75 / 143
2章〜フォレスト王国王都〜
60、どういうこと!?私の知らなかった冒険者ランクの上がり方
しおりを挟む
そして私達は冒険者ギルドに戻って来た。
受付に向かう。
「依頼確認お願いします」
「はい。少々お待ちください。……オーク五体の討伐依頼ですね。それでは解体場に向かいましょう」
解体場は、流石王都と言うべきか。カイヴの街の解体場も大きいとは思っていたけどこっちの方が更に大きい。
私はまずオーク五体を出した。
「他にも狩って来たので買い取りお願いしてもいいですか?」
「はい。勿論です」
じゃあ出させてもらおう。従魔の皆が「え?売っちゃうの?」という顔をしているけど食べきれん量はいらん!!
だから私はそんな皆に気づかない振りをして出す。安心して。全部は出さないんだから。
ハーピィでしょ?グリフォンでしょ?
……あ、グリフォンはやめておこう。美味しそうだから。それ売ったら流石に皆がコワイ。
んんん。と、ともかくゴブリンでしょ?コカトリスでしょ?コカトリスかぁ。どうしよう。……一体だけならいいよね??
うん。皆の視線がもうやめろと言っているからもう出すのをやめる。
それに受付の人も解体の人も皆口をあんぐりと開けているからね。これでも多いらしい。
あ。受付の人、笑顔が引きつってるよ~。
「こ、こんなによろしいのでしょうか」
「はい!むしろお願いします!!」
「わ、分かりました。精算するので個室に案内いたします」
個室はカイヴの街の冒険者ギルドと同じ作りだった。そりゃそうか。個室まで広いと場所を沢山取るもんね。
それから十分くらい経って、受付の人が戻って来た。
「精算いたしました。まずオークですが首を跳ねてあって主に使う体が外傷無しですので一体銀貨七枚です。次にハーピィは急所を一撃で他には外傷がなく一体銀貨九枚です。そして次にゴブリンは胸をひと刺しでしたので銅貨五枚です。最後にコカトリスは外傷が何処にもなく、とても綺麗な状態でしたので金貨一枚です」
おお~!結構なお値段になるねぇ。皆の好きなもの買ってあげよう。皆が狩った物だしね。
「そしてオーク五体金貨三枚銀貨五枚、ハーピィ六体金貨五枚銀貨四枚、ゴブリン十三体銀貨六枚銅貨五枚、コカトリス一体金貨一枚の合計白銀貨一枚銀貨五枚銅貨五枚です。それでは現金にしますか?カードにしますか?」
ふふっ。なんだか言い回しが前世っぽい。
「金貨五枚だけ現金でお願いします。」
「かしこまりました。ではギルドカードを貸して下さい」
残りのお金をギルドカードに入れてもらった。
「では最後にポイントです。オーク一体三ポイント、ハーピィ一体九ポイント、ゴブリン一体二ポイント、コカトリス一体九ポイントの合計百十四ポイントです。が、既にリティアさんはBランク冒険者なので関係ありません。ですから次からは省かせてもらいます。ですがギルドカードにはしっかり記載されていますので」
ん?関係ない??ナニソレ聞いてないんだけど。
私の表情を見て分かってくれたのだと思う。説明し始めてくれた。
「知らないのですか?Bランク以上になられた方はギルドマスターに認められた方だけ試験を受ける事が出来るので、ポイントは溜まっていてもいなくても関係無くなります」
し、知らなかった……。ちょっと~!?私が幼女だからってそこら辺を省いたの!?
もうっ!!幼女ってやっぱり不便だ。
……訂正。楽しいこともあるけど不便も多い。でもイコール楽しいに繋がる。だって皆といて楽しいからね。
ちょっとの不便なんてどうってことないんだから!!
受付に向かう。
「依頼確認お願いします」
「はい。少々お待ちください。……オーク五体の討伐依頼ですね。それでは解体場に向かいましょう」
解体場は、流石王都と言うべきか。カイヴの街の解体場も大きいとは思っていたけどこっちの方が更に大きい。
私はまずオーク五体を出した。
「他にも狩って来たので買い取りお願いしてもいいですか?」
「はい。勿論です」
じゃあ出させてもらおう。従魔の皆が「え?売っちゃうの?」という顔をしているけど食べきれん量はいらん!!
だから私はそんな皆に気づかない振りをして出す。安心して。全部は出さないんだから。
ハーピィでしょ?グリフォンでしょ?
……あ、グリフォンはやめておこう。美味しそうだから。それ売ったら流石に皆がコワイ。
んんん。と、ともかくゴブリンでしょ?コカトリスでしょ?コカトリスかぁ。どうしよう。……一体だけならいいよね??
うん。皆の視線がもうやめろと言っているからもう出すのをやめる。
それに受付の人も解体の人も皆口をあんぐりと開けているからね。これでも多いらしい。
あ。受付の人、笑顔が引きつってるよ~。
「こ、こんなによろしいのでしょうか」
「はい!むしろお願いします!!」
「わ、分かりました。精算するので個室に案内いたします」
個室はカイヴの街の冒険者ギルドと同じ作りだった。そりゃそうか。個室まで広いと場所を沢山取るもんね。
それから十分くらい経って、受付の人が戻って来た。
「精算いたしました。まずオークですが首を跳ねてあって主に使う体が外傷無しですので一体銀貨七枚です。次にハーピィは急所を一撃で他には外傷がなく一体銀貨九枚です。そして次にゴブリンは胸をひと刺しでしたので銅貨五枚です。最後にコカトリスは外傷が何処にもなく、とても綺麗な状態でしたので金貨一枚です」
おお~!結構なお値段になるねぇ。皆の好きなもの買ってあげよう。皆が狩った物だしね。
「そしてオーク五体金貨三枚銀貨五枚、ハーピィ六体金貨五枚銀貨四枚、ゴブリン十三体銀貨六枚銅貨五枚、コカトリス一体金貨一枚の合計白銀貨一枚銀貨五枚銅貨五枚です。それでは現金にしますか?カードにしますか?」
ふふっ。なんだか言い回しが前世っぽい。
「金貨五枚だけ現金でお願いします。」
「かしこまりました。ではギルドカードを貸して下さい」
残りのお金をギルドカードに入れてもらった。
「では最後にポイントです。オーク一体三ポイント、ハーピィ一体九ポイント、ゴブリン一体二ポイント、コカトリス一体九ポイントの合計百十四ポイントです。が、既にリティアさんはBランク冒険者なので関係ありません。ですから次からは省かせてもらいます。ですがギルドカードにはしっかり記載されていますので」
ん?関係ない??ナニソレ聞いてないんだけど。
私の表情を見て分かってくれたのだと思う。説明し始めてくれた。
「知らないのですか?Bランク以上になられた方はギルドマスターに認められた方だけ試験を受ける事が出来るので、ポイントは溜まっていてもいなくても関係無くなります」
し、知らなかった……。ちょっと~!?私が幼女だからってそこら辺を省いたの!?
もうっ!!幼女ってやっぱり不便だ。
……訂正。楽しいこともあるけど不便も多い。でもイコール楽しいに繋がる。だって皆といて楽しいからね。
ちょっとの不便なんてどうってことないんだから!!
24
お気に入りに追加
3,075
あなたにおすすめの小説
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる