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交差
奴隷市場 抜苦与楽
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「葉ぁ……っ!」
生殺与奪・抜苦与楽
夢幻泡影・破邪顕正
其の言葉の節々に
淫靡なる行為が裏腹な意味を付す
電気のダイヤルにはまだまだ
余裕が有るぞ…右回し、ほれ
其のボックス
永久機関を宿す電撃箱は
子分の操作するレバーの右側に
ブースターを備えている
其のスイッチは未だ
押されてはいない事を
絶望とともに・知れ
「葉、葉、葉……っ」
痛み・苦しみ・快感と安堵
享楽を供託棒とし卓へ出せ
快楽を皆楽とし隅田川に流せ
涙ぽろぽろ
ぽろぽろ・ぽろり
妖精奴隷の
眼(まなこ)の際也
音階ぼとぼと
ぽとぽと・ぽとり
股座台座の
下に垂れるは
奴・隷・娘
悲しい愛蜜
愛といへども
其処に愛なし
搾取の魔の手
半・覚・醒
快楽、苦痛の
狭間にて
娘は揺れる
電気は背羽根に
陰・粛・清
親分子分は
結託し
要求過多・故
不具合・続く
可・能・性
更に更にと
加速する
皆の求めに
応じるしかない
陰核・じじじ
黒色・赤色
緑のバイブ
振動球体
其が加わり
「嗚呼」「嗚呼……っ」
「……!!」
「……!!」
全身脈動
電撃一閃
妖精を規定する
羽根が焼かれていく
無惨に色が変わる
其の色は・茶色
通り越して・焦げ茶色
禁断の色・禁色(きんじき)
禁色は黒へ
黒・苦路・苦労
苦しみの象徴の色
「……っ!」
「……っ!」
声は細々・弱くなる
もっと聞かせろよ
お前の断末魔
羽根焼け声を…
ほれほれ・更にもう一錠
飲ませてやるから・よ
一部の禁色は
黒を通り越す
其の色は白
白・死路・旨魯
美味そうな色に
成ったものだな
今暫し…続けるぞ
ミディアムがウェルダンに
至るまで…灼熱祭りじゃ
「もう……」
「もう……」
「嗚呼……っ」
脳内に霞がかかる
其の脳波計を記録する
克明に、鮮明に
モニターは電撃と同様
奇妙に上下動を繰り返す
右向きの矢印を記録し続ける
耳に付けられた黒極から
信号が送られれば
エンドルフィンが
過剰分泌されている事を皆が知る
証拠は何処に…股座に
証拠は何処に…其の直下に
証拠は何処に…お前の声に
凶徒は何処に…部屋の隅々に
鐘鼓を鳴らせ…祭りじゃ祭りじゃ
尚古に記せ…可能な限り克明に
焼き羽根の完成は近い
塩加減は如何する
味付けは如何する
奴隷市場の王は楽しげに
頷きながら其れを見ている
::::::::::::
妖精を規定するもの
羽根を失ったならば
交戦規定を変えるより在るまい
女王よ、残念だったな
お前の娘は我々のもの
お前の愛娘を探知できまい
お前の瞑想を持ってしても
此の周波数帯を突破できぬ
千里眼・三ツ目・サードアイ
六番目のチャクラの力でもなお
此の周波数を貫通することは叶わぬ
残念だったな
愛娘は羽根を失うだろう
娘の羽根を奪い去れば
本質を失った獣と同義…
再度生えてくるものなのか
お前も知るまいて
其れは我々が観察し
お前に教えてやるとしよう
残虐な手紙に答えを添えて
:::::::::::::::::
其の動物を
其の動物として
規程するもの
妖精ならば羽根
地の底に住まう者
地底の穴蔵の中に潜む者
其の者ならば…
何と言うかな
此の様な時に
地底の民…
…随想か・真実か・伝説か
其れは妖精奴隷よ
お前自身が確認せよ
数刻の後、其の羽根を失うのだ
飛び立ち…確認することも
敵わぬ願いではあるが・な
歴史の陰、陰部を支え
無双原理の陽の動きを図りながら
イザナミとイザナギの喧嘩すら
地の底から見分し一笑に付す者達
彼等(又は彼女等)は
不意に遭遇してしまう事
内部構造を知られる事
其の構造を
其の知恵を
其の身分を
剥奪される事を
極端に嫌がっている
現在も・なお
故に最も南にある
凍てついた氷の大地に立つ
未踏の山脈の一部にしか
入口を設置しなかった
彼等(又は彼女等)を
捕縛し、尋問することが
叶った時に何と言うだろうか
想像するだけで心・踊らぬか
「下等生物め…
下賤の地上民どもめ
俺は知っているそ
大戦時代からずっと
我らの存在に薄らぼんやりと
気付きつつあった事
そして我らへの脅しとして
地中に爆薬を埋め込み
時折・破裂させていたな」
「下等生物め…
地上の争い事など
アダムとエヴァの時代から
何ら変わる事は無い
弱気に逃げる者から搾取し
強気で声の大きい者には服従し
隣村へ献上するリンゴに
禁断の毒を混ぜているのだろう」
「俺を殺すか…
地下についてなど一切話さん
其のつもりで俺は此処にいる
反逆者め、不埒者め
星に対する反逆だ
気候すら変化させる術すら持ち…
神にでもなったつもりか
情報を集約しアカシヤの真似事まで…
反逆者め、自然摂理への反逆者め
お前達に話すことな何も、無い」
「殺すなら最も
最も残虐な手段を持ちいろ
俺は一向に構わんぜ
ファラリスの雄牛でも
跌の処女でも島流しの孤独でもな」
「俺が最も苦しむ拷問を考えろ
其の下等な脳味噌の中が
沸騰し、溶岩となり
全てを焼き尽くす温度となるまで」
「数名で考えろ
66人以上がいいだろう
3人寄れば文殊の知恵とはいうが
俺は其れを大いに否定し
笑いながらその拷問で朽ちてみせよう」
「地上の民々よ、下賤な身分で
神の領域に手を出すのを止めろ
今・直ぐに
お前達が大好きなもの
お前達が止められないもの
搾取・戦争・略奪・荒廃・支配・王制
判別・愉快・退屈・反復・停滞
・低俗
自然のサイクルを破壊する行為
川が氾濫した都度に治安と称して
其の川幅を治す愚かさを
笑ってやろう・呪ってやろう
そして俺は…
地上の民の全員を
嘲笑しながら死んでゆく」
「最低な民主主義というイズム
更に最低な資本主義というイズム
何故資源を均等分配出来ぬのだ
本当に面白い・滑稽だ
他人のものを奪ってまで
そうまでして生きたいか
其処まで「生」にしがみつくか
それでは叡智に辿り着く事など出来ぬ…
陽炎の揺らめきに温度を
求めて彷徨う旅人と同じだ
我々が用意した大いなる三角に
観光以上の価値を見い出せない
そんな愚かな民にくれる物など無い
語る言葉も・無い」
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