《瞑想小説 狩人》

瞑想

文字の大きさ
上 下
367 / 568
交差

奴隷市場…磁界/耳介/自戒

しおりを挟む

::::::::::::::::::

目眩ましの爆弾が耳介の中で暴れておりまして
私はおおひに感じてしまふのです
自戒(じかい)を極めんと瞑想に耽る賢者様/嗚呼
私の中に這入るのはお止めください
カタコトのマスターベーションで自壊させないで
『次回に持ち越しね』なんてそんな悲しい言葉
字解できませぬ/理解できませぬ

磁界が歪むのを感じます
此処は別次元/此処は奴隷市場
私の耳の中で暴れるのは誰…嗚呼
私に奇妙な名前を充てがうのは誰…嗚呼

蝸牛なる名前に堕落した楓
私が此処で虐められるのは何で
早朝の珈琲と混合されるインテリア・サンデー
私の開口部を縫い付けるワンナイト・ラブ
ワンナイトで済めば良いと願うのは/甘ひ甘ひ罠

『かみ/かみ/かみ』其処までなら何とか
『ごっくん』までお求めになられるのでしょうか
『噛み/噛み/噛み』其の変換までなら何とか
『ぞっこん』までされてしまうと重いの/嫌
『喰み/喰み/喰み』を「はみ」と読ませないで
『ロックオン』で韻を踏んだサーカス・ナイト
『足袋/旅/田尾』せめて賛美歌を私に

バックオーライと嘘をつく戯者が居りまして
将来を少々でも見つめて頂ければとおもふのです
彼の足元を御覧になって頂ければ理解るでしょう
磁界に導かれて直ぐに落とし穴に堕ちるのが/嗚呼

旅団の旅は/みみのなか
わたしの可愛い/みみのなか
どれみでおどって
さんどの音頭(おんど)
音頭(おんど)は隠戸(おんど)
隠戸(おんど)は感度(かんど)

変わりて果てる
ひと/そのこころ
わたしは/あわれ
喰われゆく/にく

二句と肉との
境目に於いて
だれもしらない底辺の唄
おおきなこへで
おおきなこへで

唄へば皆楽
唄へば快楽
ひとはそれほど
きれいではない

みなそれぞれに忙しく
みなそれぞれに我儘で
隣の芝生を覗き見する穴
それを覗いていきております

嗚呼/嗚呼/そうです
わたしのもちもの
わたしのからだ
わたしの穴ゝ/それすらも

熱砂に覆われ
結社に襲われ
非常に非情な旅の道づれ
ハーモニクスが鳴るのです
わたしの脳内/香澄とともに

ひとはそれぞれ願ふもの
ひとはそれぞれ/いきるため
必死になっているのです
まわりみわたす余裕もないし
誰かに優しくすることもない

隙(すき)をみせればもう最後
鋤(すき)を抱へてやってくる
其の先端には甘い罠
其の突端には暗い欲
喰らいつくして/なお耳の中
旅団の旅はつづいてゆきます

電光石火の執筆者
疾風迅雷/脳内シナプス
其の輝きは刹那の出来事
リズムにのって唄うのです
リズムにのって唄うのです
哀しい初夜の痛み事
奪い取られた左手/其の琴

貴方も貴方も/そう貴方もね
私を男と思っていますね
私を女と思っていますね

情報整理にお時間少々
橋梁修理の方法/操法
其の反対だと知ったなら/嗚呼
其の反対であると知ったなら/嗚呼

…私を優しく抱いてくれますか

…私を厳しく躾ていただけますか

…私を守っていただけますか

…『何時まで』なんて野暮言わないで

…何時までも/そう/何時までも

求婚言葉なんて要らない
誰も知らない木の根が欲しいの
球根ください/私に似合いの
誰より死から離れたいのよ

だからこんなにお金を貯めるの
窮困させずに満足させて
素敵な女姓になりますゆへに
共用部分でお使いください
貴方のお好きに動きますゆへ
綺麗な責め苦をお与え下さい

磁界が歪むのを理解します
此処は別次元/此処は奴隷市場
私の耳の中で暴れるのは誰…嗚呼
奇妙な名前を充てがふ旦那様…嗚呼
私を見つめている旦那様の旦那様…嗚呼
大旦那様の舌先が欲しくなるのも性で御座ひます
お許しくださいませ/何卒/御容赦を

:::::::::::::::::::::::
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

処理中です...