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あてのないドライブ
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生田は火曜日に青森の実家へと戻った。
兄は既に昨夜出発していたので会うことはなく、到着してすぐに訪れた病院で母から兄との話を聞いた。仕事が多忙でなかなか帰省できなかった兄は、母とは数年ぶりだったこともあり、毎日のように色々と話し込んでいたらしい。
「宏紀が言ってたけど、あんな汚い家を彼女に掃除してもらったんだって? 申し訳ないわ、本当に。今度連れてきなさいよ。こんな状態だけどお礼を言いたいわ」
母は2週間前から試し始めた薬が合っていたようで、みるみる状態がよくなっている。
「……いや、あれは僕がやったんだよ」
生田は苦笑いしながら答えた。
「はいはい。もう結婚を考えてもいい歳なんだから、いつまでも親に彼女を隠しておかないの」
生田はその言葉で動揺した内心を悟られないように、今度はちゃんとした笑顔を作って言った。
「そうだね。じゃあ今度連れてくるよ」
生田は病院を出て車に乗り込むと、自宅にもスーパーにも向かわずに幹線道路をあてもなく走り始めた。
四日前の深夜、いや三日前の早朝か、あの時に起きたことを考えていた。
みどりから妊娠したかもしれないと告げられてパニックになったこと。なぜか久世のことが頭に浮かんで思わず電話をしたこと。久世はその電話一つでわざわざ北海道から駆けつけてくれたこと。真夜中に、一人で。
あの時の久世の様子から、久世が同性愛者であることを確信した。それまでは、西園寺の言葉からもしかしたらと朧げながらに感じていただけで、はっきりとそう言葉にして頭に浮かべたことはなかった。
いや、それは嘘だ。
生田は知っていた。久世が自分のことを友人として見ていないことに、ずっと前から気がついていた。
だからみどりとのことを知られたくなかった。だから自分に何かがあれば、久世は飛んで来てくれるとわかっていた。
そして自分もそんな久世のことを友人だとは思っていない、そのことにも無意識のうちに気がついていた。
僕は、透のことが好きなんだ。
早苗さんよりも、みどりよりも、今まで関係を持ってきたどの女性よりも、透のことが好きだ。
同性愛に目覚めたわけではない。他の男を見てもなんとも思わないから違うと思う。
ただ透のことが好きなんだ。
あのときは自覚していなかったが、みどりに対する罪悪感と西園寺への嫉妬で、その想いが暴走してしまったのだろう。
なぜみどりと関係を持ってしまったのか、なぜ久世は僕を想いながら西園寺を受け入れたのか。
そう生田は苦悶したが、答えはわかっていた。
互いに同じことをしていただけだ。
二人とも、目の前の安易な快楽に身を任せただけだ。
そう後悔しても、全ては手遅れだ。
久世とは友人としても会うことはできないだろう。中途半端にも互いの想いを遂げようとしたうえに、あんな別れ方をしてしまったのだから。
生田は久世への想いをようやく自覚したというのに、それと同時にこの想いを諦めなければならなかった。
これまで生きてきてこんなにも他人を求めたことはない。
早苗に対する想いとも、比較にならないくらいに久世を想っている。
久世の側にいることができない人生なら捨てても構わない、そう思えるくらい愛していた。
久世の声を聞きたい。ただ久世の顔を見たい。久世に会いたい。
そう強く心の中で願っても、生田は何もできなかった。
目の前を過ぎていく景色を眺めて、このまま久世の元へ辿り着かないだろうかと考えるだけで精一杯だった。
生田は見えてきたコンビニに目を留めると、そこで一服をすることにした。
駐車場について車から降りた生田は、灰皿の近くで煙草に火をつけた。
その時、久世が煙草を初めて吸ってむせていたことが頭に浮かんだ。
今のようにコンビニの前で煙草を吸っていた時に、久世が手持ち無沙汰でウロウロしていたことも思い出して口元が緩んだ。
生田が酒を買って店を出ようとしていたときに、入口からあの高い背を丸めてのろのろと入ってきた久世の姿も目に浮かぶ。
みどりとの結婚を考えなければならないのに、久世のことばかりを考えてしまう。
どうすれば忘れられるのだろう。
どうやってこの想いを打ち消したらいいのだろう。
考えながら二本目の煙草に火をつけたその時、スマホが振動した。
そのリズムから通知ではなく着信だと気がつくと、生田は慌ててポケットからスマホを取り出した。
ああ、透の声を聞くことができる。透が電話をかけてきてくれた。
そう喜んだのも束の間、画面には【桐谷俊介】の文字があった。
生田は失望と同時に理不尽にも俊介に怒りを覚えて、着信拒否のボタンを押そうかと一瞬迷ったが、しぶしぶといった態度でその着信を受けた。
『あ、雅紀?』
「……なんだよ」
『あれ? 機嫌悪いね。珍しい』
「……どうした?」
『あのさ、透のこと聞いた?』
生田は、俊介の口から久世の名前を聞いて動揺したが、それを押し隠して答える。
「……何?」
『いや噂なんだけどさ。透が修士取ったら西園寺議員の秘書官になるって話。久世議員……あいつのお祖父さんが総裁選で勝っただろ? ゆくゆくは首相秘書官にしたいんじゃないかな。同僚が西園寺家に行った時に、透が親父さんと来ている姿を見て、あの噂はマジかも、って言ってたからさ』
「……知らないよ」
『あ、そう。雅紀も知らないのか。いや、同僚が秘書官を目指してるからさ。コネつくれないかって言ってて、透がこっちに入るなら今のうちに親しくなっておきたいって言うから。でも俺には決まるまで隠すだろうと思ってさ』
「……僕にもそんな話はしないと思うけど」
『え? そうなん? 俺より全然親しいから聞いていてもおかしくないと思ったんだ。だって、お前ら付き合ってんだろ?』
俊介の言葉で生田は動転した。
『……おーい、聞いてる? 何、今忙しい?』
生田は言葉が出てこない。
『まあいいや。ただ食事に呼ばれただけかもしれないし。飲んだ時は博士過程に進みたいって言ってたもんな。あいつがこっちに入ってくるとは思えないし。マジでただの噂かもな』
「……噂だろ」
『ああ。忙しいときにすまん! 俺もまだ仕事中なんだわ。また連絡するよ。じゃ』
そう言って生田の返答を待たずに俊介は通話を切った。
生田は頭が真っ白になり、俊介の言葉を飲み込むこともままならなかった。
俊介の目には久世と付き合っているように映っていたのか?
まさか、と思った。三人で会った時のことを仔細に思い返しても、そう映るような場面は一度もなかったはずだ。久世が俊介にそう言ったのだろうか。まさか。久世がそんなことを言うはずがない。
俊介は無神経なところもあるが、それは親しい友人に対してはあけっぴろげにする性格なだけで、そこまで親しいわけでもない友人には壁を作るし、別人のように口も開かなくなる。
そんな俊介は思いやりが深く、友人が困っていると見過ごせない性質もある。いつも友が落ち込んでいないか、不安を抱えていないかと観察し、些細な変化も見逃さない男なのだ。
その精緻な洞察力で気づいたとでも言うのだろうか。
生田と久世が互いに想い合っていることに。
そこまで考えて、俊介が話していた前半の内容も思い返した。
久世が親子で西園寺家に訪れていたと言っていた。
やはり久世は西園寺の元へ行く男なのだ。
自分が青森へ戻ろうが、みどりと結婚しようが久世にとってはどうでもいいことなんだ。
久世は確かに自分のことを気にかけていたのかもしれない。しかしそれは西園寺が帰ってくるまでの暇つぶしに過ぎなかったわけだ。
西園寺が帰ってきたから、もう用はないんだ。
女を妊娠させて結婚するような男には。
生田は煙草を灰皿でもみ消すと、車に戻って帰路についた。
兄は既に昨夜出発していたので会うことはなく、到着してすぐに訪れた病院で母から兄との話を聞いた。仕事が多忙でなかなか帰省できなかった兄は、母とは数年ぶりだったこともあり、毎日のように色々と話し込んでいたらしい。
「宏紀が言ってたけど、あんな汚い家を彼女に掃除してもらったんだって? 申し訳ないわ、本当に。今度連れてきなさいよ。こんな状態だけどお礼を言いたいわ」
母は2週間前から試し始めた薬が合っていたようで、みるみる状態がよくなっている。
「……いや、あれは僕がやったんだよ」
生田は苦笑いしながら答えた。
「はいはい。もう結婚を考えてもいい歳なんだから、いつまでも親に彼女を隠しておかないの」
生田はその言葉で動揺した内心を悟られないように、今度はちゃんとした笑顔を作って言った。
「そうだね。じゃあ今度連れてくるよ」
生田は病院を出て車に乗り込むと、自宅にもスーパーにも向かわずに幹線道路をあてもなく走り始めた。
四日前の深夜、いや三日前の早朝か、あの時に起きたことを考えていた。
みどりから妊娠したかもしれないと告げられてパニックになったこと。なぜか久世のことが頭に浮かんで思わず電話をしたこと。久世はその電話一つでわざわざ北海道から駆けつけてくれたこと。真夜中に、一人で。
あの時の久世の様子から、久世が同性愛者であることを確信した。それまでは、西園寺の言葉からもしかしたらと朧げながらに感じていただけで、はっきりとそう言葉にして頭に浮かべたことはなかった。
いや、それは嘘だ。
生田は知っていた。久世が自分のことを友人として見ていないことに、ずっと前から気がついていた。
だからみどりとのことを知られたくなかった。だから自分に何かがあれば、久世は飛んで来てくれるとわかっていた。
そして自分もそんな久世のことを友人だとは思っていない、そのことにも無意識のうちに気がついていた。
僕は、透のことが好きなんだ。
早苗さんよりも、みどりよりも、今まで関係を持ってきたどの女性よりも、透のことが好きだ。
同性愛に目覚めたわけではない。他の男を見てもなんとも思わないから違うと思う。
ただ透のことが好きなんだ。
あのときは自覚していなかったが、みどりに対する罪悪感と西園寺への嫉妬で、その想いが暴走してしまったのだろう。
なぜみどりと関係を持ってしまったのか、なぜ久世は僕を想いながら西園寺を受け入れたのか。
そう生田は苦悶したが、答えはわかっていた。
互いに同じことをしていただけだ。
二人とも、目の前の安易な快楽に身を任せただけだ。
そう後悔しても、全ては手遅れだ。
久世とは友人としても会うことはできないだろう。中途半端にも互いの想いを遂げようとしたうえに、あんな別れ方をしてしまったのだから。
生田は久世への想いをようやく自覚したというのに、それと同時にこの想いを諦めなければならなかった。
これまで生きてきてこんなにも他人を求めたことはない。
早苗に対する想いとも、比較にならないくらいに久世を想っている。
久世の側にいることができない人生なら捨てても構わない、そう思えるくらい愛していた。
久世の声を聞きたい。ただ久世の顔を見たい。久世に会いたい。
そう強く心の中で願っても、生田は何もできなかった。
目の前を過ぎていく景色を眺めて、このまま久世の元へ辿り着かないだろうかと考えるだけで精一杯だった。
生田は見えてきたコンビニに目を留めると、そこで一服をすることにした。
駐車場について車から降りた生田は、灰皿の近くで煙草に火をつけた。
その時、久世が煙草を初めて吸ってむせていたことが頭に浮かんだ。
今のようにコンビニの前で煙草を吸っていた時に、久世が手持ち無沙汰でウロウロしていたことも思い出して口元が緩んだ。
生田が酒を買って店を出ようとしていたときに、入口からあの高い背を丸めてのろのろと入ってきた久世の姿も目に浮かぶ。
みどりとの結婚を考えなければならないのに、久世のことばかりを考えてしまう。
どうすれば忘れられるのだろう。
どうやってこの想いを打ち消したらいいのだろう。
考えながら二本目の煙草に火をつけたその時、スマホが振動した。
そのリズムから通知ではなく着信だと気がつくと、生田は慌ててポケットからスマホを取り出した。
ああ、透の声を聞くことができる。透が電話をかけてきてくれた。
そう喜んだのも束の間、画面には【桐谷俊介】の文字があった。
生田は失望と同時に理不尽にも俊介に怒りを覚えて、着信拒否のボタンを押そうかと一瞬迷ったが、しぶしぶといった態度でその着信を受けた。
『あ、雅紀?』
「……なんだよ」
『あれ? 機嫌悪いね。珍しい』
「……どうした?」
『あのさ、透のこと聞いた?』
生田は、俊介の口から久世の名前を聞いて動揺したが、それを押し隠して答える。
「……何?」
『いや噂なんだけどさ。透が修士取ったら西園寺議員の秘書官になるって話。久世議員……あいつのお祖父さんが総裁選で勝っただろ? ゆくゆくは首相秘書官にしたいんじゃないかな。同僚が西園寺家に行った時に、透が親父さんと来ている姿を見て、あの噂はマジかも、って言ってたからさ』
「……知らないよ」
『あ、そう。雅紀も知らないのか。いや、同僚が秘書官を目指してるからさ。コネつくれないかって言ってて、透がこっちに入るなら今のうちに親しくなっておきたいって言うから。でも俺には決まるまで隠すだろうと思ってさ』
「……僕にもそんな話はしないと思うけど」
『え? そうなん? 俺より全然親しいから聞いていてもおかしくないと思ったんだ。だって、お前ら付き合ってんだろ?』
俊介の言葉で生田は動転した。
『……おーい、聞いてる? 何、今忙しい?』
生田は言葉が出てこない。
『まあいいや。ただ食事に呼ばれただけかもしれないし。飲んだ時は博士過程に進みたいって言ってたもんな。あいつがこっちに入ってくるとは思えないし。マジでただの噂かもな』
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そう言って生田の返答を待たずに俊介は通話を切った。
生田は頭が真っ白になり、俊介の言葉を飲み込むこともままならなかった。
俊介の目には久世と付き合っているように映っていたのか?
まさか、と思った。三人で会った時のことを仔細に思い返しても、そう映るような場面は一度もなかったはずだ。久世が俊介にそう言ったのだろうか。まさか。久世がそんなことを言うはずがない。
俊介は無神経なところもあるが、それは親しい友人に対してはあけっぴろげにする性格なだけで、そこまで親しいわけでもない友人には壁を作るし、別人のように口も開かなくなる。
そんな俊介は思いやりが深く、友人が困っていると見過ごせない性質もある。いつも友が落ち込んでいないか、不安を抱えていないかと観察し、些細な変化も見逃さない男なのだ。
その精緻な洞察力で気づいたとでも言うのだろうか。
生田と久世が互いに想い合っていることに。
そこまで考えて、俊介が話していた前半の内容も思い返した。
久世が親子で西園寺家に訪れていたと言っていた。
やはり久世は西園寺の元へ行く男なのだ。
自分が青森へ戻ろうが、みどりと結婚しようが久世にとってはどうでもいいことなんだ。
久世は確かに自分のことを気にかけていたのかもしれない。しかしそれは西園寺が帰ってくるまでの暇つぶしに過ぎなかったわけだ。
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