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第三章 KOD第二次予選編

第51話 クセ強配信者達

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「……ここだな」

 東京都新宿区。

 新宿駅、東口を出て数分。

 東京を……いや、この国を代表する歓楽街の一つ、歌舞伎町。

 そこに、そのダンジョンは存在する。

 通称、『歌舞伎町ダンジョン』と呼ばれる場所だ。

 日本に点在するダンジョンの中でも、かなりの広大さを誇るダンジョンの一つである。

 本日――俺は、そこを訪れていた。

 理由は単純明快。

 KOD二次予選、Bブロック――その開催地が、ここだからだ。

 俺は早速手続きを済ませると、参加者の証であるナンバープレートを受け取り、ダンジョンの中へと入る。

 第一階層に下りれば、既に多くの人間で賑わっていた。

 第二次予選は、東京・大阪の2都市、8会場で実施。

 一次予選を突破した720人+シード権を持つ640人が加わった、合計1360人が参加。

 A~Hの8ブロックに振り分けられ、1ブロック当たりの参加者は170人となる。

『日本最強の探索者の称号は誰の手に! 第三回KODグランプリ! 熱き闘志を抱く者達の挑戦が始まる!』

 フロア内には、電子パネルやスピーカーを搭載したドローンが跳び回っており、派手に大会のCMを流している。

 以前参加した第一次予選以上の規模だ。

 既に換装した探索者達が、開始を今か今かと待っている。

 自身のカメラを通して配信を行っている者達もいる。

「……ん?」

 ふと見ると、KOD参加者が集まった場所は鉄柵で囲まれており、柵の外にも多くの人間がいる。

 彼等彼女等は大会参加者ではなく、この二次予選を観覧に来たただのオーディエンスのようだ。

 比較的若者が多いような気がするのは、ここが歌舞伎町という土地柄というのもあるのだろうか……。

 まぁ、何はともあれ――俺も換装を行う。

「え? あ、わ! 影狼!?」
「うおっ! 影狼じゃん!」
「マジかよ、影狼と同じブロックかよ、詰んだ」
「オワタ」

 換装した俺の姿を見て、周囲の参加者達が一気に騒ぎ出す。

 気恥ずかしい……と思うが、これも、俺に需要があるからだ。

 喜ぶべき反応だと思っておこう。

「きゃーーーー! 影狼ーーー!」

 そして、そんな声は鉄柵の外――オーディエンスの中からも聞こえてきた。

「影狼だ! 本当にBブロックだったんだ!」
「ネットの情報当てにして来てよかった!」
「リアル影狼! マジでマジで! 歌舞伎町ダンジョンにいる!」
「《影狼チャンネル》いつも見てます!」
「影狼さーん! 大ファンです! 頑張ってください!」
「影狼ぉぉぉぉぉぉぉお! 優勝しろおおお!」

 ある者は歓声を上げ、ある者は手を振り、ある者は携帯電話で誰かと話しながら、ある者はカメラを向けて。

 激励の声、応援の声、様々な声が飛んでくる。

 ありがたいが……こういう場合、どう反応をするのが正解なのだろう?

 一応、影狼は硬派で寡黙な感じのキャラで通ってるんだよな?

 だったら、軽く手を振り返すとかお辞儀するとかは、ちょっと設定に合わないのかもしれないし……。

 とりあえず、俺は黙々と《影狼チャンネル》の配信準備を開始する。

 ちなみに、今回はちゃんと事前に配信の告知をしているので、そこは突っ込まれないはずだ。

〈お! 始まった!〉
〈こんちゃ〉
〈影狼の時間だあああああああ!〉
《おはようKAGEROU》
〈あ、やっぱりKOD二次予選の配信か。ってことは、予想されてた通り歌舞伎町ダンジョンのBブロックだな〉
〈事前告知された配信予定日から掲示板のみんなが予想してたけど、まさか本当にその通りだったとは〉
〈当日、直接現場観に行くって言ってた奴もいたよな〉

