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正体は
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その男の子は窓から熱心に下を見ている。
…なるほど、多分今カイに告白している子が好きなんだろうなぁ。あの女の子、学校で一番人気がある子だったと思うし、それなら納得だ。
「…あの~、カイは誰の告白も受けたことないからそんなに心配しなくても大丈夫だと思うよ」
「!?」
「あ、ごめん。驚かせるつもりは無かったんだけど…えっと、君はあの子が好きなんだよね?」
「? ははっ、違うよ。──あぁ、おれはジョアン。それでアイツはおれの妹。告白するって言うから心配で来てみただけなんだ。でも誰とも相手が付き合う気がないんだったら心配しなくても大丈夫そうだな。…それで、君は?」
「おれ?おれは、告白されてるカイの幼なじみのリュートって言います。お兄さんだったんですね!……これは秘密にしてほしいんですけど、実はカイは好きな人がいるらしいんですよ」
「そうなのか?ならなんで告白しないんだ?」
「それはおれにも分かりませんが、多分相手の子に迷惑をかけないように…とかだと思います」
「…あぁ、なるほど。そうだよなぁ──って、ん?なんかこっち見てないか?君の幼なじみ…」
…なるほど、多分今カイに告白している子が好きなんだろうなぁ。あの女の子、学校で一番人気がある子だったと思うし、それなら納得だ。
「…あの~、カイは誰の告白も受けたことないからそんなに心配しなくても大丈夫だと思うよ」
「!?」
「あ、ごめん。驚かせるつもりは無かったんだけど…えっと、君はあの子が好きなんだよね?」
「? ははっ、違うよ。──あぁ、おれはジョアン。それでアイツはおれの妹。告白するって言うから心配で来てみただけなんだ。でも誰とも相手が付き合う気がないんだったら心配しなくても大丈夫そうだな。…それで、君は?」
「おれ?おれは、告白されてるカイの幼なじみのリュートって言います。お兄さんだったんですね!……これは秘密にしてほしいんですけど、実はカイは好きな人がいるらしいんですよ」
「そうなのか?ならなんで告白しないんだ?」
「それはおれにも分かりませんが、多分相手の子に迷惑をかけないように…とかだと思います」
「…あぁ、なるほど。そうだよなぁ──って、ん?なんかこっち見てないか?君の幼なじみ…」
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