《瞑想小説 狩人》

瞑想

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言葉責めの夜

言葉責め 其の3

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…座りなさい、
 立って話すのも
 疲れるだろう?
 ところで、
 話の続きを
 《自然な身体》
 これについて、
 もっと、詳しく

…では
 …
 自然なカラダとは
 先ず
 「理由ありき」だと私は感じます
 …
 何もそこまでせずとも
 と
 思うことが多々あるのです
 …
 不自然に思えるのです
 例えば…
 《鍛える》ことに
 《痩せる》ことに
 興味を強く示される方が多く
 いらっしゃいます
 …
 その思いが強いほど
 …
 私には
 そのカラダが
 歪に、感じるのです…
 上手く、申せませんが…

…あるべき姿、
 それが
 それぞれに
 備わっていると
 言うのだな?
 狼には狼の、
 羊には羊の、
 人には人の
 形がある、と

…そう、です
 ですので、
 必然の中に収まっている
 もの、
 必然の中にある
 カラダには
 美しさを感じます…
 故に
 陽は陽として
 陰は陰としてあるべきなのでしょう
 何故なら
 …
 …
 そういう、ものだから
 と、思う、のです

…フム、
 面白い、
 面白い話の発展だったな、
 小娘よ、
 巫女よ、
 お前が語ったのは
 《無双原理》の一部、
 どこで学んだ?
 どこで手に入れた?

…わかり
 ま、せん
 そう、感じたとしか…

…長老の仰るとおりだ
 祈り女よ
 お前は人外の類、
 獣と同じ性質、
 …
 無双原理を内包しているが故
 そのような
 カタチとなったわけか
 成程

……

…どこまで、
 知っているのか
 薄皮を一枚一枚
 剥いでやりたくなるものだ
 ところで、
 突然だが、
 お願いを
 してもよいかな?

…一体
 なん、です?

…その黒いワンピースを
 自らの手で脱ぎ捨て、
 全て
 私に晒してほしいのだ

…突然
 何を…
 ビックリいたしました、
 お戯れを…

…戯れではない、
 そのワンピース、
 脱ぎ捨てて頂きたい
 如何か

…嫌、です

…何故だね?
 痛みなく、
 苦しみなく、
 部屋は暖炉で暖かく、
 寒くもない
 …
 生まれ、
 死ぬとき、
 我々はみんな裸
 自然だ
 先に君が述べた
 自然な美しさ
 そう
 思わないか?

…でも、
 はず、かしい

…敬語を使え

…恥ずかしい、です
 ご勘弁
 ください

…嫌
 お前には
 脱いでもらう
 そのワンピースの下に
 纏っているのは
 何なのかな?
 どんな下着なのかな?
 最後の着衣はどんな色?
 さて
 …
 お前が、
 脱がなければ、
 大勢が死ぬ
 そんなことが
 現実に起こるとしたら?
 お前は脱ぐのかな?
 肌を晒すのかな?
 何とも興味深い
 …
 先ずは呼吸を整えなさい
 灰白質と髄質を目覚めさせ
 脳を動かし
 答えなさい
 …
 質問だ、
 そのワンピースの下、
 何を着ている?

……

…答えなさい

…ピンクの肌着、
 ピンクのキャミソール、
 …です

…キャミソール、
 私も知っている
 肩紐から垂れ下がる
 頼りない下着
 …
 ワンピースよりも薄手で 
 機能性に欠ける着衣
 何故?
 そんなものを?

…習慣
 そう、習慣で
 着ているのかも
 しれ、ません

…意味は、ないと?

…そう
 言われてみると…

…良い良い、
 良いのだ
 黒のワンピースの下は、
 ピンクのキャミソール
 では、その下は?
 何を着ている?
 答えろ

…下着を、
 …つけて、います…

…色は?

…色は、黒

…敬語を使え

…黒、です

…何故、黒を?

…そこに、準備
 されていた、から

…だから、それを着た

…はい

…下着の上は?
 何だったかな?

…ピンクの
 キャミソール
 で、す

…よし
 その上は?

…黒い、ワンピース
 で、す

…何故、
 黒いワンピースを?

…着ろと、言われたから、です

…誰に

…長老様、です

…もしそこに、
 ドレスがあれば、
 それを?

…おそら、く

…フム
 成程
 お前の好みのタイプはわかった
 …
 ところで
 オトコとオンナ
 どちらに抱かれたい?

…?もう一度、お願い
  でき、ますか…

…オトコとオンナ、
 どちらに抱かれたい?

…オトコのかた、です
 私は…オンナですので

…例えば、仮面の従者、
 彼に抱かれてみたいとは?

…思い、ません

…何故?

…怖い、から…
 多分そうで、す

…何をされるか
 わからないから?

…はい

…それが睦み合いというもの
 そこが面白いのでは?

…私は…
 嫌です

…仮面のオトコと、
 この私、
 どちらかを選び
 抱かれるとしたら?

……

…答えろ

…あなた、です

…何故?

…何となく、です

…私と長老様なら?
 どちら?

…あなた、です

…今まで、
 どんなことを
 されてきた?
 オトコに

…りん、ばんを

…犯され
 思いのままに?

…は、い…
 嗚呼…

…一番最初は?
 いつ?

…14の時

…それは、貫通式の
 ことだな?

…は、い

…それ以外では?

…話さなくては…
 なりませんか…?

…勿論、
 いつ?

…22の時…
 です

…遅いな、
 全く遅い、
 そう、思わんか

…は、い

…相手は?

…コミュニティの方です
 同じ村の、狩人です

…それは?
 輪番より前?

…は、い

…他の経験は?

…ありません

…何故?
 そのオトコに抱かれた?

…求められた、から

…強烈に?

…はい

…熱っぽく、迫られた?

…はい

…口説かれた月日は

…3年、程、です

…その狩人は?
 今もいるのか?

…健在ですが
 病に伏しています
 もう、長くないと
 噂では…

…今、その関係は?

…ありません

…輪番中だから?

…違います

…恋が終わった?

…そうです、
 いえ…
 そもそも
 恋ではなかった、の
 です

…年上か?年下か?

…年上です

…優しく、してくれた?

…多分そう、かと

…手を繋いだ?

…はい

…抱き合った?

…はい

…最初の睦み合い
 服は?自分から?

…いいえ

…脱がされた
 わけだな?

……

…答えろ

…は、い

…初めては?
 興奮したか?

…緊張…
 しました

…心地よくなかった?

…そういうわけでは…

…敬語を

…そうでは、ありません

…どこが良かった?
 唇は?

……

…答えろ、
 彼の舌が入ったとき、
 気持ち良かっただろう

…はい

…初めての、
 感覚だった

…はい

…唇と脳が、
 連動しただろう

…は、い

…舌は?
 入れられたのだな?

…はい、嗚呼
 恥ずかしい
 です…

…その後、
 彼の舌先は
 君の胸の突起にも?

…はい

…右と左
 どちらから?

…覚えていません
 が、
 先に指先
 が…

…敬語を

…先に指先が
 触れてきました

…何を?

…嫌、嫌
 はず、かしい

…言え

…私の、胸の突起に
 彼の指が
 ふれて、きたのです

…どんな気分だった?

…不安、
 不安でした

…でも、気持ちよかった?

…わかり
 ません

…それが
 しばらく
 続いたな?

…はい、彼は…
 私の突起を
 半刻ほど
 触れていました

…そして
 彼の舌先がいよいよ
 お前の突起を捉えてしまう?

…は、い

…指と舌
 どっちが
 良かった?

…舌、です

…両方とも
 両突起を
 舐められた?

…はい

…お前は、
 その時
 濡れていた?

…わかり、ま
 せん

…暫く突起を
 舐め続けられたな?

…はい

…そして最後の着衣を
 脱いだのか?
 脱がされたのか?

……

…脱がされ、まし、た

…一糸まとわぬ姿に
 お互いに?

…は、い…
 嗚呼
 恥ずかしい…

…リップサービスは?

…しま
 した

…彼のものは
 大きかった?

…わかり
 ません
 比較するものが
 ありませんので

☓☓☓☓☓

「会話だよ
 お嬢さん
 嘘はいけない…
 お前は今
 一つ嘘を…
 比較するものは
 持っているはず…
 嘘はいけない、
 拷問具は、
 この部屋に、
 すべて揃っているのだぞ」

…申し訳、ございません

…彼のは?
 大きかった?

…大きさ
 は
 長老様のものより
 少し大きく
 太いくらい
 でした
 …多分
 …嗚呼、恥ず、かしい、
 です

…彼のものを
 舐めたのか?

…は、い

…咥えもしたのか?

…いいえ
 私の唇は小さく、
 弱いので、
 はいりま
 せんで、した
 嗚呼…恥ず、かしい

…そして
 君に挿れたい、と

…は、い

…そして君は?

…お断りしました

…一体、何故?

…香りです、
 その人の香り
 …
 寸前のところで
 彼は違う、と
 そう思ったのです

…では、どうした?

…その、まま
 手に出して
 いただきました

…陰核への責めは?
 されたのか?

…はい…
 指と、
 舌で
 嗚呼……

…気持ち良かった?

…はい

…しかし、
 挿入はしなかったのだな?
 再度になるが

…はい

…陰核で
 絶頂に至ったか?

…いいえ

…何故、
 わかる?

…今の、
 私のカラダは
 絶頂を、
 峠を、
 知って
 しまいました

…長老の手によって

…は、い
 嗚呼…

…だから、
 その時のことが理解できる?

…はい

…陰核の刺激は鋭く
 強い

…はい

…彼は、もう一度
 屹立していただろう?
 何せ、若い

…は、い

…体位は?

…四つん這いです
 …嗚呼
 …嗚呼
 …嗚呼
 はず、かしい

…その体制で陰核に
 刺激を受け続けた?

…は、い

…舌で?

…は、い
 嗚呼…

…後ろ蕾も
 丸見えだな

…は、い

…その蕾は?
 舐められたか?

…いいえ

…彼の勃起は
 君に挿入されることは
 なかった

…は、い

…濡れていたのに?

…は、い

…勃起していたのに

…は、い

…香りで違うと
 判断、できた

…その、とおり
 で、す

…では、その勃起を
 どう処理したのか?

…彼は
 そのアト…
 嗚呼…
 嗚呼…
 
…恥ずかしい、
 お願い
 もう…



くくく
捉えたな、
この娘、
もう濡れておるよ、
現実の蕾がな、
まだだ、
夜はこれから
 
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