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リンダの父、やってくる
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「マイケルが王都まで迎えにくるって」
子爵家に急ぎの伝言がとどき、リンダに会いたいといった母の第一声が、父、マイケルが王都にくるだった。
伝言をみて何かあったのではとリンダは不安にかられながら母の幼馴染み、ダイアンの家にきたのでほっとした。
「わざわざ迎えにこなくてもいいのにね」母が苦笑する。
「お父さん、よく休暇がとれたね。迎えにくるより私はそっちの方がびっくりだけど」
母がくすくす笑う。
「本当よね。いまごろ長期休暇をとるために必死で働いてるんだろうなあ。そこまでされたら帰るしかないかって感じ。もう少し王都にいたかったけど」
「何ほだされちゃってるのよ。このまま王都にいると断りなさいよ。せっかくたのしくやってるのに」ダイアンがふくれっ面でいう。
「お母さんはお父さんと離婚しないと決めたから帰るんだよね?」
リンダが聞くと「そういうこと」といい一度口をつぐんだあと、母が言葉をついだ。
「私がリンダのように若かったら離婚してやり直したかもしれないけど、さすがにこの歳で離婚する気力はないなあ。離婚して一人で生きていくのは寂しいし。
結局のところ離婚するほどマイケルのこと、きらいじゃないのよね」
意外だった。王都に来てから性格が変わったようになっていた母は、父を捨て新しい生活をはじめそうにみえた。
「――年を取ったと認めたくないけど、年を取ったということなのよね。
若い時に母が年齢を言い訳にしてやらなかったり、出来ないというのを情けないと思ってたけど、自分の体が変わってきて体力は落ちるし、気力はわかないしで、母の態度に納得がいったわ。
それに勢いだけでやらかした後のことを経験すると慎重になるし。ようするに大人としての分別がついちゃった」
ダイアンがそのようにいいながらうなずいていた。
ダイアンと一緒にうなずいていた母がじっとリンダを見たあと口を開いた。
「それにね、マイケルって時間はかかるけど私が直してほしいと思うところをそれなりに直すのよ。全部じゃないけど。
離婚したり、夫のことは見限ってるけど子供のために離婚しない人なんかの話をきくと、夫がとにかく妻のいうことを聞こうとしないし変わらない。
たとえばマイケルって昔は開けたものを閉めない人だったのよ。でもいまはたまに閉め忘れるぐらいでしょう?」
「たしかに。お父さん、ちゃんと閉めてる」
リンダがいうと母が満足そうな表情をした。
「結婚した当時は本当にひどかった。でも閉めないことで他の人がけがをすると口酸っぱくいってたら納得したみたいで気をつけるようになった。
ほかのことも時間はかかるけど行動を変えてくれたのよ。そういう男の人って結構めずらしいみたい。女から言われたことをやりたくないっていう男のプライドで、俺は正しいと女の意見をいっさい聞かなかったりする」
ダイアンが「それ、うちの夫のこといってる?」と笑う。
「うちの夫はとくに仕事について私から意見をいわれるの嫌がる。商人として自分のやり方で成功してるから自信があるし、プライドをもっていて当然なんだけどね。
隣国で流行ってた女性の髪飾りを仕入れようとしてた時に、私がこの国で好まれる色が隣国とはちがうから色を変えた方がいいと言ったら口をだすなとすねちゃった。
従業員の女性にも色について指摘されたけど自分のやり方をつらぬいて損失だしたのよね。
そのことを私には黙ってたけど、ちがうことで気持ちが弱ってた時にぽろりと『あの時、ダイアンの意見をちゃんと聞けばよかった』といってたわよ」
くすくすとダイアンが思い出し笑いをする。そのとなりで母がため息をついた。
「マイケルの場合、男のプライドで強情をはったのがリンダの結婚よ。リンダが騎士と結婚したくないという気持ちを理解しようとしなかった。騎士の娘としてどれだけリンダが苦労したか分かってなかったからね」
思わぬところで自分の結婚の話がとびだしリンダはおどろいた。
「マイケルは父として娘に良い夫を選んだと思ってた。
自分が騎士として騎士の仕事に誇りをもってる。騎士は社会的な信用が高いし人から尊敬される。身元の確認がきびしい伯爵家でリンダが針子をできたのもマイケルがちゃんとした騎士だからよ。
仲の良い同僚の息子であるイーサンのことは子供の頃から知ってるし、イーサンも騎士だしこれ以上ない縁だと自信をもってた。
だからまさか自分の娘が騎士と結婚したくないというなんて思いもしなかったのよね」
母に言われ、リンダはあらためて「騎士と結婚したくない」という言葉がどれほど父を傷つけ怒りをかったか思い知る。
もし誰かが親からすすめられた結婚相手が針子だから嫌だといったら、リンダも自分がけなされたような気持ちになる。
父と話す時にリンダがちがう言い方をしていたら結果はちがっていたかもしれない。
「マイケルはリンダの結婚の時に男のプライドで最高潮に俺様になってたけど、リンダが離婚したいといった後から、なぜリンダが騎士と結婚したくないといったのかをようやく考えはじめた。
遅すぎなんだけど、マイケルなりに考えて反省してるみたいよ。自分がリンダにずっと我慢させて、寂しい思いをさせてきたと気付いた。
だからといってリンダにマイケルのことを許せといってるわけじゃないから。親も欠点がいっぱいあって、間違ったことをたくさんすると言いたかっただけ」
母が自分も欠点だらけで間違いだらけだからとしんみりした調子でつけくわえた。
「お母さんは、お父さんが迎えにくるから仕方なく帰るんじゃなくて、これからも一緒にいたいと思えるからだよね?」
「そうよ。あの仕事人間のマイケルがわざわざ迎えにくるのよ。長年つれそった妻にそこまでする夫の気持ちがうれしいじゃない」
母が満面の笑みをうかべた。
リンダは両親がつみかさねてきた信頼と愛情をみた気がした。
「そういえばリンダ、同僚の男の子から好かれてるって話はどうなったの?」
ダイアンにティモシーのことを聞かれおどろき母をみると、しまったという顔をした。母がティモシーのことをダイアンに話すとは思わなかったので裏切られた気分だ。
「別に何もありません。ただの同僚です」
「でも周りがリンダを好きだと気付いてるんでしょう? 気をつけた方がいいわよ。
リンダが夫と別居してるのを知ってるから寂しさにつけこもうとねらってるはず。
私も夫が出張の多い仕事をしているから、どうやって調べたんだと思うほど夫が出張してる時にまとわりついてくる男たちがいてうんざりしたもの。
人の弱みにつけこんだり、寂しさにつけこもうと近寄ってくる男はリンダが思う以上に多いとおぼえておくのよ。
寂しかったり、弱ってたりすると普段の自分ならやらないことをやってしまいがちだし」
ダイアンがリンダをしばらく見つめたあと、たとえ弱みにつけこまれたとしてもリンダの若さならそれも経験かなといった。
リンダはこれ以上ティモシーのことを聞かれたくないので母の話にもどした。
「そういえばお父さんが、けが以外で長期で仕事を休むのってはじめてじゃない?」
「いまごろ騎士団でマイケルの離婚の危機だと大騒ぎされてるわよ」
母が澄ました顔をした。
「きっとマイケル、イーサンがリンダを追いかけたのに触発されたのよ」ダイアンが意味ありげな笑みをみせた。
「イーサンはリンダが騎士の妻としてがんばっていたのを、離婚したいといわれるまで分からなかったお馬鹿さは許しがたいわよね。
でも反省して変わろうと努力しているのとか、リンダを追いかけてきたのは好感がもてる。リンダに一途だし。
同僚の男の子のことはぜんぜん知らないけど、リンダが既婚者だと知っていても自分の気持ちを押しつけないと気が済まない迷惑男なら問題外。
でも好きになってはいけない人を好きになって抑えきれない思いがつい態度にでてしまってるなら、なびいてしまいそうで危ないわよね。
普通にふるまいながらも気持ちがあふれて熱い目になってて、そんな目で見られたら彼の気持ちに応える気はなくても女心がくすぐられる。
若いと感情を上手く抑えられないし。なんかいいわよね、そういう静かで切ない思い」
母がダイアンにあきれた顔をしている。
リンダはイーサンに父のことを知らせなくてはと考えながら、そろそろ自分の今後について結論をだす必要があり気が重くなった。
子爵家に急ぎの伝言がとどき、リンダに会いたいといった母の第一声が、父、マイケルが王都にくるだった。
伝言をみて何かあったのではとリンダは不安にかられながら母の幼馴染み、ダイアンの家にきたのでほっとした。
「わざわざ迎えにこなくてもいいのにね」母が苦笑する。
「お父さん、よく休暇がとれたね。迎えにくるより私はそっちの方がびっくりだけど」
母がくすくす笑う。
「本当よね。いまごろ長期休暇をとるために必死で働いてるんだろうなあ。そこまでされたら帰るしかないかって感じ。もう少し王都にいたかったけど」
「何ほだされちゃってるのよ。このまま王都にいると断りなさいよ。せっかくたのしくやってるのに」ダイアンがふくれっ面でいう。
「お母さんはお父さんと離婚しないと決めたから帰るんだよね?」
リンダが聞くと「そういうこと」といい一度口をつぐんだあと、母が言葉をついだ。
「私がリンダのように若かったら離婚してやり直したかもしれないけど、さすがにこの歳で離婚する気力はないなあ。離婚して一人で生きていくのは寂しいし。
結局のところ離婚するほどマイケルのこと、きらいじゃないのよね」
意外だった。王都に来てから性格が変わったようになっていた母は、父を捨て新しい生活をはじめそうにみえた。
「――年を取ったと認めたくないけど、年を取ったということなのよね。
若い時に母が年齢を言い訳にしてやらなかったり、出来ないというのを情けないと思ってたけど、自分の体が変わってきて体力は落ちるし、気力はわかないしで、母の態度に納得がいったわ。
それに勢いだけでやらかした後のことを経験すると慎重になるし。ようするに大人としての分別がついちゃった」
ダイアンがそのようにいいながらうなずいていた。
ダイアンと一緒にうなずいていた母がじっとリンダを見たあと口を開いた。
「それにね、マイケルって時間はかかるけど私が直してほしいと思うところをそれなりに直すのよ。全部じゃないけど。
離婚したり、夫のことは見限ってるけど子供のために離婚しない人なんかの話をきくと、夫がとにかく妻のいうことを聞こうとしないし変わらない。
たとえばマイケルって昔は開けたものを閉めない人だったのよ。でもいまはたまに閉め忘れるぐらいでしょう?」
「たしかに。お父さん、ちゃんと閉めてる」
リンダがいうと母が満足そうな表情をした。
「結婚した当時は本当にひどかった。でも閉めないことで他の人がけがをすると口酸っぱくいってたら納得したみたいで気をつけるようになった。
ほかのことも時間はかかるけど行動を変えてくれたのよ。そういう男の人って結構めずらしいみたい。女から言われたことをやりたくないっていう男のプライドで、俺は正しいと女の意見をいっさい聞かなかったりする」
ダイアンが「それ、うちの夫のこといってる?」と笑う。
「うちの夫はとくに仕事について私から意見をいわれるの嫌がる。商人として自分のやり方で成功してるから自信があるし、プライドをもっていて当然なんだけどね。
隣国で流行ってた女性の髪飾りを仕入れようとしてた時に、私がこの国で好まれる色が隣国とはちがうから色を変えた方がいいと言ったら口をだすなとすねちゃった。
従業員の女性にも色について指摘されたけど自分のやり方をつらぬいて損失だしたのよね。
そのことを私には黙ってたけど、ちがうことで気持ちが弱ってた時にぽろりと『あの時、ダイアンの意見をちゃんと聞けばよかった』といってたわよ」
くすくすとダイアンが思い出し笑いをする。そのとなりで母がため息をついた。
「マイケルの場合、男のプライドで強情をはったのがリンダの結婚よ。リンダが騎士と結婚したくないという気持ちを理解しようとしなかった。騎士の娘としてどれだけリンダが苦労したか分かってなかったからね」
思わぬところで自分の結婚の話がとびだしリンダはおどろいた。
「マイケルは父として娘に良い夫を選んだと思ってた。
自分が騎士として騎士の仕事に誇りをもってる。騎士は社会的な信用が高いし人から尊敬される。身元の確認がきびしい伯爵家でリンダが針子をできたのもマイケルがちゃんとした騎士だからよ。
仲の良い同僚の息子であるイーサンのことは子供の頃から知ってるし、イーサンも騎士だしこれ以上ない縁だと自信をもってた。
だからまさか自分の娘が騎士と結婚したくないというなんて思いもしなかったのよね」
母に言われ、リンダはあらためて「騎士と結婚したくない」という言葉がどれほど父を傷つけ怒りをかったか思い知る。
もし誰かが親からすすめられた結婚相手が針子だから嫌だといったら、リンダも自分がけなされたような気持ちになる。
父と話す時にリンダがちがう言い方をしていたら結果はちがっていたかもしれない。
「マイケルはリンダの結婚の時に男のプライドで最高潮に俺様になってたけど、リンダが離婚したいといった後から、なぜリンダが騎士と結婚したくないといったのかをようやく考えはじめた。
遅すぎなんだけど、マイケルなりに考えて反省してるみたいよ。自分がリンダにずっと我慢させて、寂しい思いをさせてきたと気付いた。
だからといってリンダにマイケルのことを許せといってるわけじゃないから。親も欠点がいっぱいあって、間違ったことをたくさんすると言いたかっただけ」
母が自分も欠点だらけで間違いだらけだからとしんみりした調子でつけくわえた。
「お母さんは、お父さんが迎えにくるから仕方なく帰るんじゃなくて、これからも一緒にいたいと思えるからだよね?」
「そうよ。あの仕事人間のマイケルがわざわざ迎えにくるのよ。長年つれそった妻にそこまでする夫の気持ちがうれしいじゃない」
母が満面の笑みをうかべた。
リンダは両親がつみかさねてきた信頼と愛情をみた気がした。
「そういえばリンダ、同僚の男の子から好かれてるって話はどうなったの?」
ダイアンにティモシーのことを聞かれおどろき母をみると、しまったという顔をした。母がティモシーのことをダイアンに話すとは思わなかったので裏切られた気分だ。
「別に何もありません。ただの同僚です」
「でも周りがリンダを好きだと気付いてるんでしょう? 気をつけた方がいいわよ。
リンダが夫と別居してるのを知ってるから寂しさにつけこもうとねらってるはず。
私も夫が出張の多い仕事をしているから、どうやって調べたんだと思うほど夫が出張してる時にまとわりついてくる男たちがいてうんざりしたもの。
人の弱みにつけこんだり、寂しさにつけこもうと近寄ってくる男はリンダが思う以上に多いとおぼえておくのよ。
寂しかったり、弱ってたりすると普段の自分ならやらないことをやってしまいがちだし」
ダイアンがリンダをしばらく見つめたあと、たとえ弱みにつけこまれたとしてもリンダの若さならそれも経験かなといった。
リンダはこれ以上ティモシーのことを聞かれたくないので母の話にもどした。
「そういえばお父さんが、けが以外で長期で仕事を休むのってはじめてじゃない?」
「いまごろ騎士団でマイケルの離婚の危機だと大騒ぎされてるわよ」
母が澄ました顔をした。
「きっとマイケル、イーサンがリンダを追いかけたのに触発されたのよ」ダイアンが意味ありげな笑みをみせた。
「イーサンはリンダが騎士の妻としてがんばっていたのを、離婚したいといわれるまで分からなかったお馬鹿さは許しがたいわよね。
でも反省して変わろうと努力しているのとか、リンダを追いかけてきたのは好感がもてる。リンダに一途だし。
同僚の男の子のことはぜんぜん知らないけど、リンダが既婚者だと知っていても自分の気持ちを押しつけないと気が済まない迷惑男なら問題外。
でも好きになってはいけない人を好きになって抑えきれない思いがつい態度にでてしまってるなら、なびいてしまいそうで危ないわよね。
普通にふるまいながらも気持ちがあふれて熱い目になってて、そんな目で見られたら彼の気持ちに応える気はなくても女心がくすぐられる。
若いと感情を上手く抑えられないし。なんかいいわよね、そういう静かで切ない思い」
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