28 / 30
番外編 前 ベル視点
しおりを挟む
【番外編、前、中、後あります。】
すーすー・・・。
あ。寝てる。
僕が寝室に戻ると、ヤスさんが既にスゥスゥ寝息を立てて寝ている。
ヤスさんは僕と違って朝が早いので割と早寝だ。僕が書斎から戻る頃には寝ている事が多い。
寝顔は心穏やかな顔をしている。
チュッとヤスさんにキスを落とす。
「可愛い。」
するっとキスをした唇を指でなぞった。フニフニと柔らかい唇の感触を楽しんでいると、ハムっとその指を食べられる。それからカミカミと指を噛まれる。
可愛い。指が食べられている。
結構力強く噛まれているので何か食べ物を食べている夢を見ているのだろうか。例えば・・・
「アイス?」
ヤスさんはアイスが大好きだ。冬でもパクパク食べている。
「アイス・・・。」
指をペロリと舐められた。寝言言っている。可愛い。何時間でも見ていられる。
「アイス好きですもんね。」
「うん・・・すきぃ。」
「・・・っ!」
かっわっ!!かっわいい!!誕生日にはアイスケーキを用意しよう。いや、それよりアイスバー1年分とかの方が喜ばれる!?
あまりの可愛さにちゅっちゅっ頬にキスをする。
「ベル・・・?」
「はい。」
起きただろうか?少し眉間にシワが寄った。でも、しばらくするとスゥスゥと寝息が聞こえだした。
こうして、穏やかに傍にいてくれるなんて結婚した時には思わなかった。僕もヤスさんを逃がさまいと必要以上に追い回したし。
それにしても今日は少し焦った。
ヤスさんの元職場の店長達が近所に新規店をオープンした。
ランチタイムの営業もあるけれど、まだ人手が足りないと言うので、ヤスさんもヘルプに入った。ヤスさんが居酒屋に働いていた当時の客がヤスさんの事を好きだと迫ってきたのだ。
店長が気を利かせてくれたようで奥の方へ引いてくれ、連絡をもらった僕も駆け付けた。
大した事ない。慣れてるよ。と苦笑いしたヤスさん。同時にオープン間もなく問題起こして悪かったよ。と店長に謝っていた。
ヤスさんは誰かに頼る事を知らなすぎる。そして、僕もまだヤスさんに頼られるような人間ではない。
すぐに助けてあげたかった。
後から事情を聞けば、その客はずっと以前からヤスさんに好意を寄せていたそうだ。ヤスさんだけが話を聞いてくれ、理解してくれる。と。
僕と同じ穴の狢か・・・。
でも、その客はヤスさんを離してしまった。そして僕はヤスさんをこれからもずっと離す気はない。
僕は、眠るヤスさんの頬を撫でた。
「僕のことは・・・?」
思わず声に出して言ってしまった。情けない。僕はもうヤスさんに好きは求めないと決めていたのに。ノンケのヤスさんに同性を好きだと思う事はかなりハードルが高いはずだ。一緒にいてくれれば満足なのに。
満足のはずなのになぁ。
「好き。」
ヤスさんの方を見ると、目をうっすら開けて僕を見ている。
「・・・ベル、眠い。ねよ。」
ポンっと寝ろと布団を叩く。
「・・・。」
あれ?
今・・・幻聴が聞こえた。
あまりに自分に都合のいい幻聴だった。
うん。幻聴だ。幻聴・・・?
固まって悶々としているとヤスさんの寝息が聞こえだした。
多分。今日は眠れない気がする。
僕を背にして横向きに寝ているヤスさんの細い腰に腕を置いて寝そべる。
柔らかい髪の毛に顔を埋めたり、腰を撫でたりする。
止まらなくなりそう。
「寝ろ。」
ヤスさんがくるりとこちらを向いた。
「ムラムラしてきました。」
「昨日もしただろ。連日したら疲れるって。ほら。背中ポンポンしてやる。」
そう言うと、僕の背中に手を回しさすってくれる。
凄く嬉しいけど、モヤモヤする。僕はいつまでも子供のままに思われているのかもしれない。
本当は逆がいい。甘えさせてドロドロになるくらい優しくしたいのに。
でも、何も言えない。どんな理由でもヤスさんから触れてもらえるのは嬉しい。
「あー・・・お前の身体大きいなぁ。」
背中回すのしんどくなってきた。と背中をさするのをやめた。
「じゃ、僕が代わりに背中ポンポンします。」
僕はヤスさんを包み込むように優しく抱きしめ背中を擦る。
すると、僕の胸にヤスさんの顔がすりっと擦りつけてきた。
「お前は大きいし、最近甘えたくなるな。」
「それは、望む所です。」
くくく。っとヤスさんはずっと目をつぶったまま笑う。
これはヤスさんが甘えているうちに入るのだろうか。ただ、僕が嬉しいだけなのに。
あぁ、ヤスさんがうっとりと眠そうな顔してる。このまま寝かしてあげたい。寝かしてあげたくない。いや、我慢だ。
あぁ、パジャマから見える鎖骨がキレイだ。隠れた乳首は・・・昨日弄りすぎて真っ赤になって怒られてしまった。
それから、僕のする行為に慣れたお尻は、僕が教えた通りに快感を拾う。快感を逃がそうと腰をうねらせて逃げようとするのを捕まえて揺さぶって・・・
「・・・鼻息荒くてキモい。」
ヤスさんが睡眠姦したら許さないからな。と目をつぶったまま告げた。ぐ。
確かにヤスさんの細い身体で連日セックスするのは疲れさせてしまう。それは分かっているから・・・やめる。
それにヤスさんが“甘え”たいのだと言ってくれたのなら、その通り甘えさせてあげたい。そう思ってヤスさんの抱きしめたまま眠りについた。
すーすー・・・。
あ。寝てる。
僕が寝室に戻ると、ヤスさんが既にスゥスゥ寝息を立てて寝ている。
ヤスさんは僕と違って朝が早いので割と早寝だ。僕が書斎から戻る頃には寝ている事が多い。
寝顔は心穏やかな顔をしている。
チュッとヤスさんにキスを落とす。
「可愛い。」
するっとキスをした唇を指でなぞった。フニフニと柔らかい唇の感触を楽しんでいると、ハムっとその指を食べられる。それからカミカミと指を噛まれる。
可愛い。指が食べられている。
結構力強く噛まれているので何か食べ物を食べている夢を見ているのだろうか。例えば・・・
「アイス?」
ヤスさんはアイスが大好きだ。冬でもパクパク食べている。
「アイス・・・。」
指をペロリと舐められた。寝言言っている。可愛い。何時間でも見ていられる。
「アイス好きですもんね。」
「うん・・・すきぃ。」
「・・・っ!」
かっわっ!!かっわいい!!誕生日にはアイスケーキを用意しよう。いや、それよりアイスバー1年分とかの方が喜ばれる!?
あまりの可愛さにちゅっちゅっ頬にキスをする。
「ベル・・・?」
「はい。」
起きただろうか?少し眉間にシワが寄った。でも、しばらくするとスゥスゥと寝息が聞こえだした。
こうして、穏やかに傍にいてくれるなんて結婚した時には思わなかった。僕もヤスさんを逃がさまいと必要以上に追い回したし。
それにしても今日は少し焦った。
ヤスさんの元職場の店長達が近所に新規店をオープンした。
ランチタイムの営業もあるけれど、まだ人手が足りないと言うので、ヤスさんもヘルプに入った。ヤスさんが居酒屋に働いていた当時の客がヤスさんの事を好きだと迫ってきたのだ。
店長が気を利かせてくれたようで奥の方へ引いてくれ、連絡をもらった僕も駆け付けた。
大した事ない。慣れてるよ。と苦笑いしたヤスさん。同時にオープン間もなく問題起こして悪かったよ。と店長に謝っていた。
ヤスさんは誰かに頼る事を知らなすぎる。そして、僕もまだヤスさんに頼られるような人間ではない。
すぐに助けてあげたかった。
後から事情を聞けば、その客はずっと以前からヤスさんに好意を寄せていたそうだ。ヤスさんだけが話を聞いてくれ、理解してくれる。と。
僕と同じ穴の狢か・・・。
でも、その客はヤスさんを離してしまった。そして僕はヤスさんをこれからもずっと離す気はない。
僕は、眠るヤスさんの頬を撫でた。
「僕のことは・・・?」
思わず声に出して言ってしまった。情けない。僕はもうヤスさんに好きは求めないと決めていたのに。ノンケのヤスさんに同性を好きだと思う事はかなりハードルが高いはずだ。一緒にいてくれれば満足なのに。
満足のはずなのになぁ。
「好き。」
ヤスさんの方を見ると、目をうっすら開けて僕を見ている。
「・・・ベル、眠い。ねよ。」
ポンっと寝ろと布団を叩く。
「・・・。」
あれ?
今・・・幻聴が聞こえた。
あまりに自分に都合のいい幻聴だった。
うん。幻聴だ。幻聴・・・?
固まって悶々としているとヤスさんの寝息が聞こえだした。
多分。今日は眠れない気がする。
僕を背にして横向きに寝ているヤスさんの細い腰に腕を置いて寝そべる。
柔らかい髪の毛に顔を埋めたり、腰を撫でたりする。
止まらなくなりそう。
「寝ろ。」
ヤスさんがくるりとこちらを向いた。
「ムラムラしてきました。」
「昨日もしただろ。連日したら疲れるって。ほら。背中ポンポンしてやる。」
そう言うと、僕の背中に手を回しさすってくれる。
凄く嬉しいけど、モヤモヤする。僕はいつまでも子供のままに思われているのかもしれない。
本当は逆がいい。甘えさせてドロドロになるくらい優しくしたいのに。
でも、何も言えない。どんな理由でもヤスさんから触れてもらえるのは嬉しい。
「あー・・・お前の身体大きいなぁ。」
背中回すのしんどくなってきた。と背中をさするのをやめた。
「じゃ、僕が代わりに背中ポンポンします。」
僕はヤスさんを包み込むように優しく抱きしめ背中を擦る。
すると、僕の胸にヤスさんの顔がすりっと擦りつけてきた。
「お前は大きいし、最近甘えたくなるな。」
「それは、望む所です。」
くくく。っとヤスさんはずっと目をつぶったまま笑う。
これはヤスさんが甘えているうちに入るのだろうか。ただ、僕が嬉しいだけなのに。
あぁ、ヤスさんがうっとりと眠そうな顔してる。このまま寝かしてあげたい。寝かしてあげたくない。いや、我慢だ。
あぁ、パジャマから見える鎖骨がキレイだ。隠れた乳首は・・・昨日弄りすぎて真っ赤になって怒られてしまった。
それから、僕のする行為に慣れたお尻は、僕が教えた通りに快感を拾う。快感を逃がそうと腰をうねらせて逃げようとするのを捕まえて揺さぶって・・・
「・・・鼻息荒くてキモい。」
ヤスさんが睡眠姦したら許さないからな。と目をつぶったまま告げた。ぐ。
確かにヤスさんの細い身体で連日セックスするのは疲れさせてしまう。それは分かっているから・・・やめる。
それにヤスさんが“甘え”たいのだと言ってくれたのなら、その通り甘えさせてあげたい。そう思ってヤスさんの抱きしめたまま眠りについた。
74
お気に入りに追加
2,659
あなたにおすすめの小説
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
催眠アプリ使ってみた
よしゆき
BL
幼馴染みの事が好きだけれど気持ちは伝えるつもりのない受け。けれど幼馴染みが恋人にどんな風に接するのか気になって催眠アプリを使って彼に自分と恋人同士になる催眠をかけた。すると催眠にかかった幼馴染みにエッチされてしまう。アプリを使ってしまった事を後悔する受けだけれど、実は幼馴染みは催眠にはかかっていなかった。
幼馴染みの方も受けの事が好きで、受けに催眠をかけてとっくにエロい事をしまくっていた。
受けはその事を知らずに終わります。
前編受け視点。後編攻め視点。
余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~
藤森フクロウ
ファンタジー
相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。
悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。
そこには土下座する幼女女神がいた。
『ごめんなさあああい!!!』
最初っからギャン泣きクライマックス。
社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。
真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……
そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?
ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!
第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。
♦お知らせ♦
余りモノ異世界人の自由生活、コミックス3巻が発売しました!
漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。
よかったらお手に取っていただければ幸いです。
書籍のイラストは万冬しま先生が担当してくださっています。
7巻は6月17日に発送です。地域によって異なりますが、早ければ当日夕方、遅くても2~3日後に書店にお届けになるかと思います。
今回は夏休み帰郷編、ちょっとバトル入りです。
コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。
漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。
※基本予約投稿が多いです。
たまに失敗してトチ狂ったことになっています。
原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。
現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。
【闇BL】地獄に咲く薔薇
猫丸
BL
時は江戸時代。茶屋などで客を相手に男色を売った男娼のことを|陰間《かげま》といった。特に数え13、14から20歳ごろの美少年による売色をさす。
口減らしなどで親から売られた見目の良い少年たちが、男を喜ばせるために性の技術を磨く。
そしてその陰間茶屋の中心となる芳町には、女より綺麗だと謳われた陰間がいた。その男を一目見るために男達は茶屋の前に集まった。その男に会うために男達は銀子を積んだ。その男と目があっただけで気絶するものまでいたという。
―――― そんな伝説の陰間の数年後。
全5話/約15,000字+用語解説・あとがき
⚠タグ注意⚠ SM要素あり・縛り・ムリヤリ・複数(3P以上)・2本挿し
⚠注意⚠ 春森夢花さんのX企画『闇BL』参加作品です。バッドエンド推奨企画ですので、ハッピーエンドではありません。
※江戸時代を舞台にしていますが、資料を参考に創作したものであり、細かな設定などは気にせずお楽しみください(とはいえ、明らかに間違っている使い方がありましたら教えていただけると幸いです)。また言葉などについても、伝わりやすいように現代語で表現している箇所も多くありますが、ご了承ください。
【短編集】エア・ポケット・ゾーン!
ジャン・幸田
ホラー
いままで小生が投稿した作品のうち、短編を連作にしたものです。
長編で書きたい構想による備忘録的なものです。
ホラーテイストの作品が多いですが、どちらかといえば小生の嗜好が反映されています。
どちらかといえば読者を選ぶかもしれません。
冤罪! 全身拘束刑に処せられた女
ジャン・幸田
ミステリー
刑務所が廃止された時代。懲役刑は変化していた! 刑の執行は強制的にロボットにされる事であった! 犯罪者は人類に奉仕する機械労働者階級にされることになっていた!
そんなある時、山村愛莉はライバルにはめられ、ガイノイドと呼ばれるロボットにされる全身拘束刑に処せられてしまった! いわば奴隷階級に落とされたのだ! 彼女の罪状は「国家機密漏洩罪」! しかも、首謀者にされた。
機械の身体に融合された彼女は、自称「とある政治家の手下」のチャラ男にしかみえない長崎淳司の手引きによって自分を陥れた者たちの魂胆を探るべく、ガイノイド「エリー」として潜入したのだが、果たして真実に辿りつけるのか? 再会した後輩の真由美とともに危険な冒険が始まる!
サイエンスホラーミステリー! 身体を改造された少女は事件を解決し冤罪を晴らして元の生活に戻れるのだろうか?
*追加加筆していく予定です。そのため時期によって内容は違っているかもしれません、よろしくお願いしますね!
*他の投稿小説サイトでも公開しておりますが、基本的に内容は同じです。
*現実世界を連想するような国名などが出ますがフィクションです。パラレルワールドの出来事という設定です。
私も貴方を愛さない〜今更愛していたと言われても困ります
せいめ
恋愛
『小説年間アクセスランキング2023』で10位をいただきました。
読んでくださった方々に心から感謝しております。ありがとうございました。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚にはできない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら君は領地で好きに生活すればいい」
結婚初夜、旦那様は私に冷たく言い放つ。
この人は何を言っているのかしら?
そんなことは言われなくても分かっている。
私は誰かを愛することも、愛されることも許されないのだから。
私も貴方を愛さない……
侯爵令嬢だった私は、ある日、記憶喪失になっていた。
そんな私に冷たい家族。その中で唯一優しくしてくれる義理の妹。
記憶喪失の自分に何があったのかよく分からないまま私は王命で婚約者を決められ、強引に結婚させられることになってしまった。
この結婚に何の希望も持ってはいけないことは知っている。
それに、婚約期間から冷たかった旦那様に私は何の期待もしていない。
そんな私は初夜を迎えることになる。
その初夜の後、私の運命が大きく動き出すことも知らずに……
よくある記憶喪失の話です。
誤字脱字、申し訳ありません。
ご都合主義です。
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる