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53.モオール恋
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私は、褒められたことで赤く染めた頬を両手で覆いながら、自己紹介をした。
「ワタクシは、モオールと申します。訳ありで苗字はありません。」(モオール)
そう簡単に説明した。
「ふぅ~ん。そうなんだぁ~。」(キンシェル様)
そう興味なさげの返事をしながら、料理の肉にかぶりついていた。
私なんかに興味があるとは思わないけどね。
そう思って、少しばかり落ち込んでいると、
「だから料理がうまいんだな!」(キンシェル様)
そう言ってキンシェル様は二パっと少年っぽい笑み?を私に向けた。
『やばい…』
そう私の中で警告が走った。
『この笑顔ワタシには毒だわ!』
そう思ってさっき赤くした頬をさらにアックすると、
「顔赤いけど熱か?」(キンシェル様)
そう言ってキンシェル様が私のおでこにキンシェル様のおでこを当ててきた。
コツン
「ふぅぇ~」(モオール)
そう変な声をし、足の力が抜け床にへたり込もうとする私の腰に手をまわしてる!!
「本当に大丈夫か?」
そう言ってくるキンシェル様に言葉で返事できないため必死に頭を振る。もちろん上下にね。
キンシェル様は、私を近くに座らせて落ち着かせてくれた。
そして私にはふと疑問が沸いた。
「なんでそんなにおなかすいてるんだろう?」(モオール)
考えてたことがするりと口から出てしまったのを悔やみ恐る恐るキンシェル様のほうを向く。
キンシェル様はというともうほんっとおにいい笑顔なんですけど!
「リーナ嬢に吹っ飛ばされておなかすいちゃったぁ~」(キンシェル様)
『何やってるのリーナ!』
と、心の中で叫んだのは、内緒。
「そろそろ俺戻んねーと怒られるわ。」(キンシェル様)
そう言って立ち上がったモオール様を見て、普通だったら別れの挨拶をするのが令嬢たるもの!なのだが、
「キンシェル様少しお待ちください!」(モオール)
そう言って余った野菜などをいためたりと素早く料理して、もう一つ残っていた『うとんべ』にいれた。
「令嬢たる者お呼び止めして大変申し上げませんが…
またおなかすくと大変だと思いまして…」(モオール)
そう言って素早く作った『うとんべ』を差し出す。
その『うとんべ』を嬉しそうに受け取るキンシェル様が少しかわいく見えてしまったのは秘密にしましょう。
『うとんべ』に目がいっていたキンシェル様の目はこちらを正面から何の迷いもなく見てきます。
「ありがと!これって東の国の食べ物なんだろ?すんげー嬉しい!
それと、俺に敬語使うのは、やめてくれよ?
ミクロって呼んでな。」(ミクロ様)
そう言ってキラキラ笑顔を見せてくれます…。
「は、じゃなくて、うん!よろしくです!ミクロ様!」(モオール)
自分で言ってもおかしい言葉づかいで返事したので、少し顔が熱くなった。
「まぁい今はそれでいいや。それじゃぁそろそろ行くな。」(ミクロ様)
そう言って手を振って小走りで言ってしまったので、角を曲がって見えなくなるまで、私は手を振ることにした。
鼓動がすごく早くなっているのに後々気づき、病気かと心配するモオールがいたり…
💗~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 💗
グフフです。
こう言う系のも書いてみたかったんです!
攻めのない恋愛…少し長くなりそうですね…
まぁそうやって恋愛したほうが愛は深くなる!
的なぁ?(*`艸´)ウシシシ
まぁ、モオールにも頑張ってもらいたいっすね(笑)
久しぶりながらまたお気に入りが増えてきたこと感謝してまっす!
これからもよろですぅ!!
それでは~
「ワタクシは、モオールと申します。訳ありで苗字はありません。」(モオール)
そう簡単に説明した。
「ふぅ~ん。そうなんだぁ~。」(キンシェル様)
そう興味なさげの返事をしながら、料理の肉にかぶりついていた。
私なんかに興味があるとは思わないけどね。
そう思って、少しばかり落ち込んでいると、
「だから料理がうまいんだな!」(キンシェル様)
そう言ってキンシェル様は二パっと少年っぽい笑み?を私に向けた。
『やばい…』
そう私の中で警告が走った。
『この笑顔ワタシには毒だわ!』
そう思ってさっき赤くした頬をさらにアックすると、
「顔赤いけど熱か?」(キンシェル様)
そう言ってキンシェル様が私のおでこにキンシェル様のおでこを当ててきた。
コツン
「ふぅぇ~」(モオール)
そう変な声をし、足の力が抜け床にへたり込もうとする私の腰に手をまわしてる!!
「本当に大丈夫か?」
そう言ってくるキンシェル様に言葉で返事できないため必死に頭を振る。もちろん上下にね。
キンシェル様は、私を近くに座らせて落ち着かせてくれた。
そして私にはふと疑問が沸いた。
「なんでそんなにおなかすいてるんだろう?」(モオール)
考えてたことがするりと口から出てしまったのを悔やみ恐る恐るキンシェル様のほうを向く。
キンシェル様はというともうほんっとおにいい笑顔なんですけど!
「リーナ嬢に吹っ飛ばされておなかすいちゃったぁ~」(キンシェル様)
『何やってるのリーナ!』
と、心の中で叫んだのは、内緒。
「そろそろ俺戻んねーと怒られるわ。」(キンシェル様)
そう言って立ち上がったモオール様を見て、普通だったら別れの挨拶をするのが令嬢たるもの!なのだが、
「キンシェル様少しお待ちください!」(モオール)
そう言って余った野菜などをいためたりと素早く料理して、もう一つ残っていた『うとんべ』にいれた。
「令嬢たる者お呼び止めして大変申し上げませんが…
またおなかすくと大変だと思いまして…」(モオール)
そう言って素早く作った『うとんべ』を差し出す。
その『うとんべ』を嬉しそうに受け取るキンシェル様が少しかわいく見えてしまったのは秘密にしましょう。
『うとんべ』に目がいっていたキンシェル様の目はこちらを正面から何の迷いもなく見てきます。
「ありがと!これって東の国の食べ物なんだろ?すんげー嬉しい!
それと、俺に敬語使うのは、やめてくれよ?
ミクロって呼んでな。」(ミクロ様)
そう言ってキラキラ笑顔を見せてくれます…。
「は、じゃなくて、うん!よろしくです!ミクロ様!」(モオール)
自分で言ってもおかしい言葉づかいで返事したので、少し顔が熱くなった。
「まぁい今はそれでいいや。それじゃぁそろそろ行くな。」(ミクロ様)
そう言って手を振って小走りで言ってしまったので、角を曲がって見えなくなるまで、私は手を振ることにした。
鼓動がすごく早くなっているのに後々気づき、病気かと心配するモオールがいたり…
💗~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 💗
グフフです。
こう言う系のも書いてみたかったんです!
攻めのない恋愛…少し長くなりそうですね…
まぁそうやって恋愛したほうが愛は深くなる!
的なぁ?(*`艸´)ウシシシ
まぁ、モオールにも頑張ってもらいたいっすね(笑)
久しぶりながらまたお気に入りが増えてきたこと感謝してまっす!
これからもよろですぅ!!
それでは~
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