《瞑想小説 狩人》

同種喰い

同種喰い 其の１０《緑》

いい表情に
なってきたじゃない
素直ないい娘に
なってきたじゃない

少しは自覚が
出てきたようね
貴女は…
私達のオモチャなの
胸を弄ばれて
その度に
ぴくぴく跳ねる
オトナが購入する高価なオモチャ

声を出さないでよ
いくらオルガンの音が大きくても
物事には限度があるのだから

どんな気分？
ねえ
どんな気分？
教えて…

ねえ
教えて、よ…

…
…

反応なし、か
随分と
紅潮してきているわね
ほっぺが真っ赤よ
耳まで、真っ赤

嗚呼…
そんな表情で
私を見ないでくれる？
そんなカワイイ顔で、
そんな表情で見つめられたら

もっと虐めたく
なっちゃうじゃない
加虐心をくすぐらないで
冷静で居られなくなってくるわ
だから
そんな表情で
私を見ないで
そんな切ない、
被虐的な表情で…

猫…
まるで、猫みたい
可愛い
可愛い
私の子猫ちゃん

猫なら
猫なりに
きっちりと
躾けてあげなきゃ

先ずは首輪がいいわ
とっておきの赤い首輪をつけて
もっと綺麗にしてあげる
首輪は太くて
しっかりとしたものにして
一番目立つ場所に、ね
「Slave」って書いて
奴隷の象徴にするの

リードは鉄がいい
鉄の鎖を２つ繋げて
私を赤目さんでぐいぐいと
引っ張ってあげるから
お散歩を、しましょう

あれ？
猫ってお散歩するのだっけ？
まぁいいわ

コミュニティの
端から端まで
みんなに見られながら
みんなに見せつけながら
お散歩しましょ
《羞恥のお散歩》よ

服装はどんなのが
いいかしら
不無
不無
ちょっと考えるわね

そう
そうだわ
ちょっとオーバーサイズの
「奴隷剣士の服」がいいわ
肩が露出した、黄土色の服
オーバーサイズだから
四つん這いの姿勢から動く度
胸がちらちらと
横から見えるような服

その恥ずかしい服を着て
四つん這いで
はいはいしながら
お外で遊んで過ごしましょう
きっと
きっと
忘れられない１日になるわ

お散歩しながら
恥ずかしい悪戯もするからね
《前》に挿れるもの
《後ろ》に挿れるもの
２つ準備しておくわ
嫌、
どうかしら、
陰核も虐めたいから
３つに、しようかな

私と赤目さんで
スイッチを持つの
スイッチを入れたら
その場で
ピクン
ピクンと
カラダが跳ねて
貴女は直ぐに達するの

何度も
何度も
達する貴女、
公衆の面前で
あの舞姫が
こんなことをと
人だかり

リクエストにお答えします
絶世の美女の
羞恥のお散歩に
お立ち会いの皆様方
この娘を
如何ようになさいますか？

《私のテントに連れて来てくれ
　そこで、もっと楽しいことを》

《今ここで、しようぜ
　そうだ、みんなで、
　オトコ６人で》

《待て待て、
　この場で彼女の頭の上に
　リンゴを一つ乗せ
　それを見事、射抜いた者が
　今晩、彼女のカラダを
　好きに出来る、どうだ？》

《それだ、それがいい
　面白い、そうしようぜ》

…何て、ね
　
駄目よ
オトコたちには
渡さない
野蛮なオトコには
渡さない

私たちは
鉄鎖を引っ張って
《こっち、
　こっち、
　早く、おいで》
って言うの

最後まで
よく頑張ったじゃない
お水を飲ませてあげるから、ね
貴女は言うのよ
お皿からぺろぺろと
水を舌ですくいながら
「ニー、ニー」って
猫みたいに

歩き終わったら
休憩しましょう
瞑想をしましょう
誰もいない部屋に籠もって
あの懲罰房がいいわ
絶対に誰も、来ないから

おねえさんが
やさしく
やさしく
瞑想のイロハを
教えてあげる

思考を停止して
カラダはリラックス

先ずはムーラバンダから
《前》と《後ろ》の
丁度中間を
しっかりと意識するのよ
簡単でしょう？
そう
意識としては…
小便を途中で止めるイメージ
それが下品で嫌ならば
挿入された男性のものを
ぎゅっと
ぎゅっと
押しつぶすイメージ
骨盤底筋群をしっかり
上に上に、持ち上げるの

ここまでは
出来るのよ
だいたいの人が
ここから
ここからよ
難しくなってくるのは
ナウリクリアも教えてあげる
腸をキレイにするの
腹直筋の下部を意識して…
直接的に、腸を動かすのよ

どう？
出来る？
出来ない？
難しいわよね？
最初からできる人なんて居ないから
安心、して
大丈夫

《出来ないなら
　もっと簡単なやり方を
　教えてあげるわ…》

これ
これ
これよ
浣腸、よ
これで、腸をキレイキレイに
しましょう、ね

嫌？
恥ずかしい？
でも、とても大事なことなのよ？

腸をキレイにするの
何本も
何本も
お注射してあげる
そんなに恥ずかしがらないで
辛いのは最初だけよ

ヨーガの教えにかこつけて
こんな遊びもしたいのよ

嗚呼
浣腸したいな
貴女に浣腸、してみたい

最高、なのは
こうやって祈りの時間に
祈りの時間にね
誰にも見つからないように
陰でこっそり
こっそりと
貴女に浣腸をして
その本数を自分で数えさせて

恥ずかしくて、
恥ずかしくて、
お腹が痛くて、
意識が飛びそうに
ぐるぐる回って、
それでも必死に我慢する
そんな貴女の
被虐的な表情を
私は見たいの

瞑想をして
浣腸をして
腸が綺麗になったら
もっと世界が
素敵に見えるわ

何事も
何事も、ね
やってみなければ
解らないのよ
常識に縛られて
行動範囲を縛られていること
それが《悪》だと
私は思うのね

腸の中が
綺麗になれば
貴女はもっと
美しくなれる
今、以上に

知ってる？
腸の中にはね
沢山の細菌がいて
微生物がいて
私達を守っているのよ
嗚呼、幸せだなって
嗚呼、素晴らしいなって
感じられる自分でいるには
人生を楽しむためには
腸を整える必要があるのよ

浣腸が終わったら
もっともっと
凄いことしてあげる
そしたらもっと
腸がキレイに
なるんだから

発酵生物を
その中に挿れるのよ
我慢、してね

…発酵生物？
　ウナギ、よ
　腐った、ウナギ
　ほとんど原形は留めていないから
　ぱっと見では、それと
　わからないかも知れないけど

…湿った場所に
　ワラで結んで放置して
　６６日経ったころ
　そのウナギを取り出すの
　それが上手くいったとき
　かなり稀有な場合に限り
　発酵したウナギが
　生きたまま
　回収できる

嗚呼
それを貴女の
お尻の穴に放りこむのよ

《輪番の乙女
　発酵ウナギ
　腸責めの章》

最初は嫌悪の感覚しかない
恥ずかしくて
死ぬような思いをするかもしれない
けど
けど
発酵ウナギは
とても貴女をキレイにするわ

だから
楽しみにしていてね？

…
…

お胸が
辛い？

もう、逝きたい？

あと、５分
最後の５分

いいわ

思いっきり

胸の突起を虐めてあげる

何度、逝けるかしら

何度、逝かせられるかしら

挑戦、よ

えい
えい
えい

ぴく
ぴく
ぴく…ん

もう逝くの？
早いわ
でもカワイイ
おねえさんが、
もっと、
もっと、
してあげる

えい
えい
えい

ぴく
ぴく
ぴく…ん

不、不、不
何度でも…
逝くのね…
もう、一度…

えい
えい
えい

ぴく
ぴく
ぴく

「葉………！
　嗚呼……！
　……っっ！」

いいわ
最高の表情、よ

ねえ
ねえ
どんな気持ち？

礼拝堂の中で人知れず
同性に逝かされるのって

今の気持ちを
詩にしてよ

駄目？

無理？

気を失っちゃ
駄目、よ