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小噺(本編完結後)
新しい従者(本編完結後の祥と夏喃のお話)
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「人間の子供をおそばに置くと!?」
「……人間ではない。魔族混じりだ。……行く当てもないというし、命を助けてもらった。ならば望みを叶えるべきだろう」
祥が都に戻ってから数か月。迦陵頻伽の屋敷で、祥の言葉に侍従の文宣は悲鳴をあげた。
氷華も無事に後宮へ入り諸々が落ち着いたころ、祥は一人の黒髪の子供を屋敷に連れて来た。
黒髪黒目の、年は十五くらいの少年は名前を夏喃という。
女媧に――あの女の名前はわからずじまいだが――地底に落とされた祥と二郎が救命されたのはこの夏喃のおかげ。
なにか褒美がほしければやろう、と言った祥に夏喃は頭を下げた。
できれば側においてほしい、誠心誠意おつかえします……と。
「厄介な事をお約束なさいましたな……しかしその少年は……」
温和な侍従はちょっと考え込んだ。そう、夏喃は元々は「黒蛇」の仲間なのだ。
文宣や玲姫はその事情を知っているし、水玉が指を失った場所にもいた。
まずいか、と祥は考え二郎でさえ「どこかに仕官したいなら西にしろ、俺のところは魔族混じりも多いぞ」と勧めたのだが少年は平伏して動かず、祥も折れた。
情熱にほだされたというよりも、ふとした思い付きなのだが。
「私の側仕えには無理だが、引き取るのは悪くないと思ったんのだ。中身はどうであれ見た目の年は近いのだ。昴羽のそばづきにいだろう。それにあれば市井に詳しい。汝秀が街に降りるときの護衛にしようかと思ってな」
祥の腹心とも言っていい汝秀は体が弱い。弱いにもかかわらずふらふらと街に出ては無理をして体調を崩す。誰か供をつけよと言っても頑なに「私ごときのために、人手は不要」と拒絶する。
誰かを専属でつけたいと思っていたところだったのだ。
「……はあ、汝秀の。まあ……うーん、それは必要かもしれませんね」
祥の言葉に考え込んだ文宣はやがて諦めた。己の主が案外頑固で決めたことを曲げぬ、と知っているからかもしれない。
――居所や諸々、そのほかすべき仕事は私が決めますので、と言うのでそこは文宣に任せ、祥は子供を執務室に呼ぶと、言い聞かせた。
「いいか、夏喃。我らの寿命は人の子とは違う。――寂しい思いをするだろう。とりあえず、十年は面倒を見てやる」
「十年ですか?」
「うん」
跪いて聞く少年を立たせて椅子に座らせ、所在無げな様子を窺う。
「おまえ、生まれてから何年だ?」
「……大体、二十年にはなろうかと」
「父と母のどちらが魔族だ?」
「おそらく、父です。母は娼婦だったので。父は常連だった……と言っていたのは母ですが」
なるほど、と祥は頷く。遊びに来た魔族の男が娼婦に子を産ませた。よくある話ではある。
夏喃の見た目は十五くらいにみえる。半魔族、半神族がどういう成長をしてどういう寿命を辿るか……は、実際の所よくわからない。人と比べてこの少年の成長は少し遅いようだが、これからもずっとそうかはわからないのだ。人と同じく百年を満たない時を生きる者もいるし、成長も、寿命も、異能でさえ神族と変わらない者もいる。
大体三十年もたてば判別がつくようになるのだが……。
「おまえが人間の血が濃いのか、魔族の血が濃いのかは私にはわからぬ。――十年たって人の血が濃いようならば人間の信用できる家を紹介してやる」
夏喃は少しだけしょんぼりと肩を落とした。
子犬のようなやつだな、と笑って祥は夏喃の頭を撫でた。おずおずと夏喃が尋ねる。
「……魔族の血が濃いようならば、どうなりますか?」
「そうだな、その時は皇宮の衛士になるか、我が家で仕えるか。我が家臣の神族と同じように遇しよう……おまえがちゃんと学問にも武芸にも励めば、の話だ」
「励みます。天聖君のお役に立ちます」
くす、と祥は笑う。
「家内では尊称は不要だ。そうだな、旦那様とか殿とか。まあ、文宣と汝秀に学べ。汝秀の側についてあれを助けるように」
「畏まりました」
素直に夏喃は頭を下げた。
汝秀は最初「私ごときに従者など」渋っていたのだが、この少年がそもそも暗殺家業に従事していて、祥を殺そうとしていた。その罪滅ぼしに雇うのだ、というと、渋面になって「不埒者をみはります……」と怒っていた。
そういうために側につけたのではないのだがな、と苦笑しつつも見守っていたが、数か月を過ごすうち少年が余計な事を言わずに気が利いて、しかも体力があると気づいたらしい。
市井に降りるときは荷物持ちとして活用している。
少しずつ仲良くなっているようだ。
「水玉は嫌がらないか」
というのは不安だったのだが、慎ましい侍女は夏喃を嫌がりもせず、さりとて特別に目をかけるでもなく淡々と過ごしている。
玲姫を尋ねて離れに行くと、彼女は息子の昴羽と夏喃が碁を打っているのを眺めていた。
昴羽は学問はさぼりがちだが、碁はうまい。子供では相手にならないので、屋敷では一番強い母とよく打っているが……
夏喃は祥に気付くとあっと平伏しそうになったが、祥はそれを「そのまま」ととどめて少し離れたところに腰かける。
少年二人は盤面にまた視線を落とした。
玲姫が茶でも、と茶器を持って隣に座る。
「碁の情勢はどうです?」
祥は兄嫁に声を潜めて尋ねた。
「ふふ、残念ながら昴羽の勝ち。夏喃は腹芸ができなくて駄目ねえ」
「従者には向きませんか?」
「そうでもないわ。素直だし、一生懸命だし、悪戯をする昴羽を叱るし。いい子よ」
「そうか、それはよかった」
玲姫が首を傾げる。
「どうして、あの子を迎え入れたのです。真君に預けてもよかったでしょうに」
「……そうですね」
祥は茶を含んだ。
「あれは……昴羽とは対照的な子供だから。そういう者がいるのだと、昴羽にも知ってほしかったからでしょうか」
半分人間で、貧しい生まれで、傷ついて生きて来た。
迦陵頻伽の一族は、他種族と交わるとその子供は、特性を失う。ゆえに婚姻は一族内で行うことが多く、他の神族と比べて閉鎖的だ。
祥は崑崙では色々な神族と交流していたが――一族の多くはそうではない。
閉鎖的な考えを持つのはよいことではない。今は皇帝の庇護があるからよいが、次代の皇帝からも同じものを得られるとは限らない。
その時に一斉に他の神族から「敵だ」と認識されれば……、と暗い思考に陥りそうになるのをいったん止めて、祥は笑った。
「いろいろなものと触れ合って、昴羽には良き首長となってほしいのです……」
唯月のかけた呪いが、愛しい甥に及ばないことを願う。
彼が成長して立派な大人になることを望む。
玲姫はそっと袖で目じりをふいて、本当にと微笑んだ。
「色々な方に目を剥けるようになったのは、祥様にとってもよいこと。ご友人の影響かしら」
ごふっ、と予想だにしないことを言われて祥は咳きこんだ。
「……な、なんで二郎の事がここに出てくるのです」
「あら?二郎だなんて。お親しいのねえ。……真君の事だとは言っていませんよ!ほほ」
楽し気な義姉に違います!!と食い気味に否定してから祥はふん、と鼻を鳴らした。
その自称友人――と同時になにやらいかがわしいことを誘ってくる――そしてそれにながされる祥が悪いのだが――がそろそろ酒でも飲もうと使いを寄越していたのを思い出した。
すぐに返事をすれば、俺に会いたくてたまらなかっただろう、などと軽口を叩くのが目に浮かんで腹が立つ。
どう返事をしようか、いかに焦らしてやろうか……
などと平和な事を考えつつ、祥はもう一口、甘い茶を口に含んだ。
「……人間ではない。魔族混じりだ。……行く当てもないというし、命を助けてもらった。ならば望みを叶えるべきだろう」
祥が都に戻ってから数か月。迦陵頻伽の屋敷で、祥の言葉に侍従の文宣は悲鳴をあげた。
氷華も無事に後宮へ入り諸々が落ち着いたころ、祥は一人の黒髪の子供を屋敷に連れて来た。
黒髪黒目の、年は十五くらいの少年は名前を夏喃という。
女媧に――あの女の名前はわからずじまいだが――地底に落とされた祥と二郎が救命されたのはこの夏喃のおかげ。
なにか褒美がほしければやろう、と言った祥に夏喃は頭を下げた。
できれば側においてほしい、誠心誠意おつかえします……と。
「厄介な事をお約束なさいましたな……しかしその少年は……」
温和な侍従はちょっと考え込んだ。そう、夏喃は元々は「黒蛇」の仲間なのだ。
文宣や玲姫はその事情を知っているし、水玉が指を失った場所にもいた。
まずいか、と祥は考え二郎でさえ「どこかに仕官したいなら西にしろ、俺のところは魔族混じりも多いぞ」と勧めたのだが少年は平伏して動かず、祥も折れた。
情熱にほだされたというよりも、ふとした思い付きなのだが。
「私の側仕えには無理だが、引き取るのは悪くないと思ったんのだ。中身はどうであれ見た目の年は近いのだ。昴羽のそばづきにいだろう。それにあれば市井に詳しい。汝秀が街に降りるときの護衛にしようかと思ってな」
祥の腹心とも言っていい汝秀は体が弱い。弱いにもかかわらずふらふらと街に出ては無理をして体調を崩す。誰か供をつけよと言っても頑なに「私ごときのために、人手は不要」と拒絶する。
誰かを専属でつけたいと思っていたところだったのだ。
「……はあ、汝秀の。まあ……うーん、それは必要かもしれませんね」
祥の言葉に考え込んだ文宣はやがて諦めた。己の主が案外頑固で決めたことを曲げぬ、と知っているからかもしれない。
――居所や諸々、そのほかすべき仕事は私が決めますので、と言うのでそこは文宣に任せ、祥は子供を執務室に呼ぶと、言い聞かせた。
「いいか、夏喃。我らの寿命は人の子とは違う。――寂しい思いをするだろう。とりあえず、十年は面倒を見てやる」
「十年ですか?」
「うん」
跪いて聞く少年を立たせて椅子に座らせ、所在無げな様子を窺う。
「おまえ、生まれてから何年だ?」
「……大体、二十年にはなろうかと」
「父と母のどちらが魔族だ?」
「おそらく、父です。母は娼婦だったので。父は常連だった……と言っていたのは母ですが」
なるほど、と祥は頷く。遊びに来た魔族の男が娼婦に子を産ませた。よくある話ではある。
夏喃の見た目は十五くらいにみえる。半魔族、半神族がどういう成長をしてどういう寿命を辿るか……は、実際の所よくわからない。人と比べてこの少年の成長は少し遅いようだが、これからもずっとそうかはわからないのだ。人と同じく百年を満たない時を生きる者もいるし、成長も、寿命も、異能でさえ神族と変わらない者もいる。
大体三十年もたてば判別がつくようになるのだが……。
「おまえが人間の血が濃いのか、魔族の血が濃いのかは私にはわからぬ。――十年たって人の血が濃いようならば人間の信用できる家を紹介してやる」
夏喃は少しだけしょんぼりと肩を落とした。
子犬のようなやつだな、と笑って祥は夏喃の頭を撫でた。おずおずと夏喃が尋ねる。
「……魔族の血が濃いようならば、どうなりますか?」
「そうだな、その時は皇宮の衛士になるか、我が家で仕えるか。我が家臣の神族と同じように遇しよう……おまえがちゃんと学問にも武芸にも励めば、の話だ」
「励みます。天聖君のお役に立ちます」
くす、と祥は笑う。
「家内では尊称は不要だ。そうだな、旦那様とか殿とか。まあ、文宣と汝秀に学べ。汝秀の側についてあれを助けるように」
「畏まりました」
素直に夏喃は頭を下げた。
汝秀は最初「私ごときに従者など」渋っていたのだが、この少年がそもそも暗殺家業に従事していて、祥を殺そうとしていた。その罪滅ぼしに雇うのだ、というと、渋面になって「不埒者をみはります……」と怒っていた。
そういうために側につけたのではないのだがな、と苦笑しつつも見守っていたが、数か月を過ごすうち少年が余計な事を言わずに気が利いて、しかも体力があると気づいたらしい。
市井に降りるときは荷物持ちとして活用している。
少しずつ仲良くなっているようだ。
「水玉は嫌がらないか」
というのは不安だったのだが、慎ましい侍女は夏喃を嫌がりもせず、さりとて特別に目をかけるでもなく淡々と過ごしている。
玲姫を尋ねて離れに行くと、彼女は息子の昴羽と夏喃が碁を打っているのを眺めていた。
昴羽は学問はさぼりがちだが、碁はうまい。子供では相手にならないので、屋敷では一番強い母とよく打っているが……
夏喃は祥に気付くとあっと平伏しそうになったが、祥はそれを「そのまま」ととどめて少し離れたところに腰かける。
少年二人は盤面にまた視線を落とした。
玲姫が茶でも、と茶器を持って隣に座る。
「碁の情勢はどうです?」
祥は兄嫁に声を潜めて尋ねた。
「ふふ、残念ながら昴羽の勝ち。夏喃は腹芸ができなくて駄目ねえ」
「従者には向きませんか?」
「そうでもないわ。素直だし、一生懸命だし、悪戯をする昴羽を叱るし。いい子よ」
「そうか、それはよかった」
玲姫が首を傾げる。
「どうして、あの子を迎え入れたのです。真君に預けてもよかったでしょうに」
「……そうですね」
祥は茶を含んだ。
「あれは……昴羽とは対照的な子供だから。そういう者がいるのだと、昴羽にも知ってほしかったからでしょうか」
半分人間で、貧しい生まれで、傷ついて生きて来た。
迦陵頻伽の一族は、他種族と交わるとその子供は、特性を失う。ゆえに婚姻は一族内で行うことが多く、他の神族と比べて閉鎖的だ。
祥は崑崙では色々な神族と交流していたが――一族の多くはそうではない。
閉鎖的な考えを持つのはよいことではない。今は皇帝の庇護があるからよいが、次代の皇帝からも同じものを得られるとは限らない。
その時に一斉に他の神族から「敵だ」と認識されれば……、と暗い思考に陥りそうになるのをいったん止めて、祥は笑った。
「いろいろなものと触れ合って、昴羽には良き首長となってほしいのです……」
唯月のかけた呪いが、愛しい甥に及ばないことを願う。
彼が成長して立派な大人になることを望む。
玲姫はそっと袖で目じりをふいて、本当にと微笑んだ。
「色々な方に目を剥けるようになったのは、祥様にとってもよいこと。ご友人の影響かしら」
ごふっ、と予想だにしないことを言われて祥は咳きこんだ。
「……な、なんで二郎の事がここに出てくるのです」
「あら?二郎だなんて。お親しいのねえ。……真君の事だとは言っていませんよ!ほほ」
楽し気な義姉に違います!!と食い気味に否定してから祥はふん、と鼻を鳴らした。
その自称友人――と同時になにやらいかがわしいことを誘ってくる――そしてそれにながされる祥が悪いのだが――がそろそろ酒でも飲もうと使いを寄越していたのを思い出した。
すぐに返事をすれば、俺に会いたくてたまらなかっただろう、などと軽口を叩くのが目に浮かんで腹が立つ。
どう返事をしようか、いかに焦らしてやろうか……
などと平和な事を考えつつ、祥はもう一口、甘い茶を口に含んだ。
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凄く良かったです‼︎祥が全然強くなさそうで、でも強いところ(剣術も心も)がツボでした。
そして、続きが気になり過ぎて……
祥と二郎のこれからや昴羽くんや夏喃のその後、蓮の正体などなど。
お忙しいと書かれていらっしゃったので、いつでも構いませんので、続編をお恵みくださいませ。
これからも応援しております。
わあ!感想ありがとうございます!!嬉しい!!
割と強い(物理的に)二人なので、もうちょっとだけ活躍させてみたいなあと思っております〜。また時間ある時に書きたいなと・:*+.\(( °ω° ))/.:+
ああああ、ごめんなさい🙏🙇♀️
ふりがなはいっぱいふってます……!