《瞑想小説 狩人》

瞑想

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《才児》《クリップ責め》《蝋燭責め》

藤娘

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《声に合わせて
 おどりんさいな
 どうせお前は夢の中
 夢にあわせて虚空の月日
 現実、虚無はうたかたに》

長老が奇妙な詩を読みながら
君の反応を楽しんでいる

勿論、ロウソクはまだ
何本も

背中を
背面を満たすには
十分な量だ

《ここれこれおまちよ
 町娘
 そんなカッコでどこへいく
 オトコ知らずのそのカラダ
 彼に会うまで気をつけて》

意味深で
リズミカルな詩歌が詠まれ

背中に、
臀部の双丘に、
ふくらはぎに、
足の裏に、

何度もロウソクが垂らされる

「宇…宇…ううっ!!」

何度か背中を弓なりにする
君特有の、
絶頂サインだ

しかし、
背骨が上手く
曲がってくれない
いつもと、違う

両手、両足が
長老と接続されているのだから
仕様がない

2人はダンスを
踊っているようだ

ロウソクの垂らし込まれる
加減に従って
君のカラダは
ピクリ、ピクリと
ビクン、ビクンと
見事に素直な反応をする

その挙動に合わせ
長老も追従する

…下腹部に彼女の
 単突起があり
 裂け目がある

そこは充血し、
固くなり、

万年湿地の熱帯よろしく
甘く濡れていた

…これこれ
 そんなに動くな
 そんなに騒ぐな
 老骨には応えるわい

…しかし、見事なまでに
 固くなっているものだ

…つい、先日まで
 オトコ知らずだったというに

「…んっ!嗚呼っ!
  嗚呼っ」

ロウソクの刺激が、
強いらしい

仮面の従者は無表情で
その任務を遂行するのみ

「…もう…もう…、
 …、もう…ダメ」

「…逝くなら、そのように言え」

君は首を振る
はっきりと否定の
表現をするものの
それは強がりだ
誰の目にも明らかだ

ロウソクに高潮するオンナ、
絶世の祈り女
彼女の背中がどんどん
紅くなる

…狩人、様
…た、す、けて

…誰も助けになど来んよ
 助け舟を出せるとするならば
 長老か
 筆者かの
 2者択一

《心あれ
 燃える心に
 火をくべろ
 彼女、彼等を
 焼き払うまで》

この詩は、
君と
俺の
死を暗示するものか

「…死にはせん
  怪我もせん
  この程度の熱さ
  ではな」

しかし
君は、
何度も達し、
何度も越え、
何度も落ちていく

消気は近い
胸のクリップの刺激も強い

…お願い
 もう
 垂らさない、で

…だ、め、もう…

☓…
☓…☓……

一度目の消気で
君は力を失い
長老のカラダに突っ伏した

…昨今のルールでは
 ここで一度
 「目覚まし」をくれてやり
 2度目の消気で
 許されるのだが…



くちうつし
何か、

水分に近いような、

粘度が少し高いような

ゼリーまでとはいかないような
何、
かが、入って
くる

これは…

水分を欲するカラダは
否応無しにそれを飲み込んだ

2度
3度
コクっ…
コクっ…

喉が鳴る音すら
静寂には響くのだな

その液体により
彼女は目覚める

数分もたたぬうちに
液体はオンナの
身体を火照らせ、
さらに状況を悪化させる資質を
備えているのを証明する

…カラダ
 が、
 熱い

「ほれ
 まだまだ
 終わらんぞ」

長老と結び付けられた
その手足で
君は藤娘を踊った

ロウソクの熱は背中を、
双丘を
犯しながら、
後ろ蕾にも至った

狂った球体にさんざ、
犯されたその部位は

「今夜はお隣さんが
 いらっしゃらないので…」
そんなことを意味深に喋っている

…体位に飽きがきたのか
 長老と従者は屈託し
 彼女を表面にする

裏ムスメという
アドリブの踊りを
踊らせるためだ

長老が上を向き
君はその上にピタリ、
眺めた天井は
いつもより遠い

四肢はそれぞれに
拘束し直され

ロウソクは君の前面に向かい
ぽと、ぽと、ぽと

「嗚呼!」

悲哀に満ちた声の下で
長老の下も勃起している

…この状況ならば
 彼女の後ろも貫ける
 さて、どうするか、、、
 嫌、今夜には蛇足というもの

長老は従者の
ロウソクプレイに
満足していた

祈り女が腰骨あたりに
その赤色を纏ったとき
峠はかつてないものとなり

君は絶叫とともに
果てた

彼女の藤娘
裏ムスメ
ご堪能いただけたか

輪番はまだ序盤

《うら若き
 乙女の舞は
 藤娘
 闇夜の裾にて
 花の散るらむ》

長老の詩も
なかなかのものではないか

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