。
(あーあ、アックスを好きにならなくちゃいけなかったのに。)
せっかくアックスとハッピーエンドを迎えるなら、お互いに恋をしたいと思い本を読み始めた。そして、恋人になった先の事も勉強したかった。その気持ちを忘れたわけではないが、シバと一緒に読むせいでなかなか進まず、むしろアックスより先にシバに恋をしてしまった。
(どうしたらいいんだろ……。いや、答えは1つしかないんだけど。)
現実は無情であり、俺はアックスと結ばれる必要がある。シバの事は、俺の気持ちが恋愛感情から友情に切り替わるのを待って、アックスのことは引き続き、そういった意味で好きになれるように努力しないといけない。
(これ以上は今考えてもしょうがない。)
俺はソファにポスンと寝転がると、目を瞑って考えるのを止めた。
1
お気に入りに追加
507
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の兄です、ヒロインはそちらです!こっちに来ないで下さい
たなぱ
BL
生前、社畜だったおれの部屋に入り浸り、男のおれに乙女ゲームの素晴らしさを延々と語り、仮眠をしたいおれに見せ続けてきた妹がいた
人間、毎日毎日見せられたら嫌でも内容もキャラクターも覚えるんだよ
そう、例えば…今、おれの目の前にいる赤い髪の美少女…この子がこのゲームの悪役令嬢となる存在…その幼少期の姿だ
そしておれは…文字としてチラッと出た悪役令嬢の行いの果に一家諸共断罪された兄
ナレーションに
『悪役令嬢の兄もまた死に絶えました』
その一言で説明を片付けられ、それしか登場しない存在…そんな悪役令嬢の兄に転生してしまったのだ
社畜に優しくない転生先でおれはどう生きていくのだろう
腹黒?攻略対象×悪役令嬢の兄
暫くはほのぼのします
最終的には固定カプになります
神子召喚に巻き込まれた俺はイベントクラッシャーでした
えの
BL
目が覚めると知らない場所でした。隣の高校生君がBLゲーム?ハーレムエンドとか呟いてるけど…。いや、俺、寝落ち前までプレイしてたVRMMORPGのゲームキャラなんですけど…神子召喚?俺、巻き込まれた感じですか?脇役ですか?相場はモブレとか…奴隷落ちとか…絶対無理!!全力で逃げさせていただきます!!
*キーワードは都度更新していきます。
異世界転移したら何故か獣化してたし、俺を拾った貴族はめちゃくちゃ犬好きだった
綾里 ハスミ
BL
高校生の室谷 光彰(むろやみつあき)は、登校中に異世界転移されてしまった。転移した先で何故か光彰は獣化していた。化物扱いされ、死にかけていたところを貴族の男に拾われる。しかし、その男は重度の犬好きだった。(貴族×獣化主人公)モフモフ要素多め。
☆……エッチ警報。背後注意。
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
異世界転生したら、いつの間にか誰かに番にされていた話_______古の竜が待つもの_________
どろさき睡蓮
BL
僕こと、天草 蛍15歳はひょんな事から電車に跳ねられ、その時スマホ画面で起動していたBLゲームの世界に転生。穏やかな生活だったのが何やら不穏な雰囲気になっていく。僕は無事に婿を見つけられるのか?アホエロの世界で蛍がホタルとして懸命に生きていく話。__________そして、転生した世界には秘密があった。ホタルは何も知らないまま世界の危機を救うことになる。…竜たちは何を待っているのか__________
この作品はフィクションです
★挿絵 作者の気分で描かれる落書きだが偶に重要な挿絵も…。
※R15&ヒント
【竜の残響〜転移した異世界で竜を探す旅に出ます〜】⇐転移して来たヒガシの後の話を語ってます。
【完結】魔力至上主義の異世界に転生した魔力なしの俺は、依存系最強魔法使いに溺愛される
秘喰鳥(性癖:両片思い&すれ違いBL)
BL
【概要】
哀れな魔力なし転生少年が可愛くて手中に収めたい、魔法階級社会の頂点に君臨する霊体最強魔法使い(ズレてるが良識持ち) VS 加虐本能を持つ魔法使いに飼われるのが怖いので、さっさと自立したい人間不信魔力なし転生少年
\ファイ!/
■作品傾向:両片思い&ハピエン確約のすれ違い(たまにイチャイチャ)
■性癖:異世界ファンタジー×身分差×魔法契約
力の差に怯えながらも、不器用ながらも優しい攻めに受けが絆されていく異世界BLです。
【詳しいあらすじ】
魔法至上主義の世界で、魔法が使えない転生少年オルディールに価値はない。
優秀な魔法使いである弟に売られかけたオルディールは逃げ出すも、そこは魔法の為に人の姿を捨てた者が徘徊する王国だった。
オルディールは偶然出会った最強魔法使いスヴィーレネスに救われるが、今度は彼に攫われた上に監禁されてしまう。
しかし彼は諦めておらず、スヴィーレネスの元で魔法を覚えて逃走することを決意していた。
稀代の英雄に求婚された少年が、嫌われたくなくて逃げ出すけどすぐ捕まる話
こぶじ
BL
聡明な魔女だった祖母を亡くした後も、孤独な少年ハバトはひとり森の中で慎ましく暮らしていた。ある日、魔女を探し訪ねてきた美貌の青年セブの治療を、祖母に代わってハバトが引き受ける。優しさにあふれたセブにハバトは次第に心惹かれていくが、ハバトは“自分が男”だということをいつまでもセブに言えないままでいた。このままでも、セブのそばにいられるならばそれでいいと思っていたからだ。しかし、功を立て英雄と呼ばれるようになったセブに求婚され、ハバトは喜びからついその求婚を受け入れてしまう。冷静になったハバトは絶望した。 “きっと、求婚した相手が醜い男だとわかれば、自分はセブに酷く嫌われてしまうだろう” そう考えた臆病で世間知らずなハバトは、愛おしくて堪らない英雄から逃げることを決めた。
【堅物な美貌の英雄セブ×不憫で世間知らずな少年ハバト】
※セブは普段堅物で実直攻めですが、本質は執着ヤンデレ攻めです。
※受け攻め共に、徹頭徹尾一途です。
※主要人物が死ぬことはありませんが、流血表現があります。
※本番行為までは至りませんが、受けがモブに襲われる表現があります。
腐男子ですが、お気に入りのBL小説に転移してしまいました
くるむ
BL
芹沢真紀(せりざわまさき)は、大の読書好き(ただし読むのはBLのみ)。
特にお気に入りなのは、『男なのに彼氏が出来ました』だ。
毎日毎日それを舐めるように読み、そして必ず寝る前には自分もその小説の中に入り込み妄想を繰り広げるのが日課だった。
そんなある日、朝目覚めたら世界は一変していて……。
無自覚な腐男子が、小説内一番のイケてる男子に溺愛されるお話し♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる