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25.姫の心はとてもきれいだな 【ミキエル視点】

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俺たち(俺、ミチエル、クルチャー、サンデー、レフル)は、スライムたちをこつこつと燃やして、急いでリーナの元へと走っていった。
リーナは今さっき起きたかのようであった。
すぐにあいつを連れて行ったスライムたちに怒りを覚えた俺は、すぐに燃やしてやろうと、剣に火魔法をこめた。
「ミキエル。待て。お前の気持ちはわかる。俺だってすぐに助けてやりたいが…少しの間リーナの実力を見る必要もあると思うんだ…時期王妃の座だしな。」(レフル)
レフルはいかにも冷静そうに言うが、長い付き合いだからわかる。こいつも怒りを抑えているんだと…。
『そりゃぁそうだよな。』
リーナの服が…
これ以上は俺には言えない。
寝ぼけているリーナは、魔法を一つ一つ試しているようだ。
何も演唱しないで魔法を発動できるところに、ほぼ全属性の魔法を使えるとは…さすが姫だな。

ボワッ!

おっ!
火魔法を発動したのか。
これでスライムたちももう終わりだな。
でもリーナにやけどとかできたらどうしよう…
さっきのは小さかったからあまり燃えなかったが…
と考えていると、
リーナは範囲魔法で周りにいたスライムを全部やつけた。
姫は優秀だな。
そう誇らしげにいると。
チーク嬢とアンナ嬢が目覚めたようだ。
「ん~!・・・もう朝?」(チーク)
これで生きていることが確認できたな。
「今は朝じゃないよ?覚えてる?魔法の練習してて…で、スライムに連れてこられちゃったみたい。」(リーナ)
二人とも目をぱちくりしながら自分の服の様子を見て、『うん~?』と、難しそうな顔をしている…
無理もないな。
でも、そんな中どもリーナは凛々しいんだ。
男の俺でも負けそうなくらいに…
「キャッ!何かが服の中に入ってきた…ウワァ!」(アンナ)
『ん?』
「んっ!チョッ!やっ!」(リーナ)
リーナが急に…何とも…エ、エ、、、エロイ声を出しているのだが…
その後リーナは女としていけない行為を取ったので、俺たちはいっせいに目を違う方向に向けた。
『ほんとは見たいという気持ちもあった…でもあいつの背中を見ただけで…欲が抑えられなさそうだったので…』
誰に説明してんだし、俺!
何をしたかなんて言う必要もない。。。

[その記憶はミキエルの夢で何度も出ることになるでしょう]

そんなミキエルとは別に、服の中にいた、鳥?らしき生き物に
《ルゥーン》
と可愛くて、かっこいい名前を付けるリーナがいました。

💗~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 💗

どうですか?
ミキエル視線です。
ドSの割には結構自分には誠実で、リーナには甘かったりもするんです!
男子にって、言われるなんて夢でいいので、言われてみたい言葉です~‼
それでは~‼




お気に入りが順調に増えてきました。
ありがとうございます(人''▽`)ありがとう☆
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