25 / 36
第25通 突然ですが番外編です2 〜ミニバイクイベント後編〜
しおりを挟む
某大物芸能人と深い繋がりのある主催者様のミニバイクイベント。
メインとなる屋内会場ではコンテスト車両を中心に展示され、それらを囲むようにワッペン販売や小物販売に飲食店と様々な出店もあり大変賑わっていました。
そして、屋外の一般イベント参加者の駐車場にも来場者の方々のカスタムバイクの数々。
もう、バイク好きがこの空間にいればご飯三杯はいけるんじゃないでしょうか?
カスタムスーパーカブもカスタムモンキーに負けず劣らずたくさんありました。
人気の高さが伺えます。
会場で特に私が気に入ったのが、ビンテージクルーザー風なカスタムスーパーカブでした。
ハンドルはワイドタイプのビンテージタイプでフレームからしてビンテージクラシックバイクの様。
フロントフェンダーにはビンテージ英国車が付けてるようなナンバープレート風な飾りが付いていて、ローダウンされてる車両は特に目立っていたと思います。
うーん。カッコいい!
そういうビンテージ風なカスタムカブもあれば、まるでメーカーが参考車両として出品したのか?と見間違えるほど綺麗に、そしてカッコよくてカスタムされてる車両もありました。
一見ノーマルに見えるのですが、よく見ると前後タイヤが少し太いブロックタイヤに換装されていて、シングルシートにリアフェンダーもショートカット。
ミラーはバーエンドミラー。
鮮やかな紺色に全塗装されてストライプラインが入ったボディ。
とにかくカスタムバランスが良いんですね。
この姿で販売したら絶対売れる!と思えるほどの完成度の高さでした。
そんな車両もあれば遊び心満載のカスタムカブもあります。
ホワイトリボンの大きめのタイヤを履かせ、ワイドハンドル。ローダウン。エンジンが地面に擦りそうな程の低位置にセットされたワイルドなカブがもう一台前輪をカットされた姿のカブを牽引してるんです。
で、その牽引されてるカブのリアシートが裏返しに開けられテーブルになってて、そのテーブルの上にビール缶やランタン、コップが並べられ、ガソリンタンクの部分は炭火のバーベキューコンロになってるんです!
実際にバーベキューが出来るのかは不明ですが、展示用に作り物の焼き鳥串が数本そのコンロの上にまさに網焼きされてるように置かれてました。
オーナーの方はイベント用に作られたと思うんですが、この車両はまさに遊び心のチャンピオンですね!
この車両でキャンプとかしたら楽しそう。
会場内のカスタム車両を見てるとモンキーはちょっとヤンチャなはっちゃけたカスタムやボアアップ等走り系のカスタムが目立ちましたが、カブは先に紹介した車両の他に自転車風にカスタムされてる車両もあったり、ちょっと昭和レトロな大人の遊び心を感じ取れるカスタムや旅を意識するカスタム車両が多かったように思えました。
私が中型二輪を取った時代はまさにレーサーレプリカ時代。
バイクは速くてなんぼ。
フルカウルレーサーがバイクで一番かっこいい!
といった風潮の中で、スーパーカブは「ダサい、遅い、おっさんバイク」の三拍子が揃うイメージが強く、バリバリ伝説でも女子高生からの弄られバイクと言ったポジションでした。
実際、私が郵便屋さんになってカブで配達してると成人式の後の同窓会で同級生に言ったら笑われましたね。
「カブに乗っとんの?ダサない?」
「いや、仕事やし、しゃーないやろ?」
と、言ったやりとりありました。
そのスーパーカブの今や驚くべき大ヒット!
実は私の父が若い頃にもスーパーカブの大ヒットがあったそうです。
ホンダから新しく発売されたスーパーカブがめちゃくちゃ売れていて、どこ走っていてもスーパーカブばかり見た。
だから俺も欲しくなって買ったけど、弟に貸したら堤防から落ちて壊れて、自分で直そうとしたけど、部品買う金も無いし、よう直せやんだからそのまま捨てたわ。
と、いかにも昭和的な事を聞きました。
スーパーカブが発売された当時はその汎用性の高さに、みんながこぞって買い求めたようです。
ハンターカブやクロスカブが今流行りのキャンプブームやアウトドアブームにもドンピシャにハマった事が今回の人気の1番の理由だと思いますが、時代が今スーパーカブの様なのんびりと旅を楽しんで遊べるバイクを求めてるのかも知れませんね。
このミニバイクイベント、結局コンテストの賞の決め方もグダグダで、用意された賞品などもじゃんけん大会で決めたりしてました。
なぜか?
主催者様もおっしゃってましたが、それぞれのカスタム車両が素晴らしく甲乙つけ難いんですよね。
ですので、どれが一番とかでは無くてみんなが一番だ!となったのです。
正直、それで良いと思います。私は。
自分が好きでカスタムしたバイクが一番に決まってるじゃないですか?
それで良いんですよ。
で、最後にじゃんけん大会で賞品を分け与える。
今回のミニバイクイベントとしては、そのゆる~い終わり方がピッタリだったのではないでしょうか?
残念ながら2024年7月現在では第二回のイベント開催は無いようですが、機会があればまた参加したいなあと思いました。
ふふふ。
楽しかったなあ。
今回もご愛読いただきありがとうございました。
メインとなる屋内会場ではコンテスト車両を中心に展示され、それらを囲むようにワッペン販売や小物販売に飲食店と様々な出店もあり大変賑わっていました。
そして、屋外の一般イベント参加者の駐車場にも来場者の方々のカスタムバイクの数々。
もう、バイク好きがこの空間にいればご飯三杯はいけるんじゃないでしょうか?
カスタムスーパーカブもカスタムモンキーに負けず劣らずたくさんありました。
人気の高さが伺えます。
会場で特に私が気に入ったのが、ビンテージクルーザー風なカスタムスーパーカブでした。
ハンドルはワイドタイプのビンテージタイプでフレームからしてビンテージクラシックバイクの様。
フロントフェンダーにはビンテージ英国車が付けてるようなナンバープレート風な飾りが付いていて、ローダウンされてる車両は特に目立っていたと思います。
うーん。カッコいい!
そういうビンテージ風なカスタムカブもあれば、まるでメーカーが参考車両として出品したのか?と見間違えるほど綺麗に、そしてカッコよくてカスタムされてる車両もありました。
一見ノーマルに見えるのですが、よく見ると前後タイヤが少し太いブロックタイヤに換装されていて、シングルシートにリアフェンダーもショートカット。
ミラーはバーエンドミラー。
鮮やかな紺色に全塗装されてストライプラインが入ったボディ。
とにかくカスタムバランスが良いんですね。
この姿で販売したら絶対売れる!と思えるほどの完成度の高さでした。
そんな車両もあれば遊び心満載のカスタムカブもあります。
ホワイトリボンの大きめのタイヤを履かせ、ワイドハンドル。ローダウン。エンジンが地面に擦りそうな程の低位置にセットされたワイルドなカブがもう一台前輪をカットされた姿のカブを牽引してるんです。
で、その牽引されてるカブのリアシートが裏返しに開けられテーブルになってて、そのテーブルの上にビール缶やランタン、コップが並べられ、ガソリンタンクの部分は炭火のバーベキューコンロになってるんです!
実際にバーベキューが出来るのかは不明ですが、展示用に作り物の焼き鳥串が数本そのコンロの上にまさに網焼きされてるように置かれてました。
オーナーの方はイベント用に作られたと思うんですが、この車両はまさに遊び心のチャンピオンですね!
この車両でキャンプとかしたら楽しそう。
会場内のカスタム車両を見てるとモンキーはちょっとヤンチャなはっちゃけたカスタムやボアアップ等走り系のカスタムが目立ちましたが、カブは先に紹介した車両の他に自転車風にカスタムされてる車両もあったり、ちょっと昭和レトロな大人の遊び心を感じ取れるカスタムや旅を意識するカスタム車両が多かったように思えました。
私が中型二輪を取った時代はまさにレーサーレプリカ時代。
バイクは速くてなんぼ。
フルカウルレーサーがバイクで一番かっこいい!
といった風潮の中で、スーパーカブは「ダサい、遅い、おっさんバイク」の三拍子が揃うイメージが強く、バリバリ伝説でも女子高生からの弄られバイクと言ったポジションでした。
実際、私が郵便屋さんになってカブで配達してると成人式の後の同窓会で同級生に言ったら笑われましたね。
「カブに乗っとんの?ダサない?」
「いや、仕事やし、しゃーないやろ?」
と、言ったやりとりありました。
そのスーパーカブの今や驚くべき大ヒット!
実は私の父が若い頃にもスーパーカブの大ヒットがあったそうです。
ホンダから新しく発売されたスーパーカブがめちゃくちゃ売れていて、どこ走っていてもスーパーカブばかり見た。
だから俺も欲しくなって買ったけど、弟に貸したら堤防から落ちて壊れて、自分で直そうとしたけど、部品買う金も無いし、よう直せやんだからそのまま捨てたわ。
と、いかにも昭和的な事を聞きました。
スーパーカブが発売された当時はその汎用性の高さに、みんながこぞって買い求めたようです。
ハンターカブやクロスカブが今流行りのキャンプブームやアウトドアブームにもドンピシャにハマった事が今回の人気の1番の理由だと思いますが、時代が今スーパーカブの様なのんびりと旅を楽しんで遊べるバイクを求めてるのかも知れませんね。
このミニバイクイベント、結局コンテストの賞の決め方もグダグダで、用意された賞品などもじゃんけん大会で決めたりしてました。
なぜか?
主催者様もおっしゃってましたが、それぞれのカスタム車両が素晴らしく甲乙つけ難いんですよね。
ですので、どれが一番とかでは無くてみんなが一番だ!となったのです。
正直、それで良いと思います。私は。
自分が好きでカスタムしたバイクが一番に決まってるじゃないですか?
それで良いんですよ。
で、最後にじゃんけん大会で賞品を分け与える。
今回のミニバイクイベントとしては、そのゆる~い終わり方がピッタリだったのではないでしょうか?
残念ながら2024年7月現在では第二回のイベント開催は無いようですが、機会があればまた参加したいなあと思いました。
ふふふ。
楽しかったなあ。
今回もご愛読いただきありがとうございました。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話
赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる