私の騎士、最後にひとつだけ約束してください。
亡国の姫セシルは、騎士であるテオと一緒に暮らしている。平穏な日々に満足していたセシルだが、テオに縁談が来ていることを知る。いつまでも一緒にいられないと気づいたセシルは、テオを解放しなければと悩むが……。芯の強い亡国の姫と穏やか敬語騎士による、平凡な日常ときどき微シリアスな両片想い。
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――
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『偽りの姫〜』が良すぎて幸せな余韻に浸りながらこちらを読み始めたのですが、切なさと二人がお互いを思う気持ちの愛おしさに胸がいっぱいです。テオがセシルの望みを勝手に推測して、これが幸せだと差し出したくないと言った言葉から深い愛情が伝わってきてたまらなくなったり、「ひそやかな誓い」で気づいたら膝に乗せられていた場面ではついニコニコしてしまったり…。続きも楽しみにしております。
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