《瞑想小説 狩人》

瞑想

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熱射回廊…其の2

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アルペッジョ・ホテルに鐘が鳴る
アルペッジョ・ホテルに鐘が鳴る
定時を提示する鐘であり過年の記憶
廊下は迷路状になっており其処彼処に
内容物不明なダンボールが置かれている
未明の行幸に備える様にと支配者が言う

アルペッジョ・ホテルに鐘が鳴る
アルペッジョ・ホテルに鐘が鳴る
発火点が非常に低い黄燐及び赤燐から成る
危険物質のイエローカードを解読する也
其の物質に呼吸保護具を着けず近づけば
立待岬より八巻綴りの詩歌が泣くだろう

摂氏100℃で水は水蒸気となる定め
救えぬ命,救えた筈の命,内部蒸発する水分
右回りの杓子定規で隊列を整え這入るなら
其のベッド上に在る水平思考の命,灯火
嗚呼…目の前に居るのに其れに気付けない
其の影を少し踏むに留まり行幸を得ぬ命
全身全霊で事に臨まないから此の様な羽目に

[…!]熱射回廊が同様の様相を模倣する
[…!]紫の蝋燭は芯から蝋を掬い上げつつ
[……!]ファラデー博士の提唱した科学,宜しく
[……!]毛細管効果で其の化学反応を継続する
[……!]円心の中央で輝く煤はとても不安定
[……!]娘の腰部に狙いを定め裸身を染め
[…嗚呼…]其の反応が初(うぶ)なるを見初め
[…嗚呼…]昨日の女性の開口部を思い出す彼

嗚呼…世捨て人と評価されながらにして
嗚呼…現実の力を発揮できる自分に酔う暁
嗚呼…昨日の出来事は俺だけが知っていればいい
嗚呼…川辺の邂逅は双子座の彼女との蜜月
嗚呼…肉体的折衝はオキシトシンの充実を告げる
嗚呼…屹立するものすら泡の様であると評価し
嗚呼…性欲をアンダーコントロールにする自分
嗚呼…其れが大人の所作である故に羊の比喩は
嗚呼…敢えての間違いを犯す詐欺師の手口を識る

公用文を識らぬ哀れな詩を紡ぐ誰か
言葉の[陽]を紡ぐには[陰]を知らな過ぎるな
陰は極まり陽と成る…其れが冬至の意義/意味
陽は極まり陰と成る…其れが夏至の意義/意味

宙空で月と太陽が同一線上に並ぶ
宙空で月と太陽が円舞曲を踊るのは何故(なぜ)
其れを只の天体ショーと捉えぬ美的絵画の主
其れを只の偶然の産物と捉えぬ美的絵画の主
其の誕生の瞬間を天文学的数字の羅列で捉え
其の存在が架空である事を複数人が議論する
太陽は陽の存在…[祈り女]にして[狩人]
月は陰の象徴体…[祈り女]にして[狩人]
此の奇特論文体を腐敗せぬ水平思考で理解し
無双図形で示す唯一の画家に接着剤を塗布しやう

昨日はかなり楽しめた
昨日もかなり楽しめたぞ
市場の王も御満悦の表情
ドーパミンの航行作業から離脱出来ず
欺きの検索と字(あざな)の無い脳内物資に酔う
嗚呼…もう少し斜め後方からしっかりとみやう
嗚呼…諸行無常,諸法無我,一切皆苦,涅槃寂静
嗚呼…阿頼耶識は集合的無意識の下方に在り
嗚呼…現在時分にも揺蕩う[TORUS]此れは美
嗚呼…生活習慣をもう少し考える事としやう

アルペッジョ・ホテルに鐘が鳴る
アルペッジョ・ホテルに鐘が鳴る

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