 ……なるほど、そういう事だったか。

 詳しい内容は明かさず、SNSのアカウントで今日が配信予定日とだけ報告していたのだ。

 そこから、KOD二次予選の配信だと予想されていたのか……。

 すると、ここに集まってるギャラリーの中には、俺の告知から予想して来た人達もいるという事か。

「あ、《影狼チャンネル》配信始まった」
「影狼ーー! 見てるよーー!」
「予想的中! 現場凸成功でーす!」

 柵の外のオーディエンスの中から、そんな声が聞こえてきた。

〈現場凸成功ネキおっすおっす!〉
〈おめでとう!〉
〈直接現場で見る影狼の姿は美味いか?〉

 そんな風に配信を行っている俺の周囲には、自身のカメラの画角に俺が入るように配信を行う者達が輪を作っている。

 奇妙な感覚だ。

 この大規模な騒ぎが、自分を中心に起こっているだなんて。

 しかしまぁ、おそらく大会自体の盛り上がりにも一躍買っているだろうし……文句は言われないんじゃないだろうか。

 そう思っていると。

「影狼? 影狼がいるのかよ」

 周囲の人混みを掻き分けながら、一人の人物が俺の元へずかずかと歩いてくる。

「おいおい、随分と目立ってるな。流石は人気者、か?」

 年齢的には、まだ若い。

 おそらく10代後半くらいだろう。

 染めた髪に、耳にはピアス。

 好戦的な目付きを俺に向けてくる。

〈お? なんだなんだ、チンピラか?〉
〈チャレンジャー登場!〉
〈予選開始前に前哨戦が始まる……〉
〈いやいや、予選始まるまで大人しくしとけって〉
〈あ、こいつ、知ってる〉
〈ああ、カガッチやん〉
〈カガッチだ〉
〈シャイニー所属のライバーだろ?〉

 ドローンにセットしたスマホの画面に、コメントが流れていく。

 それを見て、カガッチ――と呼ばれた目前の青年が、ニッと笑う。

「何か用か?」

 俺は尋ねる。

「別に? ただ宣戦布告に来ただけだよ」

 そう言って、俺の胸に拳を突き付ける。

「影狼。最近、随分と目立ってるみたいだけど、お前は俺が――」
「あ! 影狼ーーーー!」

 そこで、更に声。

 その声のボリュームに、俺もカガッチ君も思わず音源へと視線を向ける。

 一人の女の子が、こちらに駆けてくる。

 ボーイッシュな短めの黒髪に、大きな目。

 スタイルの良い体躯。

 彼女は――確か……。

「ヒバナ……!」

 目前のカガッチ君が、驚きの声を発した。

〈今度は何だ? ……って、ヒバナ!?〉
〈ヒバナじゃん!〉
〈おいおいおいおい、絶対王者だよ!〉
〈うおおおおおおおおおお! ヒバナだ、すげえええええええええええ!〉
〈マジかよヒバナだよ!〉
《かわいい子だね、有名人なのかい?》
《見たことがあるかも。確か、日本の芸能人だよね?》
〈かわいっ! 顔ちっちゃっ! スタイル良っ! 胸でかっ!〉
〈ヒバナちゃんマジで!?〉

 そう、俺も画像でしか見たことが無かったが、知っている。

 第一回、第二回、KODグランプリの覇者にして絶対王者に君臨する女の子。

 しかし、圧倒的な探索者としての才能を有しながら興味を示さず、マルチなタレントとして活躍している《シャイニング・エピソード》のトップ芸能人。

 各務原火花、その人だった。

 やはり、何だかんだ言っても芸能人……オーラが違う。

 過去、散々文句を言っていた配信のコメント欄も、異常な盛り上がりを見せている。

〈わあああああ! 影狼とヒバナが同じ画面の中にいる!〉
〈なんでヒバナが二次予選の会場にいるの!?〉
〈決勝ラウンド前に事実上の決勝戦開幕!?〉
〈マジかよ、ヒバナ二次予選参戦?ww〉
〈いやいや、ゲームバランスおかしくなる!〉
〈やっぱ、近くで見ると一般人とは全然違うな、雰囲気が……〉
〈顔の作りとか人形じゃん、同じ人間とは思えねぇ……〉

「ヒバナ! なんでお前がここにいんだよ!? 今日は別の仕事中だろ!?」
「あ、カガッチ君、おはよう」

 ヒバナさんは、そこで初めてカガッチ君の存在に気付いたのか、そう挨拶をする。

 そういえば、この二人は同じ《シャイニング・エピソード》所属のタレントだったか。

 だから、面識もあるのか。

「お前が参戦するのは決勝ランドからだろ!?」
「そうだよ。ボクも二次予選から参加したいってお願いしたのに、それは駄目だって言われちゃった。だから、個人的に会いに来たんだ。仕事の休憩時間に抜け出して」
「会いに……って、誰にだよ?」
「影狼に」

 そう言うと、ヒバナさんは俺の周りをグルグルと周る。

「ふーん」「へー」と、上から下へ、ジロジロ俺を見回す。

「影狼……これが、影狼かー」
「………」

 なんだ?

 世間で、俺とヒバナさんを比較する話題が多く出回っているから、彼女も俺に興味を持ってくれたのか?

 それで、直接見に来た……というわけか?

「ねぇ、影狼」

 そこで、ヒバナさんが俺に言う。

「今日の二次予選の配信、ボクも観てるからね」
「……はぁ」
「マネージャーさんにも怒られちゃったし、あんまり表立って言えないけど、応援してるから」

 次の瞬間、彼女は俺の手を取り、ギュッと握り絞めた。

「絶対に、決勝まで来てね。約束だよ」
「………」
「じゃあね。あ、カガッチ君も頑張って」

 そう言って、ヒバナさんは去って行く。

 周囲で一連のやり取りを見守っていたギャラリーも、ヒバナさんがやって来ると自然と脇にどいて道を空ける。

〈な、何が起こったんだ、今の〉
〈絶対王者から影狼への激励?〉
〈決勝まで上がって来いって……宣戦布告?〉
〈いや、つまり、ヒバナも影狼を意識してるって事だろ?〉
〈おいおい、今までダンジョンにも探索者にも興味を示してこなかったヒバナが、ここに来て影狼には無視できない感情を抱いてるって事か!?〉
〈流石影狼〉
〈うーわ、今までファン同士の妄想レベルでしか語られてなかったのに、公式が明確に関係性示してきたよ、こりゃ荒れるぞー〉
〈何故カプ論争に飛び火するww〉
〈スキャンダル!?〉
〈いやいや、そういう事じゃなくて、単純にヒバナも影狼をライバルとして見てるって事だろ?〉

 沸き立つコメント欄。

 ざわめくギャラリーや、他の参加者達。

 突然のヒバナさんの登場は、わずか一瞬の出来事ながら、その場に簡単には消えない波紋を残していった。

 まるで爆弾のように。

 これが、トップタレントの影響力か……。

「……ちっ」

 一方。

 完全に出鼻を挫かれた、というか話題をヒバナさんに持って行かれたカガッチ君は、舌打ちをすると、俺を睨む。

「いい気になるなよ、おっさん」
「………」
「ヒバナはお前を高く評価してるみたいだけどよぉ、お前程度俺がこの二次予選で蹴り落としてやるから、覚悟しておけよ」

 そう言って、カガッチ君は去って行った。

 ……おっさんか。

 まだ25歳そこらなんだけどな、俺……。

 まぁ、10代くらいの彼にとっては、俺なんて十分おっさんなのかもしれないけど。

〈なんだあいつ〉
〈話題作りのために影狼に突撃して目立とうとしたんだろ〉
〈お、炎上商法か?〉
〈カガッチ。本名、加賀大我かが・たいが。17歳。タレント、ライバー、加えて探索者としてダンジョンに潜る活動も行っている。格闘技経験者。明るく熱血漢な人柄で、若者中心に支持者が多い。一方で尖った発言も多く、しばしネットを騒がせ炎上する事も。最近では歌舞伎町界隈で10代の家出少女に声を掛ける男を私人逮捕する配信を行ったりして賛否両論得ている(ウィキ参照)〉
〈迷惑系かよ〉
〈というか、正義厨?〉
〈でもダンジョン探索は結構真面目にやってるぞ、モンスターに襲われてる他の探索者を助けたり〉
〈典型的な、力と発信力を得て良くも悪くも万能感に浸かった子供って感じやね〉
〈影狼に食って掛かるあたり身の程知らずが出てるな〉
〈まぁ、若気の至りと思って、広い心で見てやりましょうや〉

「………」

 流石、二次予選ともなると、色々と個性の強い参加者も増えてくるんだな。

 去って行くカガッチ君の背中を見詰め、俺は考える。

「影狼サン」

 瞬間、背後から声を掛けられ、俺は即座に振り返った。

 そこに、俺よりも頭一つ背の低い人物が立っていた。

 全く気配に気付かなかった。

 その人物は、甲冑のような防具を纏っている。

 籠手、肩当、胸当、腰当、膝当、鉄靴。

 そして、兜。

 体のほとんどが厚い防具で覆われており、顔も目しか見えない。

 しかし、それらの甲冑のデザイン……見た目は、何かをイメージさせる。

 そう……“宝箱”。

 ダンジョンの中に時々落ちている、宝箱。

 その宝箱を分解して身に纏っているような、そんなコンセプトを感じる。

「ドーモ、宝箱アケオです」

 その人物は、俺に名乗った。

「宝箱、アケオ……」
「ワタシの送ったDM……読んでいただけましたか?」

 忘れるはずが無い。

 俺のアカウントに送られてきた、数々の探索系配信者からの誘いのDM。

 その中に、“ダンジョンに潜ってひたすら宝箱を開封していく企画”とのコラボ配信を提案してくれた人物がいた。

 それが――。

「あなたが、宝箱アケオさん……」
「影狼サン」

 アケオさんが言う。

「宝箱って、素晴らしいデスよね?」
「………」
「ワタシ、宝箱が大好きなんデス。あの外見、あのフォルム、中には一体どんな素晴らしく、見たことも無いようなお宝が眠っているのか……夢と希望とわくわくに満ち溢れた、そんな宝箱が大好きなのデス」
「………」
「中に入っているお宝の価値も重要デス。でもね、ワタシが思うに、宝箱の最大の素晴らしさは、その宝箱を開ける瞬間、何が現れるか、そのわくわくが何にも勝る美質だと思うのデス。だから、ワタシは宝箱を開けるという素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいのデス」
「………」
「影狼サン、それは影狼サンにもデス。ワタシは是非、影狼サンとコラボがしたい。影狼サンにも、そして影狼サンのファンの皆サンにも、ワタシは宝箱を開ける事の幸せを知ってもらいたい。無論、影狼サンが多忙な方だとは存じておりマス。なので、一つお願いがあるのデス」
「………」
「もし、ワタシがこのKODグランプリで優勝できたら……その時は、ワタシと“1000連発宝箱開封ダンジョン探索配信”という企画でコラボしてください。お願いします」
「………」
「一方的に喋りまくってしまい申し訳ありません。では、ワタシはこれにて。影狼サンも頑張ってください」

 そう言って、宝箱アケオさんは去って行った。

〈宝箱アケオじゃん〉
〈おお、アケオさん〉
〈アケオさんも影狼のこと気になるのか〉
〈え、影狼、アケオさんからコラボの打診来てたんだ!?〉
〈影狼とアケオさんのコラボmiteeeeee!〉

 ………。

 本当に、探索者とは個性の強い人ばかりだ。
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