57 / 143
2章〜フォレスト王国王都〜
43、王族ファミリー、親子として再スタート?
しおりを挟む
「お、俺はそんなに親として駄目か?」
「……」
「僕は、王として尊敬はしています。ですが、その、親としての尊敬は持っていません」
わお。ソークぶっちゃけたね。ロークは上手く言えないと思ったのかダンマリを決め込んだっぽい。
そりゃ言いづらいよね。だからソークは勇者だね。よっ、勇者ソーク様!!
て、ああぁ。王様、王としての威厳がなくなってるよ~。いいのかぁい。
…でもしょうがない気もするね。息子に尊敬できないって言われたんだから。
「あ~、王様大丈夫??」
「に見えるか?」
「うん。見えないね」
「はははっ。親としては駄目だって。そもそも尊敬できる親ってなんなんだ。尊敬出来る親って、仕事姿のかっこいい親とかではないのか。リ、リティア殿、どうすれば名誉挽回できるのだろうか」
そ れ ぐ ら い 自 分 で 考 え な よ!!!
え、王様、王でしょう?もっと重い事を考えて実行する人だよね?なのに親としての事を、息子より小さい私に聞くのか!?
…まあ、精神年齢大人だけど、その事王様知らないよね?なのに私に聞くのか。はあぁ。
「王様、自分の息子より小さい私に聞く時点で親としてどうかと思う」
「あっ。……。すまん。リティア殿はどうしても子供に思えん」
「「………」」
鋭いね、この王様!!!でもさ、なら親として出来る事も自分で考えられるよね!?
「まあいいや。王様は王だから別なんでしょう。王は特別だから。とりあえず、普通の親は親子の時間を取って、大切にすると思う。あとは自分で考えて」
「!?酷くないか、リティア殿」
「いや、酷くないでしょ。そういうのは自分で考えて実行してあげた方が喜ぶの。そもそも自分の息子の前でしょ。そんな事を聞かないで。それに、失敗しても気持ちが伝われば結果オーライなんだよ」
「分かった。頑張ってみる」
「うん」
てかさ、本当にこの話は息子の前でするものではないと思う。
「父上、リティア。そういう話はせめて俺達息子のいない所でやって欲しかった…」
ですよねー。
「ね。でもさ、王様の心の中はある程度分かったでしょ?だからよかったんじゃない?」
「ああ。だけど、かっこ悪い父上は見たくなかった…」
「だって、王様」
「そ、そんなぁ……。よし、明日から俺頑張って、尊敬できる父親になるからな」
「いや、大事なのそこではないよね?息子達に愛を沢山伝えて、そのついでに尊敬されたらいいなぐらいでいいと思うよ?」
うん。これは本当に。尊敬出来るかより、愛情があるかの方が大事だと私は思う。
「そ、そうだな。じゃあ明日から、出来る限り愛情を注ごう」
「「嬉しいです」」
うん。本当に二人共嬉しそう。そして三人共幸せって顔してる。いいね、親子って感じするね~。
これからまた親子として再スタートだね。
でもね、忘れられちゃ困るんですよ、王族の皆さん。
「でもね、とりあえずパーティーだからね。切り替え大事」
「「「はっ。そうだった!!!」」」
「……」
「僕は、王として尊敬はしています。ですが、その、親としての尊敬は持っていません」
わお。ソークぶっちゃけたね。ロークは上手く言えないと思ったのかダンマリを決め込んだっぽい。
そりゃ言いづらいよね。だからソークは勇者だね。よっ、勇者ソーク様!!
て、ああぁ。王様、王としての威厳がなくなってるよ~。いいのかぁい。
…でもしょうがない気もするね。息子に尊敬できないって言われたんだから。
「あ~、王様大丈夫??」
「に見えるか?」
「うん。見えないね」
「はははっ。親としては駄目だって。そもそも尊敬できる親ってなんなんだ。尊敬出来る親って、仕事姿のかっこいい親とかではないのか。リ、リティア殿、どうすれば名誉挽回できるのだろうか」
そ れ ぐ ら い 自 分 で 考 え な よ!!!
え、王様、王でしょう?もっと重い事を考えて実行する人だよね?なのに親としての事を、息子より小さい私に聞くのか!?
…まあ、精神年齢大人だけど、その事王様知らないよね?なのに私に聞くのか。はあぁ。
「王様、自分の息子より小さい私に聞く時点で親としてどうかと思う」
「あっ。……。すまん。リティア殿はどうしても子供に思えん」
「「………」」
鋭いね、この王様!!!でもさ、なら親として出来る事も自分で考えられるよね!?
「まあいいや。王様は王だから別なんでしょう。王は特別だから。とりあえず、普通の親は親子の時間を取って、大切にすると思う。あとは自分で考えて」
「!?酷くないか、リティア殿」
「いや、酷くないでしょ。そういうのは自分で考えて実行してあげた方が喜ぶの。そもそも自分の息子の前でしょ。そんな事を聞かないで。それに、失敗しても気持ちが伝われば結果オーライなんだよ」
「分かった。頑張ってみる」
「うん」
てかさ、本当にこの話は息子の前でするものではないと思う。
「父上、リティア。そういう話はせめて俺達息子のいない所でやって欲しかった…」
ですよねー。
「ね。でもさ、王様の心の中はある程度分かったでしょ?だからよかったんじゃない?」
「ああ。だけど、かっこ悪い父上は見たくなかった…」
「だって、王様」
「そ、そんなぁ……。よし、明日から俺頑張って、尊敬できる父親になるからな」
「いや、大事なのそこではないよね?息子達に愛を沢山伝えて、そのついでに尊敬されたらいいなぐらいでいいと思うよ?」
うん。これは本当に。尊敬出来るかより、愛情があるかの方が大事だと私は思う。
「そ、そうだな。じゃあ明日から、出来る限り愛情を注ごう」
「「嬉しいです」」
うん。本当に二人共嬉しそう。そして三人共幸せって顔してる。いいね、親子って感じするね~。
これからまた親子として再スタートだね。
でもね、忘れられちゃ困るんですよ、王族の皆さん。
「でもね、とりあえずパーティーだからね。切り替え大事」
「「「はっ。そうだった!!!」」」
38
お気に入りに追加
3,090
あなたにおすすめの小説
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